6公開授業② 年1組/1 年 2 組 外国語活動指導案 外国語活動指導案 6年1組 ・1年2組 東口 貴彰 東口 貴彰 1.単元名 「Hirano English Land 〜英語ランドに 1 年生を招待しよう!〜」 2.単元設定の理由 (1)単元について 6 年生はこれまで、オーストラリアとの海外交流を通し、オーストラリアの友達と手紙やビデオ レターの交換を行ってきた。この交流を通し、相手のことを知りたいという好奇心から、様々な英 単語や英語表現を調べたり、ALT に質問したりすることで、たくさんの英語表現を知ってきた。さ らに、相手への質問だけではなく、自分のことも相手に伝えたいという意欲から、様々な工夫をし、 ビデオレターや手紙を送った。ただ英語表現を覚えるだけでなく、うまく伝えにくいと感じれば、 実物を用意したり、実際にやってみせたり、ジェスチャーをしたりといった言葉によらないコミュ ニケーションの幅も自ら広げていった。 さて、本単元は「Hirano English Land 〜英語ランドに 1 年生を招待しよう!〜」と題し、今ま で外国語活動で学習してきた英語を小学 1 年生(以下、 「1 年生」とする。 )に伝えることをねらい としている。6 年生は昨年度、中学 1 年生(以下「中学生」とする。 )との交流を行うことで、お互 いの良さを認めつつ、中学生のようになりたいという憧れを持つことができた。逆に中学生は、小 学生の元気だった自分の姿を思い返し、小学生の積極的なジェスチャーを真似したい等の感想を持 った。このように、縦のつながりを意識した学習をおこなったことで、双方の学習意欲が高まった と言える。そこで本単元では、昨年度とは違う先輩という立場で1年生をリードし、外国語を使っ た活動内容を考え、交流する場を設定した。1年生とともに活動することで外国語活動に必要な積 極性を見出し、そこから新たな好奇心が生まれ、学びを創り続けていけると考える。具体的には、 6年生は発達段階から、友だち同士での活動に少し恥ずかしさを感じてしまう子どももいるが、入 学当初から関わりの深い1年生との活動を設定することで、 「1年生が英語を楽しむために、楽しい 英語の歌を練習して、一緒に歌ってあげたいな」 「こんな英語表現を使って一緒に活動をしたいな。」 等の好奇心が生まれ、積極的に新たな英語表現を調べたり、英語をより分かりやすく相手に伝える ために工夫しようとしたりといった探究心が生まれるのではないかという仮説を立てたからである。 また1年生では、本校特別活動の各論に基づいて、特別活動の時間に位置づけ、上級生の姿を見 ることで、 「あこがれ」の気持ちを育んでいくことをねらいとしている。1年生にとっても、6年生 との活動に親しみを持つだけでなく、英語を使って活動をする先輩の姿を見て、 「お兄ちゃん、お姉 ちゃんはすごい。 」 「僕たちも英語を話せるようになりたいな。」等、高学年への憧れを抱き、そこか ら外国語活動に対する興味や関心につなげていけるようにしたい。 本単元で大切にしたいことは、以下のとおりである。1点目は、今までに学習してきた英語表現 を使うだけではなく、1年生を楽しませるために、グループごとに内容を考えたり、調べたりする 中で、学びを深めていく場面である。1年生を楽しませるという共通の目的から好奇心が生まれ、 友達同士で協力して学びを創り続けていくことができるようにしていきたい。その際、電子機器や 辞書、ワークシートを用意したり、ALT のアドバイスの機会を設けたりすることで、学びを創り続 けるための工夫をしていきたい。2点目は、実際に1年生を目の前にし、喜んだり戸惑ったりする 様子を見て、コミュニケーションの仕方を自ら工夫していく場面である。高学年同士では、諦めて しまうような場面であっても、1年生を相手にすることで、頑張ってジェスチャーを使ったり、よ り大きな声で話したりと、外国語活動で必要な積極性が見出せるようにしていきたい。そして、こ の活動により生まれた達成感から、さらに外国語を使うことの楽しさを見出し、次の単元へつなが るようにしていきたいと考える。 場所 第 1 多目的室 場所 第1多目的ルーム — 172 — (2)単元の目標 ○英語の歌や絵本など、グループで調べたり練習したりした英語を 1 年生に伝えることができる。 (興味・関心) ○ グループで協力し、友だちとアドバイスをしたり、1年生の気持ちを考えたりしながら、積極 的に英語活動をよりよいものにしようとしている。 (人間関係) ○1 年生に分かりやすく英語を伝えるために、アイスグッジェ(アイコンタクト、スマイル、グッ ドボイス、ジェスチャー)を使うことができる。 (表現力) ○1 年生に英語を伝えるのに必要な単語やフレーズを選び、それらを使うことができる。 (ことば) (3)活動構成の仮説 ○異学年交流を通して生まれる「学びの必然性」 。 低学年とともに活動することで「こんな英語表現を使って一緒に活動をしたいな。 」「どんなふ うに伝えたらわかりやすいかな?」 「1年生が英語を楽しむために、こんな楽しい英語の歌を練習 して、一緒に歌ってあげたいな」等、そこから新たな英語表現を調べたり、英語をより分かりや すく相手に伝えるために工夫しようとしたりするようになると考える。 3.指導計画(全5時間) 《本時 第5時》 時 1 活 動 子どもの意識の流れ 指導上の留意点 ・ 英語の歌やクイズなど、実際に色々 英語ランド ・ 1年生とどんなことをして楽しもうかな。 の計画を立 ・ 英語のいろんなあいさつを教えてあげたいな。 な活動を自分たちが体験することで、 てよう。 ・ 英語で足し算や引き算はできないかな。 活動の視野を広げられるようにする。 ・ どんな英語を使おうかな!調べてみよう! ・ どんな英語ランドにしたいか、交流 ・ 英語の歌で一年生を盛り上げたいな。 する時間を設ける。 ・ 1年生に絵本をよんであげよう。 ・ どんなものを準備すれば、1年生は喜ぶかな。 ・ 一年生に好きな事をインタビューして、それをもとに準備をした いな。 ・ 1年生に招待状を作ろう! 2 ・ iPad や辞書等を活用し、英語表現 英語ランド ・ 調べてみると、こんな英語の遊びがあったよ。 の準備をし ・ 踊りながら楽しめる英語の歌があったよ! や活動内容を進んで調べられるよう よう。 ・ “Hello!” “How are you?” “I’m happy!”など、簡単な英 にする。 語だったら、1 年生でもわかるかな! ・ 写真や映像も用意すると、1年生は喜んでくれるかな。 ・ 1年生は、動物を英語で言えるみたいだから、動物園をしてあげ よう。 3 英語ランド ・ どんな風に話せば1年生に伝わりやすいかな。 4 のリハーサ ・ 1年生が楽しく歌を歌うために、自分たちももっと積極的に歌お ルをしよう。 ・ どうすれば、1年生が楽しんで活動 に参加できるか、友だちと交流する時 間を設ける。 う。 ・ 招待状を渡したら、1年生がとても楽しみにしていたから、もっ ・ 1年生が英語ランドを楽しみにして いるビデオを見せることで、6年生の と楽しくなる工夫をしよう! ・ 1年生がきたときに、英語で声をかけてみよう!どんな英語にす 意欲を高められるようにする。 ・ グループ間交流を行い、アドバイス るか、調べてみよう! ・ 他のグループの活動内容も知りたいな。 をし合う時間を設ける。 ・ 英語の本を読む時に、もうすこしはっきり、気持ちを込めて読ん でみよう! 5 英語ランド 本 に一年生を 時 招待しよう。 ・ 自分たちのブースにきた1年生に、英語を上手く伝えられるか ・ より活動に意欲的に参加できるよう に、1年生に feeling カードを渡して な。 ・ 1年生が元気に英語を話しているから、自分たちももっと頑張っ もらい、感想を言ってもらう機会を設 ける。 て大きな声をだそう! ・ 1年生に分かりやすいように、丁寧に説明しよう。 — 173 —
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