AdRem NetCrunch V6J リリースノート

AdRem NetCrunch V6J (6.x)
リリースノート
AdRem NetCrunch V6J
NetCrunch V6J リリースノート
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NetCrunch V6J リリースノート
1.
NETCRUNCH V6J について ................................................................................... 1
1.1. プログラムエディション .............................................................................................. 1
1.2. プログラム構成 ...................................................................................................... 1
1.3. インストーラー構成 .................................................................................................. 2
2.
NETCRUNCH V6J の基本的な利用形態 ..................................................................... 3
2.1. 単一の NETCRUNCH サーバー ..................................................................................... 3
2.2. 複数の NETCRUNCH サーバー ..................................................................................... 3
3.
3.1.
3.2.
3.3.
3.4.
3.5.
3.6.
4.
新しい機能 ........................................................................................................... 4
新しいイベントデータベースサーバー ..............................................................................
WEB アクセスの機能拡張 ...........................................................................................
MIB コンパイラーの機能拡張 ......................................................................................
その他 ................................................................................................................
V6.5.4J にて改良された機能......................................................................................
V6.5.6J にて改良された機能......................................................................................
修正された問題 ...................................................................................................... 6
4.1. V6.0.2J にて修正された問題......................................................................................
4.2. V6.0.3J にて修正された問題......................................................................................
4.3. V6.0.4J にて修正された問題......................................................................................
4.4. V6.5.4J にて修正された問題......................................................................................
4.5. V6.5.6J にて修正された問題......................................................................................
4.6. V6.5.8J にて修正された問題......................................................................................
4.7. V6.5.9J にて修正された問題......................................................................................
4.8. V6.5.93J にて修正された問題 ....................................................................................
4.9. V6.5.94J にて修正された問題 ....................................................................................
4.10.
V6.5.95J にて修正された問題 .............................................................................
5.
4
4
4
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5
5
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6
6
6
7
7
7
8
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8
既知の問題 .......................................................................................................... 9
5.1. ドメイン環境の WINDOWS パフォーマンスカウンタ監視問題 .................................................... 9
5.2. レポートの文字化け ................................................................................................ 10
5.3. その他 ............................................................................................................... 10
NetCrunch V6J リリースノート
1. NetCrunch V6J について
AdRem NetCrunch は、ネットワークのビジュアライゼーションと詳細なアラート、レポートメカニズムを組み合わ
せた、統合ネットワーク監視アプリケーションです。
1.1. プログラムエディション
本文書では、AdRem NetCrunch バージョン 6.5.95.2353 (以下 6.x) について記載しております。
AdRem NetCrunch 6.x には次のエディションがあります。


Premium
PremiumXE
1.2. プログラム構成
AdRem NetCrunch 6.x は新しくサーバー/クライアント構成が採用されております。Premium/PremiumXE
は次のプログラムコンポーネントによって構成されております。

AdRem NetCrunch サーバー
全てのコンポーネント(AdRem NetCrunch アドミニストレーションコンソール、AdRem NetCrunch Web
サーバー、AdRem NetCrunch コネクションブローカー)と作成されたネットワークアトラスの全てのデータを保
存するデータベースを含みます。このコンポーネントは、Windows オペレーティングシステム(詳細はシステム
要件をご参照ください)が動作しているマシン上にインストールすることができます。ユーザーの必要に応じて、
複数のマシンに、複数の NetCrunch サーバーをインストールすることができます。各 NetCrunch サーバー
はリモートから Web アクセス(Web ブラウザ経由でのアクセス)、または NetCrunch アドミニストレーションコ
ンソールを用いて、接続することができます。Web アクセスは NetCrunch サーバーに設定されている各ユー
ザーの資格情報を使用して接続します。NetCrunch アドミニストレーションコンソールは、NetCrunch コネクシ
ョンブローカーを用いて NetCrunch に指定されている資格情報を確認して接続します。そのため、各
NetCrunch サーバーはインストール時にユーザーによって指定された特有の資格情報を持ちます。各資格情
報はリモートにある Windows マシンにインストールされている複数の NetCrunch アドミニストレーションコンソ
ールで同時接続するために使用されます。NetCrunch サーバーの資格情報は NetCrunch コネクションブロ
ーカーに確認されます。そして、NetCrunch アドミニストレーションコンソールは NetCrunch サーバーに直接
接続されます。

AdRem NetCrunch アドミニストレーションコンソール
ネットワーク監視に関係する全てのタスクを管理するためのグラフィカル・ユーザー・インターフェースを提供し
ます。NetCrunch アドミニストレーションコンソールと NetCrunch コネクションブローカーは NetCrunch サー
バーコンポーネントから分割されたインストーラーが提供されます。そのため、Windows オペレーティングシス
テムが動作している複数のマシン上に NetCrunch アドミニストレーションコンソールをインストールすることがで
きます。また、ユーザーは監視するネットワークの中に複数の NetCrunch サーバーをインストールすることが
できます。複数のコンソールをリモートマシン上で同時実行することができます。この場合、異なる NetCrunch
サーバーと NetCrunch サーバーからのイベント通知受信を独立して接続することができます。NetCrunch サ
ーバーと NetCrunch アドミニストレーションコンソールの間の接続には NetCrunch コネクションブローカーが
使用されます。

AdRem NetCrunch コネクションブローカー
NetCrunch サーバーと NetCrunch アドミニストレーションコンソールとの間に接続を確立します。
NetCrunch コネクションブローカーは、NetCrunch サーバーと NetCrunch アドミニストレーションコンソール
のインストールとともにインストールされます。もし、リモートマシン上に分割してインストールされた場合は、
NetCrunch アドミニストレーションコンソールに含まれます。NetCrunch コネクションブローカーは次のタスク
を提供します。
1
NetCrunch V6J リリースノート
-NetCrunch サーバーの資格情報を確認することで、NetCrunch サーバーと NetCrunch アドミニストレ
ーションコンソールとの間に接続を確立します。
-接続している全ての NetCrunch サーバーからのデスクトップ通知の表示を NetCrunch アドミニストレー
ションコンソールが動作しているマシン上に表示します。
-NetCrunch サーバーと資格情報のリストを管理します。

AdRem NetCrunch Web サーバー
リモートマシンから Web ブラウザを通じて NetCrunch サーバーにアクセスします。NetCrunch サーバーと
ともに提供されます。
1.3. インストーラー構成
AdRem NetCrunch 6.x Premium/PremiumXE は、次の 2 つのインストーラーにより提供されています。

NCServer6Premium.exe
AdRem NetCrunch サーバーをローカルサーバーマシンにインストールします。アドミニストレーションコンソ
ール、コネクションブローカー、Web サーバーを含んでいます。ローカルサーバー上でユーザーインターフェース
を利用する場合は、このインストーラーのみで全ての機能をインストール可能です。

NCConsole6Premium.exe
アドミニストレーションコンソール、コネクションブローカーをリモートマシンにインストールします。他のマシンに
インストールされた任意の NetCrunch サーバーに接続し、グラフィカルユーザーインターフェースによる管理機
能を使用することが出来ます。アドミニストレーションコンソール、コネクションブローカーは監視機能自体は提供
されない為、必ず NetCrunch サーバーがインストールされたサーバーマシンに接続して使用します。
Windows マシン 1
リモートマシン 3
Web ブラウザ
ユーザー2 – Windowsマシン1上の
NetCrunchに接続
NetCrunch サーバー 1
NetCrunch
Web サーバー
NetCrunch
コネクションブローカー
NetCrunch アドミニストレーション
コンソール
Web ブラウザ
ユーザー3 – Windowsマシン2上の
NetCrunchに接続
Web ブラウザ
ユーザー1 – ローカルマシン上の
NetCrunchに接続
Windows マシン 2
リモートマシン 4
Web ブラウザ
ユーザー4 – Windowsマシン2上の
NetCrunchに接続
NetCrunch サーバー 2
NetCrunch
Web サーバー
NetCrunch
コネクションブローカー
NetCrunch アドミニストレーションコンソール
2
リモートWindows
マシン1
NetCrunch アドミニストレーション
コンソール
NetCrunch サーバー1
に接続されているコンソール
NetCrunch サーバー2
に接続されているコンソール
NetCrunch コネクションブローカー
リモートWindows
マシン2
NetCrunch アドミニストレーション
コンソール
NetCrunch サーバー2
に接続されているコンソール
NetCrunch コネクションブローカー
NetCrunch V6J リリースノート
2. NetCrunch V6J の基本的な利用形態
NetCrunchV6J で導入されたクライアント/サーバーキテクチャにより、企業が持つ様々なネットワーク環境に
対応した監視機能を利用することができます。
2.1. 単一の NetCrunch サーバー
1 つの NetCrunch V6J Premium 又は PremiumXE のライセンスをご購入いただいた場合、1 つのサーバーマ
シンにのみインストールすることができます。サーバーが管理者の方が常在する場所に置かれ、直接マシンのローカル
コンソールを利用する場合は、NetCrunch サーバー上にインストールされたアドミニストレーションコンソールにより管
理することが出来ます。サーバーの設置場所とは異なる場所で管理を行いたい場合は、管理する場所のリモートマシン
にインストールした NetCrunch アドミニストレーションコンソールから利用することが可能です。同様に、リモートマシン
上の Web ブラウザから NetCrunch の機能を利用することが出来ます。なお、アドミニストレーションコンソールは全
ての機能が利用できますが、Web ブラウザによるアクセスの場合は、一部の設定機能等が制限されています。
1 つの NetCrunch サーバーに対して、複数のリモートマシンからアドミニストレーションコンソールや Web ブラウ
ザからアクセスすることも可能です。アドミニストレーションコンソールか Web ブラウザかによらず、同時に2つ以上の
アクセスを行う場合は、オプションのリモートアクセスライセンスのご購入が必要です。
2.2. 複数の NetCrunch サーバー
リモートマシンにインストールしたアドミニストレーションコンソールから、別々の複数の NetCrunch サーバーに接
続し、使用することが出来ます。リモートマシンのアドミニストレーションコンソールと同時にインストールされるコネクショ
ンブローカーを使用して、接続する NetCrunch サーバーの IP アドレスや認証情報を設定し、また切り替えを行います。
Webブラウザを通じてNetCrunchサーバーに
リモートアクセス
企業ネットワーク
NetCrunch アドミニストレーションコンソール
-リモート Windowsマシン上にインストール
マーケティング&
営業部
マネージメントオフィス
NetCrunch アドミニストレーションコンソール
-リモートWindowsマシン上にインストール
IT部
製品別マップ
NetCrunch アドミニストレーションコンソール
-NetCrunch サーバーがインストール
されているマシン上で操作
インターネット
インターネット
サーバールーム
Webブラウザを通じてNetCrunchサーバーに
リモートアクセス
3
NetCrunch V6J リリースノート
3. 新しい機能
3.1. 新しいイベントデータベースサーバー
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データベース容量の上限を 128GB まで拡張
バックアップの高速化
3.2. Web アクセスの機能拡張
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イベントログ、ノードノートのリスト上での複数行選択
イベントログのアラートコンテキストメニュー(右クリックメニュー)への機能追加
接続認証情報のコンピュータへの記憶
AJAX を用いたユーザーインターフェースの高速化
ノードのアラートメニュの追加(未確認イベントの表示、(未確認イベントを)全て確認、保留アラートのクリア)
マップのズーム機能の強化
複数のノードステータス画面の表示対応
イベントログ画面の別ウィンドウへの表示
日・週・月カレンダーでの選択機能強化
チャートのゲージレイアウトの拡張
テーブル表示での、列項目表示・グループ化表示の強化
3.3. MIB コンパイラーの機能拡張
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

SNMP タイプの拡張
MIB ブラウズの高速化
MIB データベースの機能拡張(追加 MIB モジュールの別ファイルへの分割など)
MIB モジュールのインポート・エクスポート
MIB データベースのサイズ縮小化
3.4. その他
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Windows ノードの基本的なインベントリ情報の収集、マップ表示機能
マップ定義のインポート、エクスポート
安定化とスケーラビリティの強化
NetCrunch サーバーのインストール対応 OS の変更
• Windows Server 2003 SP2
• Windows Server 2008
アドミニストレーションコンソールのインストール対応 OS
• Windows XP SP3
• Windows Vista SP2
• Windows 7
カスタムレポートテンプレートの作成
年間レポートの作成
SNMP 情報表示の強化
4
NetCrunch V6J リリースノート
3.5. V6.5.4J にて改良された機能
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ネットワーク検出ウィザード-ウィザードを単純化、スキャン範囲を最大 30 ホップに拡張
新しいダッシュボードレイアウト-アトラス、マップのサマリを再構築。アトラス、マップ、監視ポリシーの新しい
ダッシュボードレイアウトは、重要なネットワーク監視要素の概要を表示
強化されたイベントログウィンドウ-アラートの発生時刻によるグループ化。プレビューの表示位置(下、右、
左)の選択
パフォーマンスビューのチャート、ゲージの改良
アトラスツリーフィルタリングの強化
ユーザーインターフェースの改良: 詳細表示でのグループ化
ビューのナビゲーションとツールバーの改良
3.6. V6.5.6J にて改良された機能


プログラムの安定性の改良
規模の大きいネットワークを監視している場合の CPU 使用率の改良
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NetCrunch V6J リリースノート
4. 修正された問題
4.1. V6.0.2J にて修正された問題
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NetCrunch をサービスインストールした場合、Windows のログオフを行うと、再度ログインした際に
NetCrunch の画面が表示されないことがある
Web ページ監視イベントが発生した場合、イベントログに情報が記述されない
拡張ネットワーク監視イベントが発生した場合、イベントログに情報が記述されない
4.2. V6.0.3J にて修正された問題
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アドミニストレーションコンソールに警告メッセージが表示されている間、Web アクセスの画面は更新されない
イベントログに追加したフィルタが適用されない
インベントリが取得できないノードに対して[インベントリの表示]を行うと、データベースへの接続が切断され
たというメッセージが表示される
マップの編集を行うと、アトラスの保存ができない
低速のネットワーク接続を通して Windows パフォーマンスカウンタのリストが読み込まれると、プログラムエラ
ーが出力される
リモートアクセスライセンスの保守期限が 12/30/1899 と表示される
保守期限が終了すると、リモートアクセスライセンスが適用されなくなる
コネクションブローカーに誤った接続数が表示される
[ノードサービスイベントを抑制]が有効のとき、発生したアラートがクリアされない
[アラート通知]ウィンドウにて[常に表示]が有効のとき、イベントプレビューがアラート通知ウィンドウの裏に表
示される
ネットワークの検出が行えない場合がある
V5 からのアップグレード時にデータ保管フォルダを変更した場合、V5 のアトラスが引き継がれない
4.3. V6.0.4J にて修正された問題
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デバイスリストのアップデートを実行した後、新しいデバイス定義が利用できなくなる
イベントログに追加したフィルタが適用されない
白紙マップを作成、編集した際に、エラーが発生することがある
NetCrunch が新しい日本語版のプログラムを見つけたとき、英語版のインストールファイルをダウンロードす
る
ページャーアクションを実行することができない
イベントログのビューの選択にて、アプリケーショングループにカスタマイズしたイベントを選択できないことが
ある
ソフトウェア監査エラーが発生し、インベントリ監査が正常に動作しない
SNMP トラップの転送が動作しない
物理セグメントマップのマップリンクのプレビュー画面が表示されない
「共有ビジュアルマップ」オプションを有効/無効とした後、カスタムレイアウトを保存することができない
NetCrunch イベントログの所有者の名前が長い場合、データベースエラーが発生する
4.4. V6.5.4J にて修正された問題
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SNMP ビューエディタにてパネルの名前を変更すると、エラーが発生する
低バンド幅接続をとおして Windows カウンタのリストをロードすると、エラーが発生する
大きいサイズの画像をアイコンに追加すると、エラーが発生する
ハートビートイベントが数日で稼動を停止する
NetCrunch サーバーを再起動後、イベントログフィルターの定義が消去される
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NetCrunch V6J リリースノート
4.5. V6.5.6J にて修正された問題
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監視問題ウィンドウからノードのプロパティを開くと、プログラムエラーが発生する
データの保存中にプログラムエラーが発生すると、データの喪失を引き起こす
メモリのオーバーランによってプログラムエラーが引き起こされることがある
ノードに対して Windows サービス監視が有効である場合、アトラスの保存やエクスポートに失敗する
同じマップ(IP ネットワーク)の複数のコピーはカスタムビューに表示される
ライセンスのアップデートを行っても、リモートアクセスライセンスの保守期限が更新されない
IP ネットワークスの自動検出の変更(フィルターの変更)が保存されない
NetCrunch サーバーが Windows 2003 にインストールされている場合、ポートマッピングの表示の結果を保
存できない
SNMPv3 を利用している場合、SNMP パフォーマンス監視が遅くなる
新しい MIB ファイルをコンパイルしたのち、MIB ブラウザからトラップ定義が欠落する
監視ポリシーからレポートを削除すると、プログラムエラーが引き起こされることがある
NetCrunch サーバーが再起動したのち、Windows サービス監視が無効化される
Web アクセスにてマップを表示すると、「ロード中...」の操作のままになることがある
4.6. V6.5.8J にて修正された問題
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Linux エージェントレス監視のイベント定義にて、一部のボリュームが表示されないことがある
プログラムの再起動によって、アトラスが破損することがある
D-Link スイッチからの SNMPv3 データの収集が機能しない
SNMPv2 トラップを受信した際、同じメッセージがまとめられないことがある
インベントリがデータベースに正しく保存されないことがある
監視ポリシーを編集する際、プログラムエラーが発生することがある
PING のリピートカウントを 1 に設定した場合、誤検知することがある
データサイズの大きいアトラスのバックアップが機能しない
Windows Server 2008 にて Windows スクリプトを実行する場合、リモートマシン上の Windows イベントログに
エラーメッセージが保存される
イベントログのプレビュー画面にて、ライブパフォーマンスに値が表示されないことがある
4.7. V6.5.9J にて修正された問題
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Web アクセスにて、イベントプレビューから Traceroute とネットワークステータスを表示すると、プログラムエ
ラーが発生する
日曜日のレポートスケジュールが機能しない
SNMP トラップ受信イベントが誤ったノードで発生する
ノードインターフェース上のネットワークトラフィックのレポートにおいて、週単位と月単位レポートが誤ったデ
ータで作成される
アドミニストレーションコンソールの応答がなくなることがある
同じ名前で SNMP プロフィールを追加した際、プログラムエラーが発生する
Windows サービス監視のイベントを設定する際、Windows サービスの一覧が表示されないことがある
NCAdminConsole.exe のプロセスが起動し続けると、「コミュニケーションエラー(-1001)」などのエラーが表示
されることがある
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NetCrunch V6J リリースノート
4.8. V6.5.93J にて修正された問題
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プログラムの無応答時の例外処理により、動作に時間を要する操作が中断され、不適切な問題を引き起こ
す
Windows サービス監視が有効な場合にサーバーの停止を引き起こす問題
Windows ユーザーアカウントを変更すると、監視エラーが発生する
新しいノードを検出している間の無効なネットワークマスクへのサポート(検知)を改善
エラーの取り扱いと報告を改善
データベースコミュニケーションエラーの取り扱いを改善
システムのシャットダウン中のアドミニストレーションコンソールの停止に関する問題
Windows パフォーマンスカウンタにて同じプロセス名のインスタンスがある場合、それぞれのインスタンスを
正常に監視できない場合がある
ローカルインターフェースが複数ある場合、NetCrunch ノードの設定によっては Windows プログラムの実行
のアラートアクションを実行できない場合がある
4.9. V6.5.94J にて修正された問題
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4.10.
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共有ビジュアルマップをデフォルトで有効とするよう仕様を変更
ライセンスマネージャの問題
SNMP ビューと ITools にて SNMP の値の変更の問題
V6.5.95J にて修正された問題
NC Guard service が再起動する問題
FTP の拡張監視において、Round Trip Time の値が不正
「カウンタの追加」ダイアログの SNMP インスタンスが不正
IP ネットワークマップからノードを削除する際、デッドロックが発生する可能性がある
アトラスからネットワークを削除する際、不具合が発生する可能性がある
アドミニストレーションコンソールの再接続に関する問題が発生する可能性がある
ノードの依存関係を変更したあと、デッドロックが発生する可能性がある
「カウンタの追加」ダイアログのロードと表示を最適化
ハートビートイベントでの CPU 使用率が不適当
プログラムが送信する SNMP パケットのコミュニティストリングが不適当
物理的セグメントマップのウィザードの不具合(新規追加デバイスのための SNMP プロフィールが不適当)
若干のメモリーリークの問題
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NetCrunch V6J リリースノート
5. 既知の問題
5.1. ドメイン環境の Windows パフォーマンスカウンタ監視問題
ドメイン内、ワークグループ内の何れの環境においても Windows 監視を行うことが可能ですが、環境によって追
加で設定を行う必要がある場合があります。
NetCrunch を搭載する Windows Server マシンがドメインに参加している場合、Windows パフォーマンスカウ
ンタの値が取得できないという既知の問題があります。この現象は Windows 標準のパフォーマンスモニタツールでも
発生しています。
この現象を解消するには、NetCrunch 及びドメイン環境に対して下記の設定を行う必要があります。
- NetCrunch オプション設定から、Windows 認証情報の共通設定を削除します。
- NetCrunch 搭載サーバーを、ドメインコントローラで Domain Admins に追加します。
詳細手順については下記をご参照下さい。
操作手順 :Windows パフォーマンスカウンタ取得問題の回避手順
1. アドミニストレーションコンソールのメインメニューから[ツール] → [オプション] を選択し、オプション画面を表
示します。
2. [ 監視] → [Windows] ページを選択します。
3. ユーザー名、パスワード、ドメインまたはワークグループ名欄を空白にします。OK をクリックしてオプション画面
を閉じます。
※
この共通認証設定により Windows 監視を行っている場合は、ノード毎の監視プロパティにて、それぞれ認
証設定を行う必要があります。なお、複数ノードを選択し監視プロパティ設定を行うことで、一括設定を行うこ
とが可能です。
4. NetCrunch 搭載サーバーが参加しているドメインのドメインコントローラの管理ツールから、
「ActiveDirectory ユーザーとコンピュータ」ツールを開きます。
5. ツリービューから NetCrunch 搭載サーバーが参加しているドメインを展開し、「Users」フォルダを選択します。
6. フォルダ内のリストで「Domain Admins」アイテムをダブルクリックします。DomainAdmins のプロパティ画
面が開きます。
7. メンバタブを選択します。
8. 追加ボタンをクリックします。「ユーザー、連絡先、コンピュータまたはグループの選択」画面が開きます。
9. オブジェクトの種類ボタンをクリックします。オブジェクトの種類画面が開きます。
10.「コンピュータ」アイテムのチェックボックスを選択し、OK をクリックします。
11. 「ユーザー、連絡先、コンピュータまたはグループの選択」画面で詳細設定ボタンを押します。
12. 今すぐ検索ボタンを押します。ドメイン内のコンピュータが検索され、検索結果が表示されます。
13. 検索結果のリストから、NetCrunch 搭載サーバーを選択します。NetCrunch 搭載サーバーが見つからな
いときは、NetCrunch 搭載サーバーがドメインに正しく参加していない等の可能性があります。
14. OK を押して各画面を閉じます。
15. NetCrunch 搭載サーバーを再起動します。
※
被監視側ノードの Windows マシンを再起動する必要がある場合があります。
※
この問題の発生は NetCrunch 搭載サーバーが Windows Server 2003 及び Windows Server
2008 の双方で報告があります。
※
この問題の発生は Windows 環境に依存しており、本マニュアルのリリース時点では解消されていません
が、今後 Windows 側で対応され解消される可能性があります。
9
NetCrunch V6J リリースノート
※
ノードステータスウィンドウの Windows タブにエラーが表示されていないにも関わらず、本現象のために
Windows パフォーマンスカウンタが取得できていない場合があります。この場合、ノードステータスウィンド
ウのパフォーマンスタブにて、各カウンタの値が直近で取得できているか、確認することが出来ます。
5.2. レポートの文字化け
レポートを生成するマシンと閲覧するマシンの Windows のフォント環境が異なる場合、レポートに文
字化けが発生します。Windows のフォント環境としては、主に Windows 2003 や Windows XP に
て使用されている JIS90 と、主に Windows 2008 や Windows Vista / 7 にて使用されている
JIS2004 がございます。
レポートを生成するマシンと閲覧するマシンのフォント環境を JIS2004 に統一することで、レポートの
文字化けは解消されます。Microsoft 社にて JIS2004 の更新プログラムが用意されておりますので、
JIS90 を利用しているマシンに更新プログラムのインストールをお願いいたします。
JIS2004 につきましては下記サイトをご参照ください。
Microsoft のサポートソース(フォント環境(JIS2004)について):
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/jp_font/jis04/default.mspx
なお、JIS90 のフォントパッケージも用意されておりますが、JIS2004 環境にインストールしましてもフォント環境
を JIS90 に統一することができず、レポートの文字化けは解消されません。
5.3. その他



アトラスからノードを削除した後、同じノードを再追加できないことがある
回避方法: Windows のスタートメニューより、NetCrunch サーバーの停止/開始を行うことで、
再追加できるようになる
ノードを追加した際、既に存在する IP セグメントマップに追加されず、新しい IP セグメントマップを作成するこ
とがある
回避方法: ノードを追加する際、IP ネットワークマップ上でノードを追加する
カウンタのインスタンスが日本語の場合、WEB アクセスでパフォーマンスビューのパネルタブからトレンドビュ
ーアを起動した際にグラフが表示されない
回避方法: パフォーマンスビューの詳細タブからトレンドビューアを起動する
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