住民勉強会で新たな取り組みを模索中 もみじが丘町内会(西区己斐上二丁目) 西区己斐上二丁目にある「もみじが丘団地」は、昭和 55 年(1980 年)に完成 した団地です。世帯数は約 560、約 1,500 人が暮らしています。完成から約 40 年が経ち、65 歳以上の家庭が約 6 割となりました。町内会執行部のメンバー も 70 歳前後が中心です。次世代に引き継いでいく仕組みづくりも必要になっ てきました。 そこで、現在の課題を整理してみんなが共有し、先進事例に学びながら解決 策を探るために、広島市の”まるごと元気”住宅団地活性化補助金を活用して 「住民勉強会」を開催することになりました。 第 1 回は広島市の「市政出前講座」 もみじが丘町内会では、毎月第 2 水曜日の夜に役員が話し合います。第 1 回 の勉強会は 12 月 9 日(水)。市の補助金を活用して新たに購入したプロジェク ターとスクリーンを使って、「市政出前講座」を開催することになりました。 住宅団地の活性化を推進している広島市政策企画課の三原さんから、市内の住 宅団地でのさまざまな取り組み事例を紹介してもらいました。 興味深い事例がたくさんありました。三原さんの説明はとても分かりやすく、楽しく勉強ができました。 プラチナ世代、リタイア世代が地域の活動に参加するきっかけづくりに関心 が集まり、安佐南区毘沙門台の「メンズサロン」を見学する方向で意見がまと まりました。 第 2 回は見学先の事前学習 第 2 回の勉強会は 1 月 13 日(水)。毘沙門台学区社会福祉協議会事務局長の 林裕さんに、もみじが丘までお越しいただき、毘沙門台団地の取り組みを話し てもらいました。 毘沙門台団地ともみじが丘団地は、ほぼ同じ時期に開発された団地です。似 ていることもありますが、それぞれの地域特性や歩みがあります。 林さんは、経験に基づき、まずは、地域の現状を的確に分析することが重要 で、地域の特徴を理解した上で理想を掲げ、課題を着実に克服していくための 取り組み方を分かりやすく話されました。 経験に基づく林さんの話に、みなさんうなづきながら、耳を傾けます。 やはり、「メンズサロン」は、リタイア世代の地域活動への参加を促す素晴 らしい取り組みだと感じました。次週、実際の取り組みを見学に行くことにな りました。 第3回 毘沙門台団地に伺いました 1 月 17 日(日)の夕方、10 人が車 2 台に分乗して、毘沙門台団地を訪ねまし た。目的は、毘沙門台集会所で開催される「メンズサロン」の見学です。 仕事をリタイアした男性の地域デビューを支援するために、平成 21 年 7 月 にはじまった「メンズサロン」は、毎月第 3 日曜日に開催されており、今回で 48 回目です。この日は約 35 名の参加者があり、もみじが丘町内会の 10 名も 同席させてもらいました。 この日は、駒沢大学野球部出身の瀬川さんの「カープの今年の戦力と期待」 と題した話をきっかけに、話の輪が広がりました。瀬川さんの話のあと、申年 最高齢の参加者の発声で乾杯。一人一人が、それぞれのカープ愛や近況などを 楽しく話していきます。もみじが丘町内会の 10 名も、全員が「メンズサロン」 の感想や地域活動のことなどを話しました。 もみじが丘町内会の 10 名も同じ輪に加わり、全員が話をしました。 「男性の気持ちがよく分かった」と いう女性参加者の感想に、会場はとても盛り上がしました。 今後、現状分析や事例研究を進めながら、もみじが丘団地での新たな取り組 みを検討していきます。
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