2015 年度第 3 四半期決算説明 ネットカンファレンス質疑応答要旨 日時 2016 年 2 月 2 日 16:30~17:20 説明者 コーポレートコミュニケーション部 IR グループリーダー 吉田 修 説明資料 2015 年度第 3 四半期決算の概要及び 2015 年度業績予想の概要 Q&A ■ヘルスケアセグメント Q1.ヘルスケアセグメントの営業利益について、第 2 四半期から第 3 四半期の動きを説明してほしい。また、 第 4 四半期以降も、第 3 四半期の利益水準が続くと見て良いか。 A1.メガネレンズ用材料及び不織布は、堅調に推移しています。歯科材料事業は、北米で苦戦が続くも、他の 地域は前年同期を上回る販売となりました。ルーマニア新工場の稼働も上がり始め、コスト削減諸施策が 徐々に寄与し始めています。第 4 四半期以降も、第 3 四半期の基調が続くと見ています。 Q2.歯科材料事業の北米販売チャネル立て直しは、順調に進んでいるのか。 A2.販促活動を中心に対策は進んでおり、徐々に効果は出てくる見通しです。 ■機能樹脂セグメント Q3.機能樹脂セグメントの営業利益について、第 3 四半期から第 4 四半期の動きを説明してほしい。 A3.自動車向け需要は、底堅く推移するものの、電子情報材料向けは、一定の需要調整を見込んでいます。 また、アジアにおける原料市況の動きが不透明な中、製品市況に与える影響等交易条件については慎重な 見方をしています。 Q4.機能樹脂セグメントにおいて、対前年同期比で第 3 四半期の数量差がマイナスとなる理由は何か。 A4.フル生産・フル販売の中、定期修繕等を起因とした玉繰りの調整によるものです。 ■ウレタンセグメント Q5.ウレタンセグメントの営業利益について、年度予想下方修正の主な要因と、来期のプラント停止効果に ついて説明してほしい。 A5.年度予想修正の主な要因は、ポリウレタン材料の稼働調整によるものです。ポリウレタン材料の市況水準に ついては、前回予想から大きな変化はありません。 プラント停止効果については、16 年 3 月鹿島工場閉鎖及び同 5 月大牟田工場 MDI プラント停止により、 固定費削減を見込んでいます。TDI については、競争力のある大牟田工場に生産集約することで、プラスア ルファの改善効果も期待しています。 ■基礎化学品セグメント Q6.基礎化学品セグメントの営業利益について、年度予想下方修正の主な要因と、来期に向けての市況の 見通しを説明してほしい。 A6.年度予想修正の主な要因は、フェノールの市況、及び原料メーカーのトラブル等による稼働調整によるもの です。フェノールの中国市況は、同業他社の新設立ち上げ影響等により依然として厳しい水準ですが、フェノ ールの誘導品需要は着実に伸びており、今後、徐々に改善に向かうと考えています。 1/2 ■石化セグメント Q7.石化セグメントの営業利益について、第 2 四半期から第 3 四半期の動きを説明してほしい。 A7.第 2 四半期で実施した定期修繕のマイナス要素がなくなることによる改善がありましたが、ナフサ価格下落に 伴う受払差のマイナス影響等で相殺し、概ね同水準の営業利益となりました。 Q8.石化セグメントの営業利益について、第 3 四半期から第 4 四半期の動きを説明してほしい。 A8.もう一段のナフサ価格下落に伴う受払差の発生が想定されますが、堅調な需要を背景とした交易条件等に より、受払差のマイナス影響は相殺される、と見ています。 Q9.自動車向け需要の地域別動向について、説明してほしい。 A9.北米は、引き続き堅調です。中国は、減税措置の影響で徐々に上向きとなっています。国内は、安定的に 推移しています。 ■フード&パッケージング Q10.フード&パッケージングセグメントの営業利益について、第 3 四半期から第 4 四半期の動きを説明して ほしい。 A10.電子情報材料向け需要について、通常第 4 四半期は需要閑散期になることに加え、一定の需要調整 を見込んでいます。 ■全社関係 Q11.主要製品の下期の稼働率を教えてほしい。 A11. クラッカー フル稼働 ポリオレフィン 概ねフル稼働 フェノール 80%程度 PTA 70%程度 TDI 需要見合いの稼働 Q12.第 3 四半期の主要市況製品のスプレッドを教えてほしい。 A12. フェノール 第 2 四半期よりもやや弱含みました。12 月にかけて回復基調です。 PTA 第 2 四半期並みです。 TDI 第 2 四半期に続き、市況の低迷が継続しています。 Q13.在庫圧縮を実施している主な製品は何か。 A13.ポリオレフィンを中心に、在庫圧縮に努めています。 Q14.その他セグメントの営業利益について、第 2 四半期から第 3 四半期にかけて、また、第 3 四半期から 第 4 四半期にかけて減益となっている理由は何か。 A14.新規事業費用等について、上期からのずれ込みが発生するためです。 Q15.持分法投資損益について、第 3 四半期から第 4 四半期にかけて減益予想としている理由は何か。 A15.中国持分法適用会社において、市況低迷に伴う稼働調整を実施しており、持分法投資損益の悪化につ ながっています。 Q16.対前年度比増益のうち、為替による影響はどれくらいか。 A16.60~70 億円程度です。 以 2/2 上
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