「科学技術人材育成費補助事業 卓越研究員事業の公募・審査等業務」 公募要領 1.事業名:「卓越研究員事業の公募・審査等業務」 2.事業の目的 「卓越研究員事業」(以下「事業」と言う。)は、新たな研究領域に挑戦 するような若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できるような環境を実 現するとともに、全国の産学官の研究機関をフィールドとして活躍し得る若 手研究者の新たなキャリアパスを提示するために開始するものです。 本事業は、以下の仕組みとなります。 ①文部科学省が、卓越研究員の受入れを希望する研究機関からポストを 募集し、提示されたポストのうち、要件を満たすものを、文部科学省 の HP を通じて一覧化し、公開します。それと並行して、若手研究者 に対し、卓越研究員の公募を実施します。 ②中立的な公的機関が若手研究者の審査(ピアレビュー)を実施し、文 部科学省が卓越研究員候補者を決定します。 ③各研究機関と卓越研究員候補者との間で雇用調整の結果、各研究機関 において当該候補者を新規に雇用した場合、文部科学省が卓越研究員 として決定し、必要に応じて、一定の期間、研究費等を支援します。 本事業において、公正・公平な観点から若手研究者を競争的に選考し、ま た、効果的に実施していくため、その実施に必要な公募業務、審査業務及び 管理業務を実施する機関への補助を行います。 3.事業の概要 (1)事業の対象 ①営利を目的とせず、公共性の高い事務事業を行う公益法人又は独立行政法 人を対象とする。 ②予算決算及び会計令第 70 条の規定に該当しない者であること。なお、未成 年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得 ている場合は、これに当たらない。 ③文部科学省の支出負担行為担当官等から取引停止の措置を受けている期間 中の者でないこと。 ④事業開始から審査等終了までの間、公募・審査等業務を安定的に遂行でき るだけの財務基盤を有し、経営状況等が良好であること。 1 ⑤卓越研究員を受け入れないこと。 (2)事業の内容 本事業に関して、以下のとおり、毎年度、①公募業務、②審査業務、③管 理業務に係る手続を行うものとします。 なお、文部科学省の担当者との協議により、業務を追加する場合がありま す。 ①公募業務 ・公募要領、審査要領、Q&A 等の作成補助 ・公募説明会の開催(企画立案、受付、運営(会場設営、資料準備等)) なお、公募説明会の開催については、平成 29 年度以降に採択される卓越研 究員に係る公募について実施。 ・公募に関する問合せ対応 ・公募情報、Q&A の HP 掲載、文部科学省 HP へのリンク ・申請書類の受付(府省共通研究開発管理システム(以下、「e-Rad」と言う。) 業務を含む)、申請結果の文部科学省への報告 ・申請書類の照合、内容確認等(e-Rad 業務を含む) ※「e-Rad」とは、府省共通研究開発管理システムの略称で、Research and Development(科学技術のための研究開発)の頭文字に、Electric(電子) の頭文字を冠したものです。 ②審査業務 ・各研究機関より提示されたポストや申請のあった研究者の分野・分科を考 慮し設定する領域ごとの卓越研究員選考委員会の設置(選考委員案作成、 選考委員の就任依頼・委嘱手続、旅費・謝金支払等) なお、選考委員会の構成等に係る詳細については、別紙を参照。 ・書面審査の実施(選考委員との連絡調整、資料準備、選考結果案取りまと め等) ・面接審査の実施(選考委員との連絡調整、申請者との連絡調整、資料準備、 選考結果案取りまとめ等) ・選考結果通知(申請者への書面審査結果の通知、申請者及び研究機関への 面接審査結果の通知、選考結果一覧作成、文部科学省 HP へのリンク等) ③管理業務 ・卓越研究員に関する情報(研究機関、卓越研究員候補者、雇用調整状況等) の管理(アンケート実施や e-Rad 業務を含む)及び成果・結果の情報共有・ 普及発信 2 4.企画提案書の提出方法等 (1)企画提案書の提出 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2 文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室 電話:03-5253-4111(代)(内線 4021) E-mail:[email protected] (2)企画提案書の提出方法 ①用紙サイズは A4 縦判、横書きとし、指定の様式に従い、分量は 20 ペー ジ以内とすること。 ②提出書類は、電子メールにて提出すること。なお、郵送・持参・FAX に よる提出は受け付けない。 ・上記(1)のアドレス宛てに送信すること。 ・送信メールの件名及び添付ファイル名は、「卓越研究員事業の公募・ 審査等業務企画提案書」とすること。 ・提案書類は下記③で示すファイル形式で提出すること。 ・受信通知は、送信者に対してメールにて返信します。提出から1両 日中(土日祝日を除く)に返信がなければ、上記(1)に問い合わ せること。 ③その他 ・企画提案書を提出する際には、組織の代表者名で提出すること。 ・企画提案書に関する事務連絡先(照会先)を明記すること。 ・企画提案書は、PDF 形式にて提出すること(データ最大容量は 64MB まで)。 (3)企画提案書の作成 企画提案書は、下記(4)に示す指定の様式に従い、以下の内容を日本語 で記載すること。 ①公募業務の概要 ・公募説明会の開催計画(平成 29 年度以降の開催計画) ・公募業務(申請受付、問合せ対応等)を確実に実施するための体制(なお、 平成 33 年度に採択予定の卓越研究員に係る公募についても、下記5.(2) に定める事業実施期間中に実施される業務については企画提案書に含める 3 こと) ・同種又は類似事業の実績(過去 3 例程度) ②審査業務の概要 ・卓越研究員選考委員会の構成案 ・卓越研究員選考委員会の開催計画 ・書面審査、面接審査の方法 ・選考スケジュール案 ・卓越研究員選考委員会、審査業務を確実に実施するための管理体制 ・同種又は類似事業の実績(過去 3 例程度) ③管理業務の概要 ・卓越研究員に関する卓越研究員候補者情報(研究機関、卓越研究員候補者、 雇用調整状況等)の管理(アンケート実施や e-Rad 業務を含む)及び成果 ・結果の情報共有・普及発信 ・上記のような公募業務、審査業務の管理に有用な経験、実績(過去 3 例程 度) ④事業を確実に遂行するための管理体制 ⑤事業の実施のための経費執行体制 ⑥事業に係る経費内訳 (4)提出書類 ①企画提案書 申請様式 WORD 形式 誓約書 WORD 形式 PDF 形式 PDF 形式 ②その他必要と思われる資料 (5)企画提案書の提出期限等 提出期限:平成 28 年 2 月 24 日(水曜日)(必着) 提 出 先:上記4.(1)に示す場所 (6)その他 ・提出された企画提案書及び関係書類は返却しません。 ・提出された企画提案書等は企画選定以外の目的に使用しません。 ・選定の合否を問わず、企画提案書等の作成及び提出に要する費用は、企画 提案者側の負担とします。 4 ・各業務に関しては、特に以下の点に留意してください。 文部科学省との連絡調整・面談、公募・審査対象者からの問合せに速や かに対応が可能な体制を有していること。なお、文部科学省庁舎から 1 時間程度以内の場所に常設の事務所を保有(借り上げを含む。)してい ることが望ましい。 大学・研究機関等へ支出する競争的な補助金の公募・選定業務を行った 実績があることが望ましい。 候補者の選考を行う、産業界や大学等の様々な研究分野及び立場の関係 者や有識者によって構成される選考委員会を速やかに設置可能である こと。 5.事業規模(予算)、事業実施期間及び採択件数 (1)事業規模(予算) 選定された場合は、補助事業者に対して「科学技術人材育成費補助金」に より、以下の予算の範囲内で文部科学省から補助金を交付します。なお、本 事業の実施は、本事業に係る予算が成立することを前提条件とします。 89,708千円(平成 28 年度、年間) ※本事業で必要となる全ての経費を含みます。 ※平成 29 年度以降の補助金額については、財政事情により減額する場合があ ります。 (2)事業実施期間 平成 28 年度~平成 32 年度(5 か年事業(予定)) ただし、毎年度、事業の実施状況等について評価又は確認等を行い、事業 の継続の可否を判断します。 また、最終年度となる平成 32 年度に 5 年間の実施状況の評価又は確認等を 行った上で、事業期間の延長の可否を判断します。 なお、交付決定は年度ごとに行うものとします。 (3)採択件数 1 件(予定) 6.選定方法等 (1)選定方法 ①書類選考 5 卓越研究員事業の公募・審査等業務審査委員会において、提出された提 案書類を、別途定める審査基準に基づき、採点を行う。採点結果を踏まえ、 委員の合議により選定機関を決定する。 なお、必要に応じて、追加書類の提出や面接審査を実施する。 (2)審査基準 別途定めた審査基準のとおり。 (3)選定結果の通知 選定機関の決定後、3 日以内に全ての提案者に選定結果を通知する。 7.誓約書の提出等 (1)本企画公募に参加を希望する者は、企画提案書の提出時に、文部科学省 の支出負担行為担当官が別に指定する暴力団等に該当しない旨の誓約書を 提出してください。 (2)前項の誓約書を提出せず、又は虚偽の誓約をし、若しくは誓約書に反す ることとなったときは、当該者の企画提案書を無効とします。 (3)前 2 項は、文部科学省の支出負担行為担当官が誓約書の提出を要しない と認める場合は適用しません。 8.補助金の交付決定 選定された補助事業者と企画提案書を基に交付条件を調整するものとしま す。なお、交付金額については事業計画書の内容を勘案して決定しますので、 企画提案書に提示する金額と必ずしも一致するものではありません。また、 交付条件等が合致しない場合には、交付決定を行わない場合があります。 ※補助事業者として選定されたとしても、交付決定後でなければ事業に着手 できないことに十分注意してください。 9.スケジュール ①公募開始:平成 28 年 2 月 5 日(金曜日) ②公募締切り:平成 28 年 2 月 24 日(水曜日) ③審 査:平成 28 年 3 月上旬頃 選定及び事業計画書の提出: 平成 28 年 3 月上旬頃から同年 3 月中旬頃まで 6 ④交付決定:平成 28 年 4 月 1 日(金曜日)(予定) ⑤事業期間:平成 28 年度~平成 32 年度(5 か年事業(予定)) 10.事業の実施 選定された補助事業者は、文部科学省の担当者と協議しつつ、本事業を実 施することとし、本事業の実施に当たっては、科学技術人材育成費補助金交 付要綱、科学技術人材育成費補助金取扱要領、公募要領、事業計画書及び企 画提案書に基づくこととします。 11.その他 選定の結果、補助事業者となった場合、遅滞なく以下の書類を提出してい ただく必要がありますので、事前に準備の程、よろしくお願いします。 ○事業計画書(経費内訳を含む) ○事業経費の積算根拠資料 ○銀行振込依頼書 7
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