「内なるグローバル化推進における 諸課題と商社の役割

内なる
グローバル化
「内なるグローバル化推進における
諸課題と商社の役割」特別研究会発足
日本貿易会は、2015 年 10 月より、
「内なるグローバル化推進における諸課題と商社の役割」
をテーマとする特別研究会を設置し、議論を重ねている。
1. 設置目的
グローバル化・情報化が進む中で、20 世紀にはなかったさまざまな構造変化が起きており、
世の中の動きが一層激しくなっている。一方で、日本は世界に先駆けた、人口減少と高齢化と
いう厳しい現実があり、これを乗り越えて経済と社会の活力を維持してゆくためには、海外と
のつながりを深め、ヒト・モノ・カネ・情報などを自由にやりとりする、双方向でのグローバ
ル化が鍵となる。しかしながら、日本では「外へのグローバル化」に比べて「内なるグローバ
ル化」が遅れていることから、この「内なるグローバル化」を推進することが肝要であり、日
本政府内も重要視するこの課題の解決に資するような施策の提言および商社が果たすべき役割
について研究する。
2. 研究プロセス(予定)
⑴なぜ今「内なるグローバル化」の推進が必要なのかについての討議を踏まえ、商社にも関連
する項目を想定しつつ研究会でフォーカスすべき項目を確認する(①外国人材の受け入れ・
活躍(ヒトの受け入れ)
、②対内投資の促進(カネの受け入れ)等)
。
⑵フォーカスされた項目について、現状の整理および課題の洗い出しを行う。
同時に、諸外国における外国人材の活用、対内投資の状況、日本企業の取り組み事例など
についても、必要に応じて外部に委託することを含め深掘りし、研究する。
⑶その課題に対し、国・自治体等が果たすべき政策の提言および、商社の役割についての発
信を行う。
3. 特別研究会構成
主 査:猿山純夫 日本経済研究センター 研究本部 首席研究員
副主査:門多 治 電力中央研究所 協力研究員
座 長:秋山 勇 伊藤忠商事㈱ 伊藤忠経済研究所長
委 員:正副会長会社 7 社(伊藤忠商事㈱、住友商事㈱、双日㈱、豊田通商㈱、丸紅㈱、
三井物産㈱、三菱商事㈱)
日本貿易会 専務理事、常務理事
事務局:日本貿易会 政策業務グループ
4. スケジュール(予定)
活動期間:2015 年 10 月- 2016 年 9 月
・2015年10月-2016年9月 情報収集、意見交換
・2016年10月-2017年1月 報告書とりまとめ
・2017年3月 報告書発刊
2016年1月号 No.743 43