社会経済因子(就業職業・産業)による介護需要分析のための職業・産業

社会経済因子(就業職業・産業)による介護需要分析のための職業・産業別疾患
別死亡率の分析(多施設共同研究)
本研究室では筑波大学医学医療系とともに公的統計データを用いた職業・産業
別疾患別死亡率の分析を行っています(多施設共同研究)。
【研究背景と目的】
労働者の職業・産業は健康の社会的決定要因となる社会経済因子であり、わが
国でも長く続いた経済不況を背景に専門職・管理職の死亡率上昇が報告されて
います。これらの分析では産業別の分析も可能ですが十分になされていません。
本研究では産業別疾患別の死亡率の経年変化を分析することで社会経済因子
(就業職業・産業)による介護需要の分析などにつなげます。
【研究方法と倫理的配慮】
人口動態調査(人口動態職業・産業別調査)死亡票データの利用を統計法第 33 条
に基づいて申請し、産業別疾患別年齢調整死亡率を算出しその経年変化を分析
します。この研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究
に関する倫理指針」 を守り、東京大学大学院医学系研究科倫理審査委員会およ
び筑波大学医の倫理委員会の承認の上実施されます。 使用するデータベースは
全て匿名化処理がされており、個人情報を扱うことはいたしません。したがっ
て対象者の方の個人情報が漏れることはありません。 研究結果は個人が特定で
きない形式で学術誌、学会等で発表されます。収集したデータは厳重に管理し
ます。厚生労働省より取得する統計データは研究利用期間内(データ取得後 2 年
間)の研究終了後すみやかに破棄します。その他の本研究に関わる資料は研究終
了後 5 年間保管します。
ご不明な点があれば、下記までお尋ねください。
【問い合わせ先
】
東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻公衆衛生学分野
小林 廉毅(教授)
田中 宏和(大学院生)
住所:東京都文京区本郷 7 丁目 3 番 1 号 電話:03-5841-3494