平成27年度高知県UIJターン就業支援補助金交付要綱 ( 趣旨) 第1条 この要綱は、高知県補助金等交付規則(昭和43年高知県規則第7号。以下「規則」という。) 第24条の規定に基づき、高知県UIJターン就業支援補助金(以下「補助金」という。)の交付に関し 必要な事項を定めるものとする。 (補助の目的) 第2条 県は、首都圏等からの業務経験豊富な人材の本県への移住を促進し、県内の中小企業等の競争 力強化及び生産性の向上を図るため、県内の事業者が県外の中核人材を受け入れるために要する経費 に対し、予算の範囲内で補助金を交付する。 (定義) 第3条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 (1) 「中小企業等」とは、別表第1に定める事業者をいう。 (2) 「中核人材」とは、次に掲げる全ての条件を満たす者とする。 ア 県外に在住し、県内へのUIJターンを予定する者であること。 イ 受入先で求められるスキルについて概ね5年以上の職業経験を有している者又は経歴、職歴、 資格等から優れた技術、技能を持っていることが認められる者であって、受入事業者の経営の強 化に繋がるような活躍が期待できる者 ウ 受入事業者の代表者又は役員、取締役等の三親等以内の親族(配偶者、三親等以内の血族及び 姻族)でないこと。 (3) 「お試し就業」とは、事業者及び中核人材の双方が正式な採用又は就業の採否を判断するため、 有期雇用契約又は出向契約に基づき、当該事業者の県内事業所等において、一定期間、当該中核人 材が就業することをいう。 (4) 「正規雇用」とは、雇用期間の定めのない契約に基づく雇用とし、賞与、退職金、諸手当等にお いて就業規則等で定める通常の職員と同等の扱いとなる雇用形態をいう。 (補助金の交付対象事業者) 第4条 補助金の交付対象事業者は、県内に事業所を置く中小企業等であって、中核人材をUIJター ンにより県外から雇い入れしようとするもののうち、次に掲げる条件を全て満たすものとする。 (1) 県内就業地において中核人材を受け入れ、お試し就業の実施又は正規雇用をすること。 (2) 雇用保険の適用事業者であること。 (3) 県税の滞納がないこと。 (4) 別表第2に掲げるいずれにも該当しないこと。 (補助対象経費及び補助率等) 第5条 補助対象経費及び補助率等については、別表第3に掲げるとおりとする。 1 (補助金の交付の申請) 第6条 補助金の交付を受けようとする事業者は、お試し就業又は正規雇用による就業を開始する日の 10日前までに、別記第1号様式による補助金交付申請書を知事に提出しなければならない。 2 前項の規定による補助金交付申請書の提出に当たっては、当該補助金に係る消費税仕入控除税額等 (補助対象経費に含まれる消費税及び地方消費税相当額のうち、消費税法(昭和63年法律第108号) の規定により仕入れに係る消費税額として控除できる部分の金額及び当該金額に地方税法(昭和25年 法律第226号)に規定する地方消費税の税率を乗じた金額の合計額に補助率を乗じて得た金額をいう。 以下同じ。)を減額して申請しなければならない。ただし、申請時において当該仕入控除税額等が明 らかでないものについては、この限りでない。 (補助金の交付の決定) 第7条 知事は、前条第1項の規定による補助金の交付の申請があった場合において、その内容を審査 し、適当であると認めたときは、補助金の交付を決定し、別記第2号様式による補助金交付決定書に より当該補助事業者に通知するものとする。 2 知事は、前条第1項の規定による補助金の交付の申請が適当でないと認めたときは、申請予定者に 理由を付してその旨を通知するものとする。 (補助金の変更の申請) 第8条 前条第1項の規定により補助金の交付決定を受けた事業者(以下「補助事業者」という。)は、 次の各号に掲げるいずれかの重要事項の変更をしようとするときは、あらかじめ別記第3号様式によ る補助事業変更交付申請書を知事に提出し、その承認を得なければならない。ただし、軽微な変更に ついては、この限りでない。 (1) 補助金額を変更しようとするとき。ただし、補助金額の20パーセントを超えない範囲で減額しよ うとする場合は、この限りでない。 (2) 補助事業の内容を変更しようとするとき。ただし、補助目的に変更をもたらすものではない事業 計画の細部の変更である場合は、この限りでない。 (3) 前号に掲げる場合のほか、事業内容の重要な部分に関する事項であって、知事が変更手続を要す ると認めたもの。(必要に応じて知事に事前協議すること。) 2 知事は、前項の規定による補助金の変更の申請が適当であると認めたときは、別記第4号様式によ る補助金変更交付決定通知書により当該補助事業者に通知するものとする。 3 知事は、前項の通知に際して必要な条件を付することができる。 (補助事業の中止又は廃止) 第9条 補助事業者は、補助事業を中止し、又は廃止しようとするときは、あらかじめ別記第5号様式 による事業中止(廃止)承認申請書を知事に提出し、その承認を得なければならない。 (補助の条件) 第10条 補助金の交付の目的を達成するため、補助事業者は、この要綱に定めるもののほか、規則の規 定を遵守しなければならない。 2 補助事業者は、補助金に係る収入を明らかにした帳簿書類を作成し、当該収入に関する証拠書類を 2 整備し、補助金の交付を受けた年度の翌年度から起算して5年間保管しなければならない。 (実績報告等) 第11条 補助事業者は、補助事業が完了したときは、補助事業の完了の日から起算して30日を経過した 日又は補助金の交付決定のあった年度の翌年度の4月5日のいずれか早い日までに、別記第6号様 式による実績報告書を知事に提出しなければならない。 2 補助事業者は、第6条第2項ただし書の規定により補助金の交付を申請した場合においては、前項 の実績報告書の提出に当たって、当該補助金に係る消費税仕入控除税額等が明らかになったときは、 これを補助金額から減額して報告しなければならない。 3 補助事業者は、第6条第2項ただし書の規定により補助金の交付を申請した場合において、第1項 の実績報告書を提出した後に、消費税の申告により当該補助金に係る消費税仕入控除税額等が確定し たときは、その金額を速やかに別記第7号様式により知事に報告するとともに、当該金額を知事に返 還しなければならない。 (補助金額の確定) 第12条 知事は、実績報告書を審査し、適当であると認めたときは、補助金の額の確定を行い、当該補 助事業者に補助金を交付するものとする。この場合において、実績報告に記載された補助金の額と確 定した補助金の額とが相違する場合は、別記第8号様式による補助金額確定通知書により、補助事業 者に通知するものとする。 (補助金の支払) 第13条 補助金は、前条の規定により交付すべき補助金の額を確定した後に支払うものとする。 (補助金の交付の決定の取消し) 第14条 知事は、補助事業者が次の各号のいずれかに該当したときは、補助金の交付の決定の全部又は 一部を取り消すことができる。 (1) 偽りその他不正な行為によって補助金の交付を受けたとき。 (2) 法令又はこれに基づく処分に違反したとき。 (3) 補助金を補助事業の目的以外に使用したとき。 (4) 前各号に掲げるもののほか、補助金の交付決定の内容又はこれに付した条件その他この要綱に基 づく命令に違反したとき。 (補助金の返還) 第15条 知事は、前条の規定により補助金の交付決定を取り消した場合は、補助金の全額又は一部を返 還させるものとする。 (検査等) 第16条 知事は、補助金の交付の適正を期するため、必要があると認めるときは、補助事業者に対し書 類の提出若しくは報告を求め、又は必要な調査をすることができる。 3 (情報の開示) 第17条 補助事業又は申請事業主に関して、高知県情報公開条例(平成2年高知県条例第1号)に基づ く開示請求があった場合は、同条例第6条第1項の規定による非開示項目以外の項目は、原則として 開示を行うものとする。 (委任) 第17条 この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に関し必要な事項は、知事が別に定める。 附 則 この要綱は、平成28年2月5日から施行する。 4 別表第1(第3条関係) (1)中小企業信用保険法第2条第1項第1号及び第1号の2並びに第3項第1号に定める中小企業者 等 業 中 小 企 種 資 本 金 従 業 員 製造業その他の業種 3億円以下 300人以下 卸売業 1億円以下 100人以下 小売業 5千万円以下 50人以下 サービス業 5千万円以下 100人以下 3億円以下 900人以下 3億円以下 300人以下 5千万円以下 200人以下 商業・サービス業 - 5人以下 その他の業種 - 20人以下 業 ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造 者 業並びに工業用ベルト製造業を除く) ソフトウエア業・情報処理サービス業 旅館業 企小 業規 者模 (資本金又は従業員数の要件のいずれかに該当すること。) (2)中小企業信用保険法第2条第3項第2号に定めるその他の小規模企業者 常時使用する従業員の数がその業種ごとに政令で定める数以下の会社及び個人であって、そ の政令で定める業種に属する事業を主たる事業とするもののうち、特定事業を行うもの (3)中小企業信用保険法第2条第1項第2号から第7号までに定める協同組合等 中小企業等協同組合、協業組合、商工組合(同連合会)、商店街振興組合(同連合会)、酒 造組合(同連合会及び中央会)、酒販売組合(同連合会及び中央会)等 (4)中小企業信用保険法第2条第3項第3号から第6号までに定めるその他の組合等 次の組合等で所定の要件(組合の事業内容、構成員の事業内容、規模等)を備えるもの 事業協同小組合、企業組合、協業組合、医療法人等 (5)社会福祉法第22条に定める社会福祉法人のうち医業を主たる事業とする法人 (6)農業、林業及び漁業を営む者 農業者、林業者若しくは漁業業者又はこれらの者が主たる構成員又は出資者となっている法人 等 5 別表第2(第4条関係) 1 暴力団(高知県暴力団排除条例(平成22年高知県条例第36号。以下「暴排条例」という。)第2条 第1号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員等(同条第3号に規定する暴力団員等を いう。以下同じ。)であるとき。 2 暴排条例第18条又は第19条の規定に違反した事実があるとき。 3 その役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいい、相談役、顧問その 他いかなる名称を有する者であるかを問わず、法人に対し業務を執行する社員、取締役、執行役又は これらに準ずる者と同等以上の支配力を有するものと認められる者を含み、法人以外の団体にあって は、代表者、理事その他これらと同等の責任を有する者をいう。以下同じ。)が暴力団員等であると き。 4 暴力団員等がその事業活動を支配しているとき。 5 暴力団員等をその業務に従事させ、又はその業務の補助者として使用しているとき。 6 暴力団又は暴力団員等がその経営又は運営に実質的に関与しているとき。 7 いかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員等に対して、金銭、物品その他財産上 の利益を与え、又は便宜を供与する等直接的又は積極的に暴力団の維持又は運営に協力し、又は関与 したとき。 8 業務に関し、暴力団又は暴力団員等が経営又は運営に実質的に関与していると認められる者である ことを知りながら、これを利用したとき。 9 その役員が、自己、その属する法人その他の団体若しくは第三者の利益を図り、又は第三者に損害 を加えることを目的として、暴力団又は暴力団員等を利用したとき。 10 その役員が暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有しているとき。 別表第3(第5条関係) 対象経費 補助率等 お試し就業期間中の中核人材に係る給与等(賃金及び就業規 各経費の合計額の2分の1。た だし、中核人材1人当たり100万 則等に定められた諸手当)及び社会保険料の事業主負担分 ※対象とするお試し就業期間は、最長3月とし、新規雇用の場 円を上限とする。 合も同様とする。 中核人材に支給した転居費用等(県外から県内居住地までの 転居費用及び赴任旅費) 6
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