平成27年度 県職員の勤務労働条件に係る交渉概要 1 交渉団体 岡山県職員共闘会議 (岡山県職員労働組合、岡山県企業局労働組合、岡山県教職員組合) 2 交渉日 第1回 平成27年10月29日(木) 第2回 平成27年11月6日(金) 第3回 平成27年11月12日(木) 3 主な交渉項目及び交渉結果 (1) 岡山県職員共闘会議からの主な要求内容 項 目 給与 要 求 内 容 ・平成27年度の給与改定に当たっては、岡山県職員共闘会議と の十分な交渉・協議、合意の上で行うこと。 ・期末・勤勉手当については、公務員の生活を維持・防衛する支 給水準とするとともに、期末手当に一本化し、支給日を早める こと。 ・通勤手当を全額実費支給すること。特に負担が増大している交 通用具使用者に係る通勤手当は、職員の通勤実態を考慮した上 で改善すること。さらに、有料道路利用条件及び特急料金等の 支給条件を緩和すること。また、公共交通機関利用者の駐車場・ 駐輪場料金を全額実費支給すること。 休暇制度 ・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/ 権利)の視点に立ち、下記のとおり新設または改善を行うこと。 ①流産休暇を新設すること。 ②産後休暇を10週間とすること。 ③妊娠障害休暇を延長すること。 ④更年期障害休暇を新設すること。 ⑤不妊・不育治療休暇を12日とすること。 (2) 主な妥結内容 項 目 給与 内 容 ・平成27年度の給料表の引き上げについて、人事委員会勧告の とおり実施する。 ・期末・勤勉手当の支給割合の改定について、人事委員会勧告の とおり実施する。 ・有料道路の利用料金の認定基準のうち、通勤距離に係る条件に ついて、現行では、有料道路を利用しないとした場合の通勤距 離の25%の距離延長までであるのを、40%までに改めるこ ととする。 休暇制度 ・健康支援休暇のうち、職員が不妊症又は不育症のため治療を必 要とする場合に認められる休暇について、暦年における上限が 現行で5日であるのを6日に改めることとする。 4 要求に係る主な論点 (1) 給与 県共闘会議の要求・主張の内容 県当局の回答・説明の内容 ・通勤手当については全額実費支給すべき ・通勤手当は、通勤による生活費の増嵩に だ。行財政改革による組織の再編等によ 対する生活補給金的な手当であり、費用 り、遠距離通勤者が増大し、固定化して 弁償ではないことから、全額実費支給す いることから、改善すべきだ。有料道路 ることは困難である。 利用料金の認定基準において、迂回率 25%制限があるため、長時間かけて 一般道路で通勤している者がおり、精 神的にも肉体的にも負担が大きい。 (2) 休暇制度 県共闘会議の要求・主張の内容 県当局の回答・説明の内容 ・不妊治療には日数がかかるので少子化対 ・国、他県の状況等からして、要望に応ず 策として、不妊・不育治療休暇の日数を 暦年で12日としてもらいたい。 ることは困難である。
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