環境法規制の制改正情報(2015年12月1日 ~ 2015年12月31日)

<2016 年 1 月 28 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年12月1日 ~ 2015年12月31日)
●新用途水銀使用製品の製造等に関する命令
(2015/12/7 官報号外第274号)
解説
新用途水銀使用製品(既存の用途に利用する水銀使用製品以外の水銀使用製品)の対象が明確
化され、新用途水銀使用製品の製造又は販売(以下、製造等と表記)を事業として行う場合に
おける主務大臣への届出に関する様式等が定められました。
施行期日:『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日
<水銀使用製品を製造又は販売しようとする事業者の方へ>
●新用途水銀使用製品の対象が明確化されました。
(命令
第 2 条、別表)
既存の用途に利用する水銀使用製品以外の水銀使用製品が、新用途水銀使用製品となります。
既存の用途に利用する水銀使用製品が次ページのとおり定められました。これにより、新用途水銀
使用製品が明確化されたものです。
●新用途水銀使用製品の製造等に関する評価の方法が定められました。
(命令
第 3 条)
●新用途水銀使用製品の製造等に関する届出様式「新用途水銀使用製品製造(販売)届出書」及び届
(命令 第 4 条、第 5 条)
出事項が定められました。
①新用途水銀使用製品の製造等の業務開始日の 45 日前までに「新用途水銀使用製品製造(販売)届
出書」を主務大臣に提出
②法人にあっては、定款及び登記事項証明書を添える
③届出事項は以下のとおり
・氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
・製造等を業として行おうとする新用途水銀使用製品の種類及び用途
・製造等を業として行おうとする新用途水銀使用製品の名称及び型式
・製造等を業として行おうとする新用途水銀使用製品の単位数量当たりの水銀等の量及び一定の
期間内に製造等を行う数量
・構造、利用方法その他の製造等を業として行おうとする新用途水銀使用製品に関する情報
・自己評価の結果
・自己評価に係る調査及び分析の方法
新用途水銀使用製品を事業として製造等するにあたっては、自ら評価し、評価結果等を主務大臣に届
出することが必要となります。
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1
<2016 年 1 月 28 日発行>
既存の用途に利用する水銀使用製品
・表中の水銀使用製品であって、表中の用途に用いるもの
・表中 1~51 の水銀使用製品を、表中の用途で、材料又は部品として用いて製造される水銀使用製品
・表中 1~51 の水銀使用製品又は水銀等の製剤であって、校正、試験研究又は分析に用いられるもの
・上記のほか、法の施行の日前に製造又は輸入された水銀使用製品のうち、歴史上又は芸術上価値の高
いものであって、展示、鑑賞、調査研究その他の用途に利用するために販売されるもの
1
2
3
水銀使用製品
1 次電池(アルカリボタン電池、水銀電池、空気
亜鉛電池、酸化銀電池、マンガン乾電池、アル
カリ乾電池に限る)
標準電池
スイッチ及びリレー
4
蛍光ランプ(冷陰極蛍光ランプ及び外部電極蛍
光ランプを含む)
5
HIDランプ(別名高輝度放電ランプ)
6
放電ランプ(蛍光ランプ及びHIDランプを除
く)
7
化粧品
8
農薬
9
駆除剤、殺生物剤及び局所消毒剤(医薬品及び
農薬を除く)
気圧計
湿度計
液柱形圧力計
弾性圧力計(ダイアフラム式のものに限る)
圧力伝送器(ダイアフラム式のものに限る)
真空計
ガラス製温度計
水銀充満圧力式温度計
水銀体温計
10
11
12
13
14
15
16
17
18
用途
小型電子機器等その他の物品の電源
起電力測定の標準
1 電気回路における信号切替え等
2 電流の検知
3 温度の感知
4 傾斜、振動又は衝撃の感知
1 照度の確保
2 美術品その他の物品の展示、撮影又は演出における色彩
の忠実な再現若しくは強調又は視覚効果の発現
3 電子ディスプレイにおける図形、文字及び画像等の表示
4 文書及び図画の読み取り
5 情報の伝達
6 鑑定、検査、検定又は測定
7 感光
8 蛍光
9 生物の育成
10 生物の捕獲、採取又は防除
11 日焼け
12 殺菌
1 照度の確保
2 舞台その他の演出
3 美術品その他の物品の展示、撮影又は演出における色彩
の忠実な再現若しくは強調又は視覚効果の発現
4 プロジェクタの図形、文字及び画像等の映写
5 情報の伝達
6 鑑定、検査、検定又は測定
7 感光
8 蛍光
9 生物の育成
10 生物の捕獲、採取又は防除
11 日焼け
12 殺菌
1 情報の伝達
2 鑑定、検査、検定又は測定
3 感光
4 生物の育成
5 殺菌
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は
皮膚若しくは毛髪を健やかに保つための、身体に塗擦、散布そ
の他これらに類似する方法での使用
農作物(樹木及び農林産物を含む)を害する菌、線虫、だに、
昆虫、ねずみその他の動植物又はウイルスの防除
動植物又はウイルスの防除
気圧の測定
気体の湿度の測定
気体のゲージ圧力の測定
液体のゲージ圧力の測定
液体のゲージ圧力の測定
気体の絶対圧力の測定
気体、液体又は固体の温度の測定
気体又は液体の温度の測定
体温の測定
(次ページに続く)
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(前ページの続き)
水銀使用製品
用途
19
20
21
22
23
24
25
26
水銀式血圧計
温度定点セル
ゴム
顔料
香料
雷管
花火
塗料
27
28
銀板写真
水銀ペレット及び水銀粉末
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
ボイラ(2 流体サイクルに用いられるものに限
る)
灯台の回転装置
拡散ポンプ
圧力逃し装置
ダンパ
X線管
水銀抵抗原器
回転接続コネクター
赤外線検出素子
浮ひょう形密度計
周波数標準機
放射線検出器
検知管
積算時間計
ひずみゲージ式センサ
電量計
参照電極
ジャイロコンパス
鏡
握力計
医薬品
つや出し剤
美術工芸品
水銀の製剤
塩化第 1 水銀の製剤
塩化第 2 水銀の製剤
55
56
57
58
59
よう化第 2 水銀の製剤
硝酸第 1 水銀の製剤
硝酸第 2 水銀の製剤
チオシアン酸第 2 水銀の製剤
酢酸フェニル水銀の製剤
血圧の測定
温度定点の実現
小型家電等の固定
物品の着色
化粧品等の着香
起爆
鑑賞
1 着色、つや出し又は保護等
2 貝類、藻類その他の水中の生物の付着防止等
3 物品の表面温度の測定又は監視等
鑑賞
蛍光ランプ(冷陰極蛍光ランプ及び外部電極蛍光ランプを含
む)、HIDランプ、放電ランプ(蛍光ランプ及びHIDラン
プを除く)への水銀の封入
蒸気の発生
レンズの浮揚
減圧及びその状態の維持
圧力の減衰
振動又は衝撃の軽減
X線の発生
電気抵抗の標準
回転体を通じた電源供給又は信号の取出し
赤外線の検出及び電気信号への変換
液体の密度の測定
周波数及び時間の標準
放射線の検出
気体の検出又はその濃度の測定
装置の累積使用時間の測定
ひずみの測定
電気量の測定
電位を測定又は制御するための基準
針路及び方位の測定
光の反射
握力の測定
人又は動物の疾病の診断、治療又は予防
つや出し等
鑑賞
歯科治療
窯業製品の製造
1 製革
2 木材の不燃化
3 写真の感光
4 アセチレンガスの洗浄
5 半導体材料ガスの洗浄
写真の感光
帽子製造におけるフェルトの処理
帽子製造におけるフェルトの処理
写真の感光
1 製革又は製紙
2 繊維の柔軟剤
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<2016 年 1 月 28 日発行>
●水銀による環境の汚染の防止に関する法律第二条第二項の要件を定める省令
●水銀含有再生資源の管理に係る環境の汚染を防止するためにとるべき措置に関する技術上の指針
●水銀含有再生資源の管理に関する命令
(2015/12/7 官報号外第274号)
解説
水銀含有再生資源の対象が定められ、その管理に係る技術上の指針、水銀含有再生資源の管理
における主務大臣への定期報告に関する様式等が定められました。
施行期日:『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日
<水銀含有再生資源の管理者の方へ>
●水銀含有再生資源の対象が定められました。
(省令)
水銀含有再生資源は、水銀等又はこれらを含有する物(下記に該当するものに限る)であって、有
害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約(以下、バーゼル条約と表
記)附属書Ⅳの B に掲げる処分作業がされ、又はその処分作業が意図されているもの(
『廃棄物の処
理及び清掃に関する法律』第 2 条第 1 項に規定する廃棄物並びに放射性物質及びこれによって汚染
された物を除く)のうち有用なものとなります。
①水銀、安息香酸第二水銀、塩化エチル水銀、塩化第一水銀、塩化第二水銀、塩化第二水銀アンモニ
ウム、塩化メチル水銀、オキシシアン化第二水銀、オレイン酸第二水銀、グルコン酸第二水銀、酢
酸第二水銀、サリチル酸第一水銀、酸化第二水銀、シアン化第二水銀、シアン化第二水銀カリウム、
ジエチル水銀、ジメチル水銀、臭化第二水銀、硝酸第一水銀、硝酸第二水銀、水酸化フェニル水銀、
チオシアン酸第二水銀、砒酸第二水銀、よう化第二水銀、よう化第二水銀カリウム、雷こう、硫化
第二水銀、硫酸第一水銀又は硫酸第二水銀を 0.1 重量パーセント以上含む物
②核酸水銀、酢酸第一水銀、酢酸フェニル水銀、硝酸フェニル水銀又はチメロサールを 1 重量パーセ
ント以上含む物
③①及び②に掲げる水銀化合物以外の水銀化合物を含む物
④バーゼル条約附属書Ⅳの D1 から D4 まで又は R10 に掲げる処分作業(※1)を行うために輸出又は
輸入される物であって次に掲げるもの
・固形状であって、
『土壌の汚染に係る環境基準について』別表の環境上の条件(総水銀又はアル
キル水銀に係るものに限る)に適合しない物
・液状であって、
『水質汚濁防止法施行規則』第 6 条の 2 に規定する要件(水銀及びアルキル水銀
その他の水銀化合物又はアルキル水銀化合物に係るものに限る)に該当する物
※1
D1 :地中又は地上への投棄(最終処分目的)
D2 :土壌処理(最終処分目的)
D3 :地中深部への注入(最終処分目的)
D4 :表面貯留(最終処分目的)
R10:土壌改良(リサイクル目的)
⑤④に掲げる処分作業以外の処分作業を行うために輸出又は輸入される物であって次に掲げるもの
・固形状であって、
『金属等を含む産業廃棄物に係る判定基準を定める省令』別表第三に掲げる基
準(アルキル水銀化合物及び水銀又はその化合物に係るものに限る)に適合しない物
・液状であって、
『排水基準を定める省令』別表第一に掲げる基準(水銀及びアルキル水銀その他
の水銀化合物並びにアルキル水銀化合物に係るものに限る)に適合しない物
(次ページに続く)
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<2016 年 1 月 28 日発行>
(指針
●水銀含有再生資源の管理に係る環境汚染防止措置に関する技術上の指針が定められました。
第一)
①水銀含有再生資源が飛散又は流出しないようにすること
②水銀含有再生資源の管理に伴う悪臭、騒音又は振動によって生活環境の保全上支障が生じないよ
うに必要な措置を講じること
③水銀含有再生資源の保管、運搬又は処分作業(バーゼル条約附属書Ⅳの B に掲げる処分作業をい
う)を他の者に委託するときは、その委託する相手方において①②及び本項に掲げる措置と同等
の措置及び保管を委託する場合にあっては「水銀含有再生資源の保管に関する事項」に掲げる措
置と同等の措置が講じられるよう、その相手方に対し、必要な情報を提供すること
④水銀含有再生資源を譲渡するときは、その譲渡する相手方に対し、その譲渡するものが水銀含有
再生資源である旨の情報を提供すること
●水銀含有再生資源の保管に係る環境汚染防止措置に関する技術上の指針が定められました。
(指針
第二)
①水銀含有再生資源の容器は、水銀含有再生資源が飛散又は流出するおそれのないものとすること
②水銀含有再生資源の容器及び水銀含有再生資源を保管する場所に保管するものが水銀含有再生資
源である旨を表示すること
③水銀含有再生資源を保管する場所に鍵をかける設備を備えること。ただし、その場所が性質上鍵を
かけることができないものであるときは、この限りでない
④水銀含有再生資源を保管する場所が性質上鍵をかけることができないものであるときは、その周囲
に堅固な柵を設けること
●水銀含有再生資源の管理における主務大臣への定期報告に関する様式「水銀含有再生資源管理報告
書」及び報告事項が定められました。
(命令 第 2 条、第 3 条)
①事業所ごとに、毎年度、当該年度の翌年度 6 月末日までに「水銀含有再生資源管理報告書」を主
務大臣に提出する
②報告事項は以下のとおり
・氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
・事業所の名称及び所在地
・水銀含有再生資源管理者において行われる水銀含有再生資源の管理に係る事業
・年度当初において管理していた水銀含有再生資源の種類別の量
・生じた、又は譲り受けた水銀含有再生資源の種類別の量
・譲り渡し、処分作業(バーゼル条約附属書Ⅳの B に掲げる処分作業をいう。以下同じ)を行い、
又は『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』第 2 条第 1 項に規定する廃棄物となった水銀含有
再生資源の種類別(譲り渡し、又は処分作業を行った場合にあっては、水銀含有再生資源の種
類別並びに譲渡しの目的別又は処分作業の種類及び目的別)の量
・譲り渡し、又は譲り受けた場合にあっては、その相手方の氏名又は名称及び住所並びに法人に
あっては、その代表者の氏名並びに事業所の名称及び所在地
・年度末において管理していた水銀含有再生資源の種類別の量及び管理の目的
・技術上の指針に基づき実施した取組その他水銀含有再生資源の環境上適正な管理のために実施
した取組
・保管、運搬又は処分作業を委託した場合にあっては、その委託した水銀含有再生資源の種類別
の量及び当該保管、運搬又は処分作業の委託を受けた者(以下、受託者と表記)に係る以下の
事項
- 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
- 受託者が保管、運搬又は処分作業を行った場合にあっては、保管若しくは処分作業を行った
事業所の名称及び所在地又は運搬の経路
- 受託者に処分作業を委託した場合にあっては、委託した処分作業の種類及び目的
- 水銀含有再生資源の環境上適正な保管、運搬又は処分作業のために受託者が実施した取組
水銀含有再生資源を管理するにあたっては、技術上の指針を順守した管理を行うと共に、定期的に主
務大臣へ報告することが必要となります。
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<2016 年 1 月 28 日発行>
●水銀等の貯蔵に係る環境の汚染を防止するためにとるべき措置に関する技術上の指針
●水銀等の貯蔵に関する省令
(2015/12/7 官報号外第274号)
解説
水銀等の貯蔵に係る技術上の指針、一定規模以上の水銀等の貯蔵における主務大臣への定期報
告に関する様式等が定められました。
施行期日:『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日
<水銀等を貯蔵する方へ>
●水銀等の貯蔵に係る環境汚染防止措置に関する技術上の指針が定められました。
(指針)
①水銀等の容器又は包装は、水銀等が飛散又は流出するおそれのないものとすること
②水銀等の容器又は包装に、水銀等の名称(水銀等の混合物(辰砂を除く)にあっては、水銀等の
名称及び含有量)を表示すること
③水銀等を貯蔵する場所に、水銀等の名称を表示すること
④水銀等を貯蔵する場所に、鍵をかける設備を備えること。ただし、その場所が性質上鍵をかける
ことができないものであるときは、この限りでない
⑤水銀等を貯蔵する場所が性質上鍵をかえることができないものであるときは、その周囲に、堅固
な柵を設けること
⑥水銀等の貯蔵を他の者に委託するときは、その相手方に対し、その貯蔵を委託するものが水銀等
である旨の情報を提供すること
●水銀等の貯蔵における主務大臣への定期報告を要する要件、様式「水銀等貯蔵報告書」及び報告事
項が定められました。
(省令 第 2 条、第 3 条)
①水銀等の種類ごとに、その年度において事業所ごとに貯蔵した水銀等の最大量が下表の数量以上
である場合に報告すること
1
水銀及びその混合物
2
塩化第一水銀及びその混合物
3
酸化第二水銀及びその混合物
4
硫酸第二水銀及びその混合物
5
6
硝酸第二水銀及び硝酸第二水銀
水和物並びにそれらの混合物
硫化水銀及びその混合物
7
辰砂
水銀等の種類
水銀と水銀以外の金属との合金であるものを含み、
水銀の含有量が全重量の 95%以上のものに限る
塩化第一水銀の含有量が全重量の 95%以上のもの
に限る
酸化第二水銀の含有量が全重量の 95%以上のもの
に限る
硫酸第二水銀の含有量が全重量の 95%以上のもの
に限る
硝酸第二水銀及び硝酸第二水銀水和物の含有量の
合計が全重量の 95%以上のものに限る
辰砂を除き、硫化水銀の含有量が全重量の 95%以
上のものに限る
報告が必要となる数量
30 キログラム以上
30 キログラム以上
30 キログラム以上
30 キログラム以上
30 キログラム以上
30 キログラム以上
含有する硫化水銀の量が
30 キログラム以上
(次ページに続く)
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6
<2016 年 1 月 28 日発行>
②事業所ごとに、毎年度、当該年度の翌年度 6 月末日までに「水銀等貯蔵報告書」を主務大臣に提
出する
③報告事項は以下のとおり
・氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
・事業所の名称及び所在地
・水銀等貯蔵者において行われる水銀等の貯蔵に係る事業
・年度当初に貯蔵していた水銀等の種類別の量
・製造し、又は引渡しを受けた水銀等の種類別の量
・使用し、引き渡し、又は『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』で規定する廃棄物となった水銀
等の種類別(使用し、又は引き渡した場合にあっては、水銀等の種類別及び使用又は引渡しの目
的別)の量
・引き渡し、又は引渡しを受けた場合にあっては、その相手方の氏名又は名称及び住所並びに法人
にあっては、その代表者の氏名並びに事業所の名称及び所在地
・年度末において貯蔵していた水銀等の種類別の量及び貯蔵の目的
・水銀等の貯蔵に係る技術上の指針に基づき実施した取組その他水銀等の環境上適正な貯蔵のため
に実施した取組
水銀等を貯蔵するにあたっては、技術上の指針を順守した貯蔵を行うと共に、定期的に主務大臣へ報
告することが必要となります。
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7
<2016 年 1 月 28 日発行>
●廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令
●特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物の処分又は再生の方法として環境大臣が定める方法の一部を改正
する告示
(2015/12/21 官報号外第286号)
解説
特別管理一般廃棄物となる廃水銀、特別管理産業廃棄物となる廃水銀等に関して、環境省令で
定めるとされていた事項が定められました。
施行期日:『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日又は 2016 年 4 月 1 日のいずれか早い日
<水銀等の回収施設、水銀使用製品の製造施設などを保有する方へ>
●特別管理一般廃棄物となる廃水銀、特別管理産業廃棄物となる廃水銀等が定められ、これらを保管・
積替えの所要の措置について規定されました。
①特別管理一般廃棄物となる廃水銀(施行規則 第 1 条、告示)
・水銀又はその化合物が使用されている製品が一般廃棄物となったものから回収したもの
・上記を処分するために処理したもの(廃水銀を精製設備を用いて精製した上で、硫化設備を用い
て十分な量の粉末状の硫黄と化学反応させるとともに、化学反応により生成する硫化水銀につい
て、固型化設備を用いて十分な量の結合剤を加えることにより固型化する方法により処理したも
の以外のものに限る)。
②特別管理産業廃棄物となる廃水銀等(施行規則 第 1 条の 2)
・下表の施設において生じた廃水銀又は廃水銀化合物(水銀使用製品が産業廃棄物となったものに
封入された廃水銀又は廃水銀化合物を除く)
・水銀若しくはその化合物が含まれている産業廃棄物又は水銀使用製品が産業廃棄物となったもの
から回収した廃水銀
・水銀の精製設備を用いて行われる精製に伴って生じた残さ
1
2
3
4
5
6
7
施設
水銀若しくはその化合物が含まれている物又は水銀使用製品が廃棄物となった物から水銀を回収するための施設
水銀使用製品の製造の用に供する施設
灯台の回転装置が備え付けられた施設
水銀を媒体とする測定機器(水銀使用製品を除く)を有する施設
国又は地方公共団体の試験研究機関
大学及びその付属試験研究機関
学術研究又は製品の製造若しくは技術の改良、考案若しくは発明に係る試験研究を行う研究所
③特別管理一般廃棄物となる廃水銀、特別管理産業廃棄物となる廃水銀等の保管・積替えにあたって
は、容器に入れて密封することその他の当該廃棄物の飛散、流出又は揮発の防止のために必要な措
置、高温にさらされないために必要な措置及び腐食の防止のために必要な措置を行うこととする旨
を規定。(施行規則 第 1 条の 14、第 8 条の 10、第 8 条の 13)
特別管理一般廃棄物となる廃水銀、特別管理産業廃棄物となる廃水銀等の保管・積替えは、上述のと
おり行うことが必要となります。
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8
<2016 年 1 月 28 日発行>
●2015年12月1日~2015年12月31日までに公布された環境法規制 一覧
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/12/02 官報第 6668 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づく登録建築物調査機関の廃止をした件(2015/12/07 官報第 6671
号)
□ 水銀含有再生資源の管理に関する命令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律の規定に基づく立入検査等をする職員の携帯する身分を示す証明書の様
式を定める命令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 新用途水銀使用製品の製造等に関する命令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 水銀等の貯蔵に関する省令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 特定水銀使用製品に係る許可及び届出に関する事項を定める省令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律第二条第二項の要件を定める省令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律第十四条第四項の期間を定める省令(2015/12/07 官報号外第 274 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律第二十九条第二項の規定に基づく権限の委任に関する省令(2015/12/07
官報号外第 274 号)
□ 水銀含有再生資源の管理に係る環境の汚染を防止するためにとるべき措置に関する技術上の指針(2015/12/07
報号外第 274 号)
官
□ 水銀等の貯蔵に係る環境の汚染を防止するためにとるべき措置に関する技術上の指針(2015/12/07 官報号外第 274
号)
□ 高圧ガス保安法第三十五条第一項第一号の規定に基づき、指定保安検査機関を指定した件(2015/12/10
6674 号)
官報第
□ 登録建築物調査機関の事業所の所在地を変更した件(2015/12/10 官報第 6674 号)
□ 昭和四十六年建設省告示第千七百六号(下水道法施行令第 15 条第 7 号の建設大臣が定める技術部門及び選択科目に
関する件)の一部を改正する件(2015/12/14 官報第 6676 号)
□ 昭和六十二年建設省告示第千三百五十号(下水道処理施設維持管理業者登録規程の規定に基づき、建設大臣の規定
第 3 条第 1 号ホに基づき、同号イからニまでに掲げる者と同程度の知識及び技術を有する者を定める件)の一部を
改正する件(2015/12/14 官報第 6676 号)
□ 昭和四十六年厚生省・建設省告示第二号(下水道法施行令第 15 条の 3 第 7 号の厚生大臣及び建設大臣が定める技術
部門及び選択科目に関する件)の一部を改正する件(2015/12/14 官報第 6676 号)
□ 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則第六条第一項第七号の規定に基づき、
経済産業大臣が指定する再生可能エネルギー発電設備の種類及び電気事業者を指定する告示の一部を改正する告示
(2015/12/16 官報第 6678 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/12/21 官報号外第 286 号)
□ 特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定方法の一部を改正する告示(2015/12/21
第 286 号)
官報号外
□ 特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物の処分又は再生の方法として環境大臣が定める方法の一部を改正する
告示(2015/12/21 官報号外第 286 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第一条第二項及び第一条の二第十三項の規定に基づき環境大臣が定め
る方法の一部を改正する告示(2015/12/21 官報号外第 286 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/12/21 官報号外第 286 号)
□ 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/12/24 官報第 6683 号)
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<2016 年 1 月 28 日発行>
□ 環境影響評価法施行令の一部を改正する政令(2015/12/24
官報号外第 288 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則等の一部を改正する省令(2015/12/25 官報第 290 号)
□ 労働安全衛生法第五十七条の三第三項の規定に基づき新規化学物質の名称を公表する件(2015/12/25
号)
官報第 290
□ 産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法の一部を改正する件(2015/12/25 官報第 290 号)
□ 特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定方法の一部を改正する件(2015/12/25
号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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官報第 290
<2016 年 1 月 28 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/12/21)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令等の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101851.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/12/18)
「環境影響評価法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101800.html
2)環境省 報道発表資料(2015/12/25)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則等の一部を改正する省令等の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101852.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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<2016 年 1 月 28 日発行>
エコワンポイント
電力の小売全面自由化について
経済産業省HPより※1
【経済産業省が小売電気事業者 11 件の事前登録を行いました】(2016 年 1 月 18 日)
2016 年 4 月の電力小売全面自由化に先立ち、経済産業省においては、昨年 8 月 3 日から、小
売電気事業を営もうとする者の事前登録の申請受付を開始しているところです。
小売電気事業者の登録に際しては、
「電気事業法」により、電力取引監視等委員会に対して意
見聴取を行うこととされており、今般 11 件について、同委員会から回答がありました。
その回答を踏まえ、経済産業省において、小売電気事業を営もうとする者について、11 件の
小売電気事業者の事前登録を行いました。これまで、2015 年 12 月 28 日までに登録のあった 119
件とあわせて、130 件の事業者を事前登録しています。
今後、先週までに申請のあった 238 件のうち、審査中の 108 件についても、審査が終了次第、
順次登録が予定されています。
【電力の小売全面自由化とは 】※2
これまで家庭や商店向けの電気は、各地域の電力会社(東京電力、関西電力等)だけが販売しており、家庭
や商店では、電気をどの会社から買うか選ぶことはできませんでした。
2016 年 4 月 1 日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化されることにより、家庭や商店も含む全ての消
費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになります。
つまり、ライフスタイルや価値観に合わせ、電気の売り手やサービスを自由に選べるようになるのです。
【電力の小売自由化の歴史 】※2
電力の小売自由化は、工場などの大口消費者については、すでに実現しています。
最初の小売自由化は、2000 年 3 月に始まりました。はじめは、
「特別高圧」区分の大規模工場やデパート、オ
フィスビルが電力会社を自由に選ぶことができるようになり、新規参入した電力会社「新電力」からも電気を購
入することが可能になりました。
その後、2004 年 4 月・2005 年 4 月には、小売自由化の対象が「高圧」区分の中小規模工場や中小ビルへと徐々
に拡大していきました。
そして、2016 年 4 月 1 日からは、
「低圧」区分の家庭や商店などにおいても電力会社が選べるようになります。
【電力の小売全面自由化の流れ】※2
電力会社・料金メニュー切り替えの事前受付が本格化〔2016 年 1 月~〕
・新規参入の電力会社・地域の電力会社から新しい料金プラン、サービス内容が、順次発表されます。
・切り替えの事前予約受付を開始する時期は、会社によって異なります。
電力の小売全面自由化〔2016 年 4 月~〕
・新規参入の電力会社・地域の電力会社の各社の新料金プラン、サービス内容への切り替えが可能となります。
・消費者保護のため、競争が十分に進展するまでの間(少なくとも 2020 年 3 月まで)は、現在の一般的な料金
メニュー(政府の規制を受けた料金メニュー)も、各地域の電力会社から引き続き提供されます。
※2016 年 4 月まで特段の手続をしなかった場合には、現在契約している地域の電力会社から、今までどおり電
気が供給されます。
(出典)
※1
小売電気事業者の事前登録を行いました(平成 28 年 1 月 18 日登録)
http://www.meti.go.jp/press/2015/01/20160118002/20160118002.html
※2
電力の小売全面自由化って何?
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_lib
eralization/what/
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12
<2015 年 12 月 28 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年11月1日 ~ 2015年11月30日)
●廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令
(2015/11/11 官報号外第254号)
解説
『水銀に関する水俣条約』の採択を受けて、金属水銀及び高濃度の水銀含有物を廃棄物として
処分する際の環境上適正な処理、水銀使用廃製品の環境上適正な管理を行うため、所要の改正
が行われました。
今般、廃水銀等が特別管理廃棄物に指定されると共に、その処理基準が規定されました。また、
水銀若しくはその化合物が使用されている製品が産業廃棄物となったもの(以下、水銀使用製
品産業廃棄物と表記)についての処理基準が定められました。
施行期日:廃水銀等の特別管理廃棄物への指定及びその収集運搬基準に係る定めについては、
『水銀に
関する水俣条約』が効力を生ずる日又は 2016 年 4 月 1 日のいずれか早い日
その他(廃水銀等の処分基準、水銀使用製品産業廃棄物の処理基準 等)については、2017
年 10 月 1 日
<事業者の方全般へ>
●特別管理一般廃棄物の対象として、下記が追加されました。
(施行令
第 1 条)
①廃水銀(人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして環境省令
で定めるものに限る)
②廃水銀を処分するために処理したもの(環境省令で定める基準に適合しないものに限る)
●特別管理産業廃棄物の対象として、下記が追加されました。
(施行令
第 2 条の 4)
①廃水銀等(廃水銀及び廃水銀化合物であって、人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれが
ある性状を有するものとして環境省令で定めるもの)
②廃水銀等を処分するために処理したもの(環境省令で定める基準に適合しないものに限る)
<一般廃棄物・特別管理一般廃棄物の収集運搬、処分を行う事業者の方へ>
●廃水銀を処分するために処理したもの(環境省令で定める基準に適合するものに限る)の埋立処分基
準が定められました。
(施行令 第 3 条)
①水面埋立処分を行ってはならない
②埋立処分を行う場合には、公共の水域及び地下水と遮断されている場所で行うこと(水銀の溶出に
ついての基準であって環境省令で定めるものに適合しないものに限る)
③上記②以外のものの埋立処分を行う場合には、環境省令で定める必要な措置を講ずること。
次ページに続く
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1
<2015 年 12 月 28 日発行>
●廃水銀の収集運搬基準が定められました。
(施行令
第 4 条の 2)
①必ず運搬容器に収納すること
②運搬容器は、密閉できることその他の環境省令で定める構造を有するものであること
●廃水銀、廃水銀を処分するために処理したもの(環境省令で定める基準に適合しないものに限る)の
処分・再生基準が定められました。
(施行令 第 4 条の 2)
①人の健康又は生活環境に係る被害が生ずるおそれをなくする方法として環境大臣が定める方法に
より行うこと
<産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の収集運搬、処分を行う事業者の方へ>
(施行令
●水銀使用製品産業廃棄物の収集・運搬基準が定められました。
第 6 条)
①破砕することのないような方法で行うこと
②その他の物と混合するおそれのないように他の物と区分すること
③積替え・保管する場合には、その他の物と混合するおそれのないように仕切りを設ける等必要な措
置を講ずること
●水銀使用製品産業廃棄物、水銀含有ばいじん等の処分・再生基準が定められました。
(施行令
第 6 条)
①大気中に飛散しないように必要な措置を講ずること
②使用又は含有されている水銀又はその化合物の割合が相当の割合以上であるものとして環境省令
で定めるものについては、あらかじめ環境大臣が定める方法により水銀を回収すること
③保管する場合には、その他の物と混合するおそれのないように仕切りを設ける等必要な措置を講ず
ること
●水銀使用製品産業廃棄物の埋立処分基準が定められました。
(施行令
第 6 条)
①地中にある空間を利用する処分の方法により行ってはならない
●廃水銀等の収集運搬基準が定められました。
(施行令
第 6 条の 5)
①必ず運搬容器に収納すること
②運搬容器は、密閉できることその他の環境省令で定める構造を有するものであること
●廃水銀等の埋立処分基準が定められました。
(施行令
第 6 条の 5)
①あらかじめ、環境大臣が定めるところにより硫化し固型化すること
●廃水銀等を処分するために処理したもの(環境省令で定める基準に適合しないものに限る)の埋立処
分基準が定められました。
(施行令 第 6 条の 5)
①埋立処分を行う場合には、公共の水域及び地下水と遮断されている場所で行うこと
②水面埋立処分を行ってはならない
③埋立処分の場所からの浸出液による公共の水域及び地下水の汚染を防止するために必要な環境省
令で定める設備の設置その他の環境省令で定める措置を講ずること
●産業廃棄物処理施設の対象として、廃水銀等の硫化施設が追加されました。
(施行令
第 7 条)
廃水銀等の収集運搬や処分にあたっては、上記の基準を順守することが必要となります
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2
<2015 年 12 月 28 日発行>
●水銀による環境の汚染の防止に関する法律の一部の施行期日を定める政令
(2015/11/11 官報号外第254号)
解説
2015 年 6 月 19 日に公布された『水銀による環境の汚染の防止に関する法律』の一部について
施行期日が定められました。
施行期日:関係主体による水銀使用製品の適正な分別回収に関する責務規定 ⇒2016 年 12 月 18 日
特定水銀使用製品の製造禁止等に関する規定 ⇒2018 年 1 月 1 日
<関係主体による水銀使用製品の適正な分別回収に関する責務>
下記事項は、2016 年 12 月 18 日より施行されます。
●国は、市町村が水銀使用製品を適正に回収するために必要な技術的な助言、その他の措置を講ずるよ
う努める。
●市町村は、その区域の経済的社会的諸条件に応じて、その区域内における廃棄された水銀使用製品を
適正に回収するために必要な措置を講ずるよう努める。
●水銀使用製品の製造又は輸入の事業を行う者は、当該水銀使用製品への水銀等の使用に関する表示そ
の他の消費者が水銀使用製品を適正に分別して排出することを確保することに資する情報を提供す
るよう努める。
<特定水銀使用製品の製造禁止等に関する規定>
下記事項は、2018 年 1 月 1 日より施行されます。
●特定水銀使用製品の製造に係る許可制度の創設。
①特定水銀使用製品の種類ごとに、製造時の主務大臣への許可申請(許可には有効期限あり)
②特定水銀使用製品の用途変更時の主務大臣への許可申請
③氏名・名称・住所・代表者の変更時の主務大臣への届出(変更後遅滞なく)
④承継時の主務大臣への届出(承継後遅滞なく)
●上述の許可を受けて製造されたものである場合等を除き、特定水銀使用製品を部品として他の製品の
製造に用いてはならない。
●主務大臣は、許可製造者に対し、その業務に関し報告させることができる。
●主務大臣は、その職員に、許可製造者の事務所、工場、事業場、店舗若しくは倉庫に立ち入り、帳簿、
書類その他の物件を検査させ、関係者に質問させ又は試料を無償で収去させることができる。
『水銀による環境の汚染の防止に関する法律』については、環境法令MONTHLY(2015 年 7 月 30
日発行)にて紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
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<2015 年 12 月 28 日発行>
●水銀による環境の汚染の防止に関する法律施行令
(2015/11/11 官報号外第254号)
解説 『水銀に関する水俣条約』の採択を受けて、水銀等による環境の汚染を防止するために 2015 年
6 月 19 日に公布された『水銀による環境の汚染の防止に関する法律』の実施に係る必要な措置
を行うため、所要の規定が整備されました。
施行期日:『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日
特定水銀使用製品の指定に係る定めについては、
2018 年 1 月 1 日より段階的に施行。また、
特定水銀使用製品の製造許可を受けるための準備行為(許可申請)に係る定めについては
2017 年 7 月 1 日より段階的に施行。
<水銀等を使用する事業者の方へ>
●特定水銀使用製品の対象が定められました。
(施行令 第 1 条、附則第 1 条)
(特定水銀使用製品の対象と、その施行期日を次ページに記載)
●水銀等の使用に係る規制の対象となる製造工程が定められました。
(施行令
1
2
3
4
5
第 2 条)
水銀等の使用に係る規制を行う製造工程
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの製造工程
アセトアルデヒドの製造工程
クロロエチレン(別名、塩化ビニル)の製造工程
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシドの製造工程
ポリウレタンの製造工程
●貯蔵に係る規制の対象となる水銀等が定められました。
(施行令
1
規制される水銀等
水銀
2
塩化第一水銀
3
酸化第二水銀
4
硫酸第二水銀
5
硝酸第二水銀及び
硝酸第二水銀水和物
6
硫化水銀
第 3 条)
補足説明
水銀以外の物と混合している場合(水銀以外の金属との合金に含まれる場合を含む)は、
水銀の含有量が全重量の 95%以上である混合物に含まれるものに限る
塩化第一水銀以外の物と混合している場合は、塩化第一水銀の含有量が全重量の 95%以上
である混合物に含まれるものに限る
酸化第二水銀以外の物と混合している場合は、酸化第二水銀の含有量が全重量の 95%以上
である混合物に含まれるものに限る
硫酸第二水銀以外の物と混合している場合は、硫酸第二水銀の含有量が全重量の 95%以上
である混合物に含まれるものに限る
硝酸第二水銀及び硝酸第二水銀水和物以外の物と混合している場合は、硝酸第二水銀及び
硝酸第二水銀水和物の含有量の合計が全重量の 95%以上である混合物に含まれるものに
限る
辰砂に含まれるものを含み、硫化水銀以外の物と混合している場合(辰砂に含まれる場合
を除く)は、硫化水銀の含有量が全重量の 95%以上である混合物に含まれるものに限る
●特定水銀使用製品の製造許可を受けるための準備行為(許可申請)の施行期日は下記のとおりとされ
ました。
(施行令 附則第 1 条~第 3 条)
①施行期日が 2018 年 1 月 1 日の特定水銀使用製品に係る許可申請
:2017 年 7 月 1 日より
②施行期日が 2020 年 12 月 31 日の特定水銀使用製品に係る許可申請 :2020 年 7 月 1 日より
次ページに続く
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4
<2015 年 12 月 28 日発行>
特定水銀使用製品の対象と施行期日
1
2
3
4
5
6
特定水銀使用製品
電池
スイッチ及びリレー
一般照明用のコンパ
クト形蛍光ランプ及
び電球形蛍光ランプ
一般照明用の直管形
蛍光ランプ
一般照明用の高圧水
銀ランプ
電子ディスプレイ用
の冷陰極蛍光ランプ
及び外部電極蛍光ラ
ンプ
7
化粧品
8
動植物又はウイルス
の防除に用いられる
薬剤
9
10
気圧計
湿度計
11
圧力計
12
温度計
13
血圧計
補足説明
次に掲げるものを除く。
①酸化銀電池(水銀の含有量が全重量の 1%未満であって、ボタン電
池であるものに限る)
②空気亜鉛電池(水銀の含有量が全重量の 2%未満であって、ボタン
電池であるものに限る)
発光管 1 本当たりの水銀の含有量が 5mg を超えるものであって、定
格消費電力が 30w 以下のものに限る。
次に掲げるもの。
①1 個当たりの水銀の含有量が 5mg を超えるものであって、定格消費
電力が 60w 未満のもののうち、三波長形の蛍光体を用いたもの
②1 個当たりの水銀の含有量が 10mg を超えるものであって、定格消
費電力が 40w 以下のもののうち、ハロりん酸塩を主成分とする蛍
光体を用いたもの
施行期日
2018 年 1 月 1 日
(注 1)
2020 年 12 月 31 日
(注 3)
2020 年 12 月 31 日
2018 年 1 月 1 日
2018 年 1 月 1 日
2020 年 12 月 31 日
次に掲げるもの。
①1 個当たりの水銀の含有量が 3.5mg を超えるものであって、その長
さが 500mm 以下のもの
②1 個当たりの水銀の含有量が 5mg を超えるものであって、その長さ
が 500mm を超え 1,500mm 以下のもの
③1 個当たりの水銀の含有量が 13mg を超えるものであって、その長
さが 1,500mm を超えるもの
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚
若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これ
らに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体
に対する作用が緩和なもの。
エチルメルクリチオサリチル酸ナトリウム(別名、チメロサール)
を有効成分とする保存剤(エチルメルクリチオサリチル酸ナトリウ
ム以外の水銀等(法第 1 条に規定する水銀等をいう)を含むものを
除く)であって、
『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の
確保等に関する法律』第 2 条第 1 項に規定する医薬品及び同条第 9
項に規定する再生医療等製品に添加されるものを除く。
電気式のものを除く。
電気式のもの及び NO.12①に掲げるガラス製温度計を部品として用
いて製造されるものを除く。
電気式のもの、230 度以上の温度で計ることができるダイアフラム式
圧力計であって目量が 5MPa 以下のもの及び温度の大きな変化、著し
い振動その他の厳しい条件の下で計ることができる真空計であって
次に掲げるものを除く。
①計ることのできる最大の圧力(絶対圧力をいう。②において同じ)
が 1,300Pa 以下であって、目量が 300Pa 以下のマクラウド真空計
②計ることのできる最大の圧力が 66,000Pa 以下であって、目量が
200Pa 以下のU字管真空計
電気式のもの及びガラス製温度計であって次に掲げるもの(体温計
であるものを除く)を除く。
①計ることのできる最高の温度が 300 度以下のものであって、目量
が 0.5 度以下のもの(③に該当するものを除く)
②計ることのできる最高の温度が 300 度を超え 500 度以下のもので
あって、目量が 2 度以下のもの(③に該当するものを除く)
③塩酸、硫酸その他の腐食性の高い薬品の温度を計ることができる
ものであって、計ることのできる最高の温度が 200 度を超え 500
度以下のもののうち、目量が 2 度以下のもの
電気式のものを除く。
2018 年 1 月 1 日
2018 年 1 月 1 日
2018 年 1 月 1 日
(注 2)
2020 年 12 月 31 日
(注 4)
2020 年 12 月 31 日
2020 年 12 月 31 日
2020 年 12 月 31 日
2020 年 12 月 31 日
2020 年 12 月 31 日
(注 1)ボタン電池であるアルカリマンガン電池を除く
(注 2)2・7-ジブロモ-4-ヒドロキシ水銀フルオレセイン 2 ナトリウムを有効成分とする消毒剤(マーキュロクロム液)を除く
(注 3)ボタン電池であるアルカリマンガン電池に限る
(注 4)2・7-ジブロモ-4-ヒドロキシ水銀フルオレセイン 2 ナトリウムを有効成分とする消毒剤(マーキュロクロム液)に限る
『水銀による環境の汚染の防止に関する法律』については、環境法令MONTHLY(2015 年 7 月 30
日発行)にて紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
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5
<2015 年 12 月 28 日発行>
●大気汚染防止法施行令等の一部を改正する政令
(2015/11/11 官報号外第254号)
解説 『水銀に関する水俣条約』の採択を受けて、水銀等の大気中への排出を規制するために 2015 年
6 月 19 日に公布された『大気汚染防止法の一部を改正する法律』の実施に係る必要な措置を行
うため、所要の改正が行われました。
施行期日:
『大気汚染防止法の一部を改正する法律』の施行日(
『水銀に関する水俣条約』が効力を生
ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日)
<水銀を使用する事業者の方へ>
●水銀排出施設の対象を、条約附属書Dに掲げる施設又は条約附属書Dに掲げる工程を行う施設のうち、
条約第 8 条 2(b)の基準として環境省令で定める基準に該当するものとされました。
(施行令 第 3 条の 5)
<ご参考> 条約附属書Dに掲げられている施設又は工程を行う施設
・石炭火力発電所
・産業用石炭燃焼ボイラー
・非鉄金属(鉛・亜鉛・銅・工業金)製造に用いられる精錬及び焙焼の工程
・廃棄物の焼却設備
・セメントクリンカーの製造設備
<行政関係事項: 水銀排出施設の設置者に対する報告徴収・立入検査>
●環境大臣又は都道府県知事が、水銀排出施設の設置者に対して報告徴収及び立入検査できる事項が定
められました。(施行令 第 12 条)
①報告徴収:水銀排出施設の構造及び使用の方法、水銀等の処理の方法、水銀濃度等
②立入検査:水銀排出施設及びその関連施設、水銀排出施設に使用する燃料及び原料、関係帳簿書類
<行政関係事項: 政令で定める市の長に委任する事務>
●都道府県知事の権限のうち、政令で定める市の長に委任する事務は、設置等の届出受理、改善勧告等・
改善命令等、実施制限期間の短縮、報告徴収・立入検査、適用除外対象施設に係る権限を有する行政
機関の長との通知の受理・要請・協議等とされました。(施行令 第 13 条)
なお、工場に係る事務は、指定都市及び中核市の長が行う。工場以外に関する事務は、施行令第 13
条第 1 項に規定する市(小樽市、室蘭市、苫小牧市、川口市、所沢市、市川市、松戸市、市原市、平
塚市、藤沢市、四日市市、吹田市、八尾市、明石市、加古川市、呉市、大牟田市、佐世保市)、指定
都市及び中核市の長が行う。
『大気汚染防止法の一部を改正する法律』については、環境法令MONTHLY(2015 年 7 月 30 日発
行)にて紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
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<2015 年 12 月 28 日発行>
●廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令
●環境大臣が定めるポリ塩化ビフェニル汚染物
(2015/11/24 官報第6662号)
解説
ポリ塩化ビフェニル(以下、PCBと表記)廃棄物の確実かつ適正な処理を推進するため、P
CBが使用された安定器が廃棄物となったものの分解・解体が原則禁止されるとともに、低濃
度PCB廃棄物の燃焼条件の適正化について技術上の基準及び維持管理基準が改正されました。
施行期日:2015 年 12 月 14 日
<PCB汚染物の積替え及び保管を行う事業者の方へ>
●特別管理産業廃棄物の積替え基準及び保管基準において、PCB汚染物であって環境大臣が定めるも
のにあっては、人の健康又は生活環境に係る被害が生じないように形状を変更しないこととされまし
た。
(施行規則 第 8 条の 10、第 8 条の 13)
●上記の“PCB汚染物であって環境大臣が定めるもの”とは、廃蛍光管ランプ用安定器・廃水銀ラン
プ用安定器・廃ナトリウムランプ用安定器であって、かつ、PCBが付着・封入されたもの(コンデ
ンサと充填物の接合が電線のみにより行われているものであって、膨張・腐食等により、当該コンデ
ンサからPCBの漏えいが認められないものを除く)とされました。
(環境大臣が定めるポリ塩化ビフェニル汚
染物)
<低濃度PCB廃棄物の焼却施設を保有する事業者の方へ>
●低濃度PCB廃棄物の焼却施設の技術上の基準及び維持管理基準において、燃焼ガスの温度が摂氏
850 度以上に変更されました(従来は摂氏 1,100 度)。
(施行規則 第 12 条の 2、第 12 条の 7)
継続して、PCB汚染物の積替え及び保管、低濃度PCB廃棄物の焼却処分において、上記の基準を順
守することが必要となります
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7
<2015 年 12 月 28 日発行>
●2015年11月1日~2015年11月30日までに公布された環境法規制 一覧
□ 特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律第二十条第一項の規定に基づく登録特定原動機検査機関の登録の更
新に関する件(2015/11/09 官報第 6652 号)
□ 特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律第二十七条において準用する同法第二十条第一項の規定に基づく登
録特定特殊自動車検査機関の登録の更新に関する件(2015/11/09 官報第 6652 号)
□ 特定物質に関する製造数量の許可申請期間に関する件(2015/11/11 官報第 6654 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/11/11
官報号外第 254 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律の一部の施行期日を定める政令(2015/11/11
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律施行令(2015/11/11
□ 大気汚染防止法施行令等の一部を改正する政令(2015/11/11
官報号外第 254 号)
官報号外第 254 号)
官報号外第 254 号)
□ 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/11/11 官報号外第 254
号)
□ 下水道法施行令及び公害防止事業費事業者負担法施行令の一部を改正する政令(2015/11/13 官報号外第 257 号)
□ 下水道法施行規則の一部を改正する省令(2015/11/13 官報号外第 257 号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律の規定により登録建築物調査機関を登録した件(2015/11/17 官報第 6658
号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律に基づく建築物調査業務の休止に関する件(2015/11/17
官報第 6658 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/11/24 官報第 6662 号)
□ 海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に基づく登録確認機関の所在地を変更する件(2015/11/24
6662 号)
□ 環境大臣が定めるポリ塩化ビフェニル汚染物(2015/11/24
官報第
官報第 6662 号)
□ 特定国際種事業に係る届出等に関する省令の一部を改正する省令(2015/11/26 官報第 6664 号)
□ 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/11/26 官報第 6664
号)
□ エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律第九条第三項の規定に基づき、特定事業促
進業務を行う営業所又は事務所の所在地の変更を公示する件(2015/11/27 官報第 6665 号)
□ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/11/30 官報第 6666 号)
□ 水質汚濁に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/11/30 官報第 6666 号)
□ 温室効果ガス総排出量の算定に係る他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数を公
表する件の一部を改正する件(2015/11/30 官報号外第 269 号)
□ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令の規定に基づき、電気事業者ごとの特定排
出者による他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数及び代替する係数を公表する
件の一部を改正する件(2015/11/30 官報号外第 269 号)
□ 温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の規定に基づき、電気事業者ごとの調整後排出係数を公表する件
の一部を改正する件(2015/11/30 官報号外第 269 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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8
<2015 年 12 月 28 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/11/06)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令の閣議決定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101621.html
2)環境省 報道発表資料(2015/11/06)
「水銀による環境の汚染の防止に関する法律施行令」等の閣議決定及び意見募集(パブリックコメント)の結果
について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101630.html
3)環境省 報道発表資料(2015/11/06)
「大気汚染防止法施行令等の一部を改正する政令」の閣議決定及び意見募集の結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101639.html
4)環境省 報道発表資料(2015/11/24)
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令」等の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101717.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/11/30)
「温対法に基づく政府及び地方公共団体実行計画における温室効果ガス総排出量算定に用いる平成 26 年度の電
気事業者ごとの排出係数等の公表について(お知らせ)
」
http://www.env.go.jp/press/101744.html
2)環境省 報道発表資料(2015/11/30)
「平成 26 年度の電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等の公表について(お知らせ)
」
http://www.env.go.jp/press/101746.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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<2015 年 12 月 28 日発行>
エコワンポイント
2014 年度(平成 26 年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
環境省 HP より※1
環境省と国立環境研究所は、今般、2014 年度の我が国の温室効果ガス排出量(速報値)をとりまとめました。
【我が国の温室効果ガス排出量(2014 年度速報値)】
《排出量は二酸化炭素(CO2)換算》
2014 年度の総排出量は 13 億 6,500 万トン(前年度比 -3.0%、2005 年度比 -2.2%、1990 年度比+7.5%)
電力消費量の減少や電力の排出原単位の改善に伴う
 前年度の総排出量(14 億 800 万トン)
要因
と比べて、3.0%(4,300 万トン)の減少。
電力由来の CO2 排出量の減少により、エネルギー起
源の CO2 排出量が減少したことなどが挙げられる。
 2005 年度の総排出量(13 億 9,600 万トン)
と比べて、2.2%(3,100 万トン)の減少。
要因
オゾン層破壊物質からの代替に伴い、冷媒分野にお
いてハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量
が増加した一方で、産業部門や運輸部門におけるエ
ネルギー起源の CO2 排出量が減少したことなどが挙
げられる。
 1990 年度の総排出量(12 億 7,000 万トン)と比べて、7.5%(9,500 万トン)の増加。
図【我が国の温室効果ガス排出量(2014 年度速報値)】
注1)
注2)
2014年度速報値の算定に用いた各種統計等の年報値について、速報値の算定時点で2014年度の値が未公表のものは2013年度の値を
代用している。また、一部の算定方法については、より正確に排出量を算定できるよう見直しを行っている。このため、今回とり
まとめた2014年度速報値と、来年4月に公表予定の2014年度確報値との間で差異が生じる可能性がある。なお、確報値では、森林
等による吸収量についても算定、公表する予定である。
各年度の排出量及び過年度からの増減割合(「2005年度比」等)には、京都議定書に基づく吸収源活動による吸収量は加味してい
ない。
(出典)
※1
2014 年度(平成 26 年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
http://www.env.go.jp/press/101726.html
2014 年度(平成 26 年度)の温室効果ガス排出量(速報値)<概要>
http://www.env.go.jp/press/files/jp/28579.pdf
2014 年度(平成 26 年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
http://www.env.go.jp/press/files/jp/28580.pdf
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10
<2015 年 11 月 27 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年10月1日 ~ 2015年10月31日)
●下水道法施行令の一部を改正する政令
(2015/10/7 官報第6631号)
●下水道法施行規則の一部を改正する省令
●下水の処理開始の公示事項等に関する省令の一部を改正する省令
(2015/10/21 官報第6640号)
解説
トリクロロエチレンの環境基準については 2014 年 11 月に、公共用水域の水質汚濁に係る人の
健康の保護に関する環境基準、地下水の水質汚濁に係る環境基準の基準値が 0.03mg/L 以下から
0.01mg/L 以下へ変更されました。
これを受けて先月、公共用水域へ排水する者を規制する「水質汚濁防止法」のトリクロロエチ
レンの排水基準が 0.3mg/L 以下から 0.1mg/L 以下へ改正されました。
今般、「下水道法」においても、
「水質汚濁防止法」との調整を図るべく、トリクロロエチレン
の排水基準が 0.3mg/L 以下から 0.1mg/L 以下へ改正が行われたものです。
また、下水道管理をめぐる状況の変化に鑑み、下水道の設計、工事の監督又は維持管理を行う
者の資格要件について下水道以外の一定のインフラに関する経験を算入できるようにするとと
もに、下水道に関する経験を緩和する措置が行われました。
施行期日:2015 年 10 月 21 日
<下水道へ排水し、かつ下水道法の適用を受ける事業者の方へ>
●トリクロロエチレンの排水基準の基準値が 0.1mg/L 以下へ強化されました。(施行令
第 9 条)
継続して、トリクロロエチレンに係る排水基準を順守することが必要となります。
<公共下水道管理者及び公共下水道又は流域下水道の設計、工事の監督又は維持管理を行う方へ>
●公共下水道又は流域下水道の設計、工事の監督又は維持管理を行う者の資格要件について、下水道に
係る技術上の実務従事経験年数が 2 分の 1 に緩和されるとともに、下水道以外の一定のインフラ(注)
に関する技術上の実務従事経験年数を現行の下水道に係る実務従事経験年数の 2 分の 1 を上限に算入
することができるようになりました。(施行令 第 15 条、第 15 条の 3、施行規則 第 17 条、省令 第 2 条の 2)
(注) 計画設計及び工事の監督管理においては上水道、工業用水道、河川、道路その他国土交通大臣が定める施設、維持管理におい
ては上水道、工業用水道、し尿処理施設その他国土交通大臣及び環境大臣が定める施設
公共下水道管理者は、改正後の適切な資格要件を持つ者に設計、工事の監督又は維持管理を行わせる必
要があります(次ページに改正前/改正後の必要な実務従事経験年数を掲載)。
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1
<2015 年 11 月 27 日発行>
下水道技術者の資格要件に必要な実務経験年数
【改正前】下水道に関する以下の実務経験年数が必要
卒業・在籍した
教育機関等
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
条件等
大学卒業
大学卒業
短大・高専卒業
高等学校卒業
専修学校・
各種学校卒業
下水道工学を履修
下水道工学以外を履修
土木科を履修
土木科を履修
下水道工学に関する課程を履修
・修業年限 2 年以上 かつ、
・国土交通大臣が指定した課程
大学院
・5 年以上在学 かつ、
・下水道工学に関する単位を含む
所定の単位を取得
大学院
・1 年以上在学 かつ、
又は研究科
・下水道工学に関する課程を専攻
短大専攻科
・1 年以上在学 かつ、
・下水道工学を専攻
第一種技術検定に合格
第二種技術検定に合格
第三種技術検定に合格
国土交通大臣が指定した講習を修了
国土交通大臣又は環境大臣が指定した試験に合格
国土交通大臣又は環境大臣が指定した講習を修了
技術士法技術部門第二次試験に合格
*1
*2
上記以外
計画設計
7年
8年
10 年
12 年
実施設計・工事
の監督管理
(処理施設・
ポンプ施設)
2年
3年
5年
7年
実施設計・工事
の監督管理
(排水施設)
1年
1.5 年
2.5 年
3.5 年
維持管理
(処理施設・
ポンプ施設)
2年
3年
5年
7年
不可
10 年
5年
2.5 年
4年
0.5 年
0.5 年
0.5 年
6年
1年
0.5 年
1年
9年
4年
2年
4年
5 年(3 年)
不可
不可
不可
不可
不可
可
不可
不可
2 年(1 年)
2 年(1 年)
不可
5年
不可
不可
可
不可
10 年
1 年(0 年)
1 年(0 年)
不可
2.5 年
不可
不可
可
不可
5年
不可
不可
2 年(0 年)
不可
2年
5年
可
可
10 年
(備考)・外国の学校において 1~8 のそれぞれに相当するものを同等以上に修めて卒業、専攻又は修得した場合も同等
・9/10/11 については下水道以外のインフラも含めた実務経験年数であり、かつ( )で示す下水道に関する実務経験年数が必要
・*1:科目として下水道を選択し上下水道部門に合格
*2:科目として水質管理又は汚物処理を選択し衛生工学部門に合格
【改正後】以下の実務経験年数(下水道以外のインフラも含む)が必要、かつ()で示す下水道に関する実務経験年数が必要
卒業・在籍した
教育機関等
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
大学卒業
大学卒業
短大・高専卒業
高等学校卒業
専修学校
・各種学校卒業
条件等
下水道工学を履修
下水道工学以外を履修
土木科を履修
土木科を履修
下水道工学に関する課程を履修
・修業年限 2 年以上 かつ、
・国土交通大臣が指定した課程
大学院
・5 年以上在学 かつ、
・下水道工学に関する単位を含む
所定の単位を取得
大学院
・1 年以上在学 かつ、
又は研究科
・下水道工学に関する課程を専攻
短大専攻科
・1 年以上在学 かつ、
・下水道工学を専攻
第一種技術検定に合格
第二種技術検定に合格
第三種技術検定に合格
国土交通大臣が指定した講習を修了
国土交通大臣又は環境大臣が指定した試験に合格
国土交通大臣又は環境大臣が指定した講習を修了
技術士法技術部門第二次試験に合格
*1
*2
上記以外
実施設計・工事の
監督管理
(処理施設・
ポンプ施設)
2 年(1 年)
3 年(1.5 年)
5 年(2.5 年)
7 年(3.5 年)
実施設計・工事の
監督管理
(排水施設)
1 年(0.5 年)
1.5 年(1 年)
2.5 年(1.5 年)
3.5 年(2 年)
維持管理
(処理施設・
ポンプ施設)
2 年(1 年)
3 年(1.5 年)
5 年(2.5 年)
7 年(3.5 年)
10 年(5 年)
5 年(2.5 年)
2.5 年(1.5 年)
不可
4 年(2 年)
0.5 年(0.5 年)
0.5 年(0.5 年)
0.5 年(0.5 年)
6 年(3 年)
1 年(0.5 年)
0.5 年(0.5 年)
1 年(0.5 年)
9 年(4.5 年)
4 年(2 年)
2 年(1 年)
4 年(2 年)
5 年(1.5 年)
不可
不可
不可
不可
不可
可
不可
不可
2 年(0.5 年)
2 年(0.5 年)
不可
5 年(2.5 年)
不可
不可
可
不可
10 年(5 年)
1 年(0 年)
1 年(0 年)
不可
2.5 年(1.5 年)
不可
不可
可
不可
5 年(2.5 年)
不可
不可
2 年(0 年)
不可
2 年(1 年)
5 年(2.5 年)
可
可
10 年(5 年)
計画設計
7 年(3.5 年)
8 年(4 年)
10 年(5 年)
12 年(6 年)
(備考)・外国の学校において 1~8 のそれぞれに相当するものを同等以上に修めて卒業、専攻又は修得した場合も同等
・*1:科目として下水道を選択し上下水道部門に合格
*2:科目として水質管理又は汚物処理を選択し衛生工学部門に合格
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<2015 年 11 月 27 日発行>
●2015年10月1日~2015年10月31日までに公布された環境法規制 一覧
□ フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/10/01 官報第 6627
号)
□ 瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を改正する法律(2015/10/02 官報第 6628 号)
□ 下水道法施行令の一部を改正する政令(2015/10/07 官報第 6631 号)
□ 自動車騒音の大きさの許容限度の一部を改正する件(2015/10/08 官報号外第 231 号)
□ 割当量口座簿の運営等に関する省令の一部を改正する省令(2015/10/16 官報第 6637 号)
□ 割当量口座簿の運営等に関する省令第五条第三項に規定する環境大臣及び経済産業大臣が告示で定める日を定める
件(2015/10/16 官報第 6637 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/10/16 官報第 6637 号)
□ 下水道法施行規則の一部を改正する省令(2015/10/21 官報第 6640 号)
□ 下水の処理開始の公示事項等に関する省令の一部を改正する省令(2015/10/21
官報第 6640 号)
□ 高圧ガス保安法第三十九条の三及び第三十九条の五の規定に基づき認定完成検査実施者及び認定保安検査実施者を
認定した件(2015/10/22 官報第 6641 号)
□ 仏沼鳥獣保護区を変更し及びその存続期間を更新した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 仏沼特別保護地区を指定した件(2015/10/30 官報第号)
□ 蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区を変更し及びその存続期間を更新した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 蕪栗沼特別保護地区を指定した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 最上川河口鳥獣保護区を変更し及びその存続期間を更新した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 福島潟鳥獣保護区を変更した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 瓢湖鳥獣保護区を変更し及びその存続期間を更新した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 瓢湖特別保護地区を指定した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 宍道湖鳥獣保護区を変更し及びその存続期間を更新した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
□ 宍道湖特別保護地区を指定した件(2015/10/30 官報号外第 247 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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3
<2015 年 11 月 27 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)国土交通省 報道発表資料(2015/10/02)
下水道法施行令の一部を改正する政令案について(閣議決定)
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000277.html
2)国土交通省 パブリックコメント(2015/10/07)
下水道法施行令等の一部改正に関する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155150506&Mode=2
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/09/01)
「自動車騒音の大きさの許容限度」(昭和 50 年環境庁告示第 53 号)の一部改正について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101516.html
2)環境省 報道発表資料(2015/09/03)
「割当量口座簿の運営等に関する省令の一部を改正する省令案」等に係る意見募集について
http://www.env.go.jp/press/101386.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
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HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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<2015 年 11 月 27 日発行>
エコワンポイント
2015 年度冬季の電力需給対策について
経済産業省HPより※1
2015 年度冬季の電力需給は、2011 年度冬季並み(北海道電力及び沖縄電力管内については 2010
年度並み、東北電力及び東京電力管内については 2013 年度並み)の厳寒となるリスクや直近の経
済成長の伸び、企業や家庭における節電の定着などを織り込んだ上で、いずれの電力会社におい
ても電力の安定供給に最低限必要な予備率 3%以上を確保できる見通しである。
ただし、北海道電力については、他電力からの電力融通に制約があること、発電所一機のトラ
ブル停止が予備率に与える影響が大きいこと、厳寒であるため、万一の電力需給のひっ迫が、国
民の生命、安全を脅かす可能性があることなどの北海道の特殊性を踏まえ、リスクへの特段の備
えが必要である。
【2016 年 2 月の電力需給見通し】
(万kW)
東日本 3 社
中西日本 6 社
北海道
東北
東京
9 電力
中部
関西
北陸
中国
四国
九州
沖縄
①最大電力需要
6,791
543
1,408
4,840
8,460
2,356
2,496
529
1,067
497
1,515
15,251
115
②供給力
7,272
619
1,493
5,160
8,919
2,499
2,579
557
1,170
528
1,586
16,192
168
481
76
85
320
459
143
83
28
103
31
71
941
53
(7.1%)
(14.0%)
(6.1%)
(6.6%)
(5.4%)
(6.1%)
(3.3%)
(5.3%)
(9.6%)
(6.2%)
(4.7%)
(6.2%)
(46.1%)
②供給-①需要
(予備率)
【2015 年度冬季の電力需給対策】
全国(沖縄電力を除く)共通の対策
◆節電協力要請(数値目標を設けない)
①現在定着している節電の取組が、国民生活、経済活動等への影響を極力回避した無理のな
い形で、確実に行われるよう、節電の協力を要請する。
節電協力要請に当たっては、高齢者や乳幼児等の弱者に対して、配慮を行う。
※2015 年度冬季の需給見通しにおいて、節電の定着分(2010 年度最大電力比)として以下の数
値を見込んでいる。これらは節電を行うに当たっての目安となる。
北海道電力 ▲5.9%
東北電力 ▲2.1%
東京電力 ▲7.8%
中部電力
▲2.8%
関西電力 ▲3.8%
北陸電力 ▲1.9%
中国電力
▲1.3%
四国電力 ▲4.8%
九州電力 ▲2.8%
②節電協力要請期間・時間帯
2015 年 12 月 1 日(火)から 2016 年 3 月 31 日(木)までの平日(ただし、12 月 29 日(火)
から 31 日(木)までを除く。
)の 9:00 から 21:00 まで(北海道電力及び九州電力について
は 8:00 から 21:00 まで)の時間帯とする。
(出典)
※1
2015 年度冬季の電力需給対策について
http://www.meti.go.jp/setsuden/index.html
http://www.meti.go.jp/setsuden/pdf/151030/151030_01a.pdf
※2
2015 年度冬季の電力需給対策について(概要)
http://www.meti.go.jp/setsuden/pdf/151030/151030_01b.pdf
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5
<2015 年 10 月 29 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年9月1日 ~ 2015年9月30日)
●水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令
(2015/09/18 官報第 6621 号)
解説
トリクロロエチレンの環境基準については 2014 年 11 月に、公共用水域の水質汚濁に係る人の
健康の保護に関する環境基準、地下水の水質汚濁に係る環境基準の基準値が 0.03mg/L 以下から
0.01mg/L 以下へ変更されました。
これを受けて、「排水基準を定める省令」が改正され、公共用水域へ排水する特定事業場に対
する排水基準のうち、トリクロロエチレンの基準値が現行の 0.3mg/L 以下から 0.1mg/L 以下へ
強化されました。
また、「水質汚濁防止法施行規則」が改正され、地下水の浄化措置命令に関する浄化基準のうち、
トリクロロエチレンの基準値が現行の 0.03mg/L 以下から 0.01mg/L 以下へ強化されました。
施行期日:2015 年 10 月 21 日
<公共用水域へ排水し、且つ水質汚濁防止法の特定施設を保有する事業者の方へ>
●トリクロロエチレンの排水基準の基準値が 0.1mg/L 以下へ強化されました。(省令
別表第 1)
なお、経過措置として、2015 年 10 月 21 日時点で現に特定施設を設置(設置の工事をしているものを
含む)している特定事業場については 2016 年 4 月 21 日より適用(
「水質汚濁防止法施行令」別表第 3
に掲げる施設を設置している特定事業者については 2016 年 10 月 21 日より適用)され、それまでは
従前の排水基準が適用されます。
●トリクロロエチレンの浄化基準の基準値が 0.01mg/L 以下へ強化されました。(施行規則
別表第 2)
継続して、トリクロロエチレンに係る排水基準や浄化基準を順守することが必要となります。
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1
<2015 年 10 月 29 日発行>
●経済産業省関係フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行規則の一部を改正する省令
(2015/09/30 官報第 6626 号)
解説
フロン類代替物質(フロン類に代替する物質であってオゾン層の破壊をもたらさず、かつ、地
球温暖化に深刻な影響をもたらさないもの)を使用した製品の開発、製品の使用等に際して排
出されるフロン類によりもたらされるオゾン層の破壊及び地球温暖化への影響の程度の低減そ
の他フロン類の使用の合理化のために必要な措置を講ずるよう努めることが求められる指定製
品について、従来、指定製品の対象外としていた、家庭用マルチエアコンディショナーが対象
に加えられました(対象外の製品より削除)
。
施行期日:2015 年 9 月 30 日
<家庭用マルチエアコンディショナーの製造事業者・輸入事業者の方へ>
●家庭用マルチエアコンディショナー(家庭用の分離型であって1つの室外機に2つ以上の室内機を
接続して用いる構造のもの)が指定製品に追加されました。
(施行規則 第 4 条)
家庭用マルチエアコンディショナーを製造・輸入するにあたり、「エアコンディショナーの製造業者等
の判断の基準となるべき事項を定める件」を順守した取組み、本体またはカタログへの表示を行うこと
が必要となります。
「エアコンディショナーの製造業者等の判断の基準となるべき事項を定める件」については、環境法令
MONTHLY(2015 年 5 月 7 日発行)にて紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
●2015年9月1日~2015年9月30日までに公布された環境法規制 一覧
□ 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律に基づく届出等に関する省令の一部を改正する省令(2015/09/01
官報号外第 198 号)
□ 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/09/01 官報号外第 198 号)
□ 南極地域の環境の保護に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/09/01 官報号外第 198 号)
□ 輸入特定有害廃棄物等が廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二条第一項の廃棄物に該当する場合における輸入移
動書類に係る届出に関する省令の一部を改正する省令(2015/09/01 官報号外第 198 号)
□ 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行規則第七条の三第二号に規定する主務大臣が定め
る単価の一部を改正する件(2015/09/04 官報第 6611 号)
□ 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行規則第七条の四第一号イ及びロの規定に基づく主
務大臣が定める市町村を定める件(2015/09/04 官報第 6611 号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律に基づく建築物調査業務の廃止に関する件(2015/09/04
官報第 6611 号)
□ 南極地域の環境の保護に関する法律施行規則の一部を改正する省令の一部を改正する省令(2015/09/08
6613 号)
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2
官報第
<2015 年 10 月 29 日発行>
□ 登録建築物調査機関の事業所の所在地を変更した件(2015/09/11 官報第 6616 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/09/11 官報第 6616 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律第四十四条の規定に基づき登録調査機関の事業所の変更の届出があった
件(2015/09/14 官報第 6617 号)
□ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/09/14 官報第 6617 号)
□ 水質汚濁に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/09/14 官報第 6617 号)
□ 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(2015/09/17 官報号外第 213 号)
□ 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/09/18
6621 号)
官報第
□ 船舶の通常の活動に伴い生ずる汚水であつて海洋において処分することができるものの水質の基準を定める省令の
一部を改正する省令(2015/09/18 官報第 6621 号)
□ 水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令(2015/09/18 官報第 6621 号)
□ 環境大臣が所掌する特定外来生物に係る特定飼養等施設の基準の細目等を定める件の一部を改正する件
(2015/09/18 官報第 6621 号)
□ きょくとうさそり科全種等の防除に関する件の一部を改正する件(2015/09/18 官報第 6621 号)
□ 吉野熊野国立公園の公園区域を変更する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 吉野熊野国立公園の公園計画を変更する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 吉野熊野国立公園の特別地域の区域を変更する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 吉野熊野国立公園の乗り入れ規制区域を指定する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 吉野熊野国立公園の特別保護地区の区域を変更する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 吉野熊野国立公園の海域公園地区を指定する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 自然公園法第二十二条第三項第二号の規定に基づき、環境大臣が指定する区域及びその区域ごとに指定する動植物
を定める件の一部を改正する件(2015/09/24 官報号外第 216 号)
□ 労働安全衛生法第五十七条の三第三項の規定に基づき新規化学物質の名称を公表する件(2015/09/25
217 号)
官報号外第
□ 琵琶湖の保全及び再生に関する法律(2015/09/28 官報号外第 220 号)
□ 液化石油ガス保安規則等の一部を改正する省令(2015/09/29 官報第 6625 号)
□ 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(2015/09/30 官報第 6626 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律第二十四条第一項及び第三項の規定による立入検査をする職員の携
帯する身分を示す証明書の様式を定める省令の一部を改正する省令(2015/09/30 官報第 6626 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律第二十四条第二項の規定による立入検査をする職員の携帯する身分
を示す証明書の様式を定める省令の一部を改正する省令(2015/09/30 官報第 6626 号)
□ 経済産業省関係フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行規則の一部を改正する省令
(2015/09/30 官報第 6626 号)
□ 危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示の一部を改正する件(2015/09/30 官報第 6626 号)
□ 特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の一部を改正する告示(2015/09/30
第 6626 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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3
官報
<2015 年 10 月 29 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/09/18)
(お知らせ)
「水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令」の公布について
http://www.env.go.jp/press/101451.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/09/01)
「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」及び「輸入特定有害廃棄
物等が廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二条第一項の廃棄物に該当する場合における輸入移動書類に係る
届出に関する省令の一部を改正する省令案」に対する意見募集(パブリックコメント)の結果について(お知ら
せ)
http://www.env.go.jp/press/101316.html
2)厚生労働省 パブリックコメント(2015/09/17)
「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案に関する意見募集について」に対して寄せられた御意見等につい
て
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495150060&Mode=2
3)厚生労働省 パブリックコメント(2015/09/30)
「特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の一部を改正する告示案に関する意
見募集について」に対して寄せられた御意見等について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495150116&Mode=2
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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4
<2015 年 10 月 29 日発行>
エコワンポイント
11 月は「エコドライブ推進月間」です
環境省HPより※1
エコドライブ(環境負荷の軽減に配慮した自動車の使用)の取組については、平成 18 年 6 月に
策定した『エコドライブ普及・推進アクションプラン』に基づき、警察庁、経済産業省、国土交
通省及び環境省と連携し、普及促進が図られてきました。
警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成する「エコドライブ普及連絡会」では、行楽シ
ーズンであり自動車に乗る機会が多くなる 11 月を、「エコドライブ推進月間」と位置付けていま
す。
エコドライブ推進月間期間中には、エコドライブについてのシンポジウムの開催や全国各地での
イベント等積極的な広報を関係省庁及び関係団体と連携して行い、エコドライブの普及・推進を
図ることとしています。
企業が取り組むエコドライブとは?
ReCoo HP より※2
エコドライブ活動は燃費や地球の未来のためはもとより、さまざまなメリットがあります
【メリット 1 】車輌の適正管理(整備点検実施や使用状態の把握)
車輌を適正に管理をするということは、日ごろから整備点検に気を配ることが重要になります。また整備点検を
することで車輌を長く有効に活用することとなり、車輌の故障が減りさらには安全で快適な運転が可能になりま
す。適正な車輌管理をするためには管理ルールの見直しを含め、会社として統一としたルールが必要になります。
ルールを見直しすることでさらに経費節減につなげる事が可能となります。
【メリット 2 】燃料使用量の把握(走行距離、燃料使用量、さらには燃費の管理)
会社として燃料使用量の把握をすることで、どの車が、どれだけ燃料を使用したのかがわかり、さらには使用者
がその車の燃費を意識することで、燃料費の削減につながります。また同車種や、他の車種の燃費比較すること
も可能なので、使用状況により車を選択することが可能となります。
【メリット 3 】交通事故低減につながります
自動車技術会でのエコドライブ論文『エコドライブ活動による燃費向上と交通事故低減』では対象 18 社の平均デ
ータとして 8.7%の燃費向上に付随して交通事故件数 49%減という結果が示されています。また 社)東京都ト
ラック協会によるエコドライブ推進プロジェクト、
『グリーン・エコプロジェクト』では活動推進により事故が半
減しているという結果が出ています。
【メリット 4 】各種認証制度への対応
(ISO 環境シリーズ、エコアクション 21、グリーン経営認証制度等)
企業としての総合的な CO2 削減を目的とした ISO 環境シリーズやエコアクション 21、運送事業者向けのグリー
ン経営認証(トラック・バス・タクシー)においては数字データの有無や正確性が重要視されます。燃費データ
の構築やそのための仕組み造りはこういった認証制度への足がかりとなります。
【メリット 5 】CSR の実施
(CO2 排出量を正確に把握することでの環境対応、さらには改正省エネ法への対応)
燃費データの継続的な記録によりエネルギーの使用量把握はもとより、CO2 排出量の算出が可能となり、改正省
エネ法への対応が可能です。また運送事業者においてはデータを保有・提示できる事業者として改正省エネ法で
報告を義務付けられた顧客に対してのアピールにもなります。
【メリット 6 】社内活性化
(車輌の管理、環境対応を通して社内におけるコニュニケーションの強化)
車輌の適正管理をすることや、社内のルールを見直すことは、業務上の部署間の壁を飛び越えた「燃費」、「エコ
ドライブ」という共通テーマを活かした取り組み(エコドライブ活動)によって社員のベクトル合わせるための
媒体とすることができます。また社内におけるコミュニケーション改善を図ることは燃費向上の手法であると同
時に、社内改善を加速させる一面も持ち合わせています。
(出典)
※1
11 月は「エコドライブ推進月間」です
http://www.env.go.jp/air/info/ecodrive_m/
※2
企業が取り組むエコドライブとは
http://www.recoo.jp/ja/ecodrive/company_activity.html
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<2015 年 9 月 29 日発行>
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環境法規制の制改正情報(2015年8月1日 ~ 2015年8月31日)
●労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令
(2015/08/12 官報第 6594 号)
解説
譲渡又は提供時に名称等を表示すべき物、及び特定化学物質のうち第2類物質として、新たに
ナフタレン及びナフタレンを含有する製剤その他の物(以下、ナフタレン等と表記)、リフラク
トリーセラミックファイバー及びリフラクトリーセラミックファイバーを含有する製剤その他
の物(以下、RCF等と表記)が追加されました。
施行期日:2015 年 11 月 1 日
<ナフタレン等やRCF等を譲渡・提供している事業者の方へ>
●譲渡又は提供時に名称等を表示すべき物として、ナフタレン等、RCF等を追加。(施行令第 18 条、別表
第 3)
なお、経過措置として、2015 年 11 月 1 日時点で現存する物については 2016 年 4 月 30 日までの間は、
名称等の表示義務を適用しない。
<ナフタレン等やRCF等を製造・使用している事業者の方へ>
●特定化学物質のうち第2類物質として、ナフタレン等、RCF等を追加。(施行令別表第 3)
●ナフタレン等やRCF等の製造又は取扱う作業には作業主任者の選任を義務付け。(施行令第 6 条)
なお、経過措置として、2015 年 11 月 1 日時点で現存する作業については 2017 年 10 月 31 日までの間
は、作業主任者の選任義務を適用しない。
●ナフタレン等やRCF等の製造又は取扱う作業場には作業環境測定の実施を義務付け。(施行令第 21 条)
なお、経過措置として、2015 年 11 月 1 日時点で現存する作業場については 2016 年 10 月 31 日までの
間は、作業環境測定の実施義務を適用しない。
●ナフタレン等やRCF等の製造又は取扱う業務に従事している労働者、過去にナフタレン等やRCF
等の製造又は取扱う業務に従事した労働者に対して特殊健康診断の実施を義務付け。(施行令第 22 条)
ナフタレン等やRCF等を譲渡又は提供する際に容器又は包装への表示(名称等)、特定化学物質とし
て『特定化学物質障害予防規則(略称:特化則)』を遵守した適正管理を行う必要があります。
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1
<2015 年 9 月 29 日発行>
●特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令の規定に基づき、電気事業者ごとの特
定排出者による他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数及び代替する係数を
公表する件の一部を改正する件
●温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の規定に基づき、電気事業者ごとの調整後排出係数を公表す
る件の一部を改正する件
(2015/08/27 官報第 6605 号)
解説
特定排出者に毎年度、事業所管大臣へ報告することが義務付けられている温室効果ガス排出量
のうち、エネルギー起源二酸化炭素(他者から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素)の排
出量を算定するにあたって使用する排出係数(実排出係数、調整後排出係数)について、東京
電力株式会社から排出係数の算定誤りがあった旨の報告があり、修正されました。
施行期日:2015 年 8 月 27 日
<特定排出者の方へ>
●東京電力株式会社の排出係数、及びその影響をうける特定規模電気事業者の排出係数が修正されま
した。
一般電気事業者
電気事業者名
実排出係数
(t-CO2/kWh)
調整後排出係数
(t-CO2/kWh)
東京電力株式会社
0.000531 (修正)
0.000522 (修正)
アーバンエナジー株式会社
0.000432
0.000190
0.000259
0.000541
0.000495
0.000494
0.000553
0.000519
0.000580
0.000311
0.000981
0.000183
0.000342
0.000528
0.000479
0.000478
0.000534
0.000501
0.000560
0.000301
アストモスエネルギー株式会社
SBパワー株式会社
株式会社関電エネルギーソリューション
特定規模電気事業者
株式会社とんでん
京葉瓦斯株式会社
JLエナジー株式会社
大和ハウス工業株式会社
本田技研工業株式会社
ミサワホーム株式会社
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
(修正)
実排出係数:電気事業者が電気の発電(燃料の燃焼)に伴って排出した二酸化炭素の量を販売電力量で除した値
調整後排出係数:電気事業者が電気の発電(燃料の燃焼)に伴って排出した二酸化炭素の量から京都メカニズム
クレジット等を控除した量を販売電力量で除した値
●2015 年 7 月末までに報告書提出が義務付けられていた 2014 年度温室効果ガス排出量については、本
改正を踏まえた報告書の再提出は不要です(自ら希望して、本改正を踏まえた報告書の修正・再提出
を行う場合は、2015 年 11 月末までの間は受け付けてもらえます)。
本改正について対応が必要となる事項はありません。
なお、上述のとおり、自ら希望して、本改正を踏まえて 2014 年度温室効果ガス排出量の報告書を修正・
再提出する場合は、2015 年 11 月末までの間は受け付けてもらえます(任意)。
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<2015 年 9 月 29 日発行>
●2015年8月1日~2015年8月31日までに公布された環境法規制 一覧
□ 国立公園の公園事業を決定する件(2015/08/07 官報第 6591 号)
□ 国立公園の公園事業を変更する件(2015/08/07 官報第 6591 号)
□ 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令(2015/08/12
官報第 6594 号)
□ 海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/08/12
官報第 6594 号)
□ 福島県南相馬市の特別地域内除染実施計画に基づく土壌等の除染等の措置の実施に係る事項を告示する件
(2015/08/12 官報号外第 182 号)
□ 福島県双葉郡双葉町の特別地域内除染実施計画に基づく土壌等の除染等の措置の実施に係る事項を告示する件
(2015/08/18 官報第 6598 号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律の規定により登録建築物調査機関を登録した件(2015/08/18 官報第 6598
号)
□ 登録建築物調査機関の事業所の所在地を変更した件(2015/08/19 官報第 6599 号)
□ 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/08/26
6604 号)
官報第
□ 温室効果ガス総排出量の算定に係る他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数を公
表する件の一部を改正する件(2015/08/27 官報第 6605 号)
□ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令の規定に基づき、電気事業者ごとの特定排
出者による他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数及び代替する係数を公表する
件の一部を改正する件(2015/08/27 官報第 6605 号)
□ 温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の規定に基づき、電気事業者ごとの調整後排出係数を公表する件
の一部を改正する件(2015/08/27 官報第 6605 号)
□ 登録建築物調査機関の事業所の所在地を変更した件(2015/08/27 官報第 6605 号)
□ 海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の規定に基づく船舶の設備等の検査等に関する規則の一部を改正する
省令(2015/08/28 官報号外第 194 号)
□ 二酸化炭素放出抑制対象船舶の二酸化炭素放出抑制指標に関する基準を定める省令の一部を改正する省令
(2015/08/28 官報号外第 194 号)
□ 海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の規定に基づく船舶の設備等の検査等に関する規則第一条の二十三第
一項第三号の船舶を定める告示の一部を改正する告示(2015/08/28 官報号外第 194 号)
□ 福島県南相馬市の特別地域内除染実施計画に基づく土壌等の除染等の措置の実施に係る事項を告示する件
(2015/08/31 官報号外第 196 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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3
<2015 年 9 月 29 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)厚生労働省 パブリックコメント(2015/08/12)
労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案に係る意見募集の結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495150054&Mode=2
2)環境省 報道発表資料(2015/08/27)
平成 25 年度の電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等(平成 26 年 12 月 5 日公表、平成 27 年 7 月 14 日
一部追加・修正、平成 27 年 8 月 27 日一部修正)に係る告示改正について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101378.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)国土交通省 報道発表資料(2015/08/07)
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令について
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000040.html
2)環境省 報道発表資料(2015/08/21)
(お知らせ)「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」につ
いて
http://www.env.go.jp/press/101334.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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<2015 年 9 月 29 日発行>
エコワンポイント
経済産業省 HP より
「高圧ガス保安活動促進週間」と「LP ガス消費者保安月間」について
【高圧ガス保安活動促進週間が始まります】10 月 23 日(金)~29 日(木)※1
高圧ガス保安活動促進週間は、高圧ガス(一般消費者等が使用する液化石油ガス含む)の保安に
関する活動を促進し、高圧ガスによる災害防止、公共の安全を確保することを目的としています。
各地の実情に即した行事を行い、高圧ガスの保安意識の高揚及び保安活動の促進を図ります。
**
今年度の重点目標
**
高圧ガス保安法関係
液化石油ガスの保安の確保及び取引の適
正化に関する法律関係
①運転・操作上(ソフト)の要因による人的被害
が多いことにも留意した各事業所における自主保
安意識の高揚並びに保安対策に係る教育・訓練の
徹底及び見直しによる保安力の向上
①業務用消費者に対して、CO中毒事故防
止、燃焼器具の適切な使用方法及び業務用換
気警報器・CO警報器の設置促進に重点を置
いた周知の徹底
②非定常運転又は作業におけるリスクマネジメン
ト、リスクアセスメントの意義と重要性の理解及
び普及の促進
②一般消費者等に対して、LPガス販売事業
者等が行っている保安業務の内容及び消費
機器の維持管理方法、CO中毒事故防止対
策、ガスが漏えいした場合の適切な対処方法
の周知
③事業所における地震・津波等による大規模災害
に対する防災意識の高揚及び防災対策の促進
④高圧ガス製造事業所等における設備の管理方法
の見直し及び漏えい等の未然防止
⑤高圧ガス利用者(特に、溶接・溶断を行う者並
びにコールドエバポレータ及び空調設備等の利用
者)における保安意識の向上
③高齢者及び一人暮らしの消費者に対して
LPガス設備を安全に使用するための保安
啓発
⑥タンクローリ、バラ積みトラックにおける高圧
ガス移動時の保安対策の推進
⑦残ガス容器のくず化に係る取扱いの周知の徹底
⑧高圧ガス販売先における充てん容器等の盗難防
止対策の徹底
【10 月は LP ガス消費者保安月間です】10 月 1 日(木)~31 日(土)※2
保安月間中は、LP ガス関係団体等にも御協力をいただき、LP ガス事故防止のための保安啓発活
動を集中的に実施することで、LP ガスをお使いの方々の保安意識の向上を図ります。
**
今年度の重点目標 **
①業務用消費者に対して、CO中毒事故防止及び燃焼器具の適切な使用方法に重点をおいた周知の
徹底を図る。
②一般消費者等に対して、LP ガス販売事業者等が行っている保安業務の内容及び消費機器の維持
管理方法、CO中毒事故防止対策、ガスが漏えいした場合の適切な対処方法を周知する。
③高齢者及び一人暮らしの消費者に対して LP ガス設備を安全に使用するための保安啓発を行う。
(出典)
※1
平成 27 年度高圧ガス保安活動促進週間を実施します
http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150914004/20150914004.html
※2
10 月は LP ガス消費者保安月間です~正しく使おう、Life Power! LPガス~
参考
LP ガス消費者保安周知用チラシ
http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150914001/20150914001.html
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/detail
/lpghoansyuuchi.html
参考
ガスの安全見直し隊
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/aiko
tobademinaoshitai/
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<2015 年 8 月 28 日発行>
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環境法規制の制改正情報(2015年7月1日 ~ 2015年7月31日)
●危険物の規制に関する政令別表第一及び同令別表第二の総務省令で定める物質及び数量を指定する省令の一部
を改正する省令
(2015/07/17 官報第 6577 号)
解説
『消防法』では、
『毒物及び劇物取締法』に規定する毒物及び劇物のうち、一定の要件を満たす
ものを消防活動阻害物質(消火活動に重大な支障を生ずるおそれのある物質)として定めており、
一定数量以上の消防活動阻害物質を貯蔵又は取扱う場合には、あらかじめ、所轄消防長又は消防
署長に届出することを義務付けています。
今般、1 種類の劇物が消防活動阻害物質に追加されました。
施行期日:2016 年 2 月 1 日
<下記の劇物を貯蔵又は取扱う事業者の方へ>
●劇物「ピロカテコール及びこれを含有する製剤」が消防活動阻害物質に追加されました(届出数量
200kg 以上)。(省令第 2 条)
現段階で対応が必要となる事項はありません。
2016 年 2 月 1 日以降、
「ピロカテコール及びこれを含有する製剤」を 200kg 以上、貯蔵又は取扱う場合、
所轄消防長又は消防署長への届出が義務付けられます。
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<2015 年 8 月 28 日発行>
●食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針を定める件
●食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令の一部を
改正する省令
●食品廃棄物等多量発生事業者の定期の報告に関する省令の一部を改正する省令
(2015/07/31 官報号外第 173 号)
解説
現行の『食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針』
(2007 年 11 月策定)を基に、中
央環境審議会の答申を踏まえ、基本方針が見直しされました。合わせて、関係省令の改正が行
われました。
施行期日:2015 年 7 月 31 日
<食品関係事業者の方へ>
●食品廃棄物等の再生利用等実施率について、2019 年度までの目標を設定。(基本方針
業種
食品製造業(全体で)
食品卸売業(全体で)
食品小売業(全体で)
外食産業(全体で)
2019 年度までの目標
95%(強化)
70%(維持)
55%(強化)
50%(強化)
二)
現行の目標
85%
70%
45%
40%
●食品廃棄物等の再生利用手法の優先順位について、①飼料化、②肥料化、③飼料化及び肥料化以外
の再生利用(メタン化等)、の順とする。(基本方針 一 3 ロ 、判断基準省令 第 1 条)
●食品関連事業者が自ら飼料を製造する際に遵守する基準として、飼料化のうちペットフードの製造
については『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』に基づく基準・規格に適合させるこ
とを追加。(基本方針 一 3 ロ 、判断基準省令 第 7 条)
●食品廃棄物等多量発生事業者から主務大臣への定期報告について、食品廃棄物等の発生量及び再生
利用の実施量を都道府県別にも報告(国はこれらを整理した上で公表)することとし、一方で、過
去の報告を通じて把握が可能な項目については報告の内容を合理化すべく、様式を変更。
(基本方針 三 1 イ
、定期報告省令 別記様式)
継続して、食品廃棄物等の再生利用を実施すると共に、飼料を製造する際の基準の遵守、定められた様
式による主務大臣への定期報告を行う必要があります。
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<2015 年 8 月 28 日発行>
●食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令第三条第
二項の主務大臣が定める期間及び基準発生原単位の全部を改正する件
(2015/07/31 官報号外第 173 号)
解説
食品関連事業者の食品廃棄物等の発生抑制の目標値として、2012 年度の定期報告のデータを踏
まえ、新たに 5 業種について目標値を設定。
施行期日:2015 年 7 月 31 日
<下記の食品関連事業者の方へ>
●新たに 5 業種について目標値を設定(目標期間は 2020 年 3 月 31 日まで)。
業種
目標期間
その他の畜産食料品製造業
食酢製造業
2015 年 7 月 31 日から
菓子製造業
2020 年 3 月 31 日まで
清涼飲料製造業(茶、コーヒー、果汁など残さが出るものに限る)
給食事業
目標値
(基準発生原単位)
501kg/t
252kg/百万円
249kg/百万円
429kg/t
332kg/百万円
kg/t:製造数量(t)当たりの食品廃棄物等の発生量(kg)
kg/百万円:売上高(百万円)当たりの食品廃棄物等の発生量(kg)
上述の目標期間には、食品廃棄物等の発生量が目標値以下(基準発生原単位以下)となるよう努力する
必要があります。
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<2015 年 8 月 28 日発行>
●2015年7月1日~2015年7月31日までに公布された環境法規制 一覧
□ 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律施行規則の一部を改正する省令
(2015/07/01 官報第 6565 号)
□ 道路運送車両の保安基準及び自動車点検基準の一部を改正する省令(2015/07/01 官報号外第 148 号)
□ 自動車の点検及び整備に関する手引きの一部を改正する告示(2015/07/01
官報号外第 148 号)
□ 福島県南相馬市の特別地域内除染実施計画に基づく土壌等の除染等の措置の実施に係る事項を告示する件
(2015/07/08 官報第 6570 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づく貨物自動車のエネルギー消費性能の向上に関するエネルギー消
費機器等製造事業者等の判断の基準等の全部を改正する件(2015/07/10 官報号外第 155 号)
□ 温室効果ガス総排出量の算定に係る他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数を公
表する件の一部を改正する件(2015/07/14 官報号外第 157 号)
□ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令の規定に基づき、電気事業者ごとの特定排
出者による他人から供給された電気の使用に伴う二酸化炭素の排出の程度を示す係数及び代替する係数を公表する
件の一部を改正する件(2015/07/14 官報号外第 157 号)
□ 温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の規定に基づき、電気事業者ごとの調整後排出係数を公表する件
の一部を改正する件(2015/07/14 官報号外第 157 号)
□ 危険物の規制に関する政令別表第一及び同令別表第二の総務省令で定める物質及び数量を指定する省令の一部を改
正する省令(2015/07/17 官報第 6577 号)
□ 国立公園の公園計画を変更する件(2015/07/17
官報第 6577 号)
□ 国立公園の公園事業を決定する件(2015/07/17
官報第 6577 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/07/17 官報第 6577 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び災害対策基本法の一部を改正する法律(2015/07/17
□ 水防法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(2015/07/17
(下水道法施行令 改正)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/07/17
官報号外第 161 号)
官報号外第 161 号)
官報号外第 161 号)
□ 水防法等の一部を改正する法律の施行に伴う国土交通省関係省令の整備等に関する省令(2015/07/17
161 号)
(下水道法施行規則 改正)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/07/17
官報号外第
官報号外第 161 号)
□ 下水道法第四十条第二項の規定により地方環境事務所長に委任する権限を定める省令の一部を改正する省令
(2015/07/17 官報号外第 161 号)
□ 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律第二条の規定による改正前の化学物質の審査
及び製造等の規制に関する法律第四条第一項の規定に基づき、同項第五号に該当するものである旨の通知をした件
(2015/07/30 官報号外第 171 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令の一部を改正
する省令(2015/07/31 官報号外第 173 号)
□ 食品廃棄物等多量発生事業者の定期の報告に関する省令の一部を改正する省令(2015/07/31
官報号外第 173 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律に基づく再生利用事業を行う者の登録に関する省令の一部を改正す
る省令(2015/07/31 官報号外第 173 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針を定める件(2015/07/31
官報号外第 173 号)
□ 食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令第三条第二項
の主務大臣が定める期間及び基準発生原単位の全部を改正する件(2015/07/31 官報号外第 173 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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<2015 年 8 月 28 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)消防庁 新着情報(2015/07/17)
危険物の規制に関する政令別表第一及び同令別表第二の総務省令で定める物質及び数量を指定する省令の一部
を改正する省令(案)に対する意見募集の結果及び省令の公布
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h27/07/270717_houdou_1.pdf
2)環境省 報道発表資料(2015/07/31)
食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律関係省令の一部改正等の公布及び意見募集(パブリックコメント)
の結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101285.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/07/14)
平成 25 年度の電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等(一部追加・修正)の公表について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101209.html
2)環境省 報道発表資料(2015/07/17)
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令」の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101232.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
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<2015 年 8 月 28 日発行>
エコワンポイント
環境省 HP より※1
新国民運動 「COOL CHOICE」 について
政府は 6 月 2 日、第 29 回地球温暖化対策推進本部において、2030 年度の温室効果ガスの排出量
を 2013 年度比で 26%削減するという目標を掲げ、その達成に向けて政府だけでなく、事業者や
国民が一致団結して「COOL CHOICE」を旗印に国民運動を展開すると発表しました。
「COOL CHOICE」は、「Fun to Share」で共有・発信された知恵や技術をはじめ、日本が世界に誇
る省エネ・低炭素型の「製品」「サービス」「行動」など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選
択」を促す新しい国民運動として、7 月 1 日から開始しています。
例えば、エコカーを買う、エコ住宅を建てる、エコ家電にするという「選択」、高効率な照明に替
える、公共交通機関を利用するという「選択」、クールビズをはじめ、低炭素なアクションを実践
するというライフスタイルの「選択」。
みんなが一丸となって温暖化防止に資する選択を行ってもらうため、統一ロゴマークを設定し、
政府・産業界・労働界・自治体・NPO 等が連携して、広く国民に呼びかけています。
ロゴマークの使い方
(ロゴマーク使用申請)※2
「COOL CHOICE」は、国民ひとりひとりが省エネ・
低炭素型の製品・サービス・行動などを積極的に
わかりやすく選択する為のヒントとして、広く使
われることを意図しています。
【環境省と連携する全国の「COOL CHOICE」(抜粋)】
◆「北海道 COOL CHOICE 大作戦」7/31~9/30
※3
スマートムーブも「COOL CHOICE」(賢い選択)のひとつです。「北海道 COOL CHOICE 大作戦」の
実行委員会では、北海道の夏の観光シーズンに、移動における「賢い選択」の理解と具体的な
アクションを促すための様々な施策を展開します。
◆「鉄道連携ポスター」の展開
8 月~9 月予定
※4
国土交通省では、エコな鉄道をもっとエコにする「エコレールラインプロジェクト」※5 と、
「COOL
CHOICE」を同時に呼び掛けるポスターを作成し、駅貼りポスター及び中吊り広告の掲出を行いま
す。
(出典)
※1
2030 年まで継続する新国民運動「COOL CHOICE(クールチョイス)」を開始します
http://www.env.go.jp/press/101177.html
※2
COOL CHOICE ロゴマーク使用申請
※3
Let's COOL CHOICE! 北海道 COOL CHOICE 大作戦~地球にやさしい移動(スマートムーブ)を選ぼう!~
※4
Lets COOL
http://funtoshare.env.go.jp/coolchoice/entry/
http://www.env.go.jp/press/101290.html
CHOICE!~夏旅は、エコでクールな鉄道をチョイス!~鉄道連携ポスターについて
http://www.env.go.jp/press/101354.html
※5
エコレールラインプロジェクトの概要(国土交通省 HP)
http://www.mlit.go.jp/common/000219008.pdf
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6
<2015 年 7 月 30 日発行>
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環境法規制の制改正情報(2015年6月1日 ~ 2015年6月30日)
●大気汚染防止法の一部を改正する法律
(2015/06/19 官報第 6557 号)
解説 水銀による地球規模での環境汚染を防止することを目的とする『水銀に関する水俣条約』の的確
かつ円滑な実施を確保するため、水銀排出施設に係る届出制度を創設するとともに、水銀排出施設から
水銀等を大気中に排出する者に排出基準の順守を義務付ける等の措置を講ずるべく、法改正が行われま
した。
施行期日:
『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政
令で定める日
<水銀を使用する事業者の方へ>
●下記の用語が定義されました。(法
第 2 条)
①水銀等:水銀及びその化合物
②水銀排出施設:工場または事業場に設置される施設で水銀等を大気中に排出するもののうち、条約
の規定に基づきその規制を行うことが必要なものとして政令で定めるもの
●水銀排出施設に係る届出制度が創設されました。(法
第 18 条の 23~第 18 条の 27、第 18 条の 31)
①設置時の都道府県知事への届出(届出が受理された日から 60 日を経過した後でなければ設置しては
ならない)
②構造等の変更時の都道府県知事への届出(届出が受理された日から 60 日を経過した後でなければ
変更してはならない)
③既存の施設が水銀排出施設となった際の都道府県知事への届出(水銀排出施設となった日から 30
日以内)
④氏名・名称・住所・代表者、工場または事業場の名称・所在地の変更時の都道府県知事への届出(変
更後 30 日以内)
⑤廃止時の都道府県知事への届出(廃止後 30 日以内)
⑥承継時の都道府県知事への届出(承継後 30 日以内)
●排出基準の順守が義務付けられました。(法
第 18 条の 28、第 18 条の 30)
①排出基準は、水銀排出施設の排出口から大気中に排出される排出物に含まれる水銀等の量(水銀濃
度)とし、施設の種類・規模ごとの許容限度として省令で定められます
②上記の排出基準の順守、水銀濃度の測定、測定結果の記録・保存を義務付け
次ページに続く
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1
<2015 年 7 月 30 日発行>
●水銀排出施設以外の水銀等を大気中に排出する施設のうち、水銀等の排出量が相当程度多い施設に
ついては、自ら順守すべき基準の作成、水銀濃度の測定、測定結果の記録・保存、必要な措置の実施
状況・評価の公表を義務付け。(法 第 18 条の 32)
●その他、事業活動に伴う水銀等の大気中への排出の状況を把握し、必要な措置を講ずるとともに、国
が実施する施策に協力することを義務付け。(法 第 18 条の 33)
<国・地方公共団体の責務>
●国は下記に努めることを義務付け。(法
第 18 条の 34)
①我が国における水銀等の大気中への排出の状況を把握し、その結果を公表すること
②水銀等の大気中への排出の抑制のための技術に関する情報を収集整理し、その成果の普及を図るこ
と
③その他の水銀等の大気中への排出の抑制に関する施策を実施すること
●地方公共団体は下記に努めることを義務付け。(法
第 18 条の 35)
①事業者に対して、水銀等の大気中への排出を抑制するために必要な措置を講ずることを促進するた
めに必要な情報の提供を行う
②住民に対して、水銀等の大気中への排出の抑制に関する知識の普及を図る
新たに規制された、水銀排出施設に係る届出や排出基準等について順守しなければなりません。
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<2015 年 7 月 30 日発行>
●水銀による環境の汚染の防止に関する法律
(2015/06/19 官報第 6557 号)
解説 水銀による地球規模での環境汚染を防止することを目的とする『水銀に関する水俣条約』の的確
かつ円滑な実施を確保するため、特定の水銀使用製品の製造等に関する措置、特定の製造工程における
水銀等の使用の禁止、水銀等の所蔵に関する措置、水銀等を含有する再生資源の管理に関する措置等を
講ずるべく、法制定されました。
施行期日:
『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政
令で定める日 他、段階的に施行されます
<水銀を使用した製品を製造・輸入・販売する事業者の方へ>
●下記の用語が定義されました。(法
第 1 条、第 2 条)
①水銀等:水銀及びその化合物
②水銀使用製品:水銀等が使用されている製品
③特定水銀使用製品:水銀使用製品のうち、その製造に係る規制を行うことが特に必要なものとして
政令で定めるもの
④水銀含有再生資源:水銀等またはこれらを含有する物であって、『有害廃棄物の国境を超える移動
及びその処分の規制に関するバーゼル条約』附属書ⅣBに掲げる処分作業がさ
れ、またはその処分作業が意図されているもののうち有用なもの
●特定水銀使用製品の製造に係る許可制度が創設されました。(法
第 5 条~第 11 条)
①特定水銀使用製品の種類ごとに、製造時の主務大臣への許可申請(許可には有効期限あり)
②特定水銀使用製品の用途変更時の主務大臣への許可申請
③氏名・名称・住所・代表者の変更時の主務大臣への届出(変更後遅滞なく)
④承継時の主務大臣への届出(承継後遅滞なく)
※2020 年 12 月 31 日までの間において政令で定める日から施行
●上述の許可を受けて製造されたものである場合等を除き、特定水銀使用製品を部品として他の製品の
製造に用いてはならない。(法 第 12 条)
※2020 年 12 月 31 日までの間において政令で定める日から施行
●既存の用途に利用する水銀使用製品以外の水銀使用製品については、下記を義務付け。(法
第 13 条、第
14 条)
①その利用が人の健康の保護または生活環境の保全に寄与するものである場合でなければ、製造・販
売を禁止
②製造・販売を事業として行う場合には、その利用が人の健康の保護または生活環境の保全に寄与す
るかどうかについて、自ら評価を行い、評価結果等を主務大臣へ届出
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
●水銀使用製品の製造・輸入を事業として行う場合には、水銀使用製品への水銀等の使用に関する表示、
消費者が水銀使用製品を適正に分別して排出することを確保することに資する情報を提供するよう
努めることを義務付け。(法 第 18 条)
※公布日から起算して 1 年 6 月を超えない範囲内において政令で定める日から施行
次ページに続く
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3
<2015 年 7 月 30 日発行>
●化学工業品等の製造工程であって、水銀等の使用に係る規制を行うことが特に必要なものとして政
令で定める工程においては、水銀等の使用を禁止。(法 第 19 条)
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
●水銀等の貯蔵量が一定規模以上である場合には、定期的に主務大臣への報告を義務付け。報告内容等
は省令で定められます。(法 第 22 条)
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
●水銀含有再生資源を管理する場合には、定期的に主務大臣への報告を義務付け。報告内容等は省令で
定められます。(法 第 24 条)
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
<水銀鉱の掘採等について>
●水銀鉱の掘採を禁止。(法
第 4 条)
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
●金鉱から水銀等を使用する方法による金の採取を禁止。(法
第 20 条)
※『水銀に関する水俣条約』が効力を生ずる日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日から施行
<国・市町村の責務>
●国は、市町村が水銀使用製品を適正に回収するために必要な技術的な助言、その他の措置を講ずる
よう努めることを義務付け。(法 第 16 条)
※公布日から起算して 1 年 6 月を超えない範囲内において政令で定める日から施行
●市町村は、その区域の経済的社会的諸条件に応じて、その区域内における廃棄された水銀使用製品を
適正に回収するために必要な措置を講ずるよう努めることを義務付け。(法 第 18 条の 35)
※公布日から起算して 1 年 6 月を超えない範囲内において政令で定める日から施行
新たに規制された、特定水銀使用製品の製造に係る許可、水銀等の使用または貯蔵に係る規制を順守し
なければなりません。
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<2015 年 7 月 30 日発行>
●毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令
(2015/06/19 官報第 6557 号)
解説 新たに 3 種類の製剤が劇物に指定されました。一方で、毒物「セレン化合物及びこれを含有する
製剤」
、劇物「カドミウム化合物」
「有機シアン化合物及びこれを含有する製剤」より一部の製剤が毒物
または劇物から除外されました。
施行期日:2015 年 6 月 19 日または 2015 年 7 月 1 日
<次の製剤を製造・輸入・販売・使用している事業者の方へ>
●下記の製剤を新たに劇物に指定。(政令
第 2 条)
①N-(2-アミノエチル)-2-アミノエタノール及びこれを含有する製剤。ただし、N-(2-アミノエチル)-2アミノエタノール 10%以下を含有するものを除く。
②2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フエノキシ]-4-キノリル=メチル=カルボナ
ート及びこれを含有する製剤。
③シアナミド及びこれを含有する製剤。ただし、シアナミド 10%以下を含有するものを除く。
なお、経過措置として、上記の製剤の製造・輸入・販売を営んでいる者が引き続き行う営業について
は 2015 年 9 月 30 日までは、業の登録・変更、毒物劇物取扱責任者の設置・届出、容器・被包への表
示義務を適用しない。
※2015 年 7 月 1 日から施行
●毒物「セレン化合物及びこれを含有する製剤」のうち、硫黄、カドミウム及びセレンから成る焼結し
た物質並びにこれを含有する製剤については毒物から除外。(政令 第 1 条)
※2015 年 6 月 19 日から施行
●劇物「カドミウム化合物」のうち、硫黄、カドミウム及びセレンから成る焼結した物質については劇
物から除外。(政令 第 2 条)
※2015 年 6 月 19 日から施行
●劇物「有機シアン化合物及びこれを含有する製剤」のうち、下記の製剤については劇物から除外。(政
令
第 2 条)
①4,4'-アゾビス(4-シアノ吉草酸)及びこれを含有する製剤。
②(E)-[(4RS)-4-(2-クロロフエニル)-1,3-ジチオラン-2-イリデン](1H-イミダゾール-1-イル)アセ
トニトリル及びこれを含有する製剤。
③1-(2,6-ジクロロ-α,α,α-トリフルオロ-p-トリル)-4-(ジフルオロメチルチオ)-5-[(2-ピリジル
メチル)アミノ]ピラゾール-3-カルボニトリル(別名ピリプロール)2.5%以下を含有する製剤。
④(E)-[(4R)-4-(2,4-ジクロロフエニル)-1,3-ジチオラン-2-イリデン](1H-イミダゾール-1-イル)ア
セトニトリル及びこれを含有する製剤。
※2015 年 6 月 19 日から施行
劇物に追加された製剤については、毒物劇物営業者(製造・輸入・販売)に係る規制、適切な取扱・表
示・事故時の届出などについて順守することが必要となります。
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<2015 年 7 月 30 日発行>
●2015年6月1日~2015年6月30日までに公布された環境法規制 一覧
□ 福島県伊達郡川俣町の特別地域内除染実施計画に基づく土壌等の除染等の措置の実施に係る事項を告示する件
(2015/06/01 官報第 6543 号)
□ ダム事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定す
るための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令及び堰事業に係る環境影響評価の項目並びに
当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に
関する指針等を定める省令の一部を改正する省令(2015/06/01 官報号外第 123 号)
□ 森林法施行令別表第三林道の開設に要する費用の項第六号等に規定する林道網の枢要部分となるべき林道の開設又
は拡張の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選
定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省令(2015/06/01 官
報号外第 123 号)
□ 公有水面の埋立て又は干拓の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に
行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省
令(2015/06/01 官報号外第 123 号)
□ 独立行政法人中小企業基盤整備機構が行う宅地の造成の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、
予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める
省令の一部を改正する省令(2015/06/01 官報号外第 123 号)
□ 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査、予測
及び評価の手法に関する指針、環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うため
の手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省令
(2015/06/01 官報号外第 123 号)
□ 鉄道の建設及び改良の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うた
めの手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令等の一部を改正する省令
(2015/06/01 官報号外第 123 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/06/04 官報第 6546 号)
□ 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(2015/06/05 官報第 6547 号)
□ 労働安全衛生法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(2015/06/10 官報第 6550 号)
□ 労働安全衛生法施行令及び厚生労働省組織令の一部を改正する政令(2015/06/10 官報第 6550 号)
□ 国際海事機関海洋環境保護委員会の判定に基づき環境大臣が指定する物質等の一部を改正する件(2015/06/11
報第 6551 号)
□ 土壌汚染対策法に基づく指定調査機関及び指定支援法人に関する省令の一部を改正する省令(2015/06/12
外第 132 号)
官
官報号
□ 平成二十六規制年度における特定物質の生産量及び消費量並びに輸入量及び輸出量の算定値の実績を告示する件
(2015/06/18 官報第 6556 号)
□ 大気汚染防止法の一部を改正する法律(2015/06/19 官報第 6557 号)
□ 水銀による環境の汚染の防止に関する法律(2015/06/19
官報第 6557 号)
□ 毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令(2015/06/19
官報第 6557 号)
□ 毒物及び劇物取締法施行規則の一部を改正する省令(2015/06/19 官報第 6557 号)
□ 労働安全衛生規則及び産業安全専門官及び労働衛生専門官規程の一部を改正する省令(2015/06/23 官報号外第 139
号)
□ 大気汚染防止法第二条第十四項の自動車及び原動機付自転車を定める省令の一部を改正する省令(2015/06/24
報号外第 140 号)
官
□ 自動車排出ガスの量の許容限度の一部を改正する件(2015/06/24 官報号外第 140 号)
□ 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(2015/06/26
号外第 143 号)
(毒物及び劇物取締法、高圧ガス保安法、特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律 改正)
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官報
<2015 年 7 月 30 日発行>
□ 労働安全衛生法第五十七条の三第三項の規定に基づき新規化学物質の名称を公表する件(2015/06/26
144 号)
官報号外第
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の五第三項に規定する廃棄物処理センターの住所及び事務所の所在地
を変更した件(2015/06/29 官報第 6563 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律第四十六条の規定に基づき、登録調査機関の業務の廃止の届出があった
件(2015/06/30 官報第 6564 号)
□ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/06/30 官報第 6564 号)
□ 水質汚濁に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/06/30 官報第 6564 号)
□ 富士箱根伊豆国立公園の特別地域及び特別保護地区内における行為の許可基準の特例の一部を改正する件
(2015/06/30 官報第 6564 号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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<2015 年 7 月 30 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/03/10)
水銀による環境の汚染の防止に関する法律案及び大気汚染防止法の一部を改正する法律案の閣議決定について
(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/100686.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)内閣府 新着情報(2015/06/26)
「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」
(平成 27 年法
律第 50 号)
(第5次一括法)が公布
http://www.cao.go.jp/bunken-suishin/kakugiketteitou/kakugiketteitou-index.html
2)環境省 報道発表資料(2015/06/25)
「大気汚染防止法第二条第十四項の自動車及び原動機付自転車を定める省令」(昭和 43 年運輸省令第 58 号)及び
「自動車排出ガスの量の許容限度」(昭和 49 年環境庁告示第 1 号)の一部改正について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101134.html
3)厚生労働省 報道発表資料(2015/05/20)
「労働安全衛生法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令案要綱」などの諮問と答申
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000086168.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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<2015 年 7 月 30 日発行>
エコワンポイント
「Water Day」と「Water Style」について
環境省 HP より
環境省では、
「水循環基本法」
(平成 26 年 7 月施行)に定められた 8 月 1 日「水の日」を広く国民
の皆様に知っていただき、一人ひとりが水循環へ理解と関心を深めていただくきっかけとして
「Water Day」という新しいアクションを提案しました。
また、水をより身近に意識して正しい知識をもって、より大切に、そしてより楽しく、生活の中
に水を積極的に取り入れ、水を楽しむ新しい水との向き合い方「Water Style」を、多くの企業と
※1
ともに、国民の皆さまへ提案しています。
「Water Day」とは※2
「Water Day」は、8月1日に身近な友人や同僚、ご家族など、親しい人、大切な人に、感謝の気
持ちを、
「Water Style」に関連した商品や水に関連した商品など、ささやかなプレゼントにして贈
るアクションを提案するものです。
プレゼントを通じて、プレゼントを贈った人も、贈られた人も、水について考えて、感謝してみ
ませんか。
「Water Style」とは※2
「Water Style」は、これまであまり意識せずに接することの多い水や、水循環に関する関心を高
め、私たち一人一人が水循環の役割を担う一員であることを認識し、水をより身近に意識して正し
い知識をもって、より大切に、そしてより楽しく、生活の中に水を積極的に取り入れ、水を楽しむ、
新しい水との向き合い方です。
普段のお買い物や生活の中で目にされる商品やサービスなどを、直接ご覧になり、手に触れなが
ら、水について考え、選択された商品やサービスを自分流にアレンジするなど、楽しみながら毎日
の生活に「Water Style」を取り入れてみませんか。
「Water Day FESTIVAL」について※1
「水の日」である8月1日(土)と2日(日)の2日間、イオンモール幕張新都心(千葉県千葉市
美浜区)において、「Water Day」や「Water Style」をより多くの皆様に知っていただき、皆様の
生活に広がっていくよう、数多くの企業と連携して、水との新しい向き合い方を提案する「Water
Day FESTIVAL」が開催されます(環境省主催)
。
また、
「Water Day FESTIVAL」に向けて、大手コンビニ企業4社(サークル K サンクス、ファミリ
ーマート、ミニストップ、ローソン)と連携し、全国の店舗において、レジ前電子広告や店内放送
での「Water Day」「Water Style」の告知を実施しているほか、大手ママ向けサイト「ママスタジ
アム」と連携し、「Water Style」特集を7月10日より掲載しています。
(出典)
※1
8月1日「水の日」に環境省が主催する「Water Day FESTIVAL」について
(お知らせ)【第1弾】
http://www.env.go.jp/press/101270.html
※2
ウォータープロジェクトが提案する「水の日」
(8月 1 日)の New アクション「Water Day」について
(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/101184.html
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<2015 年 6 月 29 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年5月1日 ~ 2015年5月31日)
●排水基準を定める省令の一部を改正する省令の一部を改正する省令
(2015/05/01 官報第 6525 号)
解説 2012 年 5 月に『水質汚濁防止法』による有害物質に 1,4-ジオキサンが追加され、その排水基準
(一般排水基準)が設定されました。その際、直ちに一般排水基準を達成することが著しく困難と認め
られる一部の業種に対して 3 年間の暫定措置として、暫定排水基準が設定されました。
今般、暫定排水基準の適用期限が満了することに伴い、見直しされました。
施行期日:2015 年 5 月 25 日
<現行の暫定排水基準が適用されていた業種の方へ>
●現行の暫定排水基準が以下のとおり見直しされました。(省令
附則別表)
①一般排水基準へ移行(暫定排水基準を廃止):2 業種
②暫定排水基準を強化して暫定措置を 3 年間延長:2 業種
暫定排水基準一覧
:暫定排水基準を強化して暫定措置延長
(適用期間:2015 年 5 月 25 日~2018 年 5 月 24 日)
業種その他の区分
1
感光性樹脂製造業
2
エチレンオキサイド製造業
3
エチレングリコール製造業
4
下水道業
(感光性樹脂製造業に属する特定事業場から排水される水
を受け入れているものであって、一定の条件に該当する
ものに限る)
:暫定排水基準を一律排水基準へ移行
改正前
暫定排水基準(mg/L)
改正後
暫定排水基準(mg/L)
200mg/L
一般排水基準へ移行
(0.5mg/L)
10mg/L
6mg/L
10mg/L
6mg/L
25mg/L
一般排水基準へ移行
(0.5mg/L)
継続して、1,4-ジオキサンに関する排水基準(一般排水基準または暫定排水基準)を順守しなければな
りません。
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1
<2015 年 6 月 29 日発行>
●工場立地に関する準則の一部を改正する告示
(2015/05/25 官報第 6538 号)
解説 『工場立地法』における生産施設面積規制について、一部の業種に対する生産施設の面積の割合
の上限が 65%へ引き上げられました。
施行期日:2015 年 5 月 25 日
<以下の業種の事業者の方へ>
●以下の業種について生産施設面積率の上限を 65%へ引き上げ。(告示
①製材業・木製品製造業(一般製材業を除く)
②造作材・合板・建築用組立材料製造業(繊維板製造業を除く)
③非鉄金属鋳物製造業
④一般製材業
⑤農業用機械製造業(農業用器具製造業を除く)
⑥繊維機械製造業
⑦建設機械・鉱山機械製造業
⑧冷凍機・温湿調整装置製造業
⑨潤滑油・グリース製造業(石油精製業によらないもの)
改正前
改正後
業種の区分
第一種
第二種
第三種
第四種
第五種
第六種
第七種
第八種
化学肥料製造業のうちアンモニア
製造業、尿素製造業、石油精製業、
コークス製造業
ボイラ・原動機製造業
製材業・木製品製造業(一般製材
業を除く)
造作材・合板・建築用組立材料製
造業(繊維板製造業を除く)
非鉄金属鋳物製造業
一般製材業
伸鉄業
窯業・土石製品製造業(板ガラス
製造業、陶磁器・同関連製品製造
業、ほうろう鉄器製造業、七宝製
品製造業、人造宝石製造業を除く)
農業用機械製造業(農業用器具製
造業を除く)
繊維機械製造業
鋼管製造業
電気供給業
でんぷん製造業
冷間ロール成型形鋼製造業
建設機械・鉱山機械製造業
冷凍機・温湿調整装置製造業
石油製品・石炭製品製造業(石油
精製業、コークス製造業を除く)
高炉による製鉄業
その他の製造業
ガス供給業
熱供給業
別表第 1)
生産施設
面積率
30%
業種の区分
生産施設
面積率
30%
第一種
化学肥料製造業のうちアンモニア
製造業、尿素製造業、石油精製業、
コークス製造業
ボイラ・原動機製造業
40%
第二種
伸鉄業
40%
45%
第三種
窯業・土石製品製造業(板ガラス
製造業、陶磁器・同関連製品製造
業、ほうろう鉄器製造業、七宝製
品製造業、人造宝石製造業を除く)
45%
50%
第四種
50%
55%
第五種
鋼管製造業
電気供給業
でんぷん製造業
冷間ロール成型形鋼製造業
60%
第六種
60%
65%
第七種
石油製品・石炭製品製造業(石油
精製業、潤滑油・グリース製造業
(石油精製業によらないもの)
、コ
ークス製造業を除く)
高炉による製鉄業
その他の製造業
ガス供給業
熱供給業
35%
継続して、生産施設面積率を順守(65%以下を維持)しなければなりません。
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2
55%
65%
<2015 年 6 月 29 日発行>
●2015年5月1日~2015年5月31日までに公布された環境法規制 一覧
□ 排水基準を定める省令の一部を改正する省令の一部を改正する省令(2015/05/01 官報第 6525 号)
□ 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質
による環境の汚染への対処に関する特別措置法第四十二条に基づく国による措置の代行に関する件(2015/05/07
官報第 6526 号)
□ 高圧ガス保安法第三十九条の三及び第三十九条の五の規定に基づき認定完成検査実施者及び認定保安検査実施者を
認定した件(2015/05/13 官報第 6530 号)
□ 自然公園法施行規則の一部を改正する省令(2015/05/19 官報第 6534 号)
□ 森林法施行規則及び森林法施行令別表第三林道の開設に要する費用の項第六号等に規定する林道網の枢要部分とな
るべき林道の開設又は拡張の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に
行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省
令(2015/05/22 官報第 6537 号)
□ エネルギー管理士の試験及び免状の交付に関する規則第十四条の規定に基づき登録研修機関の研修の業務を行う事
務所を変更する届出があった件(2015/05/22 官報第 6537 号)
□ 温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の一部を改正する命令(2015/05/22 官報号外第 114 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則の一部を改正する省令(2015/05/22
官報号外第 114 号)
□ エネルギーの使用の合理化等に関する法律の規定に基づく輸送事業者に係る届出等に関する省令の一部を改正する
省令(2015/05/22 官報号外第 114 号)
□ 調整後温室効果ガス排出量を調整する方法を定める件の一部を改正する件(2015/05/22
□ 工場立地に関する準則の一部を改正する告示(2015/05/25
官報号外第 114 号)
官報第 6538 号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律の規定により登録建築物調査機関を登録した件(2015/05/25 官報第 6538
号)
□ 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う農林水産省・環境省関係告示の整理
に関する告示(2015/05/26 官報第 6539 号)
□ 国立公園及び国定公園ごとにその特別地域内において許可を受けなければ採取し、又は損傷してはならない高山植
物その他これに類する植物を指定する件の一部を改正する件(2015/05/26 官報第 6539 号)
□ 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約の指定湿地を指定した件(2015/05/26
官報第 6539 号)
□ 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約の指定湿地を拡大した件(2015/05/26
官報第 6539 号)
□ 環境大臣が所掌する特定外来生物に係る特定飼養等施設の基準の細目等を定める件の一部を改正する件
(2015/05/26 官報第 6539 号)
□ 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う環境省関係告示の整理に関する告示
(2015/05/26 官報第 6539 号)
□ 特定放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針を改定した件(2015/05/26 官報号外第 116 号)
□ 高圧ガス保安法第二十条第一項ただし書の規定に基づき、指定完成検査機関を指定した件(2015/05/27
6540 号)
官報第
□ 高圧ガス保安法第三十五条第一項第一号の規定に基づき、指定保安検査機関を指定した件(2015/05/27
6540 号)
官報第
□ 農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進による農山漁村の活性化に関する基本
的な方針の一部を改正する件(2015/05/29 官報第 6542 号)
□ 回避可能費用単価等を定める告示の一部を改正する告示(2015/05/29 官報第 6542 号)
□ 公益社団法人日本動物園水族館協会のライチョウ保護増殖事業を認定する件(2015/05/29 官報第 6542 号)
□ 環境大臣が指定する区域及びその区域ごとに指定する期間を定める件(2015/05/29 官報第 6542 号)
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<2015 年 6 月 29 日発行>
□ ダム事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定す
るための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令及び堰事業に係る環境影響評価の項目並びに
当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に
関する指針等を定める省令の一部を改正する省令(2015/05/29 官報号外第 120 号)
□ 公有水面の埋立て又は干拓の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に
行うための手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省
令(2015/05/29 官報号外第 120 号)
□ 鉄道の建設及び改良の事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うた
めの手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令等の一部を改正する省令
(2015/05/29 官報号外第 120 号)
□ 廃棄物の最終処分場事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うため
の手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省令
(2015/05/29 官報号外第 120 号)
□ 防衛省が行う飛行場及びその施設の設置又は変更の事業に係る計画段階配慮事項に係る調査、予測及び評価に関す
る指針、環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するため
の指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の一部を改正する省令(2015/05/29 官報号外第 120
号)
凡例)□
:
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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4
<2015 年 6 月 29 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/05/01)
(お知らせ)
「排水基準を定める省令の一部を改正する省令の一部を改正する省令」の公布について
http://www.env.go.jp/press/100937.html
2)経済産業省 報道発表資料(2015/05/25)
工場立地に関する準則の一部を改正し公布・施行します~一部業種の生産施設面積率の上限を緩和~
http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150525002/20150525002.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/05/22)
温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令の一部を改正する命令、調整後温室効果ガス排出量を調整する
方法を定める件の一部を改正する件及びエネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則の一部を改正する
省令の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/100912.html
2)環境省 報道発表資料(2015/05/29)
廃棄物の最終処分場事業に係る環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うた
めの手法を選定するための指針、環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令の改正について(お知ら
せ)
http://www.env.go.jp/press/101023.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
株式会社 日本環境認証機構
HomePage: http://www.jaco.co.jp/ e-mail: [email protected]
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5
<2015 年 6 月 29 日発行>
エコワンポイント
2015 年度夏季の電力需給見通しが見直しされました
経済産業省 HP より
経済産業省では 6 月に着手した関西電力姫路第二火力発電所の工事状況を踏まえ、発電出力の減
少や、工事期間中の稼働停止によって、今夏、同発電所が見込んでいた供給力が減少する見通し
となった為、見直しを行ったものです。※1
姫路第二発電所停
止による供給力減
を反映
今夏の見通し (電力需給
検証小委員会報告書(平
成 27 年 4 月))
融通の増等によ
る見直しを反映
【見直し後の今夏電力需給見通し】※1※2
同発電所の出力の減少等により、今夏、同発電所が見込んでいた供給力が減少するが、他電力か
らの融通量の増加や、自家発等からの電力購入量の積み増し等により、全国で引き続き予備率 3%
以上を確保できる見通しであるため、現在の電力需給対策※3 に変更はありません。
【7月】
(万kW)
東3社
北海道
東北
東京
中西6社
中部
関西
北陸
中国
四国
九州
①最大電力需要
6,970
453
1,427
5,090
9,253
2,597
2,791
545
1,128
549
1,643 16,223
②供給力
7,538
500
1,491
5,547
9,749
2,770
2,875
583
1,220
608
1,693 17,287
②供給-①需要
(予備率)
568
47
64
457
496
173
84
38
92
59
(8.1%) (10.4%) (4.5%) (9.0%) (5.4%) (6.7%) (3.0%) (7.0%) (8.1%) (10.7%) (3.0%) (6.6%)
50
9電力
1,064
【8月】
(万kW)
東3社
北海道
東北
東京
中西6社
中部
関西
北陸
中国
四国
九州
①最大電力需要
7,007
472
1,445
5,090
9,253
2,597
2,791
545
1,128
549
1,643 16,260
②供給力
7,687
513
1,524
5,650
9,672
2,716
2,875
570
1,207
611
1,693 17,359
②供給-①需要
(予備率)
680
41
79
560
419
119
84 *1
25
79
62
(9.7%) (8.7%) (5.5%) (11.0%) (4.5%) (4.6%) (3.0%) (4.6%) (7.0%) (11.2%) (3.0%) (6.8%)
50
9電力
1,099
*1 関西電力において融通を行わない場合の予備率は▲4.2%となる
【9月】
(万kW)
東3社
北海道
東北
東京
中西6社
中部
関西
北陸
中国
四国
九州
①最大電力需要
6,702
472
1,340
4,890
8,752
2,506
2,712
520
1,013
514
1,487 15,454
②供給力
7,232
517
1,400
5,315
9,178
2,628
2,794
555
1,125
543
1,532 16,410
②供給-①需要
(予備率)
530
45
60
425
426
122
82
35
112
29
(7.9%) (9.4%) (4.4%) (8.7%) (4.9%) (4.9%) (3.0%) (6.8%) (11.1%) (5.7%) (3.0%) (6.2%)
(四捨五入のため合計が合わないこともある)
(出典)
※1
2015 年度夏季の電力需給見通しを見直しました
http://www.meti.go.jp/press/2015/06/20150610004/20150610004-4.pdf
※2
今夏(7 月)の需給見通しの見直し
※3
2015 年度夏季の電力需給対策について
http://www.meti.go.jp/press/2015/06/20150610004/20150610004-2.pdf
http://www.meti.go.jp/setsuden/pdf/150522/150522_01a.pdf
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6
45
9電力
956
<2015 年 5 月 28 日発行>
無断複写禁止
発行:㈱日本環境認証機構
環境法規制の制改正情報(2015年4月1日 ~ 2015年4月30日)
●特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令及び温室効果ガス算定排出量等の集計
の方法等を定める省令の一部を改正する省令
(2015/04/30 官報第6524号)
解説 2013 年 5 月の『地球温暖化対策の推進に関する法律(略称:温対法)』の改正により三ふっ化窒
素が規制対象となる温室効果ガスとして追加されました。また、2015 年 3 月には温対法施行令の改正に
より三ふっ化窒素の製造、半導体素子等の製造の事業活動に係る特定排出者及び特定事業所となる要件
が定められました。
今般、三ふっ化窒素の排出量を算定するための排出係数が定められました。
施行期日:2015 年 4 月 30 日
<三ふっ化窒素の製造事業者、半導体素子等の製造事業者の方へ>
●三ふっ化窒素の製造、半導体素子等の製造における三ふっ化窒素の排出量を算定するための排出係
数が定められました(実測等に基づき下表の排出係数に相当する係数として適切と認められるもの
を求めることができる場合には、実測等に基づく排出係数を用いて算定することができます)。(特定
排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令
三ふっ化窒素の製造
半導体素子等の製造
第 8 条の 2、第 10 条)
区分
―
半導体素子・半導体集積回路の加工工
程におけるドライエッチング又はこ
れらの製造装置の洗浄
液晶デバイスの加工工程におけるド
ライエッチング又はこの製造装置の
洗浄
―
リモートプラスマ源を用いた技術を
利用する方法を用いている場合
リモートプラスマ源を用いた技術を
利用する方法を用いていない場合
リモートプラスマ源を用いた技術を
利用する方法を用いている場合
リモートプラスマ源を用いた技術を
利用する方法を用いていない場合
排出係数
0.017
0.02
0.20
0.03
0.30
〔算定式:三ふっ化窒素の製造に伴い排出される三ふっ化窒素の量〕
算定期間において製造された三ふっ化窒素の量 × 排出係数
〔算定式:半導体素子等の製造に伴い排出される三ふっ化窒素の量〕
算定期間において半導体素子・半導体集積回路・液晶デバイスの加工工程におけるドライエッチング又はこの製造
装置の洗浄に使用された三ふっ化窒素の量 × 排出係数 - 使用された三ふっ化窒素のうち適正処理された量
2016 年 7 月末日までに報告が義務付けられている温室効果ガス排出量の報告(2015 年度実績の報告)
より、三ふっ化窒素の排出量を算定・報告することになります。
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1
<2015 年 5 月 28 日発行>
●特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準の一部を改正する件
(2015/04/20 官報第6517号)
●特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準の一部を改正する件
(2015/04/20 官報第6517号)
●特定工場等において発生する振動の規制に関する基準の一部を改正する件
(2015/04/20 官報第6517号)
●振動規制法施行規則の一部を改正する省令
(2015/04/20 官報第6517号)
解説 『騒音規制法』及び『振動規制法』に基づく規制基準や改善勧告の基準では、騒音や振動による
影響に特に配慮しなければならない施設(学校、保育所、病院、図書館、特別養護老人ホーム等)から
一定距離の区域内については、他の区域より厳しい基準が規定されています。
今般、『就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法
律』の施行に伴い、同法に新たに定められた「幼保連携型認定こども園」についても、学校や保育所と
同様に扱うこととし、騒音や振動による影響に特に配慮しなければならない施設に追加されました。
施行期日:2015 年 4 月 20 日
<特定施設を保有する事業者の方、特定建設作業を実施する事業者の方へ>
●「幼保連携型認定こども園」が、騒音や振動による影響に特に配慮しなければならない施設に追加。
(特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準
特定工場等において発生する振動の規制に関する基準
第 1 条、特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準
第 1 条、振動規制法施行規則 別表第一)
別表、
「幼保連携型認定こども園」から一定距離の区域内については、学校、保育所、病院、図書館、特別養
護老人ホーム等と同様に、他の区域より厳しい騒音規制基準及び振動規制基準を順守しなければなりま
せん(例:条例により、施設の敷地の周囲おおむね 50m以内の区域では、他の区域より 5 デシベル減じ
た(厳しい)規制値としている)。
●2015年4月1日~2015年4月30日までに公布された環境法規制 一覧
□ 白山国立公園に関する白山生態系維持回復事業計画の策定に係る件(2015/04/01
官報第 6504 号)
□ 知床国立公園に関する知床生態系維持回復事業計画の策定に係る件(2015/04/01
官報第 6504 号)
□ 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律第二条第五項の規定に基づき優先評価化学物質として指定した件
(2015/04/01 官報号外第 75 号)
□ 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律第二条第六項の規定に基づき主務大臣が指定する保管
施設を指定した件(2015/04/01 官報号外第 76 号)
□ エネルギーの使用の合理化に関する法律の規定により登録建築物調査機関を登録した件(2015/04/01
76 号)
官報号外第
□ 高圧ガス保安法第三十五条第一項第一号の規定に基づき、指定保安検査機関を指定した件(2015/04/02
号)
官報第 6505
□ 霧島錦江湾国立公園の特別地域及び特別保護地区内における行為の許可基準の特例の一部を改正する件
(2015/04/06 官報第 6507 号)
□ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/04/07
□ 水質汚濁に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(2015/04/07
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2
官報第 6508 号)
官報第 6508 号)
<2015 年 5 月 28 日発行>
□ 農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律第二十三条の規定により
地方環境事務所長に委任する権限を定める省令の一部を改正する省令(2015/04/08 官報第 6509 号)
□ 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令(2015/04/15
□ 振動規制法施行規則の一部を改正する省令(2015/04/20
官報第 6514 号)
官報第 6517 号)
□ 特定工場等において発生する振動の規制に関する基準の一部を改正する件(2015/04/20
官報第 6517 号)
□ 特定建設作業に伴つて発生する騒音の規制に関する基準の一部を改正する件(2015/04/20
□ 特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準の一部を改正する件(2015/04/20
□ ヤンバルクイナに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
□ イタセンパラに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
□ アユモドキに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
官報第 6517 号)
官報第 6517 号)
官報第 6518 号)
官報第 6518 号)
官報第 6518 号)
□ オガサワラトンボに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
官報第 6518 号)
□ ハナダカトンボに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21 官報第 6518 号)
□ アマミノクロウサギに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
□ ノグチゲラに関する保護増殖事業計画を定めた件(2015/04/21
官報第 6518 号)
官報第 6518 号)
□ オオトラツグミに関する保護増殖事業計画を定めた件(2015/04/21 官報第 6518 号)
□ ヤンバルテナガコガネに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
官報第 6518 号)
□ オガサワラハンミョウに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
官報第 6518 号)
□ オガサワラアオイトトンボに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21 官報第 6518 号)
□ アマミヤマシギに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
□ 登録建築物調査機関の事業所の所在地を変更した件(2015/04/21
官報第 6518 号)
官報第 6518 号)
□ アベサンショウウオに関する保護増殖事業計画を変更した件(2015/04/21
官報第 6518 号)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/04/24 官報第 6521 号)
□ 我が国における平成二十五年度の温室効果ガスの排出量及び吸収量を公表する件(2015/04/27 官報第 6522 号)
□ 高圧ガス保安法第五十八条の三十の三第二項において準用する同法第五十八条の二十四の規定に基づく指定保安検
査機関の業務の全部を廃止する旨の届出があった件(2015/04/28 官報第 6523 号)
□ 高圧ガス保安法第三十五条第一項第一号の規定に基づき、指定保安検査機関を指定した件(2015/04/28
号)
官報第 6523
□ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令及び温室効果ガス算定排出量等の集計の方
法等を定める省令の一部を改正する省令(2015/04/30 官報第 6524 号)
(特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令、温室効果ガス算定排出量等の集計の方
法等を定める省令 改正)
□ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十五条の四の四第一項の産業廃棄物の無害化処理に係る認定の申請があった
件(2015/04/30 官報第 6524 号)
□ 東よか干潟鳥獣保護区を指定した件(2015/04/30
官報号外第 99 号)
□ 東よか干潟特別保護地区を指定した件(2015/04/30
官報号外第 99 号)
□ 肥前鹿島干潟鳥獣保護区を指定した件(2015/04/30
官報号外第 99 号)
□ 肥前鹿島干潟特別保護地区を指定した件(2015/04/30
凡例)□
:
官報号外第 99 号)
貴組織で関係する法規制にチェックするなどにご利用ください。
太字: 解説が前方ページにありますのでご覧ください。
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<2015 年 5 月 28 日発行>
環境法規制 制改正情報 参考資料(ホームページ)
以下に、今月「解説」でご紹介した「環境に関係する法規制の制定・改正」に関する参考資料(ホームページ)をご紹介
します。
1)環境省 報道発表資料(2015/04/20)
(お知らせ)騒音規制法及び振動規制法の関係省令及び関係告示の一部を改正する省令等の公布について
http://www.env.go.jp/press/100896.html
2)環境省 報道発表資料(2015/04/30)
特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令及び温室効果ガス算定排出量等の集計
の方法等を定める省令の一部を改正する省令の公布について(お知らせ)
https://www.env.go.jp/press/100911.html
以下に、上記以外で今月の環境に関係する法規制の制定・改正情報に関する参考資料(ホームページ)をご紹介します。
1)環境省 報道発表資料(2015/04/10)
(お知らせ)
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」の閣議決
定について
http://www.env.go.jp/press/100838.html
掲載されている環境法規制の制改正情報、及びその他情報は、十分注意して作成しておりますが、
ご利用になられる場合は、官報等の情報をご確認ください。
- 問合せ先 - 〒107-0052 東京都港区赤坂 2-2-19(アドレスビル)
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<2015 年 5 月 28 日発行>
エコワンポイント
Fun to Share いろいろな取組ご紹介
みんなでシェアして、低炭素社会へ
豊かな低炭素社会の実現を目指す、気候変動キャンペーン「Fun to Share」
「Fun to Share」それは、地球温暖化対策のため、知恵や技術をみんなで楽しくシェアしながら、
低炭素社会をつくっていこうよ!という合言葉。毎日を楽しく暮らしながらライフスタイルを変
えていこうという取り組みです。
環境省HPより
【Fun to Share 取組紹介(抜粋)】
スーパークールビズ
※1
今年も本格実施となる 6 月 1 日から 9 月 30 日までは「スーパークールビズ」を環境省が率先
して実行するとともに、各主体による「クールビズ」を通じた地球温暖化防止及び節電への更
なる取組促進を呼びかけていきます。また、普及啓発の為の施策として、「クールビズ・プロ
モーション協議会」と連携し、6 月 1 日に、スーパークールビズ 2015 キックオフ・イベント
「COOLBIZ NEXT」(東京都港区・東京ミッドタウン)が開催されます。東京を皮切りに、大阪
市、仙台市、名古屋市、北九州市、広島市(※開催順)でもイベントが開催されます。
ライトダウンキャンペーン
(夏至ライトダウン 6/22・クールアースデー7/7)※2
2003 年から地球温暖化防止のため、ライトアップ施設や家庭の照明を消していただくよう呼
び掛ける「CO2 削減/ライトダウン キャンペーン」を実施してきました。本年も 6 月 22 日か
ら 7 月 7 日までの間、「CO2 削減/ライトダウンキャンペーン」を実施するとともに、6 月 22
日(夏至の日)と 7 月 7 日(クールアース・デー)両日の夜 8 時から 10 時までの 2 時間を特
別実施日として設定し全国のライトアップ施設や各家庭の照明の一斉消灯を呼び掛けます。
【6/22 夏至ライトダウンとは】
2003 年より夏至の日を中心に地球温暖化防止のため 20 時から 22 時にライトアップ施設の
消灯を呼び掛ける取組です。
【7/7 クールアース・デー ライトダウンとは】
2008 年に G8 サミットが 7 月 7 日の七夕の日に開催されたことを受け、地球温暖化防止のた
め、20 時から 22 時にライトアップ施設の消灯を呼び掛ける取組です。
髪を切って涼しく!「家族そろってクールビズヘア 2015」発表!
※3
髪を切って涼しく、そしてオシャレに!「髪を1cm 短くして、体感温度を1度下げる。」を
キャッチフレーズに、全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)が募集した「2015 クール
ビズ・ヘアスタイル」の入賞作品が、4 月 22 日に発表されました。今年は従来からのキッズ・
メンズ・レディス・シニア各部門に加え、コラボ写真部門(「キッズと祖父母」
「キッズと父母」
など)が新設され、「家族そろってクールビズヘア」の作品が出揃いました。
6 月は「食育月間」 第 10 回食育推進全国大会を墨田区で開催!
※4
6 月は「食育月間」です!私たちの身体をつくる食べものは、自然の中で育まれ、収穫され、
加工され、店頭に並びます。自然環境が守られているからこそ、私たちは食事ができること
を、「食育月間」にもう一度考えてみませんか?
「食育月間」に合わせ、毎年開催されている「食育推進全国大会」は、今回は東京都墨田区で
開催されます。また 6 月 21 日に国際ファッションセンターで開催される交流セッションでは、
「食育と環境を考える~もったいない!年 800 万トンの食品ロスを減らそう!~」と題し、低
炭素社会実現に向けた課題である「食品ロス」についてのディスカッションも行われます。
(出典)
※1
平成 27 年度スーパークールビズの実施について
http://funtoshare.env.go.jp/pickup/news/20150522a
※2
ライトダウンキャンペーン
※3
髪を切って涼しく!「家族そろってクールビズヘア 2015」発表!
※4
6 月は「食育月間」〜第 10 回食育推進全国大会を墨田区で開催!
http://funtoshare.env.go.jp/coolearthday/about
http://funtoshare.env.go.jp/pickup/report/20150507a
http://funtoshare.env.go.jp/pickup/event/20150511a
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