「雇用保険法等の一部を改正する法律案要綱」(概要) 改正法 主な改正事項(予定) 施行期日(予定) ■介護休業給付金に関する暫定措置 平成28年8月1日 当分の間、40/100とされている給付率を67/100に引き上げる。 ■雇用保険の適用対象の拡大 65歳に達した日以後に新たに雇用される者について雇用保険の適用対象とし、65歳以上の被保険者を高年齢被保険者とする。 雇用保険法 ■育児休業給付金の支給対象となる子の範囲の拡大 被保険者が当該被保険者との間における特別養子縁組の成立について家庭裁判所に請求した者であって当該被保険者が現に監護す 平成29年1月1日 るものなどを新たに対象とする。 ■介護休業給付金の支給回数の制限の緩和 対象家族1人につき3回までの休業を介護休業給付金の支給対象とする。 ■雇用保険率の改正 労働保険料徴収法 現行の17.5/1000(一般の事業、うち失業等給付に係る率14/1000)を、15.5/1000(同、うち失業等給付に係る率12/1000)とする。なお、 平成28年度における失業等給付に係る雇用保険率については弾力条項の規定(法第12条第5項)に基づき、8/1000とする予定。 ■雇用保険料免除措置の廃止 4月1日時点で満64歳以上の雇用保険被保険者の保険料が免除される措置を廃止する。 平成28年4月1日 平成32年4月1日 ■職場における妊娠、出産等に関する言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置の新設 事業主は、職場において行われるその雇用する女性労働者に対する次に掲げる言動により当該女性労働者の就業環境が害されること 男女雇用機会均等法 のないよう、当該女性労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなけれ 平成29年1月1日 ばならないものとする。 (1)産前産後休業その他の妊娠または出産に関する厚生労働省令で定める制度または措置の利用に関する言動 (2)妊娠したこと、出産したことその他の妊娠または出産に関する事由であって厚生労働省令で定めるものに関する言動 1/2 2016/1/22 大野事務所作成 「雇用保険法等の一部を改正する法律案要綱」(概要) 改正法 主な改正事項(予定) 施行期日(予定) ■育児休業の改正 育児休業の対象となる子について、特別養子縁組の成立について家庭裁判所に請求した者であって当該労働者が現に監護するものな どを新たに対象とする。 ■期間雇用者が1歳未満の子についてする育児休業の申出要件の変更 次のいずれにも該当するものに限り、その事業主に育児休業の申出をすることができるものとする。 (1)当該事業主に引き続き雇用された期間が1年以上である者 (2)その養育する子が1歳6か月に達する日までに、その労働契約(労働契約が更新される場合にあっては、更新後のもの)が満了する ことが明らかでない者 ■介護休業の改正 93日を限度として、対象家族1人につき3回の介護休業をすることができるものとする。 ■期間雇用者に係る介護休業の申出要件の変更 育児介護休業法 次のいずれにも該当するものに限り、その事業主に介護休業の申出をすることができるものとする。 (1)当該事業主に引き続き雇用された期間が1年以上である者 (2)介護休業開始予定日から起算して93日を経過する日から6月を経過する日までに、その労働契約(労働契約が更新される場合に あっては、更新後のもの)が満了することが明らかでない者 平成29年1月1日 ■子の看護休暇、介護休暇の改正 1日の所定労働時間が短い労働者として厚生労働省令で定める者以外の者は、1日未満の単位で子の看護休暇、介護休暇を取得する ことができるものとする。 ■介護のための所定外労働の制限の新設 要介護状態にある対象家族を介護する労働者(労使協定で定めた一定範囲の者を除く)が当該対象家族を介護するために請求した場 合においては、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、所定労働時間を超えて労働させてはならないものとする。 ■介護のための所定労働時間の短縮等の措置の改正 要介護状態にある対象家族を介護する労働者であって介護休業をしていないもの(労使協定で定めた一定範囲の者を除く)に関して、 厚生労働省令で定めるところにより、労働者の申出に基づく連続する3年の期間以上の期間における所定労働時間の短縮等の措置を講 じなければならないものとする。 2/2 2016/1/22 大野事務所作成
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