降雪に対する農業用施設の技術対策について 1 支柱を入れて補強する

降雪に対する農業用施設の技術対策について
平成28年1月28日
本庄農林振興センター
熊谷地方気象台によると、平成28年1月29日(金)から1月31日(日)にかけて
県内全域で降雪が予想されています。
平成28年1月18日(月)の積雪によって、パイプハウス等の損壊等の被害が報告さ
れています。特に、1月18日の積雪により、被覆資材のゆるみやゆがみが生じていると
強度不足により、損壊しやすくなりますので、注意が必要です。
農業用施設については、以下の点を参考に、適 切 な 管 理 を お 願 い し ま す 。
1
支柱を入れて補強する。
緊急的な補強として、ハウス中央、棟部にパイプ、竹、木材などの中柱を設置する。
中柱は、外れないよう棟パイプに固定する。
中柱の下には、板やブロックなどを敷き、雪の重みで中柱が土中に沈み込むのを防ぐ。
(図参照)
図
中柱
(秩父農林振興センター提供)
2
作物の入っていないハウスは被覆資材を除去する。
3
暖房機のあるハウスではカーテンを開け暖房する。
4
加温設備のないハウスでもカーテンを開放する。
5
安全を確保したうえで、雪下ろしを実施する。
雪 が積 もったら、速 やかに雪 下 ろしや除 雪 を行 う。
大 量 に積 もった雪 を除 雪 する場 合 は、荷 重 バランスを崩 さないよう、 ハウスの両 側
を均 等 に除 雪 する。
除雪は、施設の倒壊や落雪に細心の注意を払い、
安全を確保しながら行ってください。
詳細な対策については、「降雪に対する農作物・農業用施設の技術対策について」
(平成27年12月18日)を参考にしてください。