霧島市景観まちづくりシンポジウム

公益社団法人 鹿児島県建築士会霧島姶良支部 創立 50 周年記念事業
霧島市景観まちづくりシンポジウム
日時:2016 年 2 月 13 日(土)
場所:霧島市シビックセンター 2 階 多目的ホール
開場 13:00 開演 13:30 終了 16:00
参加無料 事前申込み不要
第 1 部:基調講演
第 2 部:パネルディスカッション
「鹿児島の歴史資産を生かしたまちづくり」 「霧島市の景観まちづくりをどのように進めるか」
講師:鯵坂 徹(建築家 鹿児島大学教授)
モデレーター:増留 麻紀子(建築家、鹿児島大学助教)
パネラー:石田尾 博夫(本会座長、日本経済大学教授)
西嶋 啓一郎(日本経済大学教授) 愛甲 信雄(大隅横川駅保存活用実行委員会委員長) 竹本 眞(鹿児島県建築士会霧島姶良支部長)
あらゆる《時間》が「景観」に刻まれている
景観は、今日に至るまでのあらゆる時間が刻み込まれているものであります。
現在目にしている景観は、地域の自然条件、気候風土などが反映されていると
ともに、意識的であるか否かにかかわらず、そのときどきの時代の価値観や社
会情勢などを背景とした人々の考え方や営みが積み重ねられた結果として形づ
くられています。深い背景があり、意味を持っているのです。地域の資産とな
るような優れた景観は、長い時間の中で、少しずつ変化しながら、独自の風景
に成長し、味わい深いものになっています。
あらゆる《場所》が「景観まちづくり」の舞台である
全国的によく知られた特別な景観やまちなみを持ったまちだけでなく、どこ
にでもあるふつうの住宅地や集落も景観まちづくりにとっては重要な舞台で
す。あらゆる時間が景観を形づくっているのと同様、あらゆる場所にその場所
の特性を踏まえた景観が形づくられているからです。その景観は、どれだけ平
凡なものに見えようとも、その場所の個性を生み出しているものであり、それ
をよりよい方向に導くための、その場所にふさわしい景観まちづくりが存在し
ます。
あらゆる《人》が「景観まちづくり」の主体・主役である
ふるさと 霧 島の風 景 を 創る
経歴
1983 早稲田大学理工学部建築学科修士修了
1983 三菱地所株式会社第一建築部
2001 株式会社三菱地所設計
2013 鹿児島大学教授
受賞歴
日本建築学会業績賞 JIA 優秀建築選 等多数
景観は、行政だけではつくれません。市民、企業、団体の手でつくられる部
分が圧倒的だからです。景観まちづくりの目標は、簡単にいえば、景観づくり
を通じて、よりよい居住環境をつくること、誇りや愛着、ふるさと意識を持つ
ことのできるまちをつくるということです。そのためには、景観はみんなのも
のであり、同時に自分のものでもあるということに気づくことが重要です。自
分のものであると思うことで、はじめてそれを大切にすることが可能となりま
す。そういった機会を持つためにも、景観まちづくりに当たっては、専門家は
もちろんのこと、あらゆる人々の参加や貢献が必要なのです。
主催 : 公益社団法人 鹿児島県建築士会霧島姶良支部 共催 : 霧島市 後援 : 鹿児島大学工学部建築学科 日本経済大学
問い合せ先:鹿児島県建築士会霧島姶良支部 TEL:0995-42-0654 FAX:0995-42-1125