特許庁仮庁舎間通信回線 (電力系回線) 一式 調 達 仕 様 書

特許庁仮庁舎間通信回線
(電力系回線) 一式
調 達 仕 様 書
特
許
庁
目次
第1章 本調達の概要 ........................................................................................................................................... 1
1.1 はじめに .................................................................................................................................................. 1
1.2 調達物品等............................................................................................................................................ 1
1.3 導入目的 ................................................................................................................................................ 1
1.4 調達時期 ................................................................................................................................................ 2
1.5 サービス利用期間 .............................................................................................................................. 2
1.6 サービス利用場所 .............................................................................................................................. 2
第2章 回線構成要件 ........................................................................................................................................... 3
2.1 調達回線等............................................................................................................................................ 3
2.1.1 回線概略構成図 .................................................................................................................... 3
2.1.2 回線の要件 .............................................................................................................................. 3
第3章 導入に関する要件 .................................................................................................................................. 5
3.1 導入スケジュール................................................................................................................................ 5
3.1.1 使用開始日及び機器搬入時期 ....................................................................................... 5
3.2 サービス利用期間 .............................................................................................................................. 5
3.3 調達・導入条件 .................................................................................................................................... 5
3.4 設定条件 ................................................................................................................................................ 5
3.4.1 環境設定について................................................................................................................. 5
3.4.2 チューニング作業 .................................................................................................................. 6
3.5 運用支援・故障対策・保守の体制に関する要件 .................................................................... 6
3.5.1 運用支援 ................................................................................................................................... 6
3.5.2 故障対策 ................................................................................................................................... 6
3.5.3 保守 ............................................................................................................................................ 6
3.6 セキュリティ対策に関する要件 ...................................................................................................... 7
3.7 サポートに関する要件 ....................................................................................................................... 7
3.8 拡張性 ..................................................................................................................................................... 7
3.9 稼動責任 ................................................................................................................................................ 7
3.10 秘密保持要件について ................................................................................................................. 8
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第1章 本調達の概要
1.1 はじめに
本調達仕様書は特許庁の「特許庁仮庁舎間通信回線(電力系回線) 一式」の調達に際し
て、必要となる技術仕様をまとめたものである。
1.2 調達物品等
特許庁仮庁舎間通信回線 一式
Ⅰ.電気通信サービスの提供に係る一切の業務
A-1 特許庁本庁舎-広域イーサ網 間アクセス回線(1Gbps、原則電力系回線を用
いること) 一回線
A-2 特許庁仮庁舎-広域イーサ網 間アクセス回線(1Gbps、原則電力系回線を用
いること) 一回線
A-3 特許庁本庁舎-特許庁仮庁舎 間を接続する広域イーサ網
又は
B 特許庁本庁舎-特許庁仮庁舎 間 専用回線(1Gbps、原則電力系回線を用いるこ
と) 一回線
※ただし、別調達「特許庁仮庁舎間通信回線(電話系回線) 一式」に応札する場合に
おいては、当該応札に提案する回線の収容局と、本調達に提案する回線の収容局と
を物理的に別とすることを条件として、上記原則によらず、電力系に限らないとする。
その他回線接続のために必要となる備品及び機器(回線終端装置、メディアコンバ
ーター等を含む)の提供
Ⅱ.導入に係る一切の業務
開通後の特許庁本庁舎回線終端装置、特許庁仮庁舎回線終端装置間の疎通確認
作業。なお、撤去に係る費用については、特許庁から解約の申し入れがあった場合に
特許庁と別途協議によって決定する。
1.3 導入目的
本調達は、職員が特許庁仮庁舎において特許事務システムを利用するため、特許庁
本庁舎と特許庁仮庁舎とを接続する通信回線を調達するものである。
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1.4 調達時期
上記「1.2調達物品等」は、平成28年8月6日(土)までに全て納品すること。
1.5 サービス利用期間
第3章参照
1.6 サービス利用場所
①特許庁本庁舎
(所在地:東京都千代田区霞が関三丁目4番3号)
②特許庁仮庁舎
(所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号)
上記庁舎における具体的な配置については、特許庁担当者が指定する場所に搬入、
設置すること。
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第2章 回線構成要件
2.1 調達回線等
2.1.1 回線概略構成図
特許庁本庁舎
特許庁仮庁舎
EPS室
1Gbps
ONU
SW室
1Gbps
広域イーサ網
PD盤
ONU
基準階
アクセス
回線
ネット
ワーク網
20階
アクセス
回線
本調達
又は
特許庁本庁舎
特許庁仮庁舎
EPS室
1Gbps
ONU
SW室
1Gbps
専用線
PD盤
基準階
ONU
20階
専用線
本調達
※EPS室からSW室までの経路は特許庁にて提供し、必要に応じてEPS室などにPD
盤を設置すること。
2.1.2 回線の要件
「第2章2.1.1回線概略構成図」記載の、アクセス回線及びネットワーク網又は専
用線は以下の項目を満足すること。
(1)共通の要件
① アクセス回線及びネットワーク網又は専用線は 24 時間 365 日通信帯域を確保
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すること。ただし、メンテナンス時は除く。
② アクセス回線及びネットワーク網又は専用線は、将来的に機能やアクセス回線
の増強に対応できること。
③ アクセス回線及びネットワーク網又は専用線は、タグ VLAN(IEEE802.1Q)に対応
していること。
④ アクセス回線及びネットワーク網又は専用線は、少なくとも TCP/IP プロトコルに
対応していること。
⑤ 特許庁本庁舎および特許庁仮庁舎に必要な回線終端装置を提供すること。
⑥ 特許庁本庁舎および特許庁仮庁舎に設置する回線終端装置のインターフェー
スは、IEEE802.3 準拠の 1000BASE-T を提供し(メディアコンバーターなどを用い
て 1000BASE-SX 又は 1000BASE-LX を 1000BASE-T へ変換しての提供も可)、
通信方式は全二重とし、接続方法(MDI 又は MDI-X)を回線開通 2 ヶ月前に特
許庁へ提示すること。
⑦ 特許庁本庁舎および特許庁仮庁舎に設置する回線終端装置は、省スペースを
考慮したものであること。
⑧ 回線の品目はイーサネット又は専用線とすること。
⑨ SLA(サービスレベルアグリーメント)については、以下の要件を満たすこと。
(ア) 遅延については、遅延基準時間を 35 ミリ秒以下とし、月間平均値がこれを
越えた場合には定められた料金を返還すること。
(イ) 稼動率が 1 ヶ月平均で 99.99%以上または故障回復時間を 1 時間以内であ
ることを保証し、目標値を下回った場合には定められた料金を返還するこ
と。
(2)ネットワーク網の個別要件
⑩ ネットワーク網は、公衆回線網(例として、インターネット網)でないこと。
⑪ ネットワーク網は、フレームがループして伝送されることのないよう故障の発生
を防止する対策が施されていること。
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第3章 導入に関する要件
3.1 導入スケジュール
3.1.1 使用開始日及び機器搬入時期
平成28年8月7日から本稼動とする。このため、契約締結後すみやかに現場調
査を実施し、平成28年8月6日までに必要機器の搬入・据え付け・調整及び回線開
通を実施し、特許庁に引渡し可能とすること。ただし、原則として、特許庁本庁舎に
おける回線開通作業は土日祝日に行い、具体的なスケジュールに関しては、特許
庁担当者と協議すること。
3.2 サービス利用期間
平成28年8月7日から平成29年3月31日とする。
なお、支払いは本稼動後の月額払い(初月は日割り)とし、導入費用(初期費用)
については、初回の支払いに合算して支払うものとする。平成29年4月1日以降に
ついては、特許庁から利用中止に関する連絡がない限りサービスを継続する(目安
として、特許庁本庁舎改修完了に伴い、仮庁舎から本庁舎への事務室等移転に伴
い終了する。)。
3.3 調達・導入条件
(1)
本調達に係る費用の一切を契約に含めること。原則として搬入据付け調整費用、
保守費用についても含めるものとする(ただし、撤去に係る費用については、特
許庁から解約の申し入れがあった場合に特許庁と別途協議によって決定す
る。)。
(2)
回線工事を行う上で必要な、導入拠点毎の待受工事(引込、屋内管路工事等)
の必要性を調査し、回線開通2.5ヶ月前までに調査結果(配線経路、配線本数
および種別を含む)を特許庁に報告すること。
(3)
回線終端装置等のハードウェアの保守部品は、3.2サービス利用期間で想定し
た期間は提供可能であること。
3.4 設定条件
3.4.1 環境設定について
本稼動後にシステムインテグレーションベンダ又は特許庁ネットワーク一式(別調
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達)のハードウェアベンダが動作確認を実施するので、環境設定に問題があれば迅
速に設定変更できる体制を確保すること。
3.4.2 チューニング作業
導入する回線の接続のために必要となる備品及び機器等のチューニングは落札
者が責任をもって実施すること。
3.5 運用支援・故障対策・保守の体制に関する要件
3.5.1 運用支援
(1)
導入する回線の接続のために必要となる備品及び機器について、移設の対応が
できること。また、各備品及び機器の設置場所は常時把握しておくこと。
(2)
回線接続のために必要となる備品及び機器について、マニュアルがある場合に
は、当該マニュアルを用意すること。
(3)
原則として、日次トラフィック情報を最低30分単位で収集し、特許庁へ提供可能
とすること(ただし、サービスとして機能を提供していない場合はこの限りでな
い。)。
(4)
特許庁の求めに応じて、回線情報(回線 ID、サービス名、契約帯域、監視の有無、
SLA など)を提供すること。
3.5.2 故障対策
(1)
電気通信サービス期間中、24時間体制で障害対応すること。
(2)
サービスに障害が発生したときは、速やかに特許庁に連絡することとし、最大限
迅速に修復作業を行うこと。さらに事象とその原因について判明し次第速やかに
特許庁に報告すること。なお、修復後、原因・対策を記載した故障報告書を特許
庁に提出すること。
(3)
障害があった備品又は機器については、製造元に問い合わせを行う等により障
害原因を特定し、問題が解決するまでの間、最低月1回は特許庁担当者に報告
するとともに、同じ事象が発生しないように責任を持って対策をとること。(ログ等
の取得が必要ならば、ログを取得する機器等を準備し対応すること。)
(4)
導入した機器の障害によって本機器にて提供されるサービスが1日以上停止し
たときは、停止した日数分のサービス利用料は支払わない。
3.5.3 保守
(1)
導入備品及び機器については、第三者製であっても落札者が責任を持って保守
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を行うこと。
(2)
契約期間中に備品及び機器の製造業者等が定める保守期限が切れる場合は、
同等以上の仕様のものと交換すること等の措置をとること。
3.6 セキュリティ対策に関する要件
(1)
回線並びにその接続のために必要となる備品及び機器のセキュリティレベルに
ついて納品時に特許庁へ報告すること。
(2)
回線並びにその接続のために必要となる備品及び機器については、最新のセキ
ュリティ情報を把握し、問題がある場合は特許庁に報告を行い、特許庁の指示に
従って対応すること。
(3)
特許庁が定期的に行っているセキュリティ監査で問題点を指摘された場合は、特
許庁の指示に従って対応を行うこと。
(4)
受託者は、以下のいずれかの認証を取得していること。なお、事業部等の単位で
認証を受けている場合は、当該事業部が本業務の実施体制に参画の上、認証
に係る管理を行うこと。
(ア) JIS Q 27001 又はISO/IEC 27001 に基づく認証を取得していること。
(イ) JIS Q 15001 に適合したマネジメントシステムを有することについて、第三者
の制度による認証を受けていること。
3.7 サポートに関する要件
(1)
技術支援に当たっては迅速に電話やメール等に対応可能な体制を構築すること。
なお、導入する備品及び機器が第三者製であっても落札者が責任を持って技術
支援を行うこと。
(2)
システムの故障が発生した場合、故障の切り分け等を依頼する場合がある。積
極的に対応すること。
3.8 拡張性
今回導入した機器を他の機器と接続する場合、特許庁に協力すること。
3.9 稼動責任
導入機器の稼動については落札者が最終責任を負うこととする。
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3.10 秘密保持要件について
(1) 関連書類の貸与
特許庁は、落札者が本仕様書に基づく契約を履行する上で、必要な関連書類を随
時貸与する。但し、貸与された書類は、特許庁から請求があった場合、いつでも特許
庁に返還しなければならない。なお、落札者は貸与された書類を本契約の目的以外に
使用してはならない。
(2) 瑕疵担保責任及び保証
サービス期間中の本調達にかかるサービス提供に必要な物品及び保守交換部品
一式の瑕疵に関しては、無償にて修正・対処を行い、関係するドキュメントを修正し
て提出すること。
(3) 秘密の保持
落札者は本契約に関して、特許庁が開示した情報(公知の情報等を除く。以下同
じ。)及び契約履行過程で生じた納入成果物に関する情報を本契約の目的以外に使
用、または第三者に開示、もしくは漏洩してはならないものとし、そのために必要な措
置を講じること。
なお、当該情報等を本契約以外の目的に使用または第三者に開示する必要がある
場合には、事前に特許庁の承認を得ること。
(4) その他
(ア) 本仕様書に記載なき事項でも、本システムの構築・稼動・運用に必要と認められ
る事項は、特許庁及び落札者協議の上行うこと。
(イ) 本仕様書に基づく作業にあたっては、作業の一部を第三者に委託し、または請
負わせる場合は、該当業者名、作業内容・範囲等について事前に特許庁に通知
し、承認を受けること。
(ウ) 落札者は、データの取扱い等について、特許庁における「経済産業省情報セキ
ュリティ管理規程及び経済産業省情報セキュリティ対策基準」、「特許庁情報セ
キュリティ運用細則」、「個人情報保護管理規程」、「行政文書管理規程」を遵守
すること。
(エ) 詳細については、特許庁の指示によること。
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