学校だより「青き楓」1月号

平成28年1月号(通巻第118号)
平成28年1月29日(金)
島高だより
平成28年1月号
(通巻 118 号)
長崎県立島原高等学校
編集:研修広報部
3学年主任
松尾 健司
受験の本格的なシーズンがやってきました。先日行われた「大学入試センター試験」に
は、本校68回生の約 180 名が長崎大学で挑みました。出発日に行われた「出陣式」では、
校長先生とPTA会長様から激励の言葉をいただきました。また出発の際には、PTA役
校長随想
湧水抄
員の皆様と下級生に見送りまでしてもらいました。多 くの方々に支えられ、応援して いた
「 時あ間あ」あにあつあいあてあ考あえある
校 長
だいていることを改めて実感しました。本当にありがとうございました。センター試験を
北 浦 剛 資
島高生の「S」は「Science」のS。「時間」について、改めて考えてみたい。
■誰にも平等で普遍
無色透明・無味無臭、そもそも「時間」って何なのか。おそらく原始のヒトも、日々
の生活の中で、過ぎ去った過去と、来るべき未来についての認識はあったと思う。しかし、
過去と現在、さらに未来をつなぐ実体のない「時間」という概念を考え出した人は、まさに
畏るべし。平成28年が明けた。30年近 くにもなると、「昭和は遠くなりにけり」の感が
強い。高浜虚子76歳の句に「 去 年 今 年 貫 く 棒 の 如 き も の 」があるが、小賢しい人知を
超えた野太さを感じる。ただ流れ続ける時間に 、何時間何分何秒、何年何月何日と区切り
を付けたのは人間の知恵である。時計の秒針で1秒ずつ刻みながら進む タイプのものが多い
が、時間そのものは、一瞬たりとも止まることなく、過去から未来に向かって一定の速さで
流れ続けている。「今」は瞬時にして「過去」となり、「過去」が再び「今」となる可逆性
はない。だから時間は貴重であり、「Time is money」や「一寸の光陰軽んずべからず」の諺が
生まれたのだと思う。その価値ある時間が、時代や国、人種や宗教、社会的地位や経済的
格差に関係なく、誰にも平等に 、いやすべて の自然や全宇宙に普遍的に与えられていること
が興味深い。
■実感としての相対性
一方で、時と場合によって時間の速さや濃淡に違 いがあるのは、誰しも経験していること
である。退屈な授業はやたらと長く感じるし、好きなことに没頭していたら、あっという
間に時間が過ぎる。無為に流れる時間もあれば、生涯忘れ得ぬ愛しい時間 もある。とりわけ
島原高校で過ごした3年間は、後から振り返れば「濃密な時間 」として思い出されるのでは
ないだろうか。時間の使い方には、それぞれの価値観が反映されると思う。等しく享受した
「時間」を、生かすも殺すもその人次第 。一つの節目に立つとき、「時間とは何か、どう
生かすか」を考えるのも悪くない。
2 月 の主 な行 事 予 定
4日(木)推薦入学者選抜検査
1・2年生 自宅学習
3年生 授業+自学
6日(土)土曜講座(1・3年)
進研マーク模試(2年~7日)
8日(月)登校指導(~10 日)
10日(水)PTA評議員会・専門委員会
12日(金)雲仙100年の森卒業記念植樹
学年末考査時間割発表
部活動休止(~24 日)
13日(土)
19日(金)
20日(土)
23日(火)
24日(水)
25日(木)
27日(土)
29日(月)
土曜講座(全学年)
学年末考査(1・2年~24日)
土曜講座(3年)
特別編成授業終了(3年)
卒業研究発表会(3年)
国公立大学前期日程試験
土曜講座(1・2年)
大掃除・式場設営
卒業式予行・卒業記念品贈呈式
同窓会入会式
※3/1 第68回卒業証書授与式
学校ホームページアドレス http://www.shimabara-h.ed.jp/
無事に終えることができ、現在受験生は特別編成授業を受けながら、意欲的に学習に取り
組んでいます。
国公立大学志望者は前期試験が 2/25、後期試験は 3/12 が中心日です。私立大学入試は
1月末~2月上旬にその多くが行われ、看護学校 等志望の生徒もほぼ同時期に各地の学校
を受験します。3学年スタッフも68回生全員の進路実現に向けてバックアップしていき
ます。保護者の皆様には、生徒たちの健康管理など、もうしばらく ご支援をお願いいたし
ます。
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3年生・国公立大学への道
■前期日程試験
2/25(木)~2/26(金)
■前期日程試験合格発表
3/5(土)~3/10(木)
■公立大学中期日程試験
3/8(火)
■後期日程試験
3/12(土)
■中期・後期日程試験合格発表
3/20(日)~3/23(水)
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平成28年1月号(通巻第118号)
平成28年1月29日(金)
主 な部 活 動 実 績
剣
道
部
美
第16回全国高等学校剣道
よさこい高知国体開催記念大会
男子団体
女子団体
優
優
部
平成27年度長崎県
高等学校総合文化祭【美術部門】
勝
勝
優秀賞
レスリング部
第26回JOCジュニアオリンピック
レスリング競技九州予選会
ジュニアの部
第2位
第3位
第3位
カデットの部
優 勝
術
1月 27日(水)、第39回校内マラソン
大会が実施されました。
雪のために26日(火)から順延となりま
したが、当日は天候に恵まれ、絶好のマラソ
ン日和となりました。
55kg 級
60kg 級
120kg 級
金子
永石
宮田
功誠
奏
大輝
85kg 級
大津
拓馬
優良賞
入 選
大町 寧玖
松本
唯
柴田 美桜
平野 夏季
峰 佳奈子
松尾 采奈
島原市営陸上競技場外周を、男子は8㎞、女子は5㎞走りました。アップダウンの
激しいコースに苦しい表情を見せながらも、生徒たちは懸命にゴー ルを目指しました。
上位入賞を目指して必死に走る者、完走を目指してマイペースで走る者など様々でし
たが、それぞれの目標に向かって走り切り、無事大会を終えることができました。
第39回校内マラソン大会上位入賞者
【1学年・男子の部】
1位
2位
3位
【1学年・女子の部】
近藤 亮太(1-5)
土手野 圭(1-2)
林田 拓朗(1-5)
【2学年・男子の部】
今年度最後となる1月20日(水)の地学講座では、これまでの1年間で学んできた内
容を1人ひとりがまとめ、研究発表会を実施しました。写真や地図などを取り入れ、それ
1位
2位
3位
福島
中村
永石
1位
2位
3位
藤田
宮川
谷山
瑠衣(1-1)
寛子(1-2)
邑花(1-5)
選手宣誓
【2学年・女子の部】
勘太(2-6)
聡馬(2-5)
圭一(2-1)
1位
2位
3位
ぞれが工夫を凝らして作ったパワーポイントの資料を用いて発表に臨んでいました。
本多
池田
末永
美友(2-1)
朱生(2-2)
佳蓮(2-5)
入賞者の表彰
今年度実施された地学講座および研究発表を通じて、1年生理数科の生徒達は、2年生
での課題研究の参考になる良い取り組みができたようです。
去
ゴール後は学校に戻り、保護者の方々が前日から準備してくださっていた豚汁を
頂いて、疲れた体を癒すことができました。
炊き出しにご協力いただいた保護者の 皆様、本当にありがとうございました。
<生徒感想>
・「みそ五郎」について発表した。これは地学とは関係ないのではないか 、と思い先生に
質問したら「火山があることで作られたお話だから、ちゃんと関係がある」と言われた。
自分の町もジオパークの仲間のように感じ嬉しかった。
・地学講座では実際に見て触れて考えを深めたり、島原というふるさとに対 する愛着が増
す良い機会になった。
・自分の家の近くのジオパークについて知ることができたし、みんなの発表を聞くことで
色々な地区のジオパークについて知ることもできて良かった。
・ひょうたん池を調べたが、今まで知ってい たことのほかに、意外な事実や謎だった部分
を知ることができ、愛着が沸いた。
・実際に体験し、考えて、まとめるという作業をしたので、それを活かして 2 年生での課
題研究、そしてその先の将来に役立てていきたい。
学校ホームページアドレス http://www.shimabara-h.ed.jp/
前
日
あの
り準
が備
と・
う当
ご日
ざの
い配
ま膳
しま
たで
!
携帯用サイト http://www.shimabara-h.ed.jp/k/