David N Weil(2010) Economic Growth 2 2015 Fall

David N Weil(2010) Economic Growth 2nd ed.
6 人的資本 human capital
労働の質=人的資本(4 つの特徴)
生産的,生産される,収益,劣化
6.1 健康
(1)健康格差と所得格差
経済成長→身長,寿命(図 6.2)←栄養(図 6.1)
(2)健康と所得の乗数モデル
図 6.3 健康と所得の乗数モデル
生産技術 y(h)↑→健康→所得→健康→..
ex) 薬,公衆衛生,DDT→健康 h(y)→生産 y
例:健康と所得 健康説と所得説
例:マラリアの経済効果 GDP 成長率 1.3%
識別は困難 理由は?
6.2 教育
(1)教育水準の変化
就学率向上(表 6.1) 先進国、途上国
投資額=教育費 50%+機会費用 50%
(2)教育の収益 return to education
図 6.6 教育の収益
収益率 yn/yo=(1+r)n:13.4%→10.1%→6.8%
例:college premium 図 6.8(yc/yh) 低下→
増加 理由は? 日本では?(1985→2013)
産業計(23.6→33.9)、製造業(23.9→29.5)
銀行(6.9→17.5)、保険(16.2→27.9)
飲食店(10.7→18.1)、医療(78.5→66.2)
2015 Fall
(3)人的資本の貢献度
数値例:賃金格差(0.82/1.82=45%)×人口比
表 6.2→途上国(図 6.9,49%×2/3=33%)<先
進国(図 6.10,65%×2/3=43%)
6.3 国際間所得格差を教育で説明する
人的資本(健康・教育)格差→所得格差
(1)通学年数
図 6.11 通学年数→所得格差
図 6.12 理論値と実績値
(2)制度の質
図 6.13 テストの得点と所得格差
(3)外部効果
教育の外部効果の存在
例:人的資本の成長鈍化の影響は?
健康(寿命)や教育(教育水準)の成長鈍化は
経済成長率の鈍化を意味するのか?
6.4 結論
物的資本と類似性:投資→資本→生産
物的資本との相違:健康/教育の非経済的価
値