猿ことばコレクション 福井市進明中学校 図書だより しんめいライブラリー 平成28年1月 猿に絵馬 取り合わせのよさのたとえ(絵馬に猿と馬を取 り合りせた図柄が多いことから) ー 犬猿の仲・犬と猿・犬に猿 仲が非常に悪いことのたとえ 実を熟すよい年となるように… 今年は申年。 『申』は草木が伸びて、果実が成熟して固くなっていく時期を表してい 見ざる 聞かざる 言わざる 自分に益にならない事は、見ない、聞かない、 る文字で、伸ばすという意味があります。 言わないようにという戒め 努力した結果が成果となって表れる年です。どんな実が、いつ成るかはその人次第! 猿の尻笑い 今からでも大丈夫。勉強も部活も文学も読めばもっと2 楽しくなる(^_^)/ 音 シン ○ 訓 かみ・のびる・もうす・さる ○ ている形を縦線の横に並べて「申」の字 ができた。 「神」の元の字。稲妻は天にい る神の表れと思われた。 紳 音 シン ○ 訓 おおおび ○ 「申」には稲妻のように伸びる 伸 うす」の意味などに使われだし たので、神様を祭る時に使われ るテーブルの形である「示」を 音 シン ○ 訓 のびる・のばす ○ 「申」は屈折しながら走る稲 意味がある。長く垂れた礼装の 妻の形であるので「のびる」 大帯は地位の高い人が用いる 意味がある。人が屈伸するの ことから「紳士(上級役人) 」 が「伸」 。 の意味となった。日本では英語 後にすべての「のびる」意味 の gentleman の訳語に使う。 に。 音 シン ○ 訓 かみ・たましい ○ 加えて (神)が作られた。 電 な ん と 、 腸 が ず た ず た に ち ぎ れ て い た 、 と い う 音 デン ○ 訓 いなずま ○ 朝三暮四(ちょうさんぼし) ① 目先の違いだけにとらわれて全体として は同じなのに気がつかないたとえ ② うまい話で人をあざむき人をだます事 (昔、中国の狙公という人が猿たちに「トチ の実を朝に3つ、夜に4つやろう」と言った ら、大いに怒ったので、 「では朝に4つ、夕方に3つでどうだ」 と言ったら猿どもは大いに喜んだ、という故 事から) ※ 桓 公 : 昔 の 中 国 の 君 主 び 移 っ た が 、 そ の と た ん に 息 が 絶 え て し ま っ た 。 いなびかり 気象現象をあらわす これもおすすめ! 「雨」の下に電光の 「申」を加えた文字。 稲妻のように速いこ と。 も う 筆 た の と 誤 え り ・○ 類 上 河 手 童 な の 猿 川 が 流 手 れ を ・ 焼 弘 く 法 も 時 に は し く じ る こ と が あ る と い そ の 道 に 熟 練 し て い る 者 で あ っ て とのたとえ(猿が自分の尻が赤いのを分からずに、 他の猿の尻が赤いことを笑うという意味から) 「神」をあらわす「申」の字が「も 稲妻(電光)の形。右と左に光が屈折し 故 事 か ら ) 猿 も 木 か ら 落 ち た よ う ★よみがえる二百年前 のピアノ(佐和みずえ) ★調律師(熊谷達也) 今月のおすすめは、直木賞 (選考会は1月19日)候補 になっている宮下奈都さんの 『羊と鋼の森』! 既読 up 強化月間! を 百 里 以 上 も 追 い か け て き た 。 と う と う 船 に 飛 母 猿 は 、 川 づ た い に 悲 し そ う に 鳴 き な が ら 、 船 部 下 の 中 に 子 猿 を つ か ま え た 者 が い た 。 ( 神 よ り ど こ ろ と す る も の を 失 っ て 、 猿 も 木 か ら 落 ち る 自分を省みずに、他人の短所・欠点をあざけるこ ※古代文字 → 漢字でおめでとう 申 何 も 出 来 な い で い る こ と の た と え 桓 公 が 蜀 へ 行 こ う と し て 三 峡 ま で 船 で 来 た 時 、 は ら わ た が ち ぎ れ る ほ ど の 深 い 悲 し み を い う 断 腸 ( だ ん ち ょ う ) の 思 い
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