開催要項 [PDFファイル/405KB]

秩父宮記念スポーツ博物館巡回展
-2020年東京オリンピック・パラリンピックがやってくる-
開催要項
1
名
称
秩父宮記念スポーツ博物館巡回展
-2020年東京オリンピック・パラリンピックがやってくる-
2
会
期
平成28年1月23日(土)~3月13日(日)
閉館日:毎週月曜日
(開館日数 44日間)
3
会
場
東北歴史博物館 特別展示室
〒985-0862 宮城県多賀城市高崎1-22-1
4
主
催
独立行政法人日本スポーツ振興センター
特定非営利活動法人日本スポーツ芸術協会
公益財団法人日本オリンピック委員会
東北歴史博物館
5
後
援
公益財団法人日本体育協会
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会
公益財団法人日本博物館協会 多賀城市 多賀城市教育委員会 多賀城市観光協会
多賀城・七ヶ浜商工会 河北新報社 NHK仙台放送局 東北放送 仙台放送
東日本放送 ミヤギテレビ 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局
読売新聞東北総局 産経新聞社東北総局 宮城ケーブルテレビ エフエム仙台
三陸河北新報社 石巻日日新聞社 エフエムベイエリア
6
協
力
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
7
事業運営
スポーツミュージアム連携・啓発事業実行委員会
8
観 覧 料
無料(ただし,入場には常設展観覧券が必要)
常設展観覧料:大人400円(320円) 高校生以下無料
※(
)内は20人以上の団体料金。
※ 障害者手帳・療育手帳保持者およびその介助者(1人)は無料。
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趣 旨
独立行政法人日本スポーツ振興センター秩父宮記念スポーツ博物館は,1959年に旧国立競技場内
に開設され,日本で唯一の総合スポーツ博物館として日本の近代スポーツ発展の歴史やオリンピッ
ク関係資料を紹介してきました。秩父宮殿下ゆかりの資料をはじめ,約6万点のスポーツ資料を所蔵
しています。現在,国立競技場の解体に伴い,長期休館に入っています。
本巡回展は,同館所蔵資料を有効活用しつつ,来る2020年に開催される東京オリンピック・パラ
リンピックへの機運と,スポーツ全般への興味・関心を高めることを目的として企画したものです。
半世紀を経て,いまだ国民の関心が高い1964年第18回東京大会を中心に,我が国とオリンピックと
の関わりを豊富な資料を通して紹介します。
今年度が巡回1年目で,国体開催の和歌山県に続き,宮城県が2番目の開催地となります。宮城会
場では,趣旨に賛同してくださった個人,団体の皆様のお力添えにより,地元ゆかりの選手に関す
る資料も多数展示できることになりました。本展が,震災で被災した方々にわずかでも希望を与え,
東北復興の一助となることを心から願っています。
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展示の見どころ
日本人が初めて参加したオリンピックは1912年ストックホルム大会で,三
島弥彦選手(陸上・短距離)と金栗四三選手(陸上・長距離)が参加しました。
三島選手が使用したユニフォームやスパイクは,100年という時代の流れを
感じさせます。
1964年東京大会で選手団が着用した真っ赤なブレザー(デレゲーションユ
ニフォーム)は,ファッションブランドVANで有名な石津謙介氏がデザインし
たものです。このブレザーは,「日本男子に赤いものを着せるとはけしから
ん」という今では信じられないような抗議が殺到した一方で,その後のカジ
ュアルファッションの幕開けにもなったと言われています。本展では,日本
選手団主将として選手宣誓を務めた小野喬選手(体操,秋田県能代市出身)の
ブレザーを展示します。
旧国立競技場の聖火台は,現在石巻市に貸し出され,同市総合運動公園に
設置されています。この聖火台の原寸大レプリカを展示します。1964年東京
大会の表彰台レプリカと合わせ,観覧記念の写真撮影にうってつけの展示物
です。
ユニフォーム
(三島弥彦選手)
[秩父宮記念スポーツ博物館]
デレゲーションユニフォーム
(小野喬選手)
[秩父宮記念スポーツ博物館]
世界選手権での活躍も記憶に新しい羽生結弦選手が2014年ソチ大会で着用
した競技コスチュームやスケート靴,2006年トリノ大会で世界の頂点に立っ
た荒川静香選手の競技コスチューム・金メダルなど,宮城県ゆかりの選手の
資料も勢揃いします。スケルトンそりの実物やスタート練習用の「ローラー
ボブスレー」,バスケットボール競技用車いすなど,なかなか目にする機会
のない競技用具も見どころです。
また,公益財団法人日本ラグビーフットボール協会のご配慮により,ラグ
ビーワールドカップ2015で活躍した畠山健介選手(気仙沼市出身)のユニフォ
ームや,日本-南アフリカ戦で実際に使用された試合球なども展示できるこ
とになりました。オリンピック関係資料と合わせ,ぜひ観覧いただきたい資
料です。
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聖火台(原寸大レプリカ)
[日本オリンピック委員会]
展示予定資料
約200点を予定しております。
ローラーボブスレー(練習用)
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展示構成
第1章 日本のオリンピック参加黎明期
日本人が初めて参加した1912年ストックホルム大会,日本人が初めて金メダル
を獲得した1928年アムステルダム大会など,日本のオリンピック参加の黎明期を
「日本初」というキーワードで紹介します。
[仙台大学]
友情のメダル(西田修平選手・大江季雄選手)
[秩父宮記念スポーツ博物館]
<主な展示資料>
*三島弥彦選手のユニフォームとスパイク *1932年ロサンゼルス大会競泳水着
*1936年ベルリン大会「友情のメダル」
*幻の1940年東京大会パンフレット など
第2章 1964年第18回夏季東京オリンピック・パラリンピック
1964年東京大会について,豊富な資料を通して様々な角度から振り返ります。
<主な展示資料>
*聖火トーチ *聖火ランナーユニフォーム *金銀銅メダル
*円谷幸吉選手の銅板足型 *公式ポスター1~4号 など
1964年東京大会第1号ポスター
[秩父宮記念スポーツ博物館]
第3章 日本で行われた冬季オリンピック/札幌・長野
1972年の冬季札幌大会,1998年の冬季長野大会を振り返ります。
<主な展示資料>
*聖火トーチ *金銀銅メダル
*デレゲーションユニフォーム
など
札幌大会デレゲーションユニフォーム
[秩父宮記念スポーツ博物館]
第4章 新しい日本そして輝く未来へ
解体された旧国立競技場の設備関係資料などとともに,2020年東京オリンピッ
ク・パラリンピック招致関係者の思いがこもる寄せ書き,パラリンピック選手が
実際に使用した義足などを展示します。
<主な展示資料>
*旧国立競技場の座席,走路タータン
*2020年東京オリンピック・パラリンピック招致のための寄せ書き
*佐藤真海選手(陸上競技,気仙沼市出身)の義足 など
旧国立競技場座席
[秩父宮記念スポーツ博物館]
陸上競技用義足(佐藤真海選手)
[鉄道弘済会義肢装具サポートセンター]
第5章 宮城とオリンピック
宮城県ゆかりのオリンピック選手の資料を通して,宮城におけるスポーツの発展と普及の歴史の
一端を紹介します。
<主な展示資料>
*荒川静香選手(フィギュアスケート,東北高校卒)の金メダル,競技コスチューム
*羽生結弦選手(フィギュアスケート,仙台市出身)の競技コスチューム,スケート靴
*三宅義信選手(重量挙げ,村田町出身)の競技用具
*三宅義行選手(重量挙げ,村田町出身)の銅メダル
*三宅宏美選手(重量挙げ,三宅義行選手の娘)の銀メダル
*福原愛選手(卓球,仙台市出身)のユニフォーム
*女子サッカーなでしこJAPANメンバーのサインボール(2012年ロンドン大会)
*FIFAワールドカップドイツ大会ユニフォーム
鮫島彩選手(常盤木学園高校卒)/熊谷紗希選手(同)/田中明日菜選手(同)
卓球ユニフォーム
(福原愛選手)
[仙台市教育委員会]
*佐藤伊知子選手(バレーボール,仙台市出身)のユニフォーム
*大友愛選手(バレーボール,仙台市出身)のユニフォーム
*女子バレーボールメンバーのサインボール
*三橋亜記選手(ホッケー,栗原市出身)のユニフォーム,スティック
*佐藤光浩選手(陸上競技,仙台大学卒)のユニフォーム
*畑中みゆき選手(スキーモーグル,塩竈市出身)のスキーウェア,スキー板
*三浦伸二選手(ボブスレー,気仙沼市出身)のヘルメット,スパイクシューズ,コート
*黒岩俊喜選手(ボブスレー,仙台大学)のウェア
*越和宏選手(スケルトン,仙台大学卒)のウェア
*小室希選手(スケルトン,村田町出身)のディプロマ(認定書)
*鈴木義博氏(陸上競技,塩竈市出身)の東京オリンピック審判関係資料
*豊島英選手(車椅子バスケットボール,宮城MAX)のユニフォーム
*椎名光男選手(車椅子バスケットボール,宮城MAX)の競技用車椅子
など
]
(1988年ソウル大会/1992年バルセロナ大会)
*梅沢勇治選手(カヌー,石巻市出身)のジャージ,デレゲーションユニフォーム
常[ 盤 木 学 園 高 等 学 校 サッカー 部
*千田健太選手(フェンシング,気仙沼市出身)のユニフォーム
*蘇武幸志選手(バレーボール,栗原市出身)のユニフォーム
なでしこJAPANメンバー
サインボール
*千田健一選手(フェンシング,気仙沼市出身)のジャージ
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関連企画(※いずれも事前申込不要,参加無料。)
◆記念講演会
会場:当館3階講堂
【千田健一氏講演会】
【鈴木省三氏講演会】
「私のフェンシング人生」
氷上のF1・ボブスレーで世界へ!
「~スポーツ・オリンピックの価値~
」
2月11日(木祝)
13:30~15:00
3月5日(土)
13:30~15:00
千田 健一(ちだ けんいち)氏
鈴木 省三(すずき しょうぞう)氏
宮城県気仙沼向洋高等学校長,宮城県フェンシング協
仙台大学教授。1955年生まれ。
会理事。1956年生まれ。
北海道出身。陸上の十種競技の選手だったが,ボブス
気仙沼市出身。小5でフェンシングを始め,気仙沼高校,
レーにスカウトされ競技を始める。指導者となること
中央大学で活躍し,1980年モスクワ大会フェンシング
を期待され,26歳で仙台大学に入学。自らボブスレー
代表となるが,日本が参加を辞退。その後は鼎が浦高
部を立ち上げ監督兼選手として活躍。1984年サラエボ
校,気仙沼高校の教師として優れた選手を育成してき
オリンピックの日本代表。サラエボ以降2014年ソチ大
た。2012年ロンドンオリンピック銀メダリスト千田健
会までの冬季オリンピック全大会に仙台大学の教え子
太選手の父。
が出場している。
◆体験企画「スケルトン・車いすバスケ疑似体験!」
【日 時】 2月13日(土)
午前の部:10:00~12:00 午後の部:13:00~15:30
【会 場】 中央ロビー(特別展示室前)
スケルトンのそりに乗りながら滑走中の映像(1分程度)を見る疑似競
技体験と,バスケットボール競技用の車いすに乗って動かす体験が
できます。
スケルトンのそり(越和宏選手)
[仙台大学]
※体験イベント「冬も元気にはくぶつかん!」のプログラムの一つとして実施します。
※体験には,受付で配布する「イベント参加証」が必要となります(無料配布)。
※当日は常設展・企画展無料観覧日となっております。
◆小中学生ポスター展「2020年の自分,日本,東京」
【期 間】 1月23日(土)~3月13日(日)
【場 所】 中央ロビー壁面(特別展示室前)
バスケットボール競技用車いす
[宮城MAX]
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が平成27年夏に全国から募集したポスタ
ー作品の中から,東北地方の小中学生の応募作品を展示します。
※会期中の展示替えがあります。
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連絡先
東北歴史博物館 〒985-0862
(展示担当) 企画部
学芸部
(広報・問い合わせ等担当) 管理部
宮城県多賀城市高崎1-22-1
研究員 鎌田 彰
副主任研究員
塩田
達也
情報サービス班
TEL
022-389-0627
FAX
022-368-0109
TEL
022-368-0106
FAX
022-368-0103
独立行政法人日本スポーツ振興センター 〒120-0005 東京都足立区綾瀬6-11-17
(展示・広報担当) 秩父宮記念スポーツ博物館 課長補佐 須藤 順子
TEL 03-5849-5400
学芸員
井上
裕太
FAX
03-3629-1660