漏 水 修 繕 業 務 仕 様 書 第1 一般事項 1. この仕様書は、小山市建設水道部水道課の発注する漏水修繕業務等の施行 に適用するものとする。 2. 業務は、それぞれの業種に応じ、この仕様書に定める仕様に従い施行しなけ ればならない。 3. 暴力団員等による不当介入を受けた場合の措置 (1) 小山市が発注する業務委託(以下「発注業務」という。)において、暴力団員 等による不当要求又は業務妨害(以下「不当介入」という。)を受けた場合は断 固としてこれを拒否するとともに、不当介入があった時点で速やかに警察に通 報を行い、捜査上必要な協力を行うこと。 (2)(1)により警察に通報を行い、捜査上必要な協力を行った場合には、速やか にその内容を記載した書面により発注者に報告すること。 (3) 発注業務において、暴力団員等により不当介入を受けたことにより工程に 遅れが生じるなどの被害が生じた場合には、発注者と協議を行うこと。 第2 共通事項 1. 1 日の単位は、午前 7 時から翌日午前 7 時までの 24 時間とする。 2. 業務区域は、小山市水道事業の給水区域内国道 50 号を境界として、南北に 2 分割したうちの、南区域又は北区域のいずれか 1 地区とする。ただし、7月 1 日から 9 月 30 日までの 3 ヶ月間においては、南北各 1 社及び補助 1 社の 3 社体制とする。また、メーター交換、修繕については、水道事業者の指示する 区域とする。 3. 業務報告書(日報)は、1 日を単位として作成し、速やかに水道課 工務係に提 出する。 -1- 第3 漏水修繕業務に関する事項 1.漏水修繕工事業務 (1)契約の形態 業務委託とし、漏水修繕工事 1 箇所ごと 1 件とする。 (2)委託金額 漏水修繕工事 1 件ごと別途協議する。 (3)委託金額の請求及び支払い 漏水修繕工事 1 件ごとに、工事完了後行う。 (4)主 管 係 工務係 (5)漏水修繕工事業務に関する事項 ①受注者は、次に掲げる工事を行うものとする。 ア、給・配水管の漏水修繕工事 イ、道路改良工事に伴う弁栓類等の筐取替え、高さ調整工事 ウ、維持管理に必要な工事 エ、その他の工事 ②受注者は、断水が絡む工事についてのバルブの開閉は、配水管復旧フロー に従い赤水等の苦情がないよう慎重に行うものとする。 ③受注者は、工事にあたって、水道使用者に工事内容、時間等の説明を行うも のとし、工事終了後は出水の有無を確認し、丁重に後片付けを行うものとする ④受注者は、工事にあたり工事中の標識を明確に表示し、交通上支障のない よう十分に努めるものとする。 ⑤受注者は、工事施行により、工事請求者又は第三者に損害を与えた場合に は、受注者において一切の責任を負うものとし、発注者に対していささかの迷 惑もかけないものとする。 ⑥受注者は、工事を完了したときは、必要な書類を直ちに発注者に提出し、完 了検査を受けるものとする。 ⑦受注者は、完了検査後直ちに発注者の指定する様式を用い、委託費を発注 者に請求するものとする。 -2- 2.漏水修繕待機業務 (1)契約の形態 (2)委託金額 業務委託とし、1日を単位とする。 1 日あたり 平日・土曜 10,000円 日曜・祝日 13,500円 年末・年始 20,000円 (3)委託金額の請求及び支払い 3 ヶ月毎に支払いする。 (4)主 管 係 工務係 (5)漏水修繕待機業務に関する事項 ① 受注者は、発注者より漏水の連絡を受けたら 1 時間以内に現場に行き、現場 の状況を発注者に報告するものとする。 ② 受注者は、安全管理のため次の応急処置を行うものとする。 ア、バリケード、標識等の設置をし、交通上支障のない処置をとること。 イ、路上で漏水量が多い場合は、土のうを設置する等排水先を確保すること。 ウ、現場状況を写真で管理すること。 ③ 受注者は、漏水箇所が路上で一般車両の往来がある道路の場合、工事着工 前に警察署に連絡するものとする。 ④ 受注者は、緊急を要する漏水修繕工事については発注者に報告後、速やか に工事に着手すること。 ⑤ 受注者は、工事開始時刻と完了時刻を発注者に連絡するものとする。 ⑥ 受注者は、当日の修繕工事箇所が多く1日で対応出来ないと判断した時は、 関係者及び発注者の了解のうえ、翌日、工事を行うものとする。 但し、必要な場合は発注者の了解のうえ、補助の漏水修繕受託業者に工事を 行わせる事ができる。 ⑦ 当日対応出来なかった漏水箇所については、投光機、凍結防止等の安全管 理を十分に行ない事故等の発生を防止するものとする。 -3- 3.水道止水栓開栓・閉栓業務 (1)契約の形態 業務委託とし、開栓・閉栓 1 箇所ごと 1 件とする。 (2)委託金額 昼間( 7:00~16:59) 夜間(17:00~21:59) 深夜(22:00~ 6:59) (3)委託金額の請求及び支払い (4)主管係 1 件あたり 2,000円 1件あたり 2,500円 1件あたり 3,000円 3 ヶ月毎に支払いする。 料金係 (5)水道止水栓開閉栓業務に関する事項 ア、発注者の指示に基づき、止水栓の開栓(給水停止を含む)、または閉栓を行 う。 イ、開栓または閉栓を行う止水栓は、乙止水栓及び丙止水栓とする。 -4- 4.メーター交換業務 (1)メーター交換の実施期間 ・ 4月から次年の3月までとする。 (2)メーター交換日 ・ 当該月の1日~10日(休日の場合、前日の金曜日)までとする。 (3)主管係 ・ 給水装置係、料金係。 (4)メーター交換単価は別途協議とする。 (5)メーター交換代金の請求及び支払い ・ 請求は原則1ヶ月毎とする。支払いは、請求を受けた日から30日以内 とする。 (6)メーター交換の詳細について ・ 別途説明会を設ける。 -5- 第4 注意事項 1.漏水修繕においての注意事項 (1) 現場確認について 水道課から漏水の連絡があった場合、業者は速やかに現場を確認し、1 時 間以内に水道課に報告すること。この際、現場の状況によっては、バリケード及 びカラーコーン等を設置すること (2) 埋設管状況調査 ① 給・配水管台帳調査 現場の状況を踏まえ、どの管から漏水しているか、場合によってはどこの住宅 を断水しなければならないかを確認するために、必ず水道課の台帳をコ ピーして、現場に持参すること ② 他埋設管状況調査 漏水現場道路内に他企業の埋設管があるかどうかを ア、現場確認時に調査すること。 イ、水道課に他企業埋設管図を用意しておくので、それにて再確認す ること。 ウ、必要であれば、他企業に立会いを求めること。 (3) 関係機関への連絡 ① 路上掘削の場合は、工事着手前に必ず警察に連絡をして了解を得ること。 ② 路上掘削の場合、他企業の埋設管が近接している場合には、必ず管理者 に連絡又は立会いを求め了解を得ること。 ③ 断水がある時は、関係する水道使用者に必ず工事内容等を連絡すること。 (4) 工事施行にあたって ① 工事施工前、中、後の写真は必ず撮ること。 ② 工事中は、必ずヘルメットを着用すること。 ③ 工事車両等の駐車位置は、付近住民に迷惑を及ぼさないようにすること。 特に商店、飲食店の付近の施工には十分注意すること。(やむを得ず民地 を借用するときは、地主の了解を得ること。) (5) 工事完了後において ① 工事完了後は、速やかに水道課に報告すること。 工事終了が17:00以降、若しくは、休日の場合は翌朝一番で報告すること。 (電話可) ② 路上掘削の場合は警察に対して、道路使用許可申請を行うこと。 -6- 2. 工事に伴う地下埋設物の取扱いについて (1) 工事前調査 漏水修繕工事にあたり、何が地下に埋設されているか必ず、確認すること。 (NTT、東電、ガス等)他企業埋設物の埋設位置等が不明確な場合は、必ず管 理者の立会いを求めること。 (2) 作業 作業に入るにあたり、作業に従事する者全員が、地下埋設物の有無について は意識できるようにしておくこと。 地下埋設物が近接する場合は、地下埋設物を露出させ、目視しながら作業す ることも必要に応じて行うこと。 (3) 意識高揚 作業時においては、工事に支障となるものがあるんだ、あるのではないか、とい う意識を持ち慎重さを習慣づけるようにする。 3. 緊急時の連絡先 ・小山警察署 0285(25)0110 ・小山消防署 0285(39)6660 ・東京電力 ㈱栃木南支社 0285(35)3297 ・NTT 小山電報電話局 0285(21)2212 ・NTT 東日本-栃木 MES 事業部小山営業所 0120(204)461(立会い等の連絡先) ・北日本ガス 0285(22)3318 ・国道 国土交通省宇都宮国道工事事務所 小 山 出 張 所 0285(45)9770 国分寺出張所 0285(44)1335 ・県道 栃木土木事務所 管理部管理課 0282(23)3435 小山詰所 0285(22)0272 ・市道 小山市建設水道部 土木課 0285(22)9225 -7- 配 水 管 漏 水 事 故 復 旧 フ ロ ー 水道課 ↓ 業者連絡(当番業者) 現場状況により安全施設を設置し、二次災害の防止を図る。 ↓ 現地調査 ↓ 判 断 1.現場付近の管種、管径の確認。 2.バルブ、消火栓、排泥弁等を確認し断水時の影響範囲を把握し、必要と思わ れる修繕材料の確保。 受付より配管図を借用し、復旧方法を判断する。 ↓ 連 絡 各関係機関への連絡(道路管理者、警察、消防、NTT、北日本ガス、東電等) ↓ 広 報 断水が必要な場合、水道使用者に対して戸別訪問し、断水してよいかどうか必ず 確認をし、都合の悪い場合は、水道使用者と相談し時間帯を変更する。(病院等 は特に注意する。)また、留守宅には「断水のお知らせ」を配布しておくこと。 ↓ 給水確保 断水時に給水を必要とする水道使用者に対して、ポリタンクを用意して給水を確保 する ↓ 断 水 受付(水道課)に連絡する。 ↓ 復旧工事 短時間で完了するよう全力を尽くす。 ↓ 通 水 復旧工事終了後、洗管作業に入り消火栓、排泥弁により管内を洗浄放水する。 また、状況により使用者の了解を得てメーター器を外し、洗浄放水する。 ↓ 事後処理 水道使用者に対して戸別訪問し、異常のないことを確認した後に工事完了を報告 し協力への礼を述べる。 ↓ 完 了 水道課に報告する。 -8- 断水時による仕切弁の開閉作業 【閉】 1.排泥弁又は消火栓にホースをセットし、放水先を確保し放水 する。 2.流量の多いほうから順次ゆっくりとバルブを閉じていく。(左回り) 仕切弁が止水不可能な場合、順次外側を使用する。 3.バルブ操作後止水しているか否かを消火栓、排泥弁又は音聴によ り確認する。 【開】 1.流量の少ない方から、ウォーターハンマーをおこさぬようゆっくりと バルブを開いて行く(右回り) 2.消火栓、排泥弁により、空気が混ざっていないか、赤錆は出ていな いかを確認し洗管を完了する。 配水管断水範囲内に洗管用消火栓、排泥弁が設置されていない 場合、仮排泥弁を設け洗管後、埋め殺しにする。 3.復旧工事箇所に、異常がないか確認後、埋め戻しする。 -9- 漏水修繕工事フローチャート 通報者 水道課 報 告 連 絡 委託業者 現況報告 状況把握 ・現場の状況によってはバリケ 現場確認 1h以内 ード、カラーコーンの設置 ・他埋設管の確認 NTT、東電、ガス等 埋設管状況調査 (給水台帳) 現 地 調 査 漏水位置確認 指示 現地調査 ・断水範囲、戸数の確認 ・警察への連絡 電話で可 ・付近住民への工事の連絡 断水があれば、断水の連絡 工事着手 報 告 確認 工事完了 ・断水終了等の連絡 ・警察へ道路使用許可 提 受理 出 請求書作成 - 10 - 緊急時の連絡系統 小山警察署 ℡ 0285 (25) 0110 道路管理者 1.国道 国土交通省宇都宮国道工事事務所 小山出張所 ℡ 0285 (45) 9770 国分寺所出張所 ℡ 0285 (44) 1335 2.県道 栃木土木事務所 小山詰所 ℡ 0285 (22) 0272 3.市道 小山市建設水道部土木課 ℡ 0285(22)9225 小山市建設水道部水道課 ℡ 0285 (24) 7615 小山消防署 ℡ 0285 (39) 6660 漏水修繕業務当番業者 - 11 - 東京電力㈱栃木南支社 ℡ 0285 (35) 3297 NTT―ME 栃木 MES 栃木事業部 小山営業所 ℡ 0120 (204) 461 ㈱ ℡ 北日本ガス 0285(22) 3318
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