「循環する地域の ものづくり」にあこがれて 循環する地域の

LIMO通信 2015〈Winter〉
第29号 平成27年12月21日発行 発行/公益財団法人 山の暮らし再生機構 LIMO通信編集委員会 TEL0258-30-1213 http://www.yamanokurashi.jp/
(公財)山の暮らし再生機構
2015 Winter
vol.29
〈リモつうしん〉
新潟県長岡市
(太田東山 ・ 小国 ・ 山古志 ・ 栃尾 ・ 川口)
torch
特集
集
山 里で 美 しく生 きる
「 循 環 する 地 域の
ものづくり 」にあこがれて
【活動レポート】 躍動する次世代の担い手たち
【山 里 ガ イド】
イ ド】 山里の新情報
【山
山 の 特 産 品】 大豆の旨みが活きる、
木桶仕込みの発酵の力
「あぐり味噌」
国産大豆にこだわり、
冬に仕込み、
木桶でゆっくり熟成。
夏の暑
さで熟成度が増した味噌は約1年寝かせて12月前後に完成す
木桶仕込みの「あぐり味
る。
まろやかさが増し、
深みのある味噌に仕上がる。
噌」は豆だ会から道の駅
越後川口「あぐりの里」が
製法を受け継ぎ、
製造販売
を行っている。
山の
特産品
豊かな自然から生まれた
山の特産品。
古くから伝わるこの地ならではの
品々を紹介します。
大 豆 の 旨 み が 活 きる 、
木 桶 仕 込 み の 発 酵 の力「 あ ぐ り 味 噌 」
味噌は中国大陸、
朝鮮半島を通っ
「仙台味噌」
などがその代表です。
室町時代から伝わる伝統製法のひと
て飛鳥時代に伝わったそうです「
。味
謙信は普段の食事は一汁一菜と
つ木桶仕込み。
現在では木桶の調達
噌」
という文字が初めて文献にでて
質素でしたが、
出陣の際は家臣や将
が難しく、木桶仕込みの味噌は貴重
きたのは平安時代の「三代実録」
兵の士気を高めるために山海の幸
となっています。
(901年)
です。
この頃の味噌は調味
をふんだんに盛り合わせた膳「かち
料というより大切な栄養源として、
そ
どき飯」
を振る舞っていました。
その
3月の火曜を除く毎日、
2名以上で味噌作
のままなめたり、
薬として利用してい
中にはクルミを味噌汁で煮詰めた
り体験を行っています。
たようです。一般庶民の口に入るこ
「たれ味噌」
、
すった松の実を味噌汁
とはなく、身分の高い貴族階級のお
のうわづみでのばした
「松の実味噌」
給金として、
時には贈り物としても使
など、味噌を調味料として利用して
われる高級品でした。
いたことが文献に残っています。
味噌
庶民の間で味噌が広まったのは室
は1300年以上もの間、薬として、
町時代のようです。大豆の栽培も盛
様々なカタチの調味料として日本人
んになり、そのため農民たちの間で
の食生活を支えてきました。
も自家製の味噌が作られるように
川口地域では、
麹作りの名人丸山
なり、
一般庶民にも浸透していきまし
秀夫さんと味噌作りの名人小宮山豊
た。
戦国時代に入ると戦国武将たち
彦さんが
「豆だ会」
を結成し、
自慢の
は戦の際に兵糧と味噌を持ち歩きま
味噌作りを行っています。
昔ながらの
した。
干したり焼いたりしてさらに保
木桶仕込み味噌を作り始めたのは平
存性を高め、貴重なタンパク源とし
成17年から。
中越地震を機に味噌屋
て利用していたようです。
この時代に
を廃業した方から、
3トン桶を譲り受
なると日本全国それぞれの気候風
けました。木桶は温度変化がゆるや
土に合った味噌が作られるようにな
かなため、
味噌がゆっくりと発酵・熟
りました。
上杉謙信の
「越後味噌」
、
武
成していきます。そのため独特の風
田信玄の「信州味噌」、伊達政宗の
味を醸し、
濃厚な旨みが生まれます。
道の駅 越後川口
「あぐりの里」
で、
12月∼
【問い合わせ】
道の駅 越後川口「あぐりの里」
TEL0258-89-4550
FAX0258-89-4622
新潟県長岡市川口中山84-2
http://www.agrinosato.com
Prese
nt
あぐり味噌を
3名様に
プレゼント
郵便はがきに①住所、
②
氏名、
③TEL、
④年齢、
⑤
性別、⑥本誌のご感想、
ご意見をご記入の上、
下
記までご応募ください。
応募締切
平成28年
〒940-0062
月
日(土)
新潟県長岡市大手通
消印有効
1-4-11水野ビル3F
公益財団法人 山の暮らし再生機構
第28号プレゼント係
TEL0258-30-1213
2 20
※ご記入いただいた個人情報は、
プレゼントの発送および今後の誌面作りの参考にのみ使用します。
当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
編集後記
LIM O 通 信 の 設 置 場 所
山の暮らしサロンを通じて、
インターネット上のSNSサービスの普及によって人
●新潟県/長岡市役所
(アオーレ長岡)
、
ながおか市民センター、
長岡市立
との繋がりが気軽になった一方で、顔を見ながら直接対話し、何かに共感すると
図書館(中央・互尊文庫・西地域・南地域・北地域)、南魚沼市役所・庁
いう気持ちや、人と相対する直接的な温度を求めている人が多くいることを強
く感じました。今後もヒトや地域の魅力に共感し、形に縛られず、連鎖的に「何
か」を生み出すことを目指して、サロン活動を継続していきます。
(公財)山の暮らし再生機構
L I M O 通 信とは?
舎、十日町市役所、新潟県各地域振興局ほか中越地域の
「道の駅」
●首都圏/表参道・新潟館ネスパス
(渋谷区神宮)
、
ブリッジにいがた
(中央
区日本橋)
、
認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(千代田区有楽町)
※バックナンバーはLIMOホームページでもご覧いただけます。
「LIMO通信」は山の暮らし再生機構が、太田東山・小国・山古志・栃尾・川口の地域活動や支援活動を発信している情報誌です。
この「LIMO通信」を通して地域復興支援員の活動を皆さまに知っていただき、各地域のパイプ役としてお役に立つことを願っ
ています。
※LIMO通信は公益財団法人 新潟県中越大震災復興基金の助成を受け年4回発行しています。
【山の暮らし再生機構】里山を生命の源を育むマザーランドとしてとらえ、
「 Life in Motherland=LIMO(リモ)」を通称に活動しています。
小国和紙生産組合の人たちと出会い、
次第に
うに地域内で循環するものづくりを行なう
を小国地域の資源や環境を活かし、昔のよ
ないだろうかと思案中。藍染の小物を作る
収穫し、
染料を作るところまでやってもらえ
で、経験豊かな地域の人たちから藍を育て
うですが、
忙しくて世話ができず失敗。
そこ
中 越 地 域 には昔 から脈々 と受 け継 がれる伝 統 産 業 が今 なお
残っています。雪深い山里では、冬の間の副業として住民の暮ら
しを支えてきた工芸品なども多く存在します。その中の一つが長
岡市小国地域に受け継がれてきた小国和紙。この伝統産業の
魅力に惹きつけられて関東から長岡に移住してきた白樫佳子さ
ん。山里での生活を通じて理想の暮らし方を探しています。
小国地域で暮らすことを考え始めたそうで
も実施しました。
収穫体験や古民家見学などを通して山
の暮らしの魅力を味わってもらいました。
新潟県長岡市小国町相野原254−1
Tel:090-3916-2339 Fax:0258-94-5321
Mail:[email protected]
http://yoshiko6475.wix.com/dye-workshop
「 循 環 す る地 域 の
も のづく り 」に あ こが れ て
伝 統 産 業 へのあこがれ
長岡市出身の白樫さんは、
デザインを学
もよし、
染料のまま販売するもよし、
夢はど
﹁最初は正直言って不安だった﹂と漏らす
夢を持って移住する人と、
山暮らしの技術
す。
で
﹁モダンデザインの父﹂と呼ばれるイギリ
白樫さんですが、
家探しから親身になって相
を持つ地域の人が協働していくことで、
面白
ぶために都内の大学に進学し、そこの授業
スの運動家、ウィリアム・モリスの存在を知
談に乗ってくれた当時の総代さんや、
食べき
い地域が出来ていくのかもしれません。
んどん広がります。
り、
伝統産業・伝統工芸品などの地域に根づ
れないほどの野菜をくれる近所の人たちに
かくらしのクラス」
を定期的に首都圏で開催しています。
くものづくりに強い興味を持つようになっ
また、
10月10日
(土)
には小国地域でお試し居住ツアー
助けられ、
今に至ります。
方 も 多 く 、関 東での生 活 が長 かった 私でも
人や移住の先輩が田舎暮らしの魅力を伝える「ながお
たそうです。
職し地域活性化のプロジェクトなどを担当
ちょうどいい距離感で付き合えるうえに、
親
イベントにも出かけるほか、
栃尾美術館で個
ために山の暮らし再生機構では、山の暮らしを営む村
﹁出稼ぎなどで、
東京暮らしの経験がある
したそうですが、あまりの激務に体調を崩
切な人たちばかり﹂と小国での生活を楽し
ようやく個展を開けるようになってきた
展を開くなど積極的に活動を展開中。﹁この
ればいけないことはいっぱいです。
そんな想いに応える
大学卒業後は、
コンサルタント会社に就
し、
4年で退社。
これからをどう生きていこ
んでいるご様子。
夢 に向 かって
一昨年
︵平成 年︶
に自宅で
﹁白樫染色工
頃に、東日本大震災が発生。当時、茨城の郊
道で 年やってきて、やっとスタートライン
るのはとても大変。
住まいに仕事・子育てなど、
考えなけ
1
2
うかを考えた時に、
デザイン力を活かして社
会に貢献できるような仕事をしたいと思い、
大学時代に出会った伝統産業・伝統工芸の道
を歩むことを決め、関東で染色の勉強を始
めました。
房﹂
をオープン。
ここで作品の製作と販売、
そ
して体験教室も行っています。
長岡クラフト
外に一軒家を借り暮らしていたのですが、
ご
に立てた感じ。
これからが本番。
﹂
と意気込み
移 住 を決 心
近所の方たちとうまくコミュニケーション
ます。
フェアや、オー!グリーンマーケットなどの
がとれなかったことをきっかけに
﹁ここに住
これからチャレンジしたいことは、
誰でも
参加できる地域資源を活かしたものづくり。
山の暮らしにあこがれていてもいきなり移住を考え
白樫染色工房
細かいところま
で彫り抜かれ
た
型紙の数を見
ているだけでワ
クワク!
白樫染色工
房
白樫佳子さん
み続けることへの不安﹂を感じ、生まれ育っ
た長岡に戻ることを決めたそうです。
今年、
染め物に使う染料の藍を庭に蒔いたそ
やりたいことが
ここに来てたくさん
増えました。
夢は広がるばかり!
学ぶ
山の暮らしを
らしの
「ながおかく
クラス」
25
美 しく 生 きる
このお洋
服もなん
と型染め
染め上
げられて
で
ます!
。
でいます
プに並ん
がショッ
品
作
な
すてき
ッグ”
は“ミニバ
一番人気
ちょうどその頃、
原料の生産から製造まで
10
山 里で
自分の
好きな
デザイ
ンの型
紙を
作る所
から教
えて
下さい
ます。
山の暮らしサロンに
多様なとちラボメンバー
集合!
山の暮らしサロンは、
長岡市内の
思いを育てていく場です。
第1回目が
11月10日(火)に、第2回が12月9
日
(月)
に行われました。
年齢、
性別、
住まい、
職業などそれ
ぞれ立場の違う多様な参加者が、
第
中越地震から 年が経過し、これまで復興活動を牽引してきた各地域のリーダーたちも
歳年をとり、 代から 代の方々 が多くなってきました。今後、次の世代にこれまでの活動
の継承をどのように行なうか、活発に検討されています。また一方で、これまでの中山間地域
ではあまりみられなかった、
代の若手層の活動も近年活発になってきました。これまで
に無いような若い視点を活かした面白い取り組みが各地で生まれ始めています。
その他にも、
アーティストASA C-HANG
を招致したタブラボンゴ体験イベントや商店街
も進めています。
来る拠点づくりを目指して、
空き家の調査など
行っています。
また、
栃尾地域に来た人が滞在出
どの SN S サ ービス を 使ったページの 運 営 を
「うらやましがられる栃尾」を目指して
栃 尾 地 域とちラボ
とちラボは、栃尾地域の豊かな資源を見直
し、
編集し、
発信し
﹁世界に誇れるうらやましが
られる栃尾づくり﹂
を目指し、
研究・実践を行う
選ばれる理由、③栃尾の魅力ある発信、④栃尾
会﹂
で、
①地域づくりに必要な仕組み、
②栃尾が
昨年度、開催された﹁とちお地域づくり楽習
尾をどんな地域にしたいかを整理する定例会の
実践的な活動を展開すると同時に、今後、栃
はない、
新しい取り組みを実施してきました。
点と行動力を活かしてこれまでの栃尾地域に
通りでのシャッターアートイベントなど、
若い視
の資源を活用・連携した活動づくりという4つ
場を持ち、
1年後、
3年後、
5年後、 年後とそれ
ことを目的とした団体です。
の内容の検討が行われました。
そこで学んだ内
容を実践するために若手有志が
﹁とちラボ﹂を
立ち上げました。
名のメンバー は 、大 工 や 農 産 加 工 品 生 産
ぞれのタイミングで目指す具体的なビジョンを
作りました。
整備し、活用していくための準備を進めていま
とちラボでは現在、
栃尾の町中に活動拠点を
者、団体職員など多様で、幅広いネットワーク
メール
[email protected]
http://tochi-lab.sub.jp/
とちラボ
者のチャレンジが始まっています。
次世代に引き継げる素敵な地域にしようと、
若
す。
栃尾地域の魅力ある多くの資源を活かして、
います。
とちラボでは、守門山雪庇ツアー、栃堀裸押
合祭の募集、
上樫出の音子神社祭りの様子など
をインターネット上のサービスを活用してPR
し、
栃尾出身者や栃尾で暮らす人たちがWeb
上で情報交換できるように、
Facebookな
G-ET
S
ワイ ゲ ッ ツ
代 から
代と様々な世代が加わっています。
ス
持った地域の先生です。
この地域の先生には
し た 。子 ど もに 教 えるのはいろいろ な 特 技 を
単なる子どもの遊び場だけではありませんで
と 生 ま れ た 活 動 です が、ここで生 ま れ たのは
志で、
気軽に子ども同士が遊べる場所を作ろう
多世代交流の場を通じて山古志に活気を
総合型クラブY
山古志体育館を拠点に活動する総合型クラ
ブY G-ETSは、
スポーツ活動を通じて多世代
交流の場や、
地域活性化の場づくりを行う団体
年 配の先 生 、子 ど も と 遊 ぶこ と を とおして地
ポ ーツ を 教 える 若い先 生 、郷 土 料 理 を 教 える
です。
たくさんの地域の人がY G-ETSの活動
を支えてくれていますが、
その中でもこれまで
域の中の多世代が交流することにもつながって
一度味わいたいという想いで、震災以降途絶え
にも知ってもらいたい、そして自分自身ももう
の面白さや山の暮らしの楽しさを今の子ども
自分たちが子どもの頃に味わった地域行事
G- ETSが組織され、様々な世代が活躍する
きっかけが生まれました。
そして、
その活動が活
した。
しかし、
中心メンバーを若手でまとめたY
しい活動を興すことはあまり見られませんで
山古志では、
これまで若手が中心になって新
いきました。
てしまったイベントを復活させてきました。ま
発になるにつれ、地域からの信頼も増し地域の
手の活躍が目立ちます。
た、ボクシング教室など、個人の特技や経験を
集まれる場が地域にたくさん生まれ
るといいな、
と思います。みなさん、
月1開催の山の暮らしサロンでお会
いしましょう!
第3回は1月13日
(水)
19時から開催予定!
山の暮らしサロン
検索
山古志総合型クラブ Y G-ETS
TEL/FAX0258 5-9 3-070
メール
[email protected]
中の様々な役割を担う存在となっています。
めてい声が多く、
こういった気軽に
10
でつながった様々な地域住民により構成されて
10
活かした新しい取り組みの発掘にも取り組ん
山の人も街の人も、
交流の場を求
3
70
あまり注目をあびることが無かった地域の若
60
【問い合わせ】
(公財)山の暮らし再生機構
Tel:0258-30-1213
(担当:榎本、
植本)
できました。
交流ができる場づくりをしました。
4
20
〜
40
11
60
様々な活動の中でも特に目を引かれるのが
フェのようにゆったりと居心地よく
り、
子どもの足で遊びに行ける場所もない山古
の方法で、出入りも発言も自由、
カ
月 1 回開催される定例会
商店街でのシャッターアート
栃尾の知られざる魅力を探求
手作りで空き家のリフォーム
フォーム
中山間地域をもっと楽しみたい!面
10
10
﹁やまっ子クラブ﹂
です。
近所の子どもの数も減
まり、
ワールドカフェという話し合い
復活した総合レクリエーション大会
色んな笛の吹き方教室(やまっ子クラブ)
1回には26名、
第2回には17名集
不思議な楽器
不
「タブラボンゴ」の体験イベント
躍動する
次世代の担い手たち
を始めたい!という人が集まり、
夢や
夏休み宿題教室
(やまっ子クラブ)
白い人に巡り合いたい!本気で何か
普段見慣れた景色も違って見えるナイトウォーク
水辺の生き物教室(やまっ子クラブ)
みんな、
支援員
活動レポ
雪原に作られた小さな雪洞
の中のキャンドルひとつひとつ
にあかりが灯されると、雪面を
おおうほのかな明かりが幻想的
な空間を作りあげます。冷たい
はずの雪があたたかく感じる
「雪あかり」
は雪国ならではの光
景です。ほかにも道路の除雪で
できた雪の壁に市松模様に穴
をあけ、あかりを灯し雪の回廊
を夜道に浮かび上がらせる雪
あかりもあります。長岡の中山
間地域の冬は寒い、厳しいもの
ではありません。人々は雪と上
手につきあい、楽しむ知恵を
もっています。雪国のあたたか
さを感じに来てみませんか。雪
は人の気持ちをあたたかくする
資源でもあるのです。
表紙のこ
とば
雪あかり
雪のぬくもり
道の駅R290とちおで開催
(土)
日
●とちお遊雪まつり前夜祭 2月6
0日(土) 蓬平周辺で開催
●ながおかおおた雪あかり 2月2
小国地域の各集落で開催
(土)
27日
●おぐに雪まつり 雪ぼたる 2月
川口運動公園で開催
(土)
2月27日
●えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭り オール川口フェスタ2016
栃尾
栃堀巣守神社裸押合大祭
勇猛果敢な伝統行事。
もちろん見学も大歓迎。
「サンヨ!(撒与)サンヨ!
●ながおかおおた雪あかり
山里
こぼればなし
〈 理 事 長 コラム〉
時事通信社が主催 文部科学省後援 )
(
回教育奨励賞﹂
において、長
する
﹁第
岡市立小国中学校で結成している
﹁お
ぐにカンパニー﹂
の活動が﹁優秀賞・文
30
里山の美味や伝統の踊りなど
押ッセ!押ッセ!押ッセヤイ!」と
えちご川口を丸ごと楽しむ
下帯姿でぶつかり合う
4回目となる今回はアオーレ長岡のナカドマ、
ソトドマ、
アリーナを
毘沙門天を祀り、戦勝祈願・五穀豊穣を願ったといわれる伝統行事
会場に行います。美味しさが集まった食のブース、地域に伝わる伝統
です。南魚沼市浦佐の裸押合大祭と双子関係で、御本尊の御神木は、
芸術の発表、地域の見どころや四季を通した楽しみ方の紹介など川
同じ椿の木で作られているとされています。およそ20kgの巨大なロ
口地域の魅力が堪能できる1日です。毎回好評の木沢集落の迫力あ
ウソクを先頭に、下帯姿の男衆が本堂になだれこみ、270枚の福札を
る「3人餅つき」の実演とつきたてのお餅の振る舞いも登場します。
ま
奪い合います。毎年2月の第2土曜に執り行われており、事前に申込を
た、長岡市合併10周年を記念して、長岡市合併地域からも美味しい
すれば参加することもできます。詳しくはお問い合わせください。
食のブースが応援に来てくれます。
東山
供たちは、
幾度となく先生と話し合い、
試 行 錯 誤 の な か か ら﹁ お ぐ に カンパ
ニー﹂
に行き着いたのだと聞いた。
あれ
から被災地にも 年の歳月が流れたが、
﹁おぐにカンパニー﹂
の活動は今も脈々と
11
TEL.0258-52-3521
(栃堀ふるさと交流会館 平日8:30∼12:00)
0258-51-1195(栃尾観光協会)
会場/長岡市栃堀 巣守神社 日時/平成28年2月13日
(土)
開始時間/午後7時から午後8時30分(受付は午後6時から、神事は午後6時30分から行われます)
TEL.0258-89-3620(NPOくらしサポート越後川口
(川口きずな館内))
会場/アオーレ長岡(長岡市大手通1-4-10)
日時/平成28年1月23日
(土)午前10時∼午後3時 ※入場無料
太田
続けられ、
後輩に受け継がれている。
今、
地方創生が叫ばれ、
国を上げての取り
組みが進められているが、その具現化
は、
こうした積み重ねのうえにこそ成り
立つものかも知れない。
子どもたちは地
の被害の大きさを聞いた子供たちは、
3年生と4年生を中心に話し合い、全
校児童を始め地域の住民にも働きかけ
地 震 で大 き な 被 害 を 受 け た 川 口 地 域
て、
この事業を具体化したのだと言う。
の発展を祈念して震央メモリアルパー
クに植えられた﹁アジサイ﹂
に加えて、
今は廃校となったのだが、
その後、
体験
宿泊施設として甦った旧木沢小学校の
駐車場に植えられた200本を超える
6
花の苗は、
この地に新しい物語を書き
山口 壽道
域で生きる住民の一人として、
地域を支
理事長
部科学大臣賞﹂
を受賞した。
活動は、
そ
⑤③にさつまいもを和えて完成。
加えた。
④さつまいもは蒸かして皮を剥き、
一口大に切る。
時として、
私たちは子供たちに多く
③すり鉢ですった豆腐・ごまを混ぜ合わせ、
砂糖・塩を加えて
さらにする。
える役割を立派に果たしている。
②水切りした豆腐・ごまを、それぞれ粒のない状態になるま
でしっかりすり鉢でする。
一方、長岡市川口︵旧川口町︶地域で
①豆腐の水気をしっかりと切る。
組織﹁おぐにカンパニー﹂を設立し、全
を学ぶ。
●作り方
の名の通り、学校内に会社に見立てた
は、花の栽培に力を入れている長岡市
砂糖…大さじ6
塩…少々
39
校生徒が地域貢献活動に取り組んでい
●材料
(3合分)
名が、中越地震
が引き立つ素朴で優しい味わいです。
桂小学校の全校児童
請けとして食べられているそうで、さつまいもの甘さ
る。
ポイントは、
小国地域の住民の皆さ
を和える白和えが郷土料理として伝わっています。お茶
リアルパークにアジサイの花の苗を植
え」。小国地域の八王子集落ではシンプルにさつまいも
の震源地である武道窪地先の震央メモ
味の付いた豆腐の衣で季節の野菜を食べる料理「白和
んの 依 頼 年( 間100件 以 上 を) 受 け
て、ボランティア活動を続けているこ
さつまいもの白和え
えてくれた。昨年、中越地震発災から
年の機に、学校の先生から旧川口町
10
とにある。
山 の「お っ か ぁ」
たちが代々受け継
いできたレシピや
自 慢 の 新しい 味。
どことなく懐かしい
味を紹介します。
中越地震の被災地
﹁小国﹂
で育った子
山のごっつぉ 田舎のレシ
ピ
*豆腐は裏ごしするかフードプロセッサーを利用すると
なめらかで口当たりがよくなります。
川口
アオーレ長岡が
えちご川口一色になる。
●表紙/川口地域
えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭
木綿豆腐…1丁
いりごま
(白)
…大さじ3
さつまいも…中2本
新しいお店から季節のイベントなど山里の情報をお届けします。
第6回
山通雪合戦大会
山古志
古志高原
スキーカーニバル
山古志の冬の恒例行事のひとつであるス
キーカーニバル。雪上車の試乗体験や餅つき
大会、豪華景品の当たるお楽しみ抽選会など
みんなで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
山通地区の雪を楽しむ
手作りイベント!
TEL.0258-59-3500
(平成27年12月23日(火)オープン予定)
会場/古志高原スキー場(新潟県長岡市山古志竹沢甲910)
日時/平成28年2月28日(日)
10時開場 ∼
昨年の雪合戦大会には
およそ100名の参加者が
集まり、18チームの熱戦
が繰り広げられた。
小国
長岡市の山通地区で、冬に楽しめる行事を開発しよう!と始まった
「山通地区雪合戦大会」も今年で6回目となりました。大人の部・子供
おぐに雪まつり
雪上エンデューロ大会
の部に別れて熱戦が期待されます。近年は山通地区外からの参加も
雪上のコースを舞台に繰り広げられる
増え、地元のお母さん方のふるまいにも力が入ります。寒い冬のアッ
「雪上エンデューロ大会」は、初級者からエ
トホームなあったかいイベントです。
キスパートまで技量に応じた種目に参加で
きます。
もちろん、わんぱく広場や屋台村も。
日時/平成28年2月7日
(日)午前9:00
(受付8:30∼)
会場/増沢公民館脇 ファミリー農園
参加料/1人200円〈豚汁、お楽しみ抽選会付き〉
1チーム5人以上でお申し込みください。
申し込み/山通コミュニティセンター 担当 殖栗
TEL.0258-36-7037 FAX.0258-33-4225
ご家族そろってお越しください!
TEL.0258-95-5906
(小国支所産業建設課)
会場/小国町新町 おぐに運動公園特設会場
日時/平成28年2月28日(日)
午前8時15分∼午後3時30分
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