診療情報を集めて行う臨床研究に関するお知らせとお願い介護老人保健施設清雅苑（清雅苑リハビリテーション部）では、「日本語版 The Montreal Cognitive Assessment（MoCA-J）を用いた認知症を予防する因子の検討」の研究に取り組んでいます。研究の概要日本では、高齢者人口の増加が続き、2025 年には 65 歳以上の人口が 3500 万人で頂点に達すると予想されます。介護保険制度を利用している高齢者が約 280 万人であり、要介護高齢者のほぼ半数に認知症の影響が認められています。近年、認知症となる前段階として軽度認知障害（Mild Cognitive Impairment: MCI）の存在が認められており、MCI と診断された約 50％が認知症へとステージが進行すると言われています。認知症を予防する対策として、MCI と判断される対象者に対してリハビリテーションを行うことが必要であると考えられます。そこで、MCI の診断に用いる MoCA-J の検査項目から特徴を捉え、効果的なリハビリテーションプログラムの立案に生かしたいと考えています。対象となる方通所リハビリテーションセンター清雅苑の利用者さんにおいて、認知機能を評価するテストである Mini-Mental State Examination（MMSE）の点数が２４点以上の方を対象とします。対象調査期間平成２７年４月～平成２７年１２月研究期間平成２８年１月１８日～平成２８年 9 月 11 日（研究終了日）利用する診療情報日本語版 The Montreal Cognitive Assessment（MoCA-J） Mini-Mental State Examination（MMSE）研究機関の名称：介護老人保健施設清雅苑研究責任者氏名：西清雅苑リハビリテーション部聡太個人情報の取扱いについて診療情報の利用に関しては、個人情報は全て匿名化されてから解析されますので個人情報が漏れることはありません。また研究結果は、学術雑誌や学会等での発表に使用させて頂くことはありますが、その際も個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。上記の研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき実施しております。この研究にあなたの診療情報が利用されることに同意できない場合は対象と致しませんので、お手数ですが下記のお問い合わせ先にご連絡ください。また、ご不明な点があるとき、または研究計画等に関する資料をお知りになりたい場合は他の対象者の個人情報や研究全体に支障となる事以外はお知らせすることができますので、ご連絡ください。特段のお申し出がない場合は、上記の利用目的のために患者さんの個人情報を利用させていただくことに対して同意が得られたものとさせていただきます。また、研究にご協力いただけない場合でも診療上の不利益を被ることはありません。お問い合わせ先介護老人保健施設清雅苑（清雅苑リハビリテーション部）作業療法士ＴＥＬ：096-345-8111(内線 7139)、ＦＡＸ：096-345-8188 西聡太