高気密であること表記しています。

※長文ですが重要です
■高気密・・・・・・現在新築されている住宅は皆、高気密であること表記しています。高気密でなければ冷
暖房のエネルギーが必要以上に外に逃げてしまうため、必須条件なのです。ところがカタログ等で高気密を謳
っていても、実際の施工が伴わない住宅がたくさんつくられています。なぜなら、「高気密住宅」を証明する事
が義務化されておらず、お客様には真偽がわからないからなのです。気密性能は、いくら住宅会社が高気密住
宅だと謳っていても「気密試験」を行わない限り、絶対に証明する事が出来ません。
キクザワではそのような住宅を造らないようにするために、全棟、
「気密試験」を行い性能を証明しております。
気密性能の指標である隙間相当面積【C 値】は、全棟 0.5[c㎡/㎡]以下を保証いたします。
(北方型住宅基準における隙間相当面積【C 値】最低基準は 2.0[c㎡/㎡]以下。キクザワの 2015 年平均値は
[0.36 c㎡/㎡]です)
気密試験状況……
すべての物件で気
密試験を行い、お
客様に性能を証明
しています
因みに写真の物件
の C 値は 0.25[c
㎡/㎡]です
気密施工状況……
0.2mm 厚 の 気 密 シ
ートを貼り巡らせ、
ジョイント部分や
換気口部分はテー
ピング処理を施し
ています
■高断熱・・・・・・キクザワには地域 NO.1 クラスの断熱性能を実現する技術的ノウハウがあります。基礎外
側断熱はビーズ法ポリスチレンフォーム 120mm、土間下は同 60mm、壁は、高性能グラスウールを 230mm もし
くは 280mm 又はそれ以上、天井は蓄熱性能の高いロックウールブローイング 25k/m3 を 500mm という贅沢な仕
様です。
(因みに一般的に使用されている高性能グラスウールは熱伝導率 0.038[w/m2/K]です。弊社が使用している超
高断熱グラスウールは受注生産品であり、熱伝導率は 0.035[w/m2/K]で、より高性能と言えます。
断熱性能の指標である外皮平均熱貫流率【UA 値】は平成 25 年省エネルギー基準値の 0.46[w/m2/K]という性
能をはるかに上回る 0.28 ~ 0.35[w/m2/K]を実現しています(建物の形状によって異なります) 北海道の住
まいは、冬暖かく燃費が良いのは当たり前です。注目頂きたいのは、高断熱化を実現することによって、夏が
涼しく快適に過ごすことができるのという事です。
ただ、グラスウールは厚ければ良いとか、熱伝導率が小さければ良いというものではありません。いくら厚く
て性能の良いものを使用していても、充填方法が雑であれば実際の性能は大きく下回ってしまいます。キクザ
ワは大工職人を社員化する事によって、ほぼ完璧とまで言われる充填をしています。更にその精度を証明する
ために、サーモカメラでの撮影も行います。抜き打ちで、いつ工事中現場をご覧頂いても、絶対的な自信があ
ります。
いつ誰が見ても、完璧と言われるほど丁寧な断熱材の施工状況。左:軸間のグラスウール充填状況 中央左:付加断熱のグラスウール充填状況
中央右:コンセント周りも隙間やよれ、たわみがありません 右:サーモカメラにより精度を証明
■計画換気・・・・・基本として経済的で健康的な第 3 種排気型換気システムを採
用しています。室内の空気の流れとシステムの圧損抵抗を考慮して、一人あたり約
30m3/h かつ換気回数 0.5 回の計算で本当の計画換気を行います。
お客様のご要望によっては、床下給気方式の第 3 種排気型換気や顕熱型第 1 種熱交
換換気も施工しています。
床下給気方式に
おける、外部給
気口
換気システムは高価な設備であり、住宅には必須の設備でもあります。
しかしそんな高価な設備も隙間相当面積【C 値】が 1.0[c㎡/㎡]を越え
るとほとんど機能しません。特に、より高価な第 1 種熱交換換気の場合
は、0.5[c㎡/㎡]を超えてしまうと無用の長物となってしまいます。
住宅会社には気密試験を行ってもらい、必ず 0.50[c㎡/㎡]以下を保証
してもらいましょう
床下給気口……
建物ごとに最適
な位置を決める
ことにより、部
屋への直接的な
冷気感が減りま
す
■全室暖房・・・・・高性能住宅の基本は全室暖房。家中どこへ行っても、ほとんど温度差がありません。超
高気密の為、 吹抜を作っても 1 階の床と 2 階の天井の温度差は、2 ℃以
下を保証いたします(気密性能の低い住宅の場合、約 10 ℃もの温度差が
生じます)
右側手前が薪ス
最近流行のエアコン 1 台や薪ストーブのみでも充分に暖かいですが、ど
トーブ、左奥に
は温水暖房パネ
うしても部屋間の温度差が発生し、快適感が劣ります。キクザワでは、
ルも併用してい
る
エアコン 1 台や薪ストーブを採用しても他の暖房方式も導入します。
■耐震性・・・・・・長期優良住宅ですので構造計算を行い、耐震等級 2
又は 3 を実現しています。ツーバイフォー工法、在来工法にかかわらず、
床、壁、屋根すべてに構造用合板を張りめぐらせ、地震力に対して極め
て強力な剛性を持たせております。すべての合板を留める釘は、コモン
ネイルを使用し外周廻り 100 ミリピッチ、内側においては 200 ミリピッチ
で固定し、更に帯金物で補強しています。基礎の鉄筋、基礎の幅、土台
の寸法、アンカーボルトの本数、梁の大きさなど規定されている基準以
上の数値を満たしており、鉄骨系プレハブ住宅にも優るとも劣らない耐
震性能を実現しております。
■耐火性・・・・・ツーバイフォー工法においては、厚さ 12.5 ミリの耐
火性能の高い石膏ボードを床・壁・天井に張りめぐらせ、壁の中、1階
と2階の間にはファイヤーストップ材を入れ、極めて高い省令準耐火構
造を実現しています。火災保険料も割安となります。
構造用合板を貼
り巡らせ、耐震
等級 2 及び 3 を
実現
帯金物で補強
12.5mm の 石 膏
ボードにより、
省令準耐火構造
とし、火災保険
料が割安。ジョ
イントは 100mm
ピッチで固定
し、構造耐力を
高めている
■地材地消・・・・・・市場に出回っているツーバイフォー工法の木材は、99 %が輸入材です。輸入材の場合、
含水率が 19 %程度あり、家が完成して 2 年位経つと 12 %程度まで下がります。つまり乾燥して木が痩せてし
まうのです。結果としてどのようなことが起きるのか。。。構造強度は全く問題無いのですが、乾燥によって木材
がねじれたり、仕上げ材にヒビが入ったりする可能性が高くなります。キクザワではその可能性を少しでも小
さくする為に、柱材には、高価ですが含水率が 15 %まで下げた寸法精度の高い、北海道産トドマツを採用して
います。
他にも、木質外壁材は道南森町の杉材や下川町のカラマツ、フローリングや造作材も可能な限り北海道産材を
使用しています。微力ではありますが、北海道経済に貢献でき省 CO2 となれば良いと考えています。
含水率が低く、
寸法精度の高い
道産とどまつを
使用し、可能な
限り後々の狂い
を少なくしてい
る
外壁(1 階部分)
に下川町道産カ
ラマツを使用
外壁に森町の道
南杉を使用
■耐久性・・・・・上記の内容を理想型に近い状態で設計監理、施工監理、実施施工することにより、キクザ
ワの長期優良住宅が実現します。
家というものはご自身のお金で建て、維持管理していかなければならないのですから、自分の家の性能を知っ
ておくべきでしょう。
車を購入する際、趣味性の高い車以外、燃費はどうでも良いと思って契約する人は、殆どいないはずです。必
ず 1L 当たり何 km 走るかはカタログ上で確認するはずです。また、趣味性の高い車を買う人は何馬力のエンジ
ンなのかを確認します。住宅も同じ事なのです。自身が建てる住宅の気密性能や断熱性能を数値で知っておく
ことが必須だと考えます。裏を返せば、住宅会社にはそれらを表記し、証明する義務があるとおもいます。
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