過去1年間のグローバル・ハイ・イールド債券相場の動向

2015年4月
販売用資料
販売会社様内限
スペシャル・レポート
フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド
(毎月決算型)
追加型投信/海外/債券
フィデリティ投信株式会社
グローバル・ハイ・イールド債券相場は、 2014年後半に原油安を背景として軟調に推移する局面もありましたが
その後反転し、上昇基調となっています。今後は、世界企業の収益成長と、低水準で推移するデフォルト(債務
不履行)率を背景に堅調に推移すると想定されます。当資料では、過去1年間の相場動向、ファンドの運用状況
と今後の見通しをご紹介します。
過去1年間のグローバル・ハイ・イールド債券相場の動向
 2014年中盤まで堅調に推移したグローバル・ハイ・イールド債券相場は、後半に原油価格の急落やウクライ
ナの地政学リスクの台頭などにより、軟調に推移する局面もありましたが、その後反転し、2015年に入って
からは上昇基調となっています。
 ハイ・イールド債券相場は米国、欧州、アジアの3地域すべてで過去1年間の騰落率がプラスとなり、3地域を
均等配分したグローバル・ハイ・イールド債券相場の騰落率は+4.1%となりました(2015年3月末時点、現
地通貨ベース)。
 相対的に利回りが高いアジアや、原油安の影響が比較的少なかった欧州は、米国とはやや異なる値動きと
なり、3地域を組み合わせることで変動幅は抑えられました。
各ハイ・イールド債券指数の推移
110
2014年中盤までは堅調に推移
108
2014年後半は原油価格の急落や
地政学リスクにより軟調に推移
2015年は上昇基調
2015年3月末時点
アジア 105.5
欧州 104.8
グローバル 104.1
米国102.1
106
104
102
100
98
アジア・ハイ・イールド債券
欧州ハイ・イールド債券
96
米国ハイ・イールド債券
94
グローバル・ハイ・イールド債券
92
90
14年3月
14年5月
14年7月
14年9月
14年11月
15年1月
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。2014年3月末~2015年3月末。期間初を100として指数化。現地通貨ベース。
1
上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
6ページ以降を必ずご確認ください。
15年3月
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フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド
(毎月決算型)
2015年4月
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フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド(毎月決算型)の運用状況
 過去1年間でフィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド(毎月決算型)(以下、ファンド)の累積投資額
は+10.6%上昇しました(2015年3月末時点)。企業業績の拡大や高利回りの金利収入、円安米ドル高など
が上昇要因となりました。
 2014年前半はもみあいの展開で推移しました。新興国の景気減速懸念やウクライナなどの地政学リスクの
台頭が円高要因となりましたが、高利回りの金利収入が累積投資額を下支えしました。
 2014年中盤以降、ファンドの累積投資額は、企業業績の拡大と大幅な円安の進行が追い風となり、上昇基
調となりました。
 2014年終盤からギリシャ情勢などによる円高ユーロ安への反転等によりファンドの累積投資額は下落しまし
たが、2015年1月中旬には円高の一服などを背景に底打ちし、その後は上昇基調となりました。
ファンドの累積投資額と為替の推移
2014年8月11日
(円)
31,000
新興国景気減速懸念、地政学リスク
の台頭あるも、高利回りの金利収入
が下支え
30,000
29,000
2014年12月8日
(円)
円高への反転等により
下落後底打ちし、
底堅い展開へ
企業業績の拡大と
円安の進行が追い風に
28,000
200
180
160
1ユーロ148.6円
1ユーロ141.9円
27,000
円
安
140
26,000
1ユーロ128.8円
1ユーロ136.7円
25,000
120
1米ドル119.9円
1米ドル120.9円
24,000
1米ドル103.0円
23,000
22,000
14年3月
100
1米ドル102.1円
14年5月
14年7月
14年9月
ファンド累積投資額(左軸)
14年11月
米ドル円(右軸)
15年1月
80
15年3月
円
高
ユーロ円(右軸)
(注)RIMESなどよりフィデリティ投信作成。2014年3月末~2015年3月末。累積投資額は、ファンド設定時に10,000円でスタートしてからの収益分配金
を再投資した実績評価額です。ただし、購入時手数料および収益分配金にかかる税金は考慮していません。
(ご参考)長期的な為替動向について
 2007年頃から円高(米ドル・ユーロ安)が長期間続きましたが、2012年に底打ちしたあと、日本銀行による大幅
な金融緩和によって2012年末からは円安傾向に転じています。
円
安
為替の推移
250
200
(円)
2007年6月末
円安期間
米ドル円 102.5円→123.5円
ユーロ円 139.3円→166.8円
2012年1月末
円高期間
米ドル円 123.5円→76.3円
ユーロ円 166.8円→99.8円
円安期間
米ドル円 76.3円→119.9円
ユーロ円 99.8円→128.8円
150
100
円
高
米ドル円
ユーロ円
50
04年
05年
06年
07年
08年
09年
10年
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。2004年12月末~2015年3月末。
円高期間・円安期間は表示期間中の米ドル円の最高値と最低値をもとに区分。
2
上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
6ページ以降を必ずご確認ください。
11年
12年
13年
14年
2015年4月
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フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド
(毎月決算型)
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追加型投信/海外/債券
フィデリティ投信株式会社
今後のグローバル・ハイ・イールド債券相場の見通し
 世界企業の業績は堅調に成長すると予想されています。また、多くの企業は低金利での資金調達等により
財務改善を進めており、デフォルト(債務不履行)率*は低水準で推移しています。一方、現在のグローバ
ル・ハイ・イールド債券指数の利回りは6.9%と魅力的な水準です(2015年3月末時点)。今後のグローバ
ル・ハイ・イールド債券相場では、高利回りの金利収入と価格上昇を源泉とした良好なパフォーマンスが期
待されます。
 また、以下の通り今後の上昇期待要因やリスク要因は各地域で異なるため、地域分散投資の重要性が高
まると想定されます。
米国ハイ・イールド債券
米国企業の業績や財務力は良好。2015年も米国ハイ・イールド債券相
場は堅調推移と予想。一時的に原油相場の影響を受ける可能性も。
欧州ハイ・イールド債券
金融緩和政策による金利低下を背景に、高利回り資産への需要増が続
く見通し。地政学リスクは残るが企業実態は堅調。
アジア・ハイ・イールド債券
欧米よりも低い債務比率など企業実態は総じて安定。欧米より相場の
変動性が高い傾向があるが、相対的な高利回りによる上昇を期待。
* 2015年2月時点のグローバル・ハイ・イールド債券のデフォルト(債務不履行)率は2.3%。出所はMoody’s(過去12カ月、発行体ベース)。
※上記は当資料作成時点の見方であり、今後予告なく変更されることがあります。
グローバル・ハイ・イールド債券、世界株式1株当たり利益(EPS)、デフォルト率の推移
(米ドル)
350
300
160
グローバル・ハイ・イールド債券(左軸)
140
世界株式1株当たり利益(EPS)(右軸)
120
250
100
200
150
将来予想
80
60
100
40
20
50
03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年
15%
グローバル・ハイ・イールド債券のデフォルト率
10%
5%
2015年2月
2.3%
0%
03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年
(注)上グラフ:RIMESおよびBloombergよりフィデリティ投信作成。グローバル・ハイ・イールド債券の期間は2003年12月末~2015年3月末。
期間初を100として指数化。世界株式1株当たり利益(EPS)の期間は2003年~2017年、2015年以降は将来予想。Bloombergによる集計値。
すべて米ドルベース。
下グラフ:Moody’sよりフィデリティ投信作成。2003年12月末~2015年2月末。過去12カ月、発行体ベース。
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上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
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フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド
(毎月決算型)
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(ご参考) 政策金利引き上げの
グローバル・ハイ・イールド債券への影響について
 米連邦準備制度理事会(FRB)は堅調な米国景気を確認した上で段階的な利上げを実施する、と考えられま
す。景気が堅調な局面では、企業の業績や信用力が向上しハイ・イールド債券は価格上昇する傾向があり
ます。
 実際に、前回の利上げ局面においてグローバル・ハイ・イールド債券は上昇しました。
グローバル・ハイ・イールド債券(現地通貨ベース)と米国政策金利の推移
7%
400
350
利上げ局面
6%
グローバル・ハイ・イールド債券
300
5%
250
4%
200
3%
150
2%
100
1%
50
0%
00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年
6%
利上げ局面
米国政策金利
4%
2%
0%
00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年
(注)RIMESよりフィデリティ投信作成。2000年12月末~2015年3月末。グローバル・ハイ・イールド債券は期間初を100として
指数化。現地通貨ベース。
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上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
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(ご参考)地域分散効果による、グローバル・ハイ・イールド債券の
効率的なリスク・リターン特性
 グローバル・ハイ・イールド債券は長期的に安定性と成長性の両立を期待できる特性を持っています。
 過 去10 年 の シ ミュ レ ー ション 結 果では、 グロ ー バル・ ハ イ・ イ ー ルド債 券は 3地 域へ の 分散 投 資 に よ り 、
世界株式や世界リートなどよりも低リスクで高リターンという、効率的なリスク・リターン特性となっています。
 また多くの資産では、「リターンが高くなるとリスクも増加する」という関係が見られますが、グローバル・ハイ・イー
ルド債券では、「同じリスク量の他資産よりもリターンが高く投資効率で優れている」という特徴が見られます。
各資産のリスク・リターン特性(円ベース 過去10年)
13%
左上に位置するほど、
低リスク・高リターン
高リターン
12%
アジア・
ハイ・イールド
グローバル・
債券
11%
ハイ・イールド
債券
10%
米国
ハイ・イールド
債券
9%
米国リート
欧州
ハイ・イールド
債券
エマージング
株式
世界リート
米国株式
世界株式
8%
リターン
7%
バンクローン
6%
日本リート
米国国債
5%
日本株式
低リターン
世界国債
4%
3%
5%
10%
低リスク
15%
20%
25%
リスク
(注)RIMESおよびBloombergよりフィデリティ投信作成。期間2005年3月末~2015年3月末。円ベース。
5
上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
6ページ以降を必ずご確認ください。
30%
35%
高リスク
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フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド
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資料中グラフの注記に別途記載ない場合は以下の指数を使用しています。
米国ハイ・イールド債券:バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス
アジア・ハイ・イールド債券:バンクオブアメリカ・メリルリンチ・アジアン・ダラー・コーポレート・ハイ・イールド・インデックス
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グローバル・ハイ・イールド債券:米国、アジア、欧州ハイ・イールド債券の均等配分
米国国債:バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USトレジャリー・インデックス
米国リート:FTSE NAREIT Equity REITsインデックス
世界リート:S&P先進国リート指数
日本リート:東証REIT指数
バンクローン:S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス
世界国債:シティ世界国債インデックス
米国株式、エマージング株式、日本株式、世界株式:各国・地域のMSCIインデックス
IM150410-2 CSIS150415-1
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