コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ(CSI)について 海上コンテナ安全対策(CSI:コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ) とは、海上コンテナに大量破壊兵器等を隠匿しコンテナ到着国内で爆発させる 等のテロを未然に防止するため、コンテナ貨物を船積みする外国の港に税関職 員を派遣し、当該ホスト国税関と協力して危険性の高いコンテナを特定し、検 査(X線検査等)を要請する取組みです。 ① 米国とのCSI イ.米国は、2001 年9月のテロ事件を受けて、米国向け海上コンテナに大量 破壊兵器等を隠匿し米国内で爆発させる等のテロを未然に防止するため、 CSIを 2002 年1月に提唱しました。 ロ.米国は、CSIの実施について、先ず米国向け海上コンテナの積出し上 位港を対象として進め、我が国の対象港4港(東京港、名古屋港、神戸港、 横浜港)を含む上位港でCSIを実施しました。なお、2014 年2月時点の CSI実施港は合計 58 港です。(出所:米国税関・国境取締局(CBP)ホ ームページ) ハ.CSIは、国際的なテロ対策の一環をなすものであり、我が国としても 前向きに取組むため、2002 年9月、両国税関当局は、相互主義に基づき、 東京港、名古屋港、神戸港、横浜港及び日本側が指定する米国の港におい てCSIを実施することに合意しました。現在、以下の港に、相互にCS I担当職員を派遣しています。 横浜港(2003 年3月 24 日開始) ロサンゼルス・ロングビーチ港(2003 年4月7日開始) 東京港(2004 年5月 21 日開始) 名古屋港、神戸港(2004 年8月6日開始) ② カナダとのCSI 米国に加え、カナダとの間においても、2009 年1月 28 日から、両国税関当 局は職員を相互に派遣し、CSIを実施しています(実施港:東京港、横浜 港、名古屋港、神戸港及びバンクーバー港)。
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