特集 平成27年度 内閣・内閣本府等、復興庁 及び外交関係予算について 主計局主計官 白石 隆夫 1.概観 内閣、復興、外務及び経済協力係で担当する、 27年度の内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係 予算の概要は資料1のとおりである。 りである。 (1)沖縄振興予算 (内閣府沖縄担当部局) 沖縄振興策を総合的・積極的に推進するため、 以下、27年度予算における各予算の具体的内容 について説明することとしたい。 2.内閣・内閣本府等予算 沖縄振興予算について、必要な額を積み上げ、総 額3,340億円を措置している(対26年度162億円 減。3,340億円の内訳は一般会計3,325億円、東日 本大震災復興特別会計15億円。 ) 。 内閣官房・内閣府は、各府省の施策に関する総 具体的には、①沖縄振興交付金及び沖縄科学技 合調整機能を担っており、予算の大宗はこうした 術大学院大学について所要額を措置(それぞれ 総合調整機能を反映したものとなっている。例え 1,618億円、167億円) 、②那覇空港滑走路増設事 ば沖縄振興予算においては、沖縄振興計画に基づ 業について、平成31年末までに完成させるため、 く関連事業の全体的把握及び事業相互間の進度調 26年度と同額の330億円を確保、③学校耐震化、 整、計画に沿った事業の推進を図る観点から、こ 不発弾等対策経費、駐留軍用地跡地利用推進経費 れらの事業に必要な経費を内閣府に一括計上し、 について増額するとともに、国際会議開催経費を 必要に応じ事業を実施する所管省庁に予算を移し 新規に措置している。 替えて執行するなど、効果的な総合調整を行って いる。 その他、以下に述べるとおり、官邸主導による 広報の強化、地方創生の推進等我が国が直面する (2)官邸主導による広報の強化 (内閣広報室、政府広報室) 社会保障と税の一体改革、地方創生、防災・減災、 喫緊の課題に対応するための経費を措置してお TPP等の政府の最重要施策について、効果的な国 り、内閣・内閣本府等の27年度当初予算は全体と 内広報を推進する。あわせて、最近の我が国の領 して、対26年度740億円増の2兆5,023億円となっ 土・主権を取り巻く厳しい情勢等を踏まえ、国際 ている*1。 社会において事実関係に関する正しい認識と、我 内閣・内閣本府等予算の主な項目は以下のとお が国の基本的立場や政策に関する理解の浸透を図 *1)増額の大宗をしめるのは、子ども・子育て関係の社会保障関係予算が内閣府に移管されたことによるもの。 ファイナンス 2015.4 平成27年度予算特集② 平成27年度内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係予算について 資料1:内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係予算 平成26年度 予算額 区 分 皇 室 平成27年度 予算額 (単位:億円) 対前年度 増▲減額 費 61 61 ▲ 0 会 1,375 1,386 11 院 170 171 1 内 閣・ 内 閣 本 府 等 25,424 26,114 690 4,825 4,724 ▲ 100 1,142 1,091 ▲ 51 24,283 25,023 740 3,683 3,634 ▲ 50 国 会 計 検 査 【うち内閣主計官担当分】 内 閣 内 閣 本 府 等 【うち内閣主計官担当分】 外 務 省 6,661 6,854 194 財 務 省 794 783 ▲ 11 文 部 科 学 省 372 361 ▲ 11 厚 生 労 働 省 109 119 11 農 林 水 産 省 30 31 1 経 済 産 業 省 283 286 3 35,280 36,168 889 計 平成27年度東日本大震災復興特別会計歳出予算(内閣、復興係) 平成26年度 予算額 区 分 国 平成27年度 予算額 対前年度 増▲減額 2 1 ▲ 0 内 閣・ 内 閣 本 府 等 9 15 5 22,441 24,364 1,923 興 庁 外務・経済協力係 担当分 (単位:億円) 会 復 備 考 備 考 (注)計数はそれぞれを四捨五入しているため、端数において合計に合致していないものがある。 ることを目的に、官邸主導により国際広報活動を 域再生戦略交付金として、新規に70億円を措置し より積極的かつ戦略的に実施する。こうした取組 ている。 のため、対26年度18億円増の83億円を措置して いる。 (3)地方創生の推進 (内閣府地方創生推進室) (4)情報収集衛星の開発・運用推進 (内閣衛星情報センター) 安全保障、大規模災害への対応等の危機管理の ために必要な情報収集を主たる目的とした情報収 地域の創意工夫による地域の課題解決(雇用創 集衛星について、その開発・運用を推進する。デ 造など)を後押しする観点から、内閣総理大臣が ータ送受信の即時性の向上等のためのデータ中継 設定する「地域再生計画」に位置付けられた事業 衛星の開発にも着手する。これら合計で614億円 で、既存の補助等制度の対象事業と一体的に実施 を措置している。 することで効果が高まるものを支援するため、地 ファイナンス 2015.4 特集 平成27年度一般会計歳出予算(内閣、復興、外務・経済協力係) 特集 (5)実用準天頂衛星システムの整備推進 (内閣府宇宙戦略室) の再生を加速化するため、支援メニューに土地区 より正確かつ効率的な測位等を可能とする実用 路事業等を追加することとし、1,056億円を措置 準天頂衛星システムについて、2010年代後半を目 画整理事業、復興拠点市街地形成施設の整備、道 している。 途に4機体制を整備するため、衛星3機の開発・ 打上げ準備の推進経費として、143億円を措置し ている。 (6)地方消費者行政の推進(消費者庁) ②地域の希望復活応援事業 (福島生活環境整備・帰還再生加速事業) 被災12市町村の長期避難により機能低下した公 共施設等の機能回復、避難解除区域の住民の帰還 高齢者の消費者被害の深刻化、改正消費者安全 を促進するための取組、直ちに帰還できない区域 法の公布等を踏まえ、消費者行政の現場である地 への将来の帰還に向けた荒廃抑制・保全対策のた 方公共団体が行う消費者の安全・安心確保に向け めの事業を実施するため、68億円を措置している。 た取組みを推進するために必要な経費として、30 億円を措置している。 3.復興庁予算 (※)福島避難解除等区域生活環境整備事業と福島原子力災 害避難区域等帰還・再生加速事業のメニューを統合。 (2)東日本大震災復興交付金 復興庁は、東日本大震災からの復興に関する事 被災地方公共団体が自らの復興プランの下に進 業の円滑かつ迅速な遂行を図るため、東日本大震 める地域づくりを引き続き支援するため、著しい 災からの復興に関する施策の企画立案・総合調整 被害を受けた地域の復興まちづくりに必要となる 等を行っている。被災地向け予算については、復 事業に対し交付する復興交付金について、執行状 興に関する行政各部の事業を統括・監理する一環 況等を勘案しつつ、復興まちづくりを着実に実施 として、復興庁が所管する一括計上予算として東 するため、対26年度465億円減の3,173億円を措 日本大震災復興特別会計に計上しており、27年度 置している。 予算では、復興を加速化するとともに福島の再生 を図るため、対26年度1,923億円増の2兆4,364億 円 を措置している。 *2 復興庁予算の主な項目は以下のとおり。 (1)福島の復興・再生加速のための施策 ①福島再生加速化交付金 (3)被災者健康・生活支援総合交付金 被災者支援施策について、被災地の直面する課 題・ニーズに的確に対応し、効果的な被災者支援 活動を実施できるよう、被災者の健康・生活支援 に関する基幹的事業を一括化した「被災者健康・ 生活支援総合交付金」を創設し、被災自治体にお 福島の復興の動きを加速するため、復興拠点の ける被災者の見守り・コミュニティ形成支援、被 整備、放射線不安を払拭する生活環境の向上、健 災した子どもに対する支援の取組を一体的に支援 康管理、産業再開に向けた環境整備等、 「長期避 するため、59億円を措置している。 難者支援から早期帰還への対応」までの施策を一 括して支援し、福島の再生を加速する。更に、避 (4) 「新しい東北」の創造に向けた取組 難指示の解除の進捗、被災自治体における復興拠 「新しい東北」の実現に向け、被災地における 点整備の動向等を踏まえ、住民の帰還促進・地域 先導的な取組を『 「新しい東北」先導モデル事業』 *2)東日本大震災復興特別会計の27年度歳出額3兆9,087億円のうち、復興加速化・福島再生予備費(財務省所管: 6,000億円)及び震災復興特別交付税(総務省所管:5,898億円)を除き、大宗が復興庁所管の被災地向け予 算となっている。 ファイナンス 2015.4 平成27年度予算特集② 平成27年度内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係予算について 派・知日派層を増やしていく必要性が高まってい 様な主体(企業・大学・NPO等)による取組につ る。こうした情勢を踏まえ、27年度予算では、戦 いて、情報の共有・交換、連携を推進するため協 略的対外発信に係る予算を大幅に拡充している。 議会を運営し、被災地の事業者・起業者の資金面・ 具体的には、27年度予算においては、日本の正 ノウハウ面、ネットワーク作り等の支援、自治体 しい姿の発信、日本の多様な魅力の更なる発信、 における課題解決に向けた先進事例等の情報共有 親日派・知日派の育成、在外公館による発信の更 等を実施するため、14億円を措置している。 なる強化という基本理念の下、214億円を措置す (5)被災地向け予算の一括計上 被災地向け予算については、被災地からの要望 ることとしている。主な施策は以下の通りである。 ①主要国における日本や他の国々の影響力調査・ にワンストップで対応するため、被災地の要望を 分析とそれに基づく効果的な発信 復興庁において一元的に受理し、これを踏まえ、 主要国に所在する在外公館において、諸外国の 復興事業に必要な予算を復興庁が一括して要求 動向や日本に関連する報道等をモニタリングする し、予算を計上しているところであり、対26年度 とともに対日世論調査を実施し、その結果を踏ま 2,402億円増の1兆9,883億円を措置している。 え、日本についてどのような発信を行うことが効 また、執行段階においても、復興庁が、事業箇 果的かを分析した上で、セミナー開催や現地メデ 所等の事業の実質的内容を決定し、各府省へ予算 ィア等を通じて的確かつきめ細かい発信を実施す の配分を行っている。 るため、6.7億円を措置している。 4.外交関係予算 ②ジャパン・ハウス(仮称)の創設 27年度予算では、外務省予算として6,854億円 我が国の広報文化外交拠点として、ロンドン、 (対26年度+194億円、+2.9%)を計上しており、 ロサンゼルス及びサンパウロにおいてジャパン・ この中で、特に、 (1)日本の多様な魅力や正し ハウス(仮称)の創設に着手するため、36億円を い姿を発信するための戦略的対外発信の強化や 措置している。 (2)在外公館新設等の外交実施体制の拡充に対 して、重点的な予算措置を行っている。 ジャパン・ハウス(仮称)においては、現地人 材や地方自治体、民間企業等とも連携し、日本の また、ODAについても、戦略的・積極的に活用 最先端技術、伝統芸能、地方の名産品、ポップカ する観点から、補正予算や円借款、国際機関への ルチャー、和食等の紹介や日本に関するセミナー・ 国債の拠出を含む政府全体としてのODA事業量に 講演会の開催等を通じて、日本の多様な魅力や正 ついて、増額を確保している。 しい姿を発信することとしている。 こうした予算措置等を通じ、安倍政権の「地球 儀を俯瞰する外交」を一層強力に推進することと している。 (1)戦略的対外発信 近年、領土や歴史認識、文化、経済等様々な面 で日本を取り巻く国際情勢が変化してきている。 ③海外における日本研究支援 世界各国における本格的な日本理解の核であ り、親日派・知日派育成の中核ともなる日本研究 に推進力を与えるため、戦略的に選んだ海外の日 本研究機関・大学に重点的支援を実施する経費と して、13億円を措置している。 こうした中で、日本の対外発信力を高め、日本の 具体的には、優れた日本研究の基盤を持つ海外 主張や正しい姿、多様な魅力等を効率的・効果的 の大学において継続的に日本研究講座を維持する に各国に伝えるとともに、世界各地において親日 ための原資を当該大学に対して拠出するほか、 ファイナンス 2015.4 特集 として支援するとともに、震災復興に取り組む多 特集 (独)国際交流基金を通じ、海外の優れた日本研究 館2公館(レオン(メキシコ) 、ハンブルク(ド 機関に対し、日本研究の実施に必要な費用(日本 イツ) )を新設するための経費として、17億円を への渡航費や日本研究関連イベント開催費等)の 措置している。 支援を実施することとしている。 ②総理大臣等外国訪問関係経費 ④日本語教育の推進 (独)国際交流基金において、世界における日本 語教育基盤を底上げするため、各地の日本語教育 総理大臣及び外務大臣等の外国訪問体制を強化 するため、総理大臣等外国訪問関係経費として、 13.2億円を措置している(対26年度+3.6億円) 。 拠点に対する支援を強化するほか、重点国・地域 (米国・中南米)における日本語教育の拡充のため、 この他にも、外務省定員の増員(82名の純増) 日本語教師を確保するための費用の一部助成、日 や既存の在外公館施設の整備など、外交実施体制 本語専門家の派遣等を実施する経費として、10.4 の強化に資する施策に対し、所要の予算を措置し 億円を措置している。 ている。 ⑤在外公館及び本省における外部専門家の活用 (3)ODA 主要国に所在する在外公館において、現地の情 ODAについては、厳しい財政状況の中で一般会 勢に即した効果的な発信を行う観点から、公館長 計ODA予算が減少する中でも、ODAを戦略的・積 によるスピーチ・寄稿等の原稿執筆やメディアト 極的に活用する観点から、27年度における外務省 レーニング等を行うためのコンサルタント等を活 のODA予算額を微増としており、また、補正予算 用するため、4.1億円を措置している。 や円借款、国際機関への国債の拠出を含む政府全 体としてのODA事業量についても、増額を確保し これらの施策を通じ、領土保全や歴史認識等の ている。 重要課題に係る国際社会の正しい理解、伝統芸能 やクールジャパンを含む日本の多様な魅力の発 信、親日派・知日派の育成等が促進され、我が国 を取り巻く外交環境の改善へとつながることが期 ・外務省ODA 外務省ODAは、主に、無償資金協力と技術協力、 国際機関への拠出金から構成される。 待される。 (2)外交実施体制 [無償資金協力・技術協力] 無償資金協力は、返済義務のない資金を供与す 安倍内閣の「地球儀を俯瞰する外交」を推進す るものであり、主に、比較的所得水準の低い国を る観点から、在外公館等の外交実施体制を拡充す 対象としている。医療・保健、安全な飲料水の供 ることで総合的外交力を強化することが急務とな 給といった基礎的生活分野への援助や、地雷除去、 っており、27年度予算においては、以下を含む措 環境保全等の取組みへの支援、経済発展のために 置を実施することとしている。 必要な道路・橋梁の建設等インフラ整備への支援、 食糧援助、災害や難民援助にかかる緊急人道支援 ①在外公館の新設 など、多岐にわたる支援を実施している。 27年度予算では、資源確保や国際場裡での協力 また、技術協力とは、途上国の「人づくり」や 強化、日本企業支援等の観点から、大使館6公館 制度・政策環境の構築に貢献するため、我が国の (モルディブ、ソロモン、バルバドス、タジキス 技術や知見を相手国の技術者等に伝えることを目 タン、トルクメニスタン、モルドバ)及び総領事 的として行う専門家派遣や研修員の受入れ等であ ファイナンス 2015.4 平成27年度予算特集② 平成27年度内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係予算について る。 資する国際機関に対し、拠出金を新規措置・増額 措置している。 特集 27年度予算においては、無償資金協力、技術協 力に係る予算として、それぞれ1,605億円、1,464 ①戦略的対外発信 億円を計上(26年度はそれぞれ1,667億円、1,503 ― 親日派・知日派の育成のための交流拡充拠出 億円)した上で、以下の4つの柱の下で実施する 金(28.8億円(新規) ) こととしている。 ― 国際機関職員派遣信託基金 ①普遍的価値の共有、国際社会の平和と安定に向 (11.0億円→16.5億円(+5.4億円) ) けた協力 ②女性の保護・能力強化 法の支配、民主化、平和構築・人道支援、テ ― UN Women(4.5億円→6.2億円(+1.7億円) ) ロ対策、ジェンダー平等・人権確保等 ③人間の安全保障の推進 ― 人間の安全保障基金 ②途上国と日本の経済成長 インフラシステム輸出支援、中小企業・地方 (8.3億円→8.5億円(+0.2億円) ) 自治体・医療の国際展開支援等 ③人間の安全保障の推進 ・ODA事業量 防災・災害対策、感染症対策、環境問題対策 等 ODA関連予算については、 「ピーク時に比べ一 般会計ベースで半減」との指摘がなされることも ④戦略的なパートナーシップの構築 ある。確かに、一般会計ODA当初予算で見れば、 カリブ小島嶼国のODA卒業国に対する支援等 平成9年度の1兆1,687億円をピークに減少傾向 にある。 しかし、被支援国にとって重要な、補正予算や [国際機関への拠出 ] *3 国際機関への拠出金については、国連分担金等、 円借款、国際機関への国債の拠出も含むODA事業 条約等に基づく支払い義務があるもの(分担金・ 量全体の実績で見れば、近年では一貫して増加し 義務的拠出金)と、政策的考慮に基づき任意に拠 ており、国際的に見ても、先進国から構成される 出するもの(任意拠出金)から構成される。 DACの加盟国中で第2位の地位を維持している 27年度予算では、分担金・義務的拠出金として 1,214億円(26年度1,169億円) 、任意拠出金とし て274億円(26年度237億円)を計上している。 任意拠出金については、現政権の重要外交課題 に沿って、メリハリの効いた予算配分を行ってお (2013年実績:支出総額ベース) 。 我が国は、厳しい財政事情の下で、ODA予算額 を抑制しつつも、円借款等を活用することで国際 貢献に取り組む姿勢を内外に示してきたと言えよ う。 り、具体的には、以下の通り、戦略的対外発信や 女性の保護・能力強化、人間の安全保障の推進に 資料2:平成27年度ODA予算 項 目 (単位:億円) 26年度 27年度 一般会計ODA 5,502 5,422 うち外務省ODA 4,230 4,238 +8(+0.2%) うち無償資金協力・JICA技術協力 3,169 3,069 ▲100(▲3.2%) 19,375 19,588 +183(+0.9%) ODA事業量見込み(平成27年) 増 減 ▲80(▲1.5%) *3)国際機関への拠出で記載されている予算額は、非ODA予算も含む。 ファイナンス 2015.4 平成27年度予算特集② 平成27年度内閣・内閣本府等、復興庁及び外交関係予算について 資料3:援助形態別に見た我が国ODA 特集 無償資金協力 主な例 (億円) ・医療・保健、飲料水の供給 贈 与 1,831 ・食糧援助、環境保全 ・道路、橋梁の建設 バイ (二国間) (1,605) 等 ・専門家の派遣 技術協力 等 (3,230) ・経済・社会インフラの整備等 有償資金協力 (円借款等) 政府開発援助 (ODA) 3,350 ・研修生の受入れ 10,079 15,260 バイ(二国間) 合計 (14,915) ・UNDP、UNHCRへの拠出 4,298 ・世銀、アジア開発銀行等への拠出 等 (3,142) マルチ (国際機関向け出資等) (多国間) 19,558 ODA事業量 計 (注)計数は、グロスベースの概算値である。 ( )内の数字は、ODA事業予算である。 資料4:主要国のODA実績(グロス)の推移 (百万ドル) 35,000 米国 30,000 25,000 日本 20,000 英国 ドイツ 15,000 フランス 10,000 米国 日本 英国 ドイツ フランス 5,000 0 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 (暦年) (単位:百万ドル) 87 88 89 米 国 9,805 10,948 8,574 11,195 17,855 日 本 8,262 10,350 10,077 10,462 12,391 英 国 2,014 2,795 2,734 2,776 3,354 ドイツ 5,078 5,434 5,617 8,462 8,203 フランス 5,509 5,663 6,082 7,644 7,824 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 米 国 12,309 14,170 18,257 20,604 28,750 24,532 22,691 27,414 29,659 31,159 31,992 31,263 31,768 日 本 12,625 12,230 12,971 16,176 18,619 17,064 13,584 17,475 16,451 18,829 19,992 18,662 22,527 英 国 4,714 5,078 6,471 8,229 11,168 13,075 11,626 11,977 11,490 13,401 14,174 14,267 18,335 ドイツ 5,864 6,685 8,029 8,957 11,595 12,049 13,687 15,961 13,342 14,386 15,596 14,570 16,221 フランス 5,112 6,720 9,156 9,800 11,530 12,764 11,498 12,540 14,113 14,375 14,436 13,557 12,883 出典 DACオンラインデータベース ファイナンス 2015.4 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 12,157 12,374 11,237 8,335 10,344 8,032 9,580 10,060 10,863 13,137 15,301 15,694 17,485 12,903 12,565 13,176 15,141 16,300 00 3,470 3,029 3,311 3,328 3,311 3,519 4,228 3,434 4,552 8,878 8,211 7,981 8,884 9,133 6,941 6,654 6,513 5,805 8,922 8,519 9,451 9,409 8,588 7,337 6,947 6,597 4,999
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