平成27年度 南さつま市国民健康保険事業計画 Ⅰ 目 的 国民健康保険を取り巻く環境は、他の医療保険制度と比較して医療の必要度が高い高齢者や非正規労 働者や無職による低所得者の加入割合が高いという構造的な問題を抱える上に、厳しい経済情勢、少子 高齢化の急速な進行、医療技術の高度化等による医療費の増加等により、その運営は年々厳しい状況に ある。 本市の国民健康保険にあっては、平成22年度まで高医療費市町村として国の指定を受けてきており、平 成22年の国保法改正により、平成23年度からその指定がなくなったものの、一人当たりの医療費は県内で も最上位に位置するなど依然として高い状況にあることから、平成25年度からは生活習慣病対策事業を導 入するなど各種の保健事業等を積極的に推進しながら医療費の適正化に努めるとともに、国民健康保険 税の収納確保を図っているところである。 このような状況のもと、さらなる国民健康保険事業の健全化に向けて効果的かつ効率的に各事業が推進 できるよう運営の基本方針等事業計画を策定するものである。 Ⅱ 国民健康保険運営の現状 1.被保険者の状況 被保険者数は平成20年度の後期高齢者医療制度により75歳以上の被保険者が皆減となり、また、 人口の減少とともに後期高齢者医療制度への移行など年々減少傾向にあり、平成26年12月末の市 全体に占める割合は、世帯数で34.9%、人口で27.9%となり、年々減少している。 なお、平成20年4月から65歳以上の退職被保険者は一般被保険者へ移行された。 単位:人、世帯 年度別被保険者の状況 南さつま市 国保加入者 割 合 世帯数 被保険者 世帯数 人口 C/A D/B C/D 数 C D (人口) % (世帯) (1世帯当) A B 年度 38,904 18,537 11,261 6,767 28.9 36.5 1.66 22 18,344 11,113 1.66 38,114 6,696 29.2 36.5 23 37,472 18,181 10,867 6,625 29.0 36.4 1.64 24 36.0 1.63 36,839 18,065 10,582 6,495 28.7 25 34.9 36,703 18,096 10,254 6,314 27.9 1.62 26 ※各年度A及びBは年度末、C及びDは年度平均(年報より) 人口・世帯数26年度は12月末、 国保加入者は暦年で計上 2.医療費の状況 後期高齢者医療制度が始まった平成20年度以降、平成23年度までの国民健康保険被保険者の1人当 たりの医療費は年々増加しており、特に平成23年度は453,139円、対前年度比で医療費の伸びは6.5%、 金額で27,748円と県下でも最も増加していたが、平成24年度は451,924円で0.27%と初めて減額となった。 しかしながら、平成25年度においては、473,269円で対前年度比4.7%伸び、金額では21,345円増額し、再 び県下で一番高い医療費となった。 高医療費の要因としては、恒常的に精神病床数が多いことによる入院の長期化、受診率が高いこと等に よるものと考えられる。費用別でみると、循環器系の疾患が医療費合計の14.9%を占めている。「新生物」 は医療費合計の11.4%、「消化器系の疾患」は医療費合計の10.4%と高い割合を占めている。次いで「精 神及び行動の障害」も医療費合計の10.0%を占め、高い水準となっている。患者一人当たりの医療費が高 額な疾病は、「精神及び行動の障害」「新生物」「周産期に発生した病態」「腎尿路生殖器系の疾患」であ る。 2 ページ 1) 医療費(療養諸費)の推移 項 目 合計 年度 医 療 費 4,817,837,006 20 1人当り医療費 410,098 医 療 費 4,778,027,376 21 1人当り医療費 414,507 医 療 費 4,790,327,985 22 1人当り医療費 425,391 医 療 費 5,035,733,627 23 1人当り医療費 453,139 医 療 費 4,911,058,343 24 1人当り医療費 451,924 医 療 費 5,008,132,085 25 1人当り医療費 473,269 一般 4,384,358,461 408,151 4,387,703,962 412,494 4,348,042,800 424,323 4,534,026,917 451,461 4,440,294,621 454,808 4,566,831,926 477,053 退職 433,478,545 430,893 390,323,414 438,566 442,285,185 436,179 501,706,710 468,885 470,763,722 426,416 441,300,159 437,363 単位:円 一般 ― 2 2 ― 2 2 ― 2 2 ― 1 1 ― 2 2 ― ― ― 県平均(合計) 県順位 326,558 335,603 349,755 362,410 369,295 ― 退職 15 2 2 3 10 ― 2) 疾病別医療費統計(平成25年3月~平成26年2月診療分12か月分) その他の疾患, 680,722千円 15.40% 循環器系の疾患, 664,608千円 14.90% 新生物, 506,617千円 11.40% 呼吸器系の疾患, 213,820千円 4.80% 医療費総計 4,456,972千円 循環器系の疾患 新生物 消化器系の疾患 神経系の疾患, 273、722千円 6.10% 精神及び行動の障害 筋骨格系及び結合組織の疾患 腎尿路生殖器系の疾 患,351,012千円 7.90% 内分泌、栄養及び代 謝疾患,425,114千円 9.50% 消化器系の疾患, 465,070千円 10.40% 筋骨格系及び結合組 織の疾患,428,865千 円 9.60% 内分泌、栄養及び代謝疾患 腎尿路生殖器系の疾患 神経系の疾患 精神及び行動の障害, 447,422千円 10.00% 呼吸器系の疾患 3.国保税の状況 国保事業においては、保険給付費(歳出)を管理していくことが重要であり、その意味では必要とされる 保険給付費に見合う財源(歳入)を確保することが取り組みの基本となる。 歳入における国保税の収納状況は、下表のとおりである。 徴収体制は収納担当係と課税担当係が連携し、市内高額滞納者の解消に努め、新たな滞納者の発生 防止や滞納繰越分の徴収に努める。また、徴収嘱託員2名で市内世帯の過年度分滞納者との折衝機会を 多く設け、過年度滞納額の解消に努める外、各事務処理要綱等に基づき、短期被保険者証・資格証明書 を交付して、納税折衝の回数を増やし、分納相談や早期の滞納解消に努める。また、悪質滞納者につい ては実態調査や財産調査を徹底し、預貯金、給与などの債権を中心に差押を行い、滞納処分の強化策を 講じている。 1) 国保税収納率の推移 年度 23年度 24年度 25年度 区分 現年度 滞納分 現年度 滞納分 現年度 滞納分 単位:円 調定額 762,312,900 139,282,288 828,246,500 126,405,483 815,995,900 126,097,419 収入済額 731,537,800 25,536,325 796,316,870 23,420,124 785,631,173 20,720,935 3 ページ 収納率 95.96% 18.33% 96.14% 0.18% 18.53% 0.20% 96.28% 0.14% 16.43% -2.10% 収納率全体 83.97% - 85.87% 1.90% 85.59% -0.28% 2) 国保税の改定状況 単位:円 【医療分】 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 区 分 所得割 6.80% 7.60% 税 資産割 24.00% 24.00% 均等割 17,600円 20,000円 率 平等割 19,200円 20,000円 賦 課 限 度 額 470,000円 500,000円 510,000円 【後期高齢者支援金分】 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 区 分 所得割 1.70% 2.40% 税 資産割 6.00% 6.00% 均等割 4,400円 6,400円 率 平等割 4,800円 6,300円 賦 課 限 度 額 120,000円 130,000円 140,000円 160,000円 【介護納付金分】 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 区 分 1.60% 1.90% 所得割 税 9.00% 資産割 9.00% 7,500円 7,500円 均等割 率 平等割 4,500円 4,900円 賦課限度額 100,000円 120,000円 140,000円 国保事業の安定的な運営を図るためには、最も基幹的な財源である国保税を適正に賦課し、収納して いくことが重要であり、国保税率を保険給付費等の推計に見合うよう検討していく必要がある。 本市においては、平成24年度に大幅な赤字が見込まれ基金も枯渇することから、一般会計からの法定 外繰り入れも初めて行った上で、国保税率を改定した。 4.国保財政の状況 平成25年度国民健康保険特別会計決算の概要につきましては、歳入総額は、61億5千9百万627円に対 し、歳出総額は、60億8千78万7千716円となり、1億5千21万2千911円の剰余金となったところであります。 単年度実質収支につきましては、法定外の一般会計繰入金と繰越金を差し引いた7千3百24万7千591円 となり、一般会計からの法定外の繰入金をもって、収支が均衡している状況となっております。 昨年度と比較しますと、実質収支が5千8百30万2千円ほど、悪くなっていますが、これは、国保税が1千3 百万減額となったこと及び療養給付費国庫負担金が5千8百万減額になったことによるものであります。 単位:円 平成25年度 平成24年度 歳入 差引 決算額 構成比 決算額 構成比 806,352,108 13.09% 819,736,994 13.55% △ 13,384,886 国保税 4,735,907,830 76.89% 4,652,736,390 76.90% 83,171,440 補助金・交付金 繰越金 160,460,502 2.61% 27,620,663 0.46% 132,839,839 基金取崩・貸付金 0 0.00% 60,000,000 0.99% △ 60,000,000 その他収入 456,280,187 7.41% 490,446,414 8.10% △ 34,166,227 歳入決算額 6,159,000,627 100.00% 6,050,540,461 100.00% 108,460,166 歳出 保険給付費 拠出金・納付金 その他支出金 歳出決算額 収支 収支差引額 実質単年度収支 基金保有額 平成25年度 決算額 構成比 4,221,317,727 70.25% 1,550,050,113 25.80% 3.95% 237,419,876 6,008,787,716 100.00% 平成24年度 決算額 構成比 4,138,740,134 70.27% 1,520,635,391 25.82% 230,704,434 3.92% 5,890,079,959 100.00% 平成25年度 150,212,911 △ 73,247,591 148,049,617 4 ページ 平成24年度 160,460,502 △ 14,945,161 147,886,942 差引 82,577,593 29,414,722 6,715,442 118,707,757 差引 △ 10,247,591 △ 58,302,430 162,675 Ⅲ 医療費の適正化と運営の安定化 1.医療費適正化対策事業 ①医療費分析 平成25年度から、専門業者に委託しより詳細な医療費分析を行っている。レセプトデータ・特定健診 結果データを併せた医療費分析により、市の高医療費の要因を特定し、医療費適正化対策に活用し ている。 ②医療費適正化パンフレットの全戸配布 医療費データによる疾病分類別等統計を活用し医療費の状況や国保制度等を掲載した医療費適 正化パンフレット「医療費適正化対策特集号」を作成し、全戸配布する。 ③ジェネリック医薬品利用差額通知の実施 被保険者や被扶養者の自己負担の軽減や保険財政の健全化のため、普及促進が進められている ジェネリック医薬品(後発医薬品)について、同一成分のジェネリック医薬品に切り替えられた場合の 自己負担軽減額を紹介する利用差額通知を国保連合会に委託し、年2回実施する。(平成23年度か ら) 1被保険者200円以上の差額がある35歳以上 H26年3月 1,046通発送 9月 1,011通発送 ④重複・頻回者訪問指導の実施 国保連合会の重複・頻回受診被保険者一覧表等を活用し、重複・頻回受診者を対象に、訪問指導 を行い、適正な受診や疾病の重症化予防のための日常生活習慣改善への指導等を行う。 重複受診者:1ヶ月当たりレセプト4枚以上保有する者 頻回受診者:1ヶ月当たり15回以上の受診を行っている者 対象者 重複受診 頻回受診 平成22年度 48人 17人 平成23年度 17人 4人 平成24年度 12人 48人 平成25年度 12人 31人 11人 12人 平成26年度見込 平成27年度計画 15人 15人 計 65人 21人 60人 43人 23人 30人 訪問指導実施人数(延べ) 重複受診 頻回受診 計 37人 9人 46人 6人 36人 30人 11人 47人 58人 13人 33人 46人 11人 12人 23人 15人 15人 30人 ⑤レセプト点検の充実強化 レセプト点検については、平成21年9月から電子レセプト管理システムを導入し、レセプト点検員4 名にそれぞれパソコンを配置し、パソコンにより診療報酬明細書の全てを縦覧点検し、内容点検や第 三者行為の発見、資格点検を実施し、前年度以上の財政効果を目指す。 また、点検員については、連合会主催の研修会等に参加させながら資質の向上を図る。 レセプト点検の一人当たり財政効果 平成25年度 平成24年度 資格点検 内容点検 資格点検 内容点検 計 南さつま市 1,541 617 2,158 509 1,629 市町村平均 969 1,140 2,109 1,021 1,050 単位:円 平成27年度目標 資格+内容 計 2,138 市町村平均以上 2,071 2.生活習慣病対策事業 生活習慣病重症化予防教室「長命創教室」の開催 レセプトデータ・特定健診データをもとに糖尿病性腎症の方を抽出し、生活習慣病重症化予防教室 「長命創教室」を実施する。1期あたり20名対象で5回の教室形式を3期にわたって開催。医師講話・ 運動教室・栄養教室など、参加者同士が交流しながら学び、高医療費の要因ともなる人工透析への 移行を遅らせ、参加者の生活の質を向上させていく。 5 ページ 3.趣旨普及事業 市報での「国保みなみさつま」コーナーの掲載 「市報南さつま」に年6回(奇数月)、「国保みなみさつま」のページを掲載し、国民健康保険制度の改 正や医療費の現状等を周知し、適正受診や事業運営への理解を深めるための普及・啓発活動を進 める。 4.特定健康診査・特定保健指導の実施 高齢者の医療の確保に関する法律により、平成20年度から保険者に対し40歳から75歳未満の加入 者を対象にして、内臓脂肪型肥満に着目した生活習慣病予防のための特定健康診査及び特定保健 指導が義務付けられたことから、 平成25年度から平成29年度を第二期として、「第二期特定健康診 査等実施計画」に基づき、事業を推進していく。 ①実施方法 集団健診:40歳~64歳の方を対象に 6月 南薩医師会及び厚生連委託 個別健診:65歳~74歳の方を対象に 6月~8月 南薩医師会委託 ②健診項目 基本項目:既往歴、身体計測、血圧、血中脂質、肝機能、血糖、尿 追加項目(集団健診のみ):腎機能(クレアチニン)、尿酸、貧血検査、心電図 詳細健診項目(医師の判断による追加項目):貧血、心電図、眼底検査(眼底検査以外は個別検診) ③健診料 無料 ④受診率向上対策 ○広報・周知 : 自治会総会等、地域へ出向いての説明会の実施、各種イベントでの広報 ○脱漏健診の実施 : 集団方式で11月~12月中旬に脱漏健診を実施 ○医療機関からの情報提供 : 健診未受診者を対象に、脱漏健診の案内をする際に情報提供票を 同封 ○未受診者への受診勧奨 : 保健推進員等の活用、未受診者への訪問指導等 ○健診環境の充実 : 休日の健診やがん検診との同時実施、「なでしこ健診」等複合健診の実施。 単位:人、% 特定検診、特定保健指導の実績及び目標値 平成25年度 平成26年度 平成27年度 目標値 確定値 目標値 推計値 目標値 推計値 対象者数(4/1現在) - 8,275 8,383 8,088 特定対象者数(人) 7,579 7,600 7,417 7,556 7,260 受診者数(人) 4,321 4,234 4,377 4,140 4,429 健診の受診率(%) 57.0 55.7 59.0 54.7 61.0 積極的支援 89 86 指導対象者数 486 493 499 動機付け支援 282 287 積極的支援 67 15 64 14 68 指導実施者数 動機付け支援 209 150 215 172 222 積極的支援 17.4 15.7 指導実施率 動機付け支援 53.2 57.0 59.9 58.0 56.0 44.2 50.1 計 該当者及び予備群の減少率 確定値 特定健診受診率 国 ― 県 41.1 特定保健指導実施率 国 ― 県 36.0 ※動機付け支援・・メタボの予防のため、生活習慣改善に向けた計画づくりを保健師・栄養士が支援 6ヵ月後に評価 ※積極的支援・・メタボ解消のため、生活習慣改善に向けた計画づくりと3ヶ月以上の取組みを保健 師・栄養士が支援 6ヵ月後に評価 特定保健指導の対象者 6 ページ 腹 囲 追加リスク ①血糖、②脂質、③血圧 ≧85cm(男性) ≧90cm(女性) ④喫煙暦 2つ以上該当 1つ該当 あり なし 3つ該当 上記以外で BMI≧25 2つ該当 あり なし 対 象 40~64歳 65~74歳 積極的支援 動機付け支援 積極的支援 動機付け支援 1つ該当 5.保健衛生普及事業 ①医療費の通知 被保険者の健康の大切さや保険制度に理解を深めていただくため、受診世帯に対して、2ヶ月ごとに 医療機関名や、医療費総額を記入した「国民健康保険医療費のお知らせ」を通知する。 平成25年 度 6回 通知世帯 32,125世帯 発送 ②健康づくり推進員等の活動支援 地域での健康づくりの中心を担う健康づくり推進員の活動の支援を行う。 ○保健推進員研修会、健康づくり推進員大会等 6.疾病予防事業 ①健康づくり支援事業 運動、栄養、こころ、世代間交流などの内容で、健康づくり推進員等が中心になり地域単位で3回に 分けて実施する健康づくりの活動を支援する。 市内 5箇所 ②精神保健事業 精神疾患の長期入院者に対する社会復帰の環境づくりとして、患者本人や家族による体験談やここ ろの健康づくり講演会を開催しながら、地域における精神障害者に対する理解を深める。 こころの健康づくり講演会 20回(学校・地区) ③健康診査事業 各種がん検診の自己負担額や人間ドック受診者への補助を行い、検診率等の向上を図りながら、早 期発見、早期治療を図る。 ○各種がん検診・・・無料 ○人間ドック・・・30歳から74歳までの方で国保加入期間が1年以上 自己負担額の70%で限度額が50,000円(100円未満切捨て) ○脳ドック及びがんドック・・・30歳から74歳までの方で国保加入期間が1年以上 自己負担額の70%で限度額が50,000円(100円未満切捨て) 〇節目ドック…上記のうち、4月1日現在で40・45・50・55・60歳の方についてはドック受診料の 全額を負担する。 ※平成27年度から、人間ドック・脳ドック及びがんドックの助成額等を一部変更し、新たに 節目ドックを全額助成で実施。 ○ヤングヘルス健診事業 特定健診の対象外である19歳から39歳までの若年層を対象にし、特定健診と同様の健診を 実施する。 24年度 受診者159名 対象者1,200名(全域) 25年度 受診者129名 対象者1,200名(全域) 26年度 受診者 111名 対象者1,200名(全域) 27年度 計画者 300名 対象者1,200名(全域) ④輝けヤングハート&ヘルス事業(若年層の健康増進・献血推進事業) 7 ページ 県赤十字センターと協働して18歳から39歳までを対象に血液センターが行う献血事業と、市町村が 行う若年層の健康増進・疾病予防対策を同時に実施する「若年層の健康増進・献血推進事業」を27 年度も実施する。(22年度から実施) ○健診の実施状況 実施状況 区 分 健診名 1)胃がん検診 2)子宮がん検診 3)肺がん検診(X線撮影) X線撮影+喀痰 4)大腸がん検診 5)腹部超音波検診 6)肝炎ウイルス検診 7)乳がん検診 8)人間ドック 9)ヤングヘルス検診事業 25年度 1,435人 743人 2,084人 155人 1,761人 1,867人 257人 773人 人間ドック 149人 脳ドック 3人 PETドック 11人 129人 27年度計画 助成額 金額 人数 1,500人 700円 1,050,000円 850人 600円 510,000円 2,300人 100円 230,000円 200人 600円 120,000円 1,900人 400円 760,000円 1,600円 3,200,000円 2,000人 500円 225,000円 450人 800人 1,000円 800,000円 26年度 (H27.1末) 1,499人 810人 2,423人 154人 1,934人 2,062人 149人 72人 人間ドック 144人 脳ドック 1人 PETドック 5人 人間ドック 170人 脳ドック 10人 PETドック 20人 節目ドック 50人 111人 受診料の 70% 上限 50,000円 8,537,000円 ※節目ドッ ク 受診料全額 5,890円 1,767,000円 備考 40歳以上 20歳以上 40歳以上 40歳以上 40歳以上 40歳以上 40歳以上 40歳以上 平成27年度か ら、人間ドック・ 脳ドック及びが んドックの助成 額等を一部変更 し、新たに節目 ドックを全額助 成で実施。 19歳~39歳 7.その他(データヘルス計画について) 上記の保健事業について、より効果的な推進を図るため、「データヘルス計画」を策定する。これまで の取組みによる実績と課題について検証するとともに、レセプトや健診データ等から現状について分 析し、今後の保健事業についてより詳細な計画を示すものとする。 ①計画期間 平成27年度~29年度 ②各種計画との整合性 計画については、既に策定されている「第二期特定健診実施計画」及び「健康増進計画」と整合性を 図るものとする。 8 ページ
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