短期気候変動現象と熱帯ブイ網による観測研究短期気候変動現象エルニーニョ現象やインド洋ダイポールモード現象といった地球規模の気候や気象に影響を及ぼす数年周期で変動する現象を短期気候変動現象と呼ぶが、この現象は日本を含む世界各国に異常気象をもたらすことがあります。エルニーニョ現象エルニーニョ現象時の熱帯海洋と大気の様子エルニーニョ現象は世界各地にどのような影響を及ぼすのか？エルニーニョの状態 120˚E 160˚E 160˚W 120˚W 80˚W 40˚N 20˚N 10˚N 0˚ 10˚S 20˚S 米国カリフォルニアの地滑り（1998年1月, ２月） http://infotrek.er.usgs.gov/ 通常の状態 10˚S 20˚S 60˚N 0˚ 40˚S 60˚S 20˚N 10˚N 0˚ 0˚ 40˚E 120˚E 160˚E 160˚W 120˚W 80˚W 80˚E 120˚E 160˚E 160˚W 120˚W 80˚W 40˚W 高温低温インドネシアの森林火災（1997年12月） http://news.bbc.co.uk/ 湿潤乾燥ブラジルの森林火災（1998年４月） http://news.bbc.co.uk/ インド洋ダイポール現象インド洋ダイポール現象時の熱帯海洋と大気の様子インド洋ダイポール現象は世界各地にどのような影響を及ぼすのか？ 60˚N インド洋ダイポール(正）の状態 20˚N 10˚N 0˚ 10˚S 20˚S 40˚E 60˚E 40˚N 0˚ 80˚E 100˚E 通常の状態ソマリアの洪水（2006年10月, 11月） http://news.bbc.co.uk/ 40˚S 60˚S 40˚E 60˚E 80˚E 100˚E 20˚N 10˚N 0˚ 10˚S 20˚S 0˚ 40˚E 80˚E 120˚E 160˚E 160˚W 120˚W 80˚W 40˚W 高温低温湿潤乾燥インドネシアの森林火災（2006年10月, 11月） http://www.edie.net/ オーストラリア南東部の干ばつ（2006年秋） http://www.xinhuanet.com/ インド洋・太平洋の熱帯ブイ網熱帯起源の短期気候変動のモニターと発生から収束までのメカニズムの理解のために、JAMSTEC は各国と協力してインド洋と太平洋の熱帯域にトライトンブイを展開し、ブイ網を構築しています。全体で100程（計画は120程）のブイからリアルタイムでデータを取得することで熱帯海洋の様子を把握しつつ研究を進め、モデル研究との連携により精度の高い気候予測を目指しています。青色：JAMSTECが展開しているブイ赤色：米国を中心とした各国が展開しているブイトライトンブイ