武士(もののふ)の いかに心は 猛くとも 知らぬ事には 不覚あるべし

バレーボール部通信
松戸市立根木内中学校
紫電一閃
~しでんいっせん~ 平成 26 年度第7号
~「合宿」を思い出して・・・~
合宿が遠い昔のように感じる今日この頃。いつも私の頭の中は「選手の練習は充実しているだろうか?」
である。あの過酷な環境を乗り越えたが、それで終わっては困るとは、何度も何度も何度も言ってきた。
現状キープするつもりはない。もうそろそろ、松戸市シード決定戦である。下町カップの戦いを材料に、
ググッと追い込みに入りたいと思っている。
さて、そんな合宿でできていたことが 1 つできていないことがある。それは「周りからの厳しい声」で
ある。この前の練習試合、雰囲気が悪いのに「これダメじゃね?暗くね?」とは誰も言わずに、ぐたっと
した雰囲気になってしまった。
「これはマズイ!!」と言えたのが合宿だったと思う。仲間を思うからこそ、
「暗いよ!ダメだろ!!」を言っていきたい。「昔の根木内は、よくケンカしてバレーをしていた」という話
は以前にしたことがあるだろう。他のチームからは「ケンカ」に見えているが、自分達からしてみると、
「叱咤激励(
「叱咤」
:大声で励ますこと。また、大声でしかること。
「激励」
:励まし、元気づけること。
意味:大声で励まして、奮い立たせること)」なのだと OB のみんなが言っていた。夢のために「良い」
「悪い」をどのチームより、堂々と言えるチームになっていたい。
根木内は伝統校だ。過去 20 年は、総体優勝 2 回、選手権優勝 4 回、新人優勝 4 回という
県 NO.1 の成績に加え、サレジオや安田、富士見東などと並ぶ、関東や全国の常連校である。
この輝かしい根木内が、今、動き出す。己に克って、いざ全国へ!!
~コンビとは「発想」、実現とは「イメージ」である!~
一昨日、部活に行くと、コンビ練習をしていた。とても嬉しかった。私が選手時代も、みんなで集ま
って全日本のマネや奇想天外なコンビをよくやっていたものだ。どんどんやって欲しい。そこで色々な
発見をして欲しい。先日の通信でも書いたが、
「気づき」が勝ちには必要なのだから。
なぜ最近、急にコンビができるようになったのか?それは「イメージが共有できているから」である。
例えば、コンビスパイクの練習で「長岡選手のような、センターセミを打ちたい」と 1 人が言ったと
しよう。みんなの、頭に映像が流れて「あぁ・・・OK!」となるだろう。カットはセッターの真上に、ス
パイカーは移動して入るから・・・」などと表現したいことがお互いに分かり、微調整を加えて完成を目指
すだろう。しかし、
「それ・・・どういう、スパイク?」では、コンビの実現は難しい。この夏、インター
ハイ、ワールドグランプリ、市立柏、市立松戸などを見たことやビーチバレー体験などを経験に、全て
が今の君達に少なからず、影響を与えているはずである。これからのバレーを作り上げるには、
気づき
→
発想
→
イメージ
→
共有
→
調整
→
実現
のサイクルが、必要になってくる。
これは、一昨日の「リベロ体験」も同じだ。
「このサーバーが、こっちに打つだろうから、こう守って・・・
そこのオーバー頼むぞ」もイメージ共有の「コンビ」である。発想→イメージ→共有が、夢の実現!!!!!
武士(もののふ)の
いかに心は
猛くとも
知らぬ事には
不覚あるべし
塚原卜伝(つかはら ぼくでん)・・・戦国時代の剣豪、兵法家
※
武士は戦場に出ては勇猛心を振り起こして力の限り戦うのが努めであるが、どのように強い心を持っ
ていても、知らないことや予知できないことには勝てない。常に何事にも心を配り知識を高めて、いざと
いう時に不覚をとらないように修行するべし