地域密着型サービス事業者選定評価基準

地域密着型サービス事業者選定評価基準
項目
評価のポイント
1 基本理念及び方針
(1)公募に応募した理由及び地域密着型サービスに対する考え方
応募理由、サービス提供事業所としての考え方は適正か。
(2)自己評価や外部評価に関する考え方
自己評価や外部評価をどのように捉えているか。( 利用者及び家族の安心と満足、 継続的に評価を行うことの狙い、事業所に対する社会的信頼等)
(3)個人情報の取扱い、従業員の守秘義務に関する考え方
個人情報の取扱い、従業員の守秘義務に関するマニュアルの整備や具体的な運用が考えられているか。
(4)法令等の遵守についての考え方(労働関係法令の遵守を含む。)
各種法令を理解し、それらを遵守する取組がされているか。
(5)サービスの質を向上させるための具体的な目標・方策
利用者の立場に寄り添い、質の高いサービスを継続して提供するための考え方や取り組み、具体的な方策があるか。
2 利用者への対応
(1)利用者等への人権・尊厳(身体拘束廃止等)に対する考え方
人権やプライバシーの保護、身体拘束廃止、おむつはずしなど尊厳の保持について基本的な考え方や具体的な取り組み、それを実現し継続するための方策はあるか。
(2)苦情解決体制の内容
さまざな苦情に対する解決の仕組みについて基本的な考え方と具体的な取り組み、それを実現し継続するための方策はあるか。
(3)個別ケアへの取り組み(利用者の心身の状況等の把握方法等)
個人のニーズに対応した個別の対応について実現するための具体的な取り組み。事業所としての考え方はどうか。
(4)認知症ケアへの取り組み(認知症対応策の具体的方法、ケア内容の独創性や創意工夫等)
認知症の進行の緩和や日常生活を送ることが出来るための取り組み等についての創意工夫、具体的な方法や実現するための方策はどうか。
(5)ターミナルケアへの取り組み
終末期の方についての体制及び指針についての考え方はどうか。
(6)サービス利用決定に関する基準について
利用決定に関する具体的な指針を定めているか。内容は適正か。
(7)利用者の情報を蓄積する機器について
オペレーターが所有する端末から常時、利用者の情報にアクセスできる体制が確保されているか。また、利用者からの通報を受けた際に瞬時にそれらの情報が把握できるか。
(8)利用者からの通報体制について(利用者が簡単にオペレーターに通報できる具体的な方法等)
利用者が援助を必要とする状態となったときに簡単にオペレーターに通報できるケアコール端末の整備等について考慮されているか。
(9)利用者への情報公表に対する考え方
利用者(申込者)が必要な情報を容易に収集できるような環境が整う見込みがあるか。
3 職員体制及び職員の育成
(1)予定している人員を確保するための具体的方策
人材確保の具体的な方策。人員基準以上の人員を配置する考えがあるか。
(2)雇用の安定を図るための具体的方策
賃金や処遇改善、福利厚生等の考え方はどうか。
(3)管理者の役割と責務についての考え方
管理者としての適性(介護保険事業所での実績や資格)はどうか。
(4)資格要件、研修要件のある人員の資格取得、研修終了への対応について
基準に義務付けられている資格や研修について、事業開設までの取得見込はどうか。
(5)職員の研修の実施計画、キャリアアップに関する考え方について
研修の実施計画は具体的にどう考えているか。キャリアアップ(人事制度)についての考え方や取り組みはどうか。
4 周南市内からの雇用の促進等
(1)周南市民の雇用の促進についての具体的方策
市内の雇用促進についてどのような考え方、計画を持っているか。
(2)周南市内の事業者からの物品の調達についての具体的方策
市内の事業者促進についてどのような考え方、計画を持っているか。
5 運営・施設
(1)事業所の立地状況・環境
地域及び日常生活圏域におけるサービス提供に支障のない場所に立地しているか。
(2)事業所の設置運営にあたって地域住民に理解を得られる具体的方策
地域住民の理解と賛同が得られるために具体的にどういった取り組みをしているか。または、する予定はあるか。
(3)協力医療機関や他の高齢者施設等との連携
協力医療機関、協力歯科医療機関及び他の施設等との連携体制をどのように考えているか。
(4)介護・医療連携推進会議の考え方
介護・医療連携推進会議の構成員の予定(地域住民や多種多様なメンバー構成となっているか)。会議での要望や助言をどのように活用していく考えか。
(5)地域包括支援センター、市内介護サービス事業者との連携・協力について
地域包括支援センター等との連携・協力についてどのような考え方においてどのような方法で行うのか。
(6)介護と看護の連携体制について
サービス提供に支障がないよう、介護と看護の連携は取れているか。
(7)利用者確保への取り組み
長期的な視野のもと、介護サービス事業者としてどのように取り組むのか。
(8)事業を運営するに足りる実績・経験の有無
介護保険サービス事業者として円滑な運営が期待できるノウハウを有しているか。
(9)収支計画の適切性
事業開始後の5年間の収支シミュレーションは適切か。
事業所の建設及び運営に必要な資金計画は確実か(事業費や借入金は過大ではないか)。
土地・建物について、事業の安定的、継続的な運営を確保する見込みがあるか。
(10)法人の経営状況
法人の経営状況が良好であるか。当該施設の運営に支障はないか。
6 安全性への配慮
(1)日常的な点検体制の内容
安全確保のために日常的に実施する点検(点検内容・点検実施者等)についての取り組みはどうか。
(2)危機管理体制の内容(防火設備・計画・訓練、災害時の緊急連絡体制等)
火災や天災など非常災害時の危機管理に関する考え方や具体的な取り組み。
(3)事故発生時の対応
誤嚥や転倒など日常的な事故防止や発生時の対応・再発防止に関する基本的な考え方と具体的な取り組みはどうか。
(4)衛生管理体制の内容及び感染症等が疑われる際の対応
日常的な衛生管理から感染症や食中毒等の発生時の対応・再発防止に関する基本的な考え方と具体的な取り組みはどうか。