ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 ビジネスサポーターズ ２０１５年４月号 会社経営ビギナーズ 暁瑠凪の月読み ビジネスサポート研 究 会 1 編著 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 目次 ビジネスサポーターズ ２０１５年 ４月 号 ◇会 社 経 営 ビギナーズ 会 社 法 務 「仮 装 払 い込 み」 ・・・３ 知 的 財 産 権 「知 財 経 営 その５（知 財 と資 金 調 達 ）」 ・・・４ 行 政 組 織 「裁 判 所 」 ・・・５ ◇暁 瑠 凪 の月 読 み ・・・６ ◇広 告 ・・・７ 2 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 【会 社 法 務 】 ＜仮 装 払 い込 み＞ 今月の企業コンプライアンス事例は、見せ金等の仮装払 い込みのお話しです。 会社の規模を示す数字は資本です。資本の代表例は資本 金ですが、その資本を元手に会社は営利活動を行い、利益 を産み出し、出資した株主に配当し、また債権者の債権保 全の寄り所となります。これは正に株式会社の存在価値そ のものです。その元手となる資本が現金であれば必ず会社 の金庫や銀行口座に現実存在しなければならないものなの です。一般に資本金と呼ばれている事は皆さんもご存知か と思います。 その資本を実際に確保しておかなければならない役員と しての責務を資本維持、充実責任といいますが、これが形 骸化してしまう事が昔から行われています。よく行われる のは、増資の際、株式引受人（大概会社代表者です）が払 い込む資本金相当額を取引銀行から融資を受けて会社に払 い込み、手続き完了後に払い込み相当額を会社から融資を 受けて銀行へ全額返済する事です。貸借対照表上、資本の 額は増えますが、実際は全く存在していない形式的な数字 です。これは会社法上の犯罪行為です。これを行った株式 引受人や役員、そして通謀した銀行も責任追求される立派 な犯罪行為なのです。バブル景気の頃は頻繁に行われてい ま し た 。し か し 、企 業 の コ ン プ ラ イ ア ン ス が 叫 ば れ る 今 日 、 絶対してはならない事なのです。会社の規模に係わらず信 用失墜となる行為です。皆さんもくれぐれも気をつけて下 さい。 行政書士 佐藤 真一 3 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 【知的財産権】 ＜知財経営その５（知財と資金調達）＞ 例えば、自社で保有する特許権を実施するために設備を 導入する必要がある場合、潤沢な資金があれば問題ないの ですが、ほとんどは資金繰りが難しいという会社が多いの が現状ではないでしょうか？特に高額な装置を購入する場 合等は、キャッシュフローにも大きな影響を与えてしまい ます。反面、保有する特許権を実施することで、大きな利 益が生まれるかもしれません。そこで、自社が保有する特 許権を担保に設備資金を借り入れることができれば便利で す。 それでは、金融機関の現状としてどうなのか？融資申込 が通るのか？ということになりますが、残念ながら、なか なかハードルが高い様です。そもそも、特許権は担保とし ては存続期間（原則出願から２０年）が短いということも ありますし、制度上無効審判等により特許が無効 になる可 能性もあるからです。すなわち、担保の目的物としては不 動産等に比べて権利が不安定（特許無効審判については、 平成２６年の特許法改正により、無効リスクの緩和が図ら れています）であるということは否めないと思われ、 自己 資金の少ない中小・零細企業にとっては、これが高いハー ドルとなっていると考えられます。 ただし、中小・零細企業であっても日本政策金融公庫の 「 新 事 業 育 成 資 金 （ 融 資 限 度 額 ６ 億 円 ）」 を 利 用 す る と い う 方 法 が あ り ま す 。 こ の 融 資 制 度 は 、「 他 企 業 に お い て 利 用 さ れていない知的財産権に係る技術を利用して行う新事業 」 をターゲットにしていますので、保有特許の適正な評価と それを利用した綿密な事業計画を立案できれば、融資申込 が通る可能性は十分にあります。知的財産権を大きなビジ ネスチャンスにつなげることも決して夢ではありません。 知的財産コンサルタント 4 永井康介 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 【行 政 組 織 】 ＜裁 判 所 ＞ 裁 判 所 とは社 会 生 活 におけるルールが守 られずに生 じた紛 争 を 公 平 適 正 に解 決 する役 割 を担 う司 法 権 の主 体 です。 裁 判 所 は罪 を犯 した疑 いで起 訴 された人 を、適 正 な手 続 きのも と、有 罪 か無 罪 、有 罪 の時 の刑 罰 の適 用 を決 定 する機 関 と位 置 づけられ、結 果 として、我 々国 民 の権 利 と自 由 が守 られ、社 会 正 義 の実 現 が図 られていると解 説 されています。 裁 判 所 の構 造 は 簡 易 裁 判 所 （438 か所 ） （少 額 の民 事 事 件 、軽 い刑 事 事 件 、民 事 調 停 ） 地 方 裁 判 所 （全 国 50 か所 ） （民 事 ・刑 事 事 件 ） 家 庭 裁 判 所 （全 国 50 か所 ） （家 事 ・少 年 事 件 、家 事 調 停 ） 高 等 裁 判 所 （全 国 8 か所 ） （地 裁 ・家 裁 ・簡 裁 の裁 判 に対 し控 訴 を取 り扱 う） 最 高 裁 判 所 ・・・・大 法 廷 (1)、小 法 廷 (3) （高 裁 の裁 判 に対 する上 告 を取 り扱 う最 終 の裁 判 所 ） 裁 判 所 の職 種 全 国 に裁 判 官 は約 ３，７００人 （簡 裁 判 事 を含 む）が在 籍 して います。（平 25.4 現 在 ） 裁 判 官 の他 には、裁 判 所 書 記 官 、裁 判 所 速 記 官 、裁 判 所 事 務 官 、家 庭 裁 判 所 調 査 官 、執 行 官 の職 種 の職 員 で構 成 されてい ます。このほか、専 門 委 員 、調 停 委 員 （民 事 ・家 事 ）、司 法 委 員 （民 事 ）参 与 員 （家 事 ）、労 働 審 判 員 が我 が国 の裁 判 制 度 を支 え ています。また、平 成 ２１年 からスタートした裁 判 員 制 度 により、 国 民 が裁 判 員 に選 ばれ、裁 判 に関 与 することが義 務 づけされまし た。 行政書士 牧野直明 5 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 【暁 瑠凪の月読み】 第２３回＜月の影響＞ 皆様こんにちは。西洋占星学研究家 暁 瑠凪です。 ビジネスの一助になるよう天体のひとつ、夜空を照ら す女王たる「月」の活用法について伝授させて頂きます。 月の動きで毎日の星占いや体調・心理などを古くから研究、 検証しています。 満月・新月は月に１回ほど起きる現象でございますが、 昔から言われている内容が、事件事故・体調不良・物が落 ちやすくなる（墜落・落石・落下・沈没など）と満月の時、 特に起こりやすいと言われています。また、止血もしにく いのです。と言うことは出来れば手術などは避けたいとな ります。新月時は物事のスタートに良い、老舗の創立日は こ れ に 当 た る 事 が 多 い 。 (も ち ろ ん た だ 長 く 続 け ば よ い わ け で はないので他の惑星の配置も重要ではありますが) では下記記載の判断方法を参考にしてください。 ＜判断方法＞ ◆新 月 ～満 月 エステをする に最 適 ！ です！ などなどお月様の影響は人間にとって影響大なのでござい ます。 来月もお月さまからメッセージをいただきましょう～ では本日はここまでです。 今後ともよろしくお願いいたします。 西洋占星学研究家 6 暁 瑠凪 ビジネスサポート研究会 会報誌「ビジネスサポーターズ」 ２０１５年４月号 【広告】 小林マネジメントサービス あなたの会社の総務部です 暁瑠凪 【星脳】 西洋占星学研究家 就業規則・助成金申請 個人鑑定・法人鑑定 東 京 都 目 黒 区 自 由 が 丘 1-22-21 命名・商号鑑定・開運アドバイス ペ ル レ 自 由 が 丘 206 鑑定スケジュールは下記ＨＰで ℡ 03-5729-7322 行政書士佐藤真一事務所 休日夜間相談できます http://akatsukiruna.jimdo.com/ 企業法務・事業承継 建設業許可・風俗営業許可 東 京 都 目 黒 区 目 黒 2-4-28 飲食業許可・理美容所許可 目 黒 フ ラ ワ ー マ ン シ ョ ン 502 お気軽にご相談ください ℡ 03-6452-3701 牧野直明行政書士事務所 許認可業務のことなら ℡ 03-3711-6106 藤巻司法書士事務所 登記のご相談承ります 田村経営コンサルティング事務所 会社設立・不動産登記 物流改善・業務改善 東 京 都 目 黒 区 緑 が 丘 3-2-4 東京都千代田区神田東松下町 メ ゾ ン 緑 ヶ 丘 202 19-1 ｽﾃｰｼﾞﾌｧｰｽﾄ神 田 Ⅱ -301 ℡ 03-3724-1177 貴社の経営改善に貢献します ℡ 03-5294-7123 永井康介行政書士事務所 知的財産コンサルタント 株 式 会 社 GLOBALPRO ウェブマーケティング 知財業務のアウトソーシング ＨＰ・コンテンツ等の作成 東 京 都 目 黒 区 1-4-22 東 京 都 江 戸 川 区 北 小 岩 8-5-4 ロ イ ヤ ル ヒ ル ズ 802 ℡ ℡ 03-6452-3248 03-6811-5630 http://global-pro.jp 広告募集しております。 ビジネスサポート研究会ＨＰより、お問合せください。 7
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