2015年度 研究演習Ⅰ概要と選択手続について [ 1.29 MB ]

(2015.4.17 ver1)
【目次】
1.
「研究演習科目」とは ························································· 2
2.選考・定員 ·································································· 3
3.先修条件 ···································································· 3
4.
「研究演習」所属クラス決定までの流れ ········································· 4
5.
「研究演習Ⅰ選択届」の記入・提出 ············································· 6
6.各クラスの紹介 ······························································ 7
1.伊藤 正一 教授 ·························································· 8
2.井口 治夫 准教授 ························································ 9
3.李 恩子 准教授 ························································ 10
4.于 康 教授 ···························································· 11
5.王 昱 准教授 ·························································· 12
6.木本 圭一 教授 ························································ 13
7.櫻田 大造 教授 ························································ 14
8.重政 公一 教授 ························································ 15
9.志甫 啓 准教授 ························································ 16
10.杉山 直人 教授 ························································ 17
11.關谷 武司 教授 ························································ 18
12.田村 和彦 教授 ························································ 19
13.長友 淳 准教授 ························································ 20
14.長谷 尚也 教授 ························································ 21
15.平岩 俊司 教授 ························································ 22
16.平林 孝裕 教授 ························································ 23
17. ブングシェ H.R 教 ························································ 24
18.丸楠 恭一 教授 ························································ 25
19.三宅 康之 教授 ························································ 26
20.宮田 由紀夫 教授 ······················································ 27
21.山本 雅代 教授 ························································ 28
22.尹 盛熙 准教授 ························································ 29
23.吉村 祥子 教授 ························································ 30
1
1.
「研究演習科目」とは
「研究演習科目」とはいわゆる「ゼミ」のことで、国際学部の専任教員が、自身の専門
領域における題材を活用し、少人数教育を通じて「問題発見解決能力」の養成を行うた
めの科目です。
開講される科目および卒業に必要な単位数は下表のとおりです。
【国際専門科目:研究演習科目】
○囲み数字は単位数
開講科目
履修基準年度
日本人学生 および
日本語を話す留学生
英語話者学生【注意事項(2)】
(English-based International Student)
3年
研究演習Ⅰ
④
Research SeminarⅠ
④
4年
研究演習Ⅱ
卒業論文
④
④
Research SeminarⅡ
Graduation Thesis
④
④
卒業必要
単位数
12単位
3 年次には「研究演習Ⅰ(または Research SeminarⅠ)」を履修し、興味のある事柄に
ついて研究を始め、教員の指導を受けて専門性を深めていきます。4 年次には「研究演習Ⅱ
(または Research SeminarⅡ)
」
「卒業論文(または Graduation Thesis)
」を履修し、研
究成果を論文にまとめていく過程で、研究調査・分析方法・論文の書き方などを身につけ、
最終的に論文を完成させることを目的とします。
上記のとおり 3 年次から「研究演習」の履修を開始するためには、2 年次のうちに所属ク
ラスを決定する必要があります。そのための説明をこの冊子で行いますので、熟読して手
続きを行ってください。
「研究演習科目」を履修するうえでの【注意事項】は以下のとおりです。
(1) 卒業に必要な単位(12単位)は、
「研究演習Ⅰ・研究演習Ⅱ・卒業論文」の組み
合わせか、
「Research SeminarⅠ・Research SeminarⅡ・Graduation Thesis」の組
み合わせで修得しなければなりません。また、それぞれの科目の担当教員も同一で
なければなりません。
(2) 「Research SeminarⅠ」
「Research SeminarⅡ」
「Graduation Thesis」は原則として
英語話者学生のみ履修可能な科目ですが、一般学生(日本人学生など)および日本
語を話す留学生が定められた基準を満たす場合にも履修を認める場合があります。
興味がある者は別途配布する「Research Seminar 選択案内」を参照してください。
2
(3) 「卒業論文」
「Graduation Thesis」では授業は実施しません。論文を提出し、論文
の評価を受けることにより合否が決定する科目です。論文作成の指導は「研究演習
Ⅱ(または Research SeminarⅡ)」で行います。
(4) 一旦所属した演習を変更することは認められません。ただし一度も授業に出席する
ことなく3年次の春学期を休学した場合、決定は無効となり再度選択手続から行う
ことになります。
(5) 研究演習の担当教員の専門分野と、コース選択は関連しません。例えば、米中関係
を研究したい学生が、
「北米研究コースを選択し、中国経済を専門とする先生のゼミ
に所属する」といったケース等がありえます。
2.選考・定員
前のページに記載したとおり、「少人数教育」が「研究演習」の重要な要素であるため、
各クラスには定員が設定されます。よって定員を超えたゼミでは選考が行われますが、原
則として選考は「選択届」によって行われます。ただし本冊子後半の「各クラスの紹介」
ページの「選考要件」欄に記載がある場合には、それも加味して行われます。選考は最終
的に所属決定者の人数が「定員から15名までの間」となるよう行われます。
選考が行われる以上、
「希望通りのゼミに決定しない場合がある」ことをご理解ください。
なお、
「定員」は「次年度に研究演習を履修する予定の学生数」を「開講される研究演習
のクラス数」で割った人数をベースに、多少の調整を加えて決定します。
ただし、關谷ゼミのみ定員は「5名」とします。
3.先修条件
3 年次から「研究演習Ⅰ」の履修を開始するためには、以下の条件を満たさなければなり
ません。
一般学生(日本人学生など)
日本語を話す留学生
英語話者学生
(English-based International Student)
□ 在学期間2年以上(4学期以上) ※休学期間は含まない
□ 第1外国語初級 8単位以上
□ 第2外国語初級 2単位以上
国際基礎科目
□ 第1類(入門的科目) 4単位以上
□ 第1外国語初級 8単位以上
(Japanese)
□ 第1外国語初級 8単位以上
(Japanese)
国際基礎科目
国際基礎科目
□ 第2類(基礎的科目) 8単位以上
□ 第2類(基礎的科目) 2単位以上
□ 第2類(基礎的科目) 2単位以上
□ 第3類(基礎演習科目) 4単位以上
□ 第3類(基礎演習科目) 4単位以上
□ 第3類(基礎演習科目) 4単位以上
□ 卒業必要単位に算入できる科目で、
上記以外に 6単位以上
□ 卒業必要単位に算入できる科目で、
上記以外に 18単位以上
□ 卒業必要単位に算入できる科目で、
上記以外に 18単位以上
□ 合計 32単位以上
3
4.
「研究演習」所属クラス決定までの流れ
2015 年度に 3 年生を(主な)対象として開講される「研究演習Ⅰ」の所属クラス決定手
続きは、2014 年度中に以下のような流れで行われます。
1.<案内冊子の熟読>
4 月に国際学部ウェブサイトにアップロードされる「研究演習Ⅰ概要と選択手続につい
て」をよく読む。
(PDF ファイルをダウンロードして入手する)
2.<説明会出席(春)>
希望する教員の研究演習説明会(5 月下旬から 6 月にかけて実施)に出席し、演習の内容
を理解する。
(いつ、どこで説明会が行われるかは、5 月上旬に掲示。秋学期に留学する学生は必ずこ
の時期の説明会に出席すること。)
3.<説明会出席(秋)>
希望する教員の研究演習説明会(9 月下旬から 10 月にかけて実施)に出席し、演習の内
容を理解する。
(いつ、どこで説明会が行われるかは、9 月中旬に掲示。春学期に留学していた学生は必
ずこの時期の説明会に出席すること。
)
4.<選択届の提出①>
11 月 4 日(水)から 10 日(火)16:50 までに、第 1 志望研究演習を記した「研究演習Ⅰ選択
届」を国際学部事務室に提出する。当該期間に留学中の学生はメール添付にて提出する。
(留学中の学生は以下の提出物に関しては全てメール添付にて提出)
5.<選考①>
11 月 13 日(金)から 11 月 30 日(月)の間に、志望学生数が定員を超えているクラスの教員
は選考を実施する。志望学生数が定員以下のクラスは全員を受け入れる。
なお、原則として選考は書類選考であるが、クラスによってはこの期間に面接等の選考
が実施される場合がある。
「研究演習Ⅰ概要と選択手続について」を確認のうえ各教員から
の連絡に注意すること。
6.<選考①結果公表>
12 月 3 日(木)9:00 に、選考①の結果を掲示板および教学ウェブサービスの「お知らせ」
にて公表する。
【備考】
:この時点で所属が決定した学生は「11.最終選考結果の公表」まで手続きは
ありません。
7.<選択届の提出②(未決定学生のみ)>
12 月 3 日(木)から 9 日(水)16:50 までに、所属未決定学生のみ、複数の志望クラスを記
した「研究演習Ⅰ選択届」を国際学部事務室に提出する。
4
8.<選考②>
12 月 11 日(金)から 23 日(水)の間に、各教員が書類による選考を実施する。
9.<選考②結果公表>
1 月 8 日(金)9:00 に、選考②の結果を掲示板・教学ウェブサービスの「お知らせ」にて
公表する。
【備考】
:この時点で所属が決定した学生は「11.最終選考結果の公表」まで手続きは
ありません。
10.<所属未決定学生への対応>
1 月上旬から 1 月中旬に、この時点での所属未決定学生の対応を行う。
11.<最終所属決定の公表>
3 月上旬に、研究演習の最終所属決定を掲示板にて公表する
【備考】
:先修条件をクリアした学生のみを研究演習の所属決定者とする。
5
5.
「研究演習Ⅰ選択届」の記入・提出
スケジュール「4.
」に記載のとおり、選択に際しては「研究演習Ⅰ選択届」を国際学
部事務室に提出する必要があります。ゼミ担当教員が選考に際して使用する最も重要な
資料であるため、明確かつ詳細に記入してください。
「研究演習Ⅰ選択届」は、この冊子と一緒に国際学部ホームページに掲載しています
のでダウンロードして使用してください。
記入に際しては以下の点に注意してください。
・ 「研究演習Ⅰ選択届」の記入を始める前に、「自分の伝えたいことは何か」を確認し
てください。
・ その確認が終わったら、まずは下書きをします。下書きが完成したら、自分が読み手
(先生)になったつもりで読んでみて、誤字・脱字はないか、言葉の選び方は間違っ
ていないか、読みやすいか(あまりに小さな字、薄い字、乱筆になっていないかとい
う視覚的な読みやすさのほか、「文章としてまとまりがあるか」という読みやすさの
両方の意味を含んでいます)
、自分の言いたいことが伝わるか、などを考えてみてく
ださい。
・ この過程を経て、内容を十分に精査したうえで、提出用の「研究演習Ⅰ選択届」をペ
ン(黒)書きにて作成してください。
・ 文章を通して、自分の考えや思いを相手に正確に伝えることは意外と難しいものです。
その点を理解したうえで、まとまりのある、読みやすい「研究演習Ⅰ選択届」の作成
を心がけてください。
6
6.各クラスの紹介
次ページ以降の「各クラスの紹介」には以下の事項について記載されています。
担当者
:クラスを担当する教員の氏名
⇒50 音順で掲載しています。
研究演習のテーマ :研究演習で取り扱うテーマ
研究演習の内容
:研究演習での学習および教員が指導する具体的な内容
卒業論文の使用言語:卒業論文作成にあたり使用できる言語
⇒卒業論文を記述するにあたり使用可能な言語に関する説明です。
なお「研究演習Ⅰ・Ⅱ」の授業内では日本語が用いられます。
選考要件
:「選択届」以外に選考において参考にすること、および選考に
おいて必ず行っていただくこと
志望者への伝達事項:当該クラスを希望する学生への要望および伝達事項
これらをふまえて次ページ以降の「各クラスの紹介」を確認し、
興味のある先生の説明会に参加して説明を受けたうえで、
11 月の提出に向けて「研究演習Ⅰ選択届」を準備してください。
【注意事項】
現時点でゼミの内容が記載されていないクラスについては、原則として
「説明会にてゼミの内容、選考要件等を確認」するようにしてください。
(一部のクラスについては後日国際学部ホームページにクラス紹介が掲載
される場合があるので定期的にホームページを確認してください。)
7
伊藤
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
正一
中国経済の理解と分析
研究演習 I の目的は、簡単な開発経済学を学び、次に、中国の様々な側面
について学び、その後中国経済についての学習を通じて、理解を深める
ことです。
研究演習 II の目的は、ゼミのメンバーが、各々卒業論文のテーマを選び、
卒業論文作成のために、何度かの中間報告を行い、卒業論文の作成を通
じて、中国経済の理解を深め、分析力を養うことです。
以上のような目的のために、2016年度春学期の初めに、簡単な開発
経済学の教科書を用い、後の中国経済の理解のための基礎を学びます。
次に、様々な観点から、ゼミ生に中国経済について報告してもらい、互
いに中国経済についての理解を深めます。秋学期は、中国経済について
のグループ発表の準備を通じて、理解を一層深めます。できれば、秋学
期に、希望者とともに、国立シンガポール大学の学生と英語による発表
形式による討論交流会をするためにシンガポールに行くことを企画した
いと考えています。2016年度の最後には、中国経済で報告したこと
をまとめ、レポートを作成してもらいます。
2017年度は、各自が中国経済を中心に経済に関する卒業論文のテー
マを選び、それに向けて、学習・分析し、何度か中間報告を行い、卒業
論文を作成してもらいます。
日本語
面接を実施します。留学などの理由で、面接を実施できない場合、メー
ルでの応答を行います。
アジア、中国に関心のあることを期待します。
研究演習 I になるまでに、ワード、エクセル、パワーポイントを充分に使
えるようにしてください。
研究演習 I 秋学期にシンガポールに行くことを希望する場合、別途その目
的で、英語での発表の練習を含め、勉強会をすることになります。
8
井口治夫
担当者
研究演習の
テーマ
アメリカ合衆国の政治と外交
本ゼミは、アメリカ合衆国の社会も学びながら同国の政治、外交ある
いは同国の政治・外交と密接に関わる同国の社会を題材とする卒量論文
の執筆を目指すゼミです。ゼミ生は、読んだ文献を批判的に分析・検証
する能力を身につけてもらうことを目指します。
研究演習 I では、日米関係を含むアメリカ合衆国の政治と外交に関する
文献を読み進めて行き、この分野の知識を蓄積していきます。文献は日
本語のものを中心に読んでいきますが、英語の文献も取り扱うことがあ
ります。本ゼミではゼミ生が文献を読み、簡潔にまとめてゼミで発表す
る予定です。本ゼミを通じて多角的な視点を得ること、また、情報収集、
研究演習の
内容
要約、発表、討論などのスキルを磨くことを目指します。研究演習Ⅰで
は、グループによるテーマ研究及びプレゼンテーション演習などを行い、
論理的に説明できる能力を高めていきます。3 年次にはグループによるテ
ーマ研究を行う予定です。こうした知的作業を通じて、ゼミ生各自は、
自分なりのアメリカ合衆国の政治、外交あるいはこれらと密接に関わる
同国の社会を題材とする卒論の切り口を発見してもらうように指導しま
す。
研究演習 II では、ゼミ生各自が各々の卒業論文のテーマを選び、卒論
テーマとそれに利用する複数の文献に関する報告を行います。ゼミ生は、
発表のさい行われるゼミ生同士の討論を通じて分析力を高めていき、ま
卒論の
使用言語
選考要件
た、報告されたテーマに関する理解を深めて行きます。
9 月に1泊 2 日のゼミ合宿を行う予定です。
日本語。ただし事情に応じて英語を可とすることを検討します。
選択届けとともに提出される志望理由書には、志望理由、ゼミでやりた
いこと、将来進路、他にアピールしたいことを書き添えてください。
能力的に問題がなければ英語の文献も読んでいただきます。読書が好き
な方は大歓迎です。ゼミ生の要望などを勘案して学外からのゲスト・ス
ピーカーを招いたりするなどの企画を考えます。
志望者への
伝達事項
9
李 恩子 Lee Eun Ja
担当者
研究演習の
テーマ
ジェンダー、エスニシティ、ポストコロニアル批評
本演習は上記のキーワードを中心に現代社会、そして私たちを取り巻く
日常世界を読み取るための理論と Critical thinking の方法を学ぶ。
民族やエスニシティという概念は近代に構築されたものである。それら
の分析概念を理解し議論するなかで、何故社会は男女の性差によって役
割が違うのだろうか?何故それぞれの民族間で文化的差異など互いを認
め合うことがむずかしいのだろうかなどの問いの答え共に考え探る。
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
日韓関係はもちろんのこと、19 世紀 20 世紀は世界の多くが植民地/被植
民地と分かれていたが、21 世紀に入ってもその関係性の諸問題に起因す
るレガシーは続いている。たとえば、言語を始めてとする文化、思考回
路、価値観、規範などなど、それらをクリティカルに読み解くことがポ
ストコロニアル批評であるがその視座から学生たちの関心のあるテーマ
に取り組む。
日本語
すべてのことに疑問を持っている人、知的好奇心と人生に対する葛藤と
情熱を感じている人。
志望者への
伝達事項
10
担当者
于康
研究演習の
テーマ
言語コミュニケーションにおける言語と文化、言語と人間関係、言語と政
治、言語と外交との関わり、または、日本語教育に関わる日本語や日本語
の誤用に関する実証的研究
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
言葉は民族文化や地域文化に根ざすもので、民族文化や地域文化の鏡でも
あります。文化が発達すれば、その文化は言葉に投射されますが、文化が
衰退すればその文化は言葉から消えてしまうのです。一方、話し手はこと
ばの表現を選択する際に、恣意的ではなく、民族文化や地域文化を踏まえ
た上で、同時に人間関係や政治、外交などの傾向性を持たせるのです。そ
の目に見えない傾向性をことばの表現から見いだして明らかにし、文化、
人間関係、政治、外交などの動向を見極めることがこの研究演習の研究課
題の一つです。
外国人を対象とする日本語教育は国の政策として非常に重要視されてい
ます。外国人を対象にして、いかにして日本語を教えるかという課題を考
える前に、日本語の誤用から外国人が容易に習得できる日本語となかなか
習得できない日本語における学習難易度を見いだして明らかにしなけれ
ばなりません。外国語母語話者、特に中国語母語話者の日本語学習者に見
られる日本語の誤用を中心に、日本語学の見地から誤用のプロセスとメカ
ニズムを明らかにするのがこの研究演習のもう一つの課題です。
具体的な内容は、おおよそ次の通りです。
①言語データの収集方法の習得
②言語データの処理方法の習得
③言語統計の方法の修得
④分析に役立つ理論や方法を同時に学習し、それを用いてこれまで集めて
きたデータを分析し、その結果をゼミにて発表して、オリジナリティを持
つ卒論にまとめる。
日本語
言語と文化、または、日本語教育に関心のある方で、日本語の正誤判断が
できる高度な日本語の運用力を有する方ならどなたでも大歓迎です。
志望者への
伝達事項
11
王
担当者
研究演習の
テーマ
昱
ア ジ ア 企 業 の 比 較 分 析
研究演習 I の前期では、企業経営と財務会計の基礎知識を学びます。
後期では、日本の企業事例を用いて、企業分析の方法(主に財務諸表に
よる分析)を習得した上で、アジアの上場企業の事例に対して、日本企
業との比較分析を行います。最後に、上場企業に関する分析レポートを
作成してもらいます。
この演習での学習を通じて、アジア企業の経営活動や財務諸表への理解
を深めることを目的とします。
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
研究演習 II では、ゼミ生各自で卒業論文のテーマを選定してもらい、演
習Ⅰで習得した分析方法を活かしながら、卒業論文を完成します。中間
発表と最終発表を行います。
卒業論文を書くことによって、経営及び会計の知識を用いて企業の現状
分析と今後の展望ができるような能力を身に付けてほしいです。
ゼミ学習の一環として、企業見学や他大学との合同ゼミなどを行う予定
です。
日本語・英語
成績を出願時に考慮すること。
選考要件
志望者への
伝達事項
場合によって、面接を実施すること(面接日時は研究室のドアに貼り出
す)
。また、メールでの応答を必要とすること。
経営学・会計学などの関連科目の単位修得が望ましいです。
英語、中国語の参考資料を使用することもあります。
各企業の財務諸表における比較分析を通じて、企業の経営活動及び今後
の展開に対して自分の見解を持ってほしいです。
12
木本
担当者
圭一
研究演習の
テーマ
企業分析とビジネスプラン
研究演習の
内容
「会計をツールとして実践的に使いこなせるよう楽しく学ぶ」が研究演
習(特に3年次の研究演習Ⅰ)の基本方針です。そのためにフィールド
ワークを通じて学んでいきます。昨年,一昨年と「関学・日本酒振興プ
ロジェクト」の実践を通じて,会計学の他,マーケティングも学んでき
ました。実践を通じた技法修得はかなり効果的でした。
さらに,研究演習Ⅰでは,日本および主要国の上場企業のアニュアル
リポートや財務データベースを題材にして企業分析を行います。国際会
計基準の適用によって,各国の財務諸表は比較可能になってきています。
企業分析の中心となるのは会計情報ですが,各国の文化・経済・情勢な
ども分析の視野に入れながら進めていきます。
また,ビジネスを深く考察し会計を駆使するための題材として,ビジ
ネスプラン作成も行います。関学あるいはいくつかの団体・大学でビジ
ネスプランコンテストが実施されていますので,それに応募することを
通じて成果を確認します。ビジネスプランを作成する際には,経営戦略
の考え方が重要となってきます。それにも興味を持って臨んでください。
研究演習Ⅱでは,それらのテーマあるいは関連する領域で,各自が卒
業論文を作成していくための演習(発表,質疑応答,指導)を行います。
卒業論文の対象範囲は,指定した領域に掛かっておれば,会計学のみの
研究アプローチで執筆しなくてもかまいません。たとえば,企業公開情
報に見る文化比較なども対象としても良いと思います。
卒論の
使用言語
日本語
選考要件
個別面談。留学中で直接面談できない場合は Skype などを用います。
志望者への
伝達事項
私は,研究演習を単なる授業科目とは考えていません。研究演習いわ
ゆるゼミは,教室内外の諸活動(合宿やゼミコンあるいはフィールドワ
ークや海外でのゼミ研修旅行など)を通じて,色々なテーマを論じなが
ら,ゼミ生とゼミ生,ゼミ生とゼミ教員が交流を深め,生涯にわたって
続くような友人作りができるような場だと考えています。
本ゼミに応募するに当たり,会計関連科目の内容を修得していること
が望ましいですが,必須ではありません。学びたいという熱意と修得し
ようとする努力を持てるのであれば,応募ください。
13
櫻田大造
担当者
研 究 演 習 テ 北米地域研究(カナダ、アメリカの政治、外交、社会)
ーマ
研究演習の
内容
対象は広義のアメリカ・カナダの政治・外交・社会の研究ですが、日本との比較
や、日本への教訓のような感じでテーマをとらえてもらってもOKです。また、ゼ
ミの時間にビブリオバトルも実施して、チャンプ本なども決めていきますので、読
書好きな学生にはよいゼミとなるでしょう。3年次の春学期では、まずカナダ・ア
メリカについての基礎的テキストを輪読し、討論していきます。そして夏休み中に
秋学期発表用のテーマを決めて、自分なりに基礎的リサーチを終えてから、3年秋
学期にはリサーチテーマを各自が発表し、討論し合い、学術的なゼミ論文にまとめ
ます。そのために、3年次(2015年)9月には1泊2日のゼミ合宿を実施いた
します。さらに、毎年11月頃には、櫻田ゼミOB・OG会を開催し、社会人とし
て活躍している法学部政治学科と国際学部出身のKGの先輩たちから、仕事の話を
聞きます。そのようなタテの関係を重視する櫻田ゼミでは、リサーチや発表の仕方
のみならず、就活などについても大学の先輩から色々と情報を得て下さい。
4年次では各自のリサーチと学術的な卒論完成を目指しますが、やはり9月に今
度は国際学部3年生の後輩諸君と1泊2日のゼミ合宿を実施する予定です。
卒論言語
日本語
志望者への
伝達事項
英語が得意で本を読むのが大好きな学生大歓迎です。能力的にOKなら、英語文
献も読んだりして貰います。ゼミ担当教員の国際学部での講義(「比較対外関係論」
など)も可能でしたら、とってみてください。
ゲストスピーカーなどもゼミに積極的に呼びたいものです。ゼミ中は禁煙できる
学生で、積極的に活動に参加できる学生にとっては、楽しいゼミになります。
就活についても、これまでのゼミ担当教員やOB・OGの実績を活かしてできる
だけ指導していきます。過去の主な就職実績(法含む):JR東海、JALとAN
AのCA,ANA スカイパル、森永製菓、兵庫県庁、JTB、神戸製鋼、消防士、
国家公務員2種(法務省)
、関西電力、NTT西日本、GREE、野村證券、三菱東京
UFJ銀行、東京海上日動火災、日本ゼオン、ダイハツ、日本特殊陶業、損保ジャ
パン。国際学部では、関西学院職員、カシオ計算機、日本ガイシ、日立建機、DIC、
日本生命、東レ・メディカル、日立物流、IHI、しまむら、阪急阪神百貨店、シン
ガポール航空 CA、などの先輩がおります。
■選考用件:志望理由書などをもとにやる気やゼミ内容と研究したい内容のマッチング度
などを加味して選考します。また、選択届けとともに提出してもらう志望理由書には、
志望理由、ゼミでやりたいこと、将来進路、他にアピールしたいこととおすすめの 1 冊
の本とその理由を書き添えて下さい。
14
重政
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
公一
「国際政治と ASEAN(東南アジア諸国連合)からみる国際社会」
「知的に楽しく」がこの研究演習のモットーです。これから2年間を一
緒に過ごす演習メンバーと‘信頼醸成’
(←これが ASEAN の昔からのテ
ーマです!)をはかり、勉強するときにはとことん、楽しむときには心
ゆくまで楽しみ、全員で演習活動を充実させていきましょう。
研究演習 I では ASEAN に関する基礎的なことから始めていきます。今
年中に ASEAN 共同体(経済)をつくる過程を成立から発展まで演習で
学習していきます。後2つの政治・安全保障と社会・文化共同体も含め
て ASEAN を設立したのはエリート層ですが、今日の ASEAN は「市民」
の視点を抜きにしては語れません。多層な構造をみていくと、将来、き
っと縁があるかもしれないビジネスでも活かせる知識となります。
研究演習 II では卒論完成に必要なテーマ設定、資料収集、資料解読を通
じてセミナーメンバーの途中報告、それに対する質疑応答、コメントを
中心に進めていきます。週一回の全員が集まる全体の場以外にも、月に
一度は一人一人に個別指導も行い、キメ細かい指導を行います。
演習 I と II 共通ですが夏合宿も行いたいと思います。4年生になるとこ
の合宿では卒業論文の第一章までを発表してもらいます。昨年の演習活
動や合宿、遠征も含めて伝達事項をみてください。
日本語または英語
国際関係論関係の基礎科目、または英語での同様の科目を履修している
ことが望ましいが、要はやる気です。選考にあたっては以下の手続き踏
まえてください。1)メール、2)個別オフィス訪問、3)スカイプで
の面談。後は面談などで意欲とガッツを伝えてください。
履修を考えている学生は事前に上記の3つのなかから担当者と何かしら
のコンタクトをもってください。演習は3年次以降の学習にとても重要
ですからなるべく対応します。夏季休暇中に開催される国際学部の
ASEAN プロジェクトにできれば参加してください。
研修旅行:2015 年1月 26 日〜30 日クアラルンプール&マラッカ
夏合宿:9 月 13 日〜15 日小豆島に行きました。今年は広島です。
遠征 11 月 28 日〜30 日金沢大学でゼミ(と蟹)交流 合同:三宅ゼミと
南シナ海問題討議 レク:甲子園、関学サッカー応援、3年会、縦コン
15
志
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
甫
啓
(経済・経営領域:国際的な人の移動研究)
国際化する私たちの生活の場・学びの場・仕事の場
未知の問題に直面したとき、大学で学んだ者に相応しい思考と判断が
できるようになることが、本研究演習の最大の目標です。皆さんには、
各々が設定した課題に取り組み、それをゼミ全体として一つの大きなテ
ーマに総括する、そうした経験を通じて、卒業時には「問題を発見し、
調べ、自分の頭で考え、想いを込めてそれを書き、人に納得してもらえ
るよう伝える」ことのできる人間になってもらいたいと期待しています。
本研究演習が取り扱うのは「人の移動」という極めて学際的なテーマ
です。経済学・経営学のみならず、他のアプローチにも関心を払う必要
がありますが、国際学部の授業体系はそんな皆さんに最適な環境を提供
していると考えます。
研究演習Ⅰでは、人の移動を題材として、経済学の果たす役割と限界
を体感してもらい、データに慣れ親しみ、必要に応じて統計学を学ぶこ
ととします。その上で、人の移動が私たちの生活の場・学びの場・仕事
の場を国際化させていることの背景要因や課題、期待についての知識と
分析能力を身に付け、レポートをまとめます。
研究演習Ⅱでは、そのレポートを発展させて卒業論文に仕立てていき
ます。同時に、各自の卒業論文を編集してゼミとしての報告書を作成す
るという共同作業に取り組みます。
卒論の
使用言語
日本語または英語
選考要件
原則として「研究演習Ⅰ選択届」に記された志望理由等に基づきますが、
メールでの応答を必要とする場合があります。
志望者への
伝達事項
☆ ゼミを週一コマ開講される一般の授業と同様に考えないでください。
サブゼミや懇親会、合宿等を含め、ゼミの正規の授業時間以外にも主
体的に取り組む姿勢が求められます。傍観者的・フリーライダー的な
態度での参加は認めません。世の中に必要とされる関学卒業生を目指
し、自らを成長させたいという気持ちを持つことが大事です。
☆ 国際的あるいは国内における人の移動に関心のある学生はもちろん
のこと、漠然と(特に労働や雇用に関わる)経済・経営分野の勉強・
研究をしたいと思っている学生も歓迎します。また、ゼミを通して語
学力の向上に努めたいという学生を応援します。
16
杉山直人
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
キリスト教と日本の小説(家)
キリスト教とかかわった日本の作家について考え、彼らの小説を読み
ます。狭く特定の一作家に限定することは避けます。ですから例えば、
キリスト教を嫌った夏目漱石(1867~1916)の「キリスト教嫌
い」を考えてみる受講生も大歓迎します。それでも核になる作家は必要
でしょう。そこで現代作家では遠藤周作(1923~1996)
、そして
明治・大正からは有島武郎(1878~1923)を軸に採りあげてみ
ましょう。ふたりを選ぶのは明治維新以来の我が国のキリスト教信仰に
ついても考えることができるからです。遠藤が生まれた年に有島は亡く
なっています。これはもちろん偶然にすぎないのですが、有島の「キリ
スト教」解釈とその受容や、のちの離教は遠藤とは対照的です。
作家は誰もが個性的ではありますが、同時に時代の文化とのかかわり
のなかで作品を書きます。かれらは時間の産物でもあるのです。ですか
ら、ふたりの代表作を読むことで大きく言えば、日本社会の流れについ
ても考えることになるでしょう。
日本語のみ
なし
「卒論」ではどのようなテーマを扱ってもかまいません。文学である必
要さえありませんが、なるべくなら広く文化芸術関連のテーマを選びま
しょう。蛇足ですが、このゼミは国際学部でわたしが担当する最後の研
究演習Ⅰ、Ⅱとなります。ゼミ旅行はありません。
志望者への
伝達事項
17
關谷
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
武司
グローバル社会における国際貢献
本演習では、将来、外交官や国際機関職員、国際協力実践者・研究者
として国際社会に貢献するグローバル人材を育成することを目的とす
る。
グローバル化の進む社会において活躍できる人材とは、自国の文化や
歴史、教育を理解した上で異文化に対する積極的な姿勢を持ち、世界に
横たわる様々な問題に対応できる問題解決能力や論理的思考能力を有す
る者である。
研究演習Ⅰでは、開発途上国における開発問題、特に教育に関する問題
に焦点をあて、日本の近現代期の教育史についての文献を課題図書とし、
自主学習のプレゼンテーションとディスカッションを中心として学習を
進める。また、グループで合同調査研究を行い、発表する。
研究演習Ⅱでは、各人の研究テーマについて調査を進め、執筆原稿につ
いてのディスカッションを中心として学習を進める。特に優れた学生は
海外フィールド調査にも同行させる。
日本語、英語
面接を実施する。
面接前に、以下の書類を提出すること。

成績証明書

語学力証明書
課題が多く、演習時間外での自主学習に取り組めることが前提となる。
演習を選択するまでに「国際情報分析」、「教育開発論」、「プロジェク
トマネージメントⅠ」を受講していることが望ましい。
以下のような学生を歓迎する;
● 学習意欲が高く、日常的に研究室に出入りを希望する学生
● 「国際ボランティア」を目指す学生
● 外交官あるいは国際協力機関従事者、国際協力研究者等を志して大学
院進学を考える学生
18
田村
担当者
研究演習の
テーマ
和彦
ヨーロッパ圏の文化と社会
このゼミではヨーロッパ圏の文化と社会をとりあげます。担当者はドイ
ツ文学および思想の研究者ですが、ゼミでは広くヨーロッパ圏全体をと
りあつかい、その成り立ち、文化的な成果、近代化とグローバル化に果
たした役割、といった観点から、現代世界におけるヨーロッパの役割を
検証していきます。ヨーロッパがわが国の近代化に与えた大きな影響も
見落とせません。
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
ゼミでは 3 回生でヨーロッパ圏の歴史と現在について入門的な概説書
を輪読しながら、各自が発表を行い、個別テーマ設定のために予備的な
知識を得ます。知識だけでなく、歴史、文化、社会現象を考察・研究す
るための基礎的なリテラシーを各自の発表や共同作業を通して学んでい
きます。国や地域は特定しませんが、ヨーロッパ圏への強い関心と、文
献を読み解く根気が必要とされます。
3 回生の終わりまでにテーマを決め、4 回生では個別に卒業論文執筆の
指導をしていきます。
卒論執筆だけでなく、ヨーロッパ発のホットな情報を、映画や音楽の
視聴、展覧会、食事(クッキング実習)
、イヴェントへの参加などを通し
てゼミ生と共有するのもこのゼミの特色としたいと思います。
日本語または英語
選考要件
志望者への
伝達事項
本や資料を自分で探し、読む力を養っておいてほしい。また、外国の
事情や新聞の「国際面」への関心を高めておくこと。国際感覚とは、外
国の事情への熱い好奇心と、はりめぐらしたアンテナの感度であるとぼ
くは考えています。日常にあるさまざまな「疑問」や「不思議」を探求
する姿勢を養っておいてください。
英語以外にヨーロッパ系の言語のひとつ(ドイツ語、フランス語、ス
ペイン語、その他)を初級レベルで学習していることが望ましい。
19
長友
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
淳
グローバリゼーションと人・文化・社会
点から
―文化人類学的・社会学的視
研究演習Ⅰ・Ⅱではグローバル化という現象について、文化人類学的
および社会学的視点から研究します。柱は3つ設定しています。1点目
は移民や観光客など「国境を超える人の流れ」に関する研究、2点目は
国境を超えるメディアや文化、あるいは観光と文化の関係などの論点を
含む「文化の越境プロセス」に関する考察、3点目は国家とナショナリ
ズム、あるいは移民とローカル住民の相互作用などの論点を含む「グロ
ーバル化と社会の関係」に関する研究です。
研究演習Ⅰ(3年生)では上記の3点に関わる文献講読を行います。
各自担当分を学期中に1~2回発表し、理論的基礎を築きます。
研究演習Ⅱ(4年生)では上記3つの大テーマのいずれかに当てはま
る形で、より詳細な卒論テーマを各自設定し、調査を行った上で卒論執
筆を行います。定期的に進捗状況をゼミ内で発表する形で計画的な卒論
制作を行います。また4年次には、ゼミ合宿および卒論発表会を予定し
ています。
2年間を通して合宿や研修旅行等の各種行事を実施し、ゼミ生の人間
的なつながりも大切にした活発なゼミ運営を目指します。また、学生の
意向を聞きながらオーストラリアや島根県隠岐を候補地として研修旅行
も企画したいと考えています。
日本語。希望者のみ英語。
特になし
・ゼミは大学教育の根幹であり社会教育の場でもあるため、全回出席が
原則。ゼミの各種行事への積極的な参加も重要です。また、ディスカッ
ションにおける積極的な姿勢や発言を期待します。
・2年次までに「文化人類学基礎」を受講しておくことが望ましいです。
・選考に際して面談(
「面接」ではない)を実施予定。選考期間に留学予
定の学生は留学前に面談に来てください。
20
長谷
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
尚弥
応用言語学・英語教育
この研究演習のテーマは応用言語学(ここでは言語教育学とほぼ同義
に用いる)です。英語の教職免許取得を目指している学生、将来中学や
高校、大学の英語(外国語)教員を目指す学生、応用言語学の分野での
研究者を目指す学生はもちろんのこと、広く言語全般や言語教育、言語
学習に興味・関心を持つ学生を対象とします。
3 年次には、この分野の基本図書を輪読することで基本的な知識を身に
つけると同時に、受講生の興味・関心に応じてこれまで行われてきた主
な研究を概観します。また、研究手法に関する基本的な勉強も行います。
皆さんが各自の研究テーマ(卒業論文のテーマ)を見つける、あるいは
絞り込むことがこの時期の目標です。なお、各自のテーマに関しては、
比較的柔軟に考えたいと思います。
4 年次には、各自が自分の研究テーマに沿って研究を進めて行きます。
毎週のゼミは各学生の研究の進捗状況についての発表とそれを巡る議論
を中心に進められます。
研究を進めるにはゼミ生同士の有益な議論が必須です。そのためにも、
このゼミでは懇親会やゼミ合宿を行い、勉強すると同時に親睦の場とし
たいと思います。
日本語・英語
基本的には書類選考としますが、必要に応じて面接を実施することが
あります。
言語・言語学習・言語教育に興味のある人、みんなで楽しく、かつ真
剣に議論しながら研究を進めたいと考えている人を募集します。なお、
可能な限り、2 年生を終えるまでに「Introduction to Applied Linguistics」
を履修しておいてください。
【重要】在外研究のために、長谷は 2015 年 8 月より 2016 年 9 月初旬(予
定)までアメリカに滞在するため、研究演習Ⅰの前半(3 年生春学期)に
ついては、こちらが準備する課題を中心に自主的に研究を進めてもらう
予定です。詳しくは 6 月頃に開催される説明会にて話しますので、この
ゼミを希望する学生は必ず説明会に参加して下さい。また、質問等があ
る場合は長谷([email protected])までメールで連絡をとるようにし
て下さい。
21
平岩
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
俊司
朝鮮半島をめぐる国際関係
研究演習Ⅰの目的は、朝鮮半島に関連して発生する事象を見る視角を養
うことです。そのため、東アジアの国際政治の枠組みの中で朝鮮半島を
めぐる国際関係を考える訓練をする必要があります。朝鮮半島情勢は、
東アジアの国際政治状況、さらにはグローバルな国際政治状況の影響を
強くうけるからです。
研究演習Ⅱの目的は、ゼミのメンバーが、各々卒業論文のテーマを選び、
卒業論文作成のために、何度かの中間報告を行い、卒業論文の作成を通
じて、朝鮮半島をめぐる国際関係に理解を深め、分析力を養うことです。
以上のような目的のために、2016 年度春学期のはじめに、東アジアの国
際政治、朝鮮半島をめぐる国際関係についての基本書を用い、基礎知識
について学びます。その後、何人かのグループを作って、朝鮮半島をめ
ぐる国際関係について調査、分析を行い、報告、討論を行います。秋学
期は、東アジア国際政治、朝鮮半島情勢についてのさまざまな分野の専
門書を輪読、討論し、そうした機会を各自が自らの研究テーマを設定す
るための準備として活用してもらいます。2016 年度の最後には、自らの
研究テーマについてのレポートを作成してもらいます。
2017 年度は、各自が自らのテーマを確定し、それに従って卒業論文を作
成してもらいます。その過程で、何度か中間報告、他のゼミ生を含めて
の討論を行います。
日本語
できれば研究演習Ⅰを履修するまでに、朝鮮半島関連のみならず、東ア
ジア、国際政治に関連する科目を履修してください。それまでに履修が
済んでいない場合は、演習と併行して関連科目を履修してください。演
習の場では積極的に議論に参加してもらいたいと思います。
志望者への
伝達事項
22
平林孝裕
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
(1)キリスト教(宗教)から見る世界
(2)デンマークほかの北欧の文化・社会
研究演習の目的は、現代における文化・社会をキリスト教もしくは広
く宗教の観点から理解することです。また、北欧(なかでもデンマーク)
に関心がある場合、研究関心によって幅広く勉強することができます。
研究演習Ⅰでは、キリスト教・宗教の基本的理解を深め、現代文化に
おけるキリスト教・宗教(たとえば文学であったり映像文化であったり
します)の影響を解読することを試みます。また、現代におけるキリス
ト教・宗教が直面している諸課題、たとえば環境・生命倫理の問題、宗
教がもたらす暴力の問題、宗教間対立の問題を考えるための準備をしま
す。春学期に各人のテーマを絞ってゆき、秋学期に研究のための材料を
集める方法や研究する方法を学びます。
研究演習Ⅱでは、各自が選択した卒行論文のテーマにそって論文作成
にむけ、自分の力で調べて発表をしていきます。対象とする領域は、主
に欧米のプロテスタントのキリスト教が支配的な地域もしくは日本の近
現代が中心となります。必ずしもその地域の言語が既習であることを前
提としませんが、必要に応じてその能力を磨くことを求めます。春学期
中に論文にむけた方針を定めて執筆をすすめ、秋学期に文章を彫琢し卒
業論文にふさわしいものに仕上げていきます。
北欧についても同様にすすめますが、必要があれば、スカンジナビア
諸語の最低限の手ほどきも可能です。浅野・牧野・平林編『デンマーク
の歴史・文化・社会』〔創元社刊、2006 年〕を参照してください。
懇親の機会は、各学期に食事会をするところから始めたいと思います。
その他は皆さんと考えていくことにしましょう。
日本語のみ
選考要件
志望者への
伝達事項
新聞などの報道で、世界各地で宗教をめぐってどのような問題が起こ
っているか、普段から関心をもっておいてほしいと思います。あわせて、
しっかりと本を読む習慣をつけておいてください。思想的文書を読むに
せよ、文学を読むにせよ、問いをもって読むことが大切です。精読と速
読のいずれの力も大切です。
23
ブングシェ・ホルガー
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
ヨーロッパの高級商品産業:ファッション(アパレル)
、自動車、食料品、
サービスを中心に
本研究演習はヨーロッパにおける高級品産業と高級商品ブランド・メー
カーを研究する事に狙っている。
EU 委員会の企業と産業総局によると、ヨーロッパで生産されている高級
品は世界市場の 70%を占めている。ヨーロッパの高級品はファッション、
バック、靴などのアパレル商品、時計、高級車、ヨット、デザイン家具
そしてデザイナーブランドの家庭用品などの製造産業の商品である。そ
の 70%にホテル、レジャー、レストランなどのサービス産業のサービス
も、そして食料品産業の商品、すなわちヨーロッパで生産されているチ
ーズ、ワイン、シャンパン、ブランデー、ウィスキーなども含まれてい
る。
本研究演習は産業論、地域産業論、競争戦略論、国際企業経営論などの
理論に基づきヨーロッパの高級商品産業又は企業を研究し、ケーススタ
ディのアプローチにより分析する。
なぜヨーロッパの高級商品産業は強いか、ヨーロッパの高級商品産業は
どういう条件に基づくか、企業はどういう戦略を実施しているかという
テーマを研究するのは本研究演習の目標である。
日本語、英語
希望者の人数により「面接を実施する」
EU 政策、ヨーロッパの経済、産業と企業、又は国際企業経営論、競争戦
略論の授業を取ることをお勧めする。
外国語で書いた資料を読める外国語能力が望ましい
志望者への
伝達事項
24
丸楠
担当者
研究演習の
テーマ
恭一
世界の中の日本
研究演習 I の目的は大きく2つあります。その第一は、日本という存在を世界的
国際的文脈の中で理解する能力を養うことです。このために必要な文献を読み進
んでいきます。本ゼミで取り扱う文献のジャンルは、政治学、経済学、社会学、
歴史学などかなり広範な分野にわたりますが、特に戦後政治社会史に関する基礎
的理解を得ることに役立つ文献を含める予定です。文献の言語は日本語のものが
中心となりますが、英語文献を取り扱うこともあります。こうした文献の講読を
通じ、ゼミ生各自が自分なりの「日本を切る切り口」を発見し、それに関するデ
ィシプリンを自ら修得してもらうように指導します。
第二の目的は、第一の前提条件として、論理的に思考し他者を言語で説得する能
力を高めることです。これは、論文を書くにせよ、プレゼンを行うにせよ、その
基本となります。この目的に沿って、研究演習Ⅰでは、グループによるテーマ研
研究演習の
内容
究及びプレゼンテーション演習などを行います。
研究演習 II の目的は、ゼミ生各自が各々の卒業論文のテーマを選び、卒業論文作
成のために報告を行い、ゼミ生相互に議論を行うことを通じて各自の問題に関す
る理解を深め、分析力を養うことです。
こうした方針に沿って、3 年次にはまずグループによるテーマ研究を実施し、次
いで日本を学ぶために重要と思われる文献について、基本的なテキストを選定し
て適宜プリントで補いつつ、日本を理解する基本的な視座の醸成に努めます。テ
キスト講読に当たっては、テキスト評論の技法をきちんと身につけてもらうこと
を目指します。ゼミ生の問題関心や要望等を勘案し、学外における実習・演習を
行うことも考えています。また 4 年次は、現代日本に関する最近の著作を多読し
ていくとともに、各自の選択した卒業論文のテーマに向けての学習・分析を進め、
その報告を中心にゼミを運営していきます。
また、3,4 年合同による会合・合宿、他大学との交流等も積極的に実施していま
す。
卒論の
使用言語
日本語
選考要件
選考期間中に、選択届の内容を補足する質問をメールにより行うことがあります。
本演習は「日本」を主な課題として取り扱うことが多いですが、その問題意識の
背後には現代国際社会に関する理解が前提として存在しています。志望者は、そ
うした認識を共有する方であってほしいと思います。
志望者への
伝達事項
また、ゼミの性格上、ゼミ生各自が関心を持つ学問分野が多岐にわたる可能性が
高いと思われます。その際、自分自身のテーマにのみ関心を持つのではなく、ゼ
ミの他のメンバーの問題関心に対しても興味を持ってそれを理解しコメントしよ
うと努める学習姿勢を持つようにしていただきたいと思います。
真剣勝負の、活気ある、それでいて楽しいゼミにしたいと思います。
25
三宅
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
志望者への
伝達事項
康之
現代中国の政治と外交
・中華人民共和国をはじめとする「中華圏」の政治・外交に関するテー
マの卒論執筆を目指すゼミである。
・本ゼミでは次の3つの目標を設定する。
(1)卒論執筆に必要な知識を蓄積すること
(2)多角的、学際的な視点を得ること
(3)情報収集、要約、発表、討論などのスキルを磨くこと
・具体的には、次のような作業を行う。
(1)受講者は、関心のあるテーマについての基礎的な文献を複数読み
こみ、簡潔にまとめてゼミ発表する。
(2)年度に1度ないし2度、他大学とのゼミ交流を行う(現時点では
慶應義塾大学、立教大学などを予定)
。ゼミ交流の際には、ゼミ旅行・合
宿も行うことになる。
(3)学内においても、受講生のテーマに応じて、総合政策学部の中国
外交・安全保障ゼミ、国際学部の中国経済あるいは日本、朝鮮半島、オ
セアニア、北米の政治・外交ゼミなど、隣接分野のゼミと合同ゼミ、卒
論研究発表会を行いたい。
原則日本語だが、英語も事情に応じて可とする。
・
「現代中国史」
、
「中国の政治と外交」をすでに受講しているか、並行し
て受講することが望ましい。
・その他、政治学、国際関係論 and/or 中国経済に関する講義などを、で
きれば複数履修していることが望ましい。
・中国語習得・履修はゼミ履修の必要条件ではないので、他言語選択者
でも遠慮せずに参加されたい。
・最終的な卒論執筆に当たっては日本語、英語、中国語などのうち、最
低2言語の文献を使用することが期待される。
26
宮田
担当者
由紀夫
アメリカ経済の研究
研究演習の
テーマ
アメリカのミクロ経済・マクロ経済を勉強します。
3 年生の春学期はアメリカの産業・政策全般について日本語テキストの輪
読をします。その後で、特定の産業についての英語文献を輪読します。
秋学期はアメリカの航空宇宙産業についての日本語のテキストを輪読し
ます。その後でアメリカの産業発展についての英語で書かれたテキスト
のコピーを輪読します。
どのくらいの頻度で発表が回ってくるかは履修者数によります。
3 年生の終わりまでに卒論の仮テーマを決めて、4 年生になったら卒論執
筆をします。
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
アメリカ経済に関することならば、何でも研究テーマにしてかまいませ
ん。映画、音楽、スポーツで卒論を書くことはできませんが、映像産業、
音楽産業、スポーツ産業ならば研究対象にできます。
日本語・英語
い)
(英語の場合は 4 年生の 4 月に宮田から許可を得てくださ
書類選考
経済学の科目を履修することは先修条件ではありませんが、上記のミク
ロ経済とマクロ経済の意味がわからなかったら自分で調べてください。
経済学の知識は事前には不要です。ゼミを通して説明します。ただ、英
語の文献も読むので、英語は嫌いや苦手でないほうが、ゼミを楽しめる
と思います。
27
担当者
研究演習の
テーマ
山本雅代
バイリンガリズム
バイリンガリズムを「2つの言語と関わること」と大きく定義するな
ら、私たちはあらゆるところに多様な姿のバイリンガリズムを見いだす
ことができますが、本演習の目的は、このバイリンガリズムについて、
学生が広い視野と深い洞察力を以て考察、理解を進めることです。
学生は、2つの言語と関わる種々の事象の中から、各自の興味関心に
応じてテーマを選定し、それについて研究を行います。
バイリンガリズムの研究テーマは種々考えられますが、
「個人レベル」
のものと「社会レベル」のものとに大別できます。前者なら、たとえば
2つの言語を習得することで、我々はどのような影響を受けるだろうか
研究演習の
内容
(具体例、生まれた時から2つの言語を習得した人は、2つの言語をど
のように使い分けているのだろうか)、後者なら、バイリンガリズムに
よって、我々が暮らす社会や世界は一体どのような影響を受けるだろう
か(具体例、日本で、英語を社内で使う言語に設定する会社が増えると、
日本語は一体どうなっていくだろうか)などの例が考えられます。その
他、個人と社会の両レベルにまたがるようなものもあるでしょう。
演習Ⅰでは、各自のテーマに関連する文献を読み、知識を蓄える一方、
研究方法論を学び、必要に応じてデータの収集を始めます。演習Ⅱでは
調査の結果を整理し、考察を進め、卒業論文としてまとめます。
なお、ゼミの一環として、立命館大学、京都産業大学、大阪市立大学、
立教大学など他大学の研究ゼミ(学部・大学院)と合同ゼミ(年 2 回の
予定)も実施します。
卒論の
使用言語
日本語・英語
必要に応じて、成績を考慮したり、面接を実施したりすることもあり
選考要件
ます(選択届には、必ず、連絡のつきやすいメールアドレスを正確に記
載して下さい)
1年次開講科目の「社会言語学基礎」、2 年次開講科目の「バイリンガ
リズム」
、
「グローバル化と言語」のいずれかを(先修条件ではありませ
んが)受講しておいてください。また、学生には学習成果や研究の進捗
志望者への
伝達事項
をプレゼンテーション・ツール(パワーポイントやキーノートなど)を
用いて発表することを課しますので、それらのツールが使いこなせるよ
うにしておいて下さい。
ゼミ生には、各年度最低 1 回は、合同ゼミに参加することを必須とし
ます。合同ゼミでは研究発表も積極的に行って下さい。
28
尹
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
盛熙
韓国・日本の言語と文化の理解
異文化理解の視点から、韓国の言語や文化などに焦点を合わせて理解
を深め、それを基に自分自身のテーマを見つけることを目指す。
コミュニケーションの道具である「ことば」は、社会の様々な面と密
接に関わり合っているため、ある社会を理解する上で非常に有効な切り
口となる。このゼミでは、主に韓国を具体例として、そのことばと文化
を題材に、日本語とは異なる言語の現象やそれに関わる文化背景を考察
し、日本語の場合と比べたり、そこで分かったことを通訳・翻訳、外国
語教育などの応用分野に活用することなどについて考える。
研究演習Ⅰでは、参考文献・論文などを輪読・討論し、様々な言語学
の知識に触れるとともに、文化社会的な背景や異文化コミュニケーショ
ンの基礎などについて学びつつ、言語研究の手法及びリサーチ・論文作
成の訓練を行う。すべての参加者には、文献を読んでレジュメを作成し、
その内容を要約発表することが求められる。
研究演習Ⅱでは、各自が興味を持つ分野のリサーチを進め、自分の課
題を浮き彫りにさせ、卒業論文のテーマ選定につなげることを目指す。
テーマに合わせた研究手法と論文作成の訓練が中心内容となる。参加者
は韓国・日本の言語現象、それに関わる文化・社会現象などにおいて具
体的なテーマを一つ選び、リサーチを進め、経過を発表することになる。
日本語のみ
選考が発生する場合、関学のメールアドレス宛にメールで個別に告知す
る。
・基本的に「言語」に高い関心のある人を対象とする。
・言語学関連の授業は、できるだけ履修しておくこと。
・テーマによっては、具体的な言語データの収集と観察を行う場合があ
る。その際に必要となる Word や Power Point、Excel などの基本的なソ
フトの使い方に慣れておくこと。また、課題提出や授業連絡などはルナ
で行うので、使い方に慣れておくこと。
・欠席・遅刻及び発表の無断欠席や課題の未提出などの不誠実な態度に
は極めて厳しく対応するので、そのつもりで参加すること。
29
吉村祥子
担当者
研究演習の
テーマ
研究演習の
内容
卒論の
使用言語
選考要件
志望者への
伝達事項
国際法の諸課題(2016年度前期)/国際制度の諸課題(2016年度
後期)
研究演習 I においては、今日の国際社会を規律する国際法の概要と、諸課
題について学修します。国際法の総論・各論双方について、テキストの輪
読及びディスカッションを通じ、国際社会の諸課題に対して国際法がどの
ようになっているのかを学修します。
また、後期は、国連などの公的な国際制度における諸課題について、文献
の輪読やディスカッションを通じて学修すると同時に、
可能であれば模擬
国連などの体験型学修を取り入れることを考えています。このため、公的
な国際制度に関する文献購読や研究報告を行って基礎的な理解を深める
と同時に、模擬国連などを行う場合には、国連公式文書(英語等)を読ん
で、
実際に国際機構の場で各国がどのような立場を取ったか調べることが
必要になります。
研究演習 II においては、新聞記事や論文などを用いて、近年の出来事に
関連する国際法・国際制度の諸課題について研究する予定です。そして、
各自が国際法あるいは国際制度に関連する卒業論文のテーマを選び、
研究
報告などを行った後、卒業論文を作成してもらいます。
日本語または英語
提出された書類に基づき選考します。
大学において、
国際法や国際制度論を自分の専門としてしっかり勉強した
いと考えている学生が望ましいです。
可能であれば、ゼミに関連する科目を履修することが望ましいです(必須
ではありません)
。授業に際してはしっかり勉強し、授業時間中は積極的
に討論などに参加してください。
よく学び、よく人生を楽しむ、意欲的な学生を希望します。学生より希望
があれば、他大学との合同ゼミや、ゼミ合宿などのイベント開催なども可
能です。
E メールで研究演習選択届を担当教員宛に提出することが必要な場合、吉
村の演習選択届専用メールアドレス:[email protected] に
提出して下さい。
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