ABINC認証と 江⼾のみどり復活事業への 取り組み事例 〜三井住友海上 駿河台ビル/駿河台新館〜 2015年2⽉24⽇ 三井住友海上⽕災保険株式会社 株式会社インターリスク総研 三井住友海上 本社ビルの概要 駿河台新館 駿河台ビル 三井住友海上本社ビルとして2012年2⽉ に竣⼯ z 敷地⾯積 5,417㎡ 屋上緑化⾯積 129㎡ 壁⾯緑化⾯積 512㎡ 地上部の緑地⾯積 1,020㎡ z 緑地率 z z z 30.7% 緑地⾯積合計 7,243㎡ 旧⼤正海上本社ビルとして1984年3⽉ に竣⼯ z 敷地⾯積 11,970㎡ 屋上緑化⾯積 2,380㎡ 壁⾯緑化⾯積 102㎡ 地上部の緑地⾯積 3,101㎡ z 緑地率 z 全体の緑地率 41.7% z z 46.6% 屋上庭園 ECOM駿河台 Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 2 全体計画 緑地にかかわる経緯 駿河台新館 駿河台ビル 1984年 ⼤正海上本社ビル(現 三井住友海上駿河台ビル)竣⼯ 1993年 都市景観賞受賞(千代⽥区⻑) 2001年 緑化功労賞受賞(国⼟交通⼤⾂) 2002年 関係部署横断プロジェクト「駿河台緑地PT」が発⾜ 2003年 屋上菜園を公開 2004年 屋上緑化⼤賞受賞(環境⼤⾂賞) 2005年 SEGES(都市緑化基⾦)でExcellent Stage 3 認定 2007年 駿河台地区における再開発計画の検討を開始 2008年 東京都の都市再⽣特別地区に指定 2011年 2012年 駿河台新館竣⼯ 2013年 2014年 いきもの共⽣事業所®都市・SC版 認証取得 2014年 2014年 東京都「江⼾のみどり復活事業」に採択 Copyright 2015 SEGES初の最⾼ランクSuperlative Stage に認定 再開発に伴う植栽改修が完了、屋上庭園公開 緑の都市賞受賞(都市緑化機構会⻑賞) InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 3 緑地マネジメントの体制 駿河台緑地PT (2003年から毎⽉開催) 三井住友海上 不動産部 不動産チーム 【統括】 緑地保守連絡会議(隔⽉開催) 三井住友海上 総務部 地球環境・社会貢献室 【環境コミュニケーション】 インターリスク総研 事業RM部 環境グループ 【PT運営、調査・分析、 モニタリング】 MS&ADビジネスサポート 不動産事業本部 駿河台事業所 【植栽管理】 住友林業緑化 三井住友海上 広報部 広報チーム 【広報】 かたばみ興業 イビデングリーンテック ⼤和リース Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 4 緑地のコンセプト 神⽥駿河台 エコロジカルネットワーク構想(2008年〜) 近隣の緑地間を結ぶ中継地とし、都市化によって 分断された⽣態系のネットワークを構築。 誘致⽬標種の⽣活史を考慮し、既存樹を 活かしながら、⽣物多様性に配慮した緑地へ。 緑地のゾーニング図 コゲラを想定したネットワーク図 Copyright 2015 コゲラ ヤマガラ アカハラ モズ シメ イカル ルリビタキ アオジ 誘致⽬標種(8種のうち3種が緑地改修後に⾶来) InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 5 地域との環境コミュニケーション ECOM駿河台を拠点とした活動を展開 屋上庭園の⼀般開放(2013年〜) 屋上菜園の貸し出し(2003年〜) 環境コミュニケーションスペース「ECOM駿河台」(2012年〜) 屋上への⽥んぼ設置 (2013年〜) 夏休み親⼦環境教室(2005年〜) 市⺠環境講座(2005年〜) Copyright 2015 多様な公開イベントの開催 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 6 ⽣物多様性への配慮 ⽣物多様性緑化のための樹⽊・植栽選定基準③ 「樹⽊は、薬剤による病害⾍防除が不要な樹種、アレジーフリーの樹種、 ⾃⽣種、野⿃が採餌・営巣のために好む樹種、とする。」 階層構造の創出 街路樹の複列植栽 年間を通した開花による蜜源の確保 (437㎡の⼤規模壁⾯緑化) (粗放管理エリア) レインガーデン (屋上ビオトープ) (在来種緑化) バードサンクチュアリ 壁⾯緑化への挑戦 Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 7 在来種⽐率と害⾍管理⼯数(江⼾のみどり復活事業) 緑:在来種⽐率(濃緑:東京都在来種選定ガイドライン掲載種、⻩緑:東京都内の⾃⽣種) ⾚:害⾍管理⼯数割合(対ゾーン管理⼯数) ⻘:中⾼⽊の多様度指数(Shannon-WienerのH’) 新館外周 ECOM前庭 本館北側 屋上庭園 本館前庭 本館⻄側 本館南側 従来のカメラ ※駿河台ビル・駿河台新館 ⾼中⽊台帳および管理⽇報をもとに分析 新たに設置したカメラ モニタリングによる効果検証 ⽣物調査 ⾶来・営巣している野⿃の例 野⿃観察会(2004年〜/⽉2回) ⼤学⽣による説明 シジュウカラの巣箱を設置 営巣場所 保護されたアオバズク ヒメアマツバメの営巣 シジュウカラ 蓄積されたデータを緑地設計に活⽤ ⿃とチョウの専⾨調査(2012年〜/⽉1回) メジロ ※写真は現地撮影したもの Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 9 Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 10 三井住友海上⽕災保険株式会社 株式会社インターリスク総研 Copyright 2015 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved. 11
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