バレーボール部通信 松戸市立根木内中学校 紫電一閃 ~しでんいっせん~ 平成 26 年度第 15 号 ~百戦錬磨~ 以前、ブロック講習会で、順天堂大学に行った時の話だ。現在の順天堂大学男子バレー部顧問の蔦宗(つ たむね)先生は、私が高校時代は岩戸高校の先生で、毎月練習試合をしていた。その縁もあり、いろいろ 話をしている中で、こんな言葉をもらった。 特に男子は、練習試合が大切なんだ。試合で分かることってあるからね。 よく『百戦錬磨』と言うが、あれは本当で、100 セットこなす事で、形が決 まってくるんだ。まずは、そこが最初の試練だよ。 この新チームが始まってから、先日の成城中学校の練習試前の合計数で、99セット目。(厳密には市立 柏高校に 15 点からのゲームをしてもらったので 0.5 セットとすると 99.5 セット)成城中での試合の中で 100 セットを超えた時、明らかにチームが固まった感じがあった。100 セットの成せる技なのかは分から ないが、 「自信が出てきたこと」 、 「笑顔でいられたこと」を嬉しく思う。 新人戦は、間近だ。チームの「笑顔」というカラーを大事にしていこう! 重ねた日々は裏切らない。大丈夫、自信を持っていこう。 ~「共有」は時間のなせる技~ 最近、男子バレー部のメンバーと気持ちが重なる場面がある。先日、ドキっとしたことがある。 一つ目は、駅伝壮行会の時である。ステージにメンバーが並び、垂れ幕を背に声援をうけている時、私 は「男バレも、全国大会に行く時に、きっとこんな風に全校から声援を受けたいなぁ。そのとき俺は、な んてしゃべろうかなぁ」と思っていた。すると、喜多朗がポツリと「男バレが全国行く時、この会やるじ ゃないですか?みんな応援されるけど、生徒会総務になってたら、俺だけ主催側じゃないですか?そした ら、おもしろいですよね」と言った。 そのとき『あっ、同じ事思ってる!!』ってドキッとした。 二つ目は、バレーノートを見ていた時、1 人だけ名前をあえて消した人がいる。その瞬間「神保だ!!」 私には一瞬でわかった。部室にある『野球ノートに書いた甲子園』というタイトルの本があるが、その新 シリーズが発売されて、読んだので神保に「部室入れておいて」と言う指示と「あんまり今回は感動しな いかなぁ」と話した。この「あんまり」は、「ひとつだけグッときたポイントがあるのだが・・・あとは」 という意味。そのひとつだけは「スカウトや目に付いた選手がいた時、名前ではなく『○○高の▲▲』の ようにポジションで見られている。だから名前を書いて誰ではなく、存在感で自分を表す」という内容だ。 『一冊の本から、一文程度の内容を共有できるんだ』と、ドキッとした。 お互いの意思疎通ができるのは、やはり関わっている「時間」なのだと思う。部員17人と顧問1人、 コーチ1人しかいないのだから、互いに心の底で繋がっていたいと思う。 「常に約束を守る」という習慣を育成すれば、信頼の橋を築くことになる。 その橋が、あなたと他の人の間に横たわる溝を超えるものになる。 経営コンサルタント スティーブン・R・コヴィー
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