国政だよりNO.221

2015 年 4 月 14 日
No.221
又市征治
又市征治事務所
国政だより
富 山 市 下 新 町 8-16
発行責任者
東
篤
TEL 076-441-0800
HP: www.s-mataichi.com
4月 7日 の総 務 委 員 会 は、政 府 予 算 案 の委 嘱 審 査 とNHKついての集 中 審 査 を行 いま
した。ここでは又 市 征 治 議 員 の委 嘱 審 査 についての質 疑 を報 告 します。
消防職員の充足率を早急に引き上げるべきだ
又 市 議 員 は 、 大 臣 所 信 に 対 する 質 疑 で消 防 職 員 の 充 足 率 の 状
況 を質 しま した。 その 際 、 消 防 庁 長 官 は約 75%にしか達 していない
にもかかわらず、一 般 職 員 が減 少 している下 でも僅 かずつであるが
増 えていると現 状 を肯 定 しているかのような答 弁 したことを批 判 し、改
めて状 況 を質 しました。
消 防 庁 長 官 答 弁 によれば、平 成 15年 度 の75.5%から平 成 24
年 度 までに1%だけ充 足 率 が上 昇 しただけでした。
又 市 議 員 は、どのように具 体 的 に充 足 率 を向 上 させるのかを質 しました。長 官 は、これま
で都 道 府 県 全 体 の数 値 のみを公 表 していたが、今 年 度 からは新 たに個 々の消 防 本 部 ごと
に整 備 率 を公 表 し、各 消 防 本 部 に対 して必 要 な人 員 の確 保 を含 めた消 防 施 設 、人 員 の計
画 的 な整 備 を強 く促 していくと決 意 表 明 しました。
自治体労働者の賃下げは
個人消費の拡大による景気回復策に反する
次 に又 市 議 員 は、自 治 体 労 働 者 の賃 金 について大 臣 の見 解 を質 しました。又 市 議 員
は、昨 年 10月 に総 務 副 大 臣 名 で自 治 体 労 働 者 の賃 金 改 定 に関 し総 務 省 の見 解 を明 らか
にしているが、自 治 体 労 働 者 の賃 金 決 定 に関 しては労 使 の自 主 交 渉 、自 治 体 の自 主 性 が
尊 重 されるべきだが大 臣 の見 解 はいかにか、質 しました。
高 市 大 臣 は、人 事 委 員 会 の勧 告 を踏 まえ、各 議 会 での議 論 を経 て条 例 で定 められる
が、総 務 省 も住 民 の理 解 が得 られる適 正 な内 容 となる助 言 を行 っていると答 弁 しました。
又 市 議 員 は、自 治 体 労 使 の交 渉 に介 入 するような助 言 を批 判 しました。そして賃 上 げが
中 小 民 間 、地 方 に波 及 するか注 目 を集 めている今 年 の春 闘 情 勢 に触 れつつ、地 場 の民 間
給 与 を上 回 る 自 治 体 賃 金 の 適 正 化 と い う名 の 賃 下 げ、 高 齢 層 職 員 の 昇 給 抑 制 、 給 与 構
造 改 革 に伴 う経 過 措 置 額 の全 廃 等 々、 自 治 体 賃 金 の 適 正 化 ・賃 下 げを求 め るかの ような
総 務 省 の姿 勢 は格 差 を是 認 し、「地 方 創 生 」に反 するものだと批 判 しました。
高 市 大 臣 は、昨 年 の給 与 改 定 で給 与 が引 き上 げられたこと、給 与 制 度 の総 合 的 見 直 し
でも3年 間 の現 給 補 償 措 置 が講 じられ給 与 水 準 は直 ちに引 き下 げられないと、自 治 労 の闘
いの成 果 があたかも総 務 省 の主 導 で実 現 したかのような答 弁 に終 始 しました。
又 市 議 員 は、労 使 の自 治 、地 方 の自 治 を尊 重 するように要 求 し、質 疑 を終 了 しました。