東神楽町公営住宅新町団地建替基本構想・基本計画策定業務 1 仕様書 業務の目的 中央市街地に立地する老朽化した公営住宅団地の建替えにあたり、子育て世帯から高齢 者世帯までが安心して生活できる住環境整備を行うため、基本構想・基本計画を策定する。 2 団地の概要 (1)団地全体敷地面積:約2.9ha(新規に取得した用地を含む) (2)現在の団地戸数:公営住宅 中層耐火3~4階建て 5棟 108戸 (3)建設年度:昭和48年度~昭和55年度 (4)位置:東神楽町北1条西1丁目、2丁目 (5)建替後の整備戸数:公営住宅 3 業務の内容 Ⅰ 基本構想部門 90戸 (1)建替整備方針の策定 次の①~④を実施して、団地の建替え整備にあたって目指す姿と方針を策定する。 ①建替え整備にあたっての状況把握、条件の整理 ・町の状況、将来予測、関連する計画、周辺地域の状況、施設整備や利用状況など を把握し、整備において必要となる条件を整理する。 ②子育て支援住宅団地の実態把握、子育て支援に関するニーズ調査 ・先進的な取組み、類似的な取組みの状況を文献等から整理する。 ・町内および周辺の子育て関連施設の利用者などから、住宅や支援サービスなどに ついてのニーズを把握する。 ③有識者と関係者で構成する検討委員会からの意見聴取 ・町で別途設置する新町団地建替整備検討委員会に使用する資料を作成する。 ・検討委員会意見から意見を聴取し、基本構想に反映させる。 なお、検討委員会は、学識経験者(大学教授、研究職員)、地区代表者、子育て関連・ 福祉関連の地元有識者、庁内関係課職員の 9 名程度で構成し、委託期間中、4回程度 開催する。 ④町民及び入居者が参加するワークショップの開催 ・基本構想・基本計画の策定にあたって、周辺住民、団地入居者、子育て世帯など が参加するワークショップを開催し、公園、併設施設など地域で利用する部分に関 する意見を聴取する。 なお、ワークショップは1回以上開催する。 Ⅱ 基本計画部門 (1)建替整備計画の策定 基本構想に基づき、効率的、経済的で平準的になるような構造、工法、事業スケ ジュールを計画する。なお、計画には、次の内容を盛り込むこと。 ①型別供給戸数について ②建替住棟の建設と既存住棟からの移転の年次計画について ③団地内に併設する支援サービス機能と管理・運営体制について (2)建替整備の空間イメージ ①土地利用のイメージ 敷地内には、次の項目を盛り込み、余剰部分は将来、別団地の建替え用地とする。 ・公営住宅90戸及び駐車場、物置等の付帯施設(内82戸分は既存住戸からの移 転、新規8戸を子育て世帯向け住戸とする。) ・支援サービス機能を提供する併設施設(集会所の機能を含む。) ・道路(幅員は8.0m(内訳:歩道 1.0m、車道 5.5m、歩道 1.5m)) ・街区公園(500m×500m 以上とする。) ・隣接する福祉会館用駐車場(駐車台数 60 台程度) ②住棟配置のイメージ、住棟外観イメージ、付帯施設のイメージ ③住戸のイメージ ④住棟、住戸の性能・仕様のイメージ ⑤併設施設のイメージ (3)概算工事費の算定と法規チェック ・整備に要する概算工事費を試算する。 ・建築物に関して、関連法への適合を確認する。 4 業務期間 本業務委託の期間は、契約日から平成28年3月18日までとする。 5 成果品 (1)報告書(基本構想・基本計画書)A4版(A3折り込みを含む) うち必要図面は次のとおりとする。 ・付近見取り図 ・土地利用図 ・配置図 ・住棟平面図(タイプ別) ・住棟立面図(タイプ別) ・住戸平面図(タイプ別) 20部 ・併設施設平面図 ・併設施設立面図 (2)上記電子データ (データは Word,Excel とし、図面データについては JWW での読み取り加工が 可能なもの、あわせて PDF データも提出すること。) 6 その他 (1)業務の遂行にあたっては、町と打合せをして進めること。仕様書に定めのない細目 については、町と受託者が協議して定めるものとする。 (2)町は、業務を実施するために必要な図書等を受託者に貸与する。受託者は、業務完 了後、速やかに貸与された図書等を返還することとする。 (3)本業務の成果品は、すべて町の管理及び帰属とし、受託者は第三者に公表または貸 与してはならない。
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