不正行為等通報の受理・処理状況について

知事部局
担
当
課 教育委員会
平成27年4月10日
資 料 提 供
監察査察監 中野(内2133) 監察査察課長 正木(内
2136、直通℡073-441-2136)
総務課 塩谷(内3746、直通℡073-441-3640)、県立学校
教育課 前田(内3707)、義務教育課 中阪(内3708)、学
校人事課 西山(内3668)
不正行為等通報の受理・処理状況について
平成27年3月中に監察査察監・監察査察課で受理した不正行為等通報(知事部局(労働委員会を含む。)の業
務に係るもの)及び教育委員会事務局で受理した不正行為等通報(教育委員会(県立学校等を含む。)の業務に
係るもの)について、概要を公表します。
1 通報の件数
(1)通報者別
通報者
県民等
匿名
職員等
計
(2)通報方法別
通報者
電子メール
郵便・FAX
面談
電話
計
件 数(件)
知事部局 教育委員会
3
1
10
3
13
件 数(件)
知事部局 教育委員会
8
4
5
13
①
受理した通報内容と処理状況
通 報 内 容
4
13
0
17
4
4
2
計
計
12
5
0
0
17
(知事部局)・・・・・監察査察監・監察査察課で受理・調査・処理
(教育委員会)・・・教育委員会で受理・調査・処理
処 理 状 況
ある振興局が発注した工事の施工業者は、手抜き工事を 調査の結果、手抜き工事の事実は認められなかっ
した疑いがある。(知事部局)
た。
所管課に確認したところ、建設業法は、草刈りや
除雪を建設業者へ発注することを禁止しているも
のではなく、草刈りや除雪の施工については、現
県管理の道路及び河川の草刈りや除雪については、「建 道交通の安全確保や発生する塵芥、草等の廃棄
設工事」として土木業者を対象に入札が行われているが、 物の適正な処理など、通常の建設工事と同等の
②
建設業法に違反しているので、役務業者にも門戸を開くべ 施工体制が必要なため「建設工事」として位置付
きではないのか。(知事部局)
け発注を行っているとのことである。
なお、塵芥、草等の量が少なく、かつ交通量が少
ない場合で予定価格100万円未満の小規模な工
事に限り役務発注が可能とのことである。
中途退学し、教育委員会の管轄を離れても、生涯にわたっ
て教育をする気概で和歌山県の教育に臨んでほしい。
不受理とし、教育委員会へ回付した。
③ 教育委員会は、中途退学後の進路等を把握する義務があ
(処理状況については、⑭を参照のこと。)
る。また、自主退学に関してはもっと慎重に扱ってほしい。
(知事部局、教育委員会とも件数に計上)
社会福祉法人の施設において、法令違反が行われてい
④
る。(知事部局)
所管課に対し、調査・確認を行うよう指示した。
なお、雇用保険法違反であるという通報内容につ
いては、当該法人の所在地を管轄する公共職業
安定所(ハローワーク)に相談願います。
E中学校の名札の発注について、名札の製造業者に入学
者名簿を提供して直接注文しているのであれば問題ない
が、学校が衣料店に名簿を提供して、名札の発注をしてい 不受理とし、教育委員会へ回付した。
⑤
るのであれば個人情報保護の点で問題があるので、即改 (処理状況については、⑮を参照のこと。)
善するよう指導を願いたい。(知事部局、教育委員会とも
件数に計上)
A高校分校の第1学年現代社会の学年末考査の問題に誤
不受理とし、教育委員会へ回付した。
⑥ 字が多く、正しい回答の選択肢がない問題もある。(知事
(処理状況については、⑯を参照のこと。)
部局、教育委員会とも件数に計上)
ある振興局の職員は無断欠勤したが、課長は黙認し上司
への報告を怠った上、事前に休暇の届出があったことに
⑦ し、当該職員に便宜を図った。
また、課長が超過勤務命令以上の勤務を職員に強要する
のは、パワハラではないのか。(知事部局)
調査の結果、職員から事前に休暇の連絡があり、
年休で処理しており、無断欠勤でないことを確認し
た。
また、超過勤務命令以上の勤務を強要した事実は
なかったが、超過勤務の取扱いの適正な運用を依
頼した。
B支援学校の教諭Cが、同校の教諭Dを誹謗中傷し、パ
ワー・ハラスメントを行っている疑いがある。教諭Cから教 不受理とし、教育委員会へ回付した。
⑧
諭Dに謝罪はなく、教諭Dは不安な日々を送っている。(知 (処理状況については、⑰を参照のこと。)
事部局、教育委員会とも件数に計上)
⑨
ある課の管理職が、部下に対してパワハラをしているのを
調査中
見た。(知事部局)
⑩ ある課長は、事業者から接待を受けた。(知事部局)
調査の結果、供応接待と認められたので、当該課
長を処分(戒告)した。(3月31日に公表済)
1週間前に教育委員会に対して、パワハラについての不正
行為等通報をしたが、返事がなく、どうなっているのか。
不受理とし、教育委員会へ回付した。
⑪
(知事部局、教育委員会とも件数に計上)
(処理状況については、⑰を参照のこと。)
(上記⑧と同様の通報内容)
⑫
ある県営団地の管理人の不正行為を告発する。(知事部
局)
通報内容は、監察査察課が調査できる事項ではな
く、不受理とし、関係課に回付した。
⑬
ある職員は、給料以外に毎月多額の報酬を受けている。
(知事部局)
調査中
各学校では、毎年、中途退学後の実態を把握する
ための追跡調査を行っている。また、学校をやめ
中途退学し、教育委員会の管轄を離れても、生涯にわたっ た後も切れ目のない援助を行うために、地域若者
て教育をする気概で和歌山県の教育に臨んでほしい。
サポートステーション等の関係機関との連携に努
⑭ 教育委員会は、中途退学後の進路等を把握する義務があ めている。
る。また、自主退学に関してはもっと慎重に扱ってほしい。 今後も、学習面での支援や望ましい集団づくりを
(知事部局、教育委員会とも件数に計上)
行うこと、中学校と連携を強化し、不本意入学を防
止することなど、中途退学者を出さない取組を全
力で行っていく。
E中学校の名札の発注について、名札の製造業者に入学
者名簿を提供して直接注文しているのであれば問題ない
当該校の設置者である市町村教育委員会の権限
が、学校が衣料店に名簿を提供して、名札の発注をしてい
⑮
に属するため、不受理とし、当該教育委員会に回
るのであれば個人情報保護の点で問題があるので、即改
付した。
善するよう指導を願いたい。(知事部局、教育委員会とも
件数に計上)
通報を受け、当該校に確認したところ、通報の事
A高校分校の第1学年現代社会の学年末考査の問題に誤 実が認められたので、当該校の学校長に対して、
⑯ 字が多く、正しい回答の選択肢がない問題もある。(知事 再発防止に努めるよう直接指示するとともに、学
部局、教育委員会とも件数に計上)
校長から担当教諭に対して今後このようなことが
ないよう指導した。
B支援学校の教諭Cが、同校の教諭Dを誹謗中傷し、パ
ワー・ハラスメントを行っている疑いがある。教諭Cから教
⑰
調査中
諭Dに謝罪はなく、教諭Dは不安な日々を送っている。(知
事部局、教育委員会とも件数に計上)
通報内容を分類すると次のようになります。
(1)職員の不正・不当な執務又は行為に関するもの
9 (2)県の行政事務処理、その他に関するもの
8
なお、通報に係る調査・処理結果を分類すると次のようになります。
(1)調査の結果、是正の必要がないもの
(うち通報内容が事実とは認められないもの)
(うち通報の事実はあるが、違法又は不正・不当とは認められないもの)
(うち通報された情報だけでは、事実確認が困難なもの)
(うち通報の有無にかかわらず是正措置を講じるなど、対応しているもの)
(2)調査を契機に是正がなされた又は是正措置を講じたもの
(3)調査を継続中としたもの
(4)不受理としたもの
5
2
1
1
1
2
3
7
3
⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑬
⑯⑰
①②③④⑤⑫⑭
⑮
①⑦
②
④
⑭
⑩⑯
⑨⑬⑰
③⑤⑥⑧⑪⑫⑮
前々月以前の通報に係る処理状況
前月(2月)以前に受理した通報で「調査中」としていた事案のその後の処理状況について、今回発表できるも
のはありません。