平成27年度グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業

平成27年度グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業(広域関東
圏におけるJ-クレジット制度推進のための中小企業等に対する
ソフト支援事業)
公募要領
平成27年4月9日
関東経済産業局
資源エネルギー環境部
資源エネルギー環境課
総合エネルギー広報室
関東経済産業局では、平成27年度グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業(広域関東圏における
J-クレジット制度推進のための中小企業等に対するソフト支援事業)を実施する委託先を、以下の
要領で広く募集します。
なお、本公募は、平成27年度予算成立後、速やかに事業を開始できるようにするため、予算成立
前に公募の手続きを行うものです。予算の執行に関しましては、平成27年度予算の成立が前提であ
り、今後、内容等が変更になることもありますのであらかじめご了承ください。
1.事業の目的
平成20年10月に開始された国内クレジット制度では、中小企業・学校法人・財団法人等(以
下「中小企業等」という。」の制度参加を支援するため、排出削減事業計画書の作成支援のみならず、
国内クレジット活用先の開拓に向けた支援を行い、その結果、認証された国内クレジットは150
万トンを超えるなど、着実な効果を上げることができました。
しかし、京都議定書の約束期間が終期を迎えた中で、排出削減をさらに促進させるためには、中
小企業等はもちろん、業務部門、家庭部門を含めた取り組みを進めることが重要であり、そのため
のツールとして、国内クレジット制度と環境省所管のオフセット・クレジット制度(J-VER制
度)の両制度を発展的に統合し、平成25年4月から開始された、J-クレジット制度の活用・推
進が期待されています。
そこで、広域関東圏(※1)における本事業においても引き続き、クレジット(※2)活用先の
開拓、プロジェクト計画の無料作成支援、関係者とのネットワークの構築等を実施することにより、
J-クレジット制度の普及啓発を図り、中小企業等の省CO2等を加速させることを目指します。
※1:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、
静岡県の1都10県
※2:国内クレジット制度、J-VER制度及びJ-クレジット制度で創出したクレジットをいう。
以下同じ。
2.事業の内容
以下に掲げるものについて各提案者の創意工夫による提案を募集します。なお、事業提案書作成
の際は(1)から(7)の内容を全て盛り込んだものとしてください。
(1)クレジットの創出者の発掘及びプロジェクト計画作成支援
クレジットの創出者となり得る企業や自治体等に対して、エネルギーコストの低減や地球温暖
化対策への取り組みに対するPR効果、クレジットの売却益の確保等のメリットを説明すること
により、クレジットの創出に係る案件の掘り起しを行う。併せて、掘り起こした案件等について
はプロジェクト計画の作成を支援することにより、J-クレジット認証委員会への申請を目指す
ものとする。
・プロジェクト計画作成支援数:20件以上
・支援対象者:①中小企業基本法第2条に定める中小企業者
②地方自治体(ただし、1自治体につき1回限り)
ただし、①及び②ともに排出削減見込み量が30トン-CO2/年以上の者とする。なお、農
業・森林方法論のプロジェクト及び全国型のプロジェクトについては原則対象外とするが、相当
の理由があれば支援も可とする。また、プログラム型については支援の対象とする。
・主な業務:①クレジット創出やプロジェクト計画作成支援を受けることを希望する者に対する
相談対応
②プロジェクト計画書の作成支援
なお、業務には、審査機関によるプロジェクト計画書の審査に係る一連の対応として
・プロジェクト計画を審査機関へ依頼する際に必要となる関係書類の準備
・審査過程で審査機関等から問い合わせ等があった場合の対応
・プロジェクト計画の修正作業
等を含む
・その他:J-クレジット制度においては、事業開始時に買い手が決まっていることは必須条件
ではないが、創出した J-クレジットの売却益を設備投資に充てるという制度の本来的な趣旨に
鑑み、認証委員会へのプロジェクト登録依頼時点で買い手を見つけておくことが望ましい(計
画作成支援を実施するための必須条件とはしない)。
(2)モニタリング報告書の作成支援
J-クレジット認証委員会への認証申請が見込まれるプロジェクト事業者や、国内クレジット
制度からの移行手続を行った事業者に対して、モニタリング報告書の作成を行う(支援対象事業
については、プロジェクト計画の無料作成支援と同様とする。)。
・支援件数:5件以上
(3)クレジットの活用先の開拓
クレジットの買い手となり得る企業や自治体等に対して、低炭素社会実行計画や地球温暖化対
策の推進に関する法律(以下「温対法」という。)、カーボン・オフセット、エネルギーの使用の
合理化等に関する法律への活用などの具体的な提案を行うことにより、活用に係る需要の掘り起
しを行う。
その際は、カーボンフットプリントオフセットを活用したカーボン・オフセット制度や環境省
のオフセット関連施策とも連携を図ること。
本事業においては、
・企業や自治体等に対してクレジット活用の提案を行った件数が40件以上(件数目標)
・企業や自治体等がクレジットの償却を行った事業件数が30件以上(件数目標)
・企業や自治体等がクレジットの償却を行った総量が10,000トン-CO2/年以上(総量
目標)
の全て又はいずれかを目標とし、1つ以上達成すること。
(4)地産地消を目指した地域ネットワークの形成
都道府県や政令指定都市等の一定地域内において、地産地消的にクレジットの創出と活用が行
われることにより資金循環を発生させるなど地域活性化に寄与する方策の検討や、J-クレジッ
ト制度の更なる普及拡大に向けて自治体施策との連携などについて議論する「J-クレジット制
度 地域ネットワーク連絡会議(仮称)」を行う。
・会議開催回数:3回以上(開催地域の数は問わない)
・実施時期:当局と協議の上決定
・会議構成員:行政機関、産業支援機関(金融機関を含む)、企業など10者以上
・主な業務:①構成員の検討及び選定
②会議開催に係る出席者との連絡調整、会場確保、備品手配等
③配布資料の作成及び印刷(A4判で延べ50ページ程度を想定)や資料を封入す
る封筒(角2サイズ)の用意及びこれらの搬入
④会議当日における会場準備及び片づけ
⑤議事進行
(5)国内クレジット制度からの移行手続支援
国内クレジット制度において事業計画の承認を受けている事業者が、事業の継続を希望する場
合の相談等に対して、移行届の書き方等のアドバイスを行う。
さらに、移行後のJ-クレジット認証を検討する事業者に対しては、モニタリング報告書の作
成支援も併せて行うことで、ワンストップの支援を実施する。
・支援件数:3件以上
(6)制度の普及促進
J-クレジット制度の普及(プロジェクト計画の案件発掘や、創出したクレジットの活用先開
拓を含む)を図るため、1)及び2)に掲げる業務を行う。
1)J-クレジット制度関連の普及セミナーの開催
企業や自治体関係者等に対して、
・制度の概要
・クレジット創出・活用事例
・プロジェクト計画書の作成支援の概要
・モニタリング報告書の作成支援の概要
等を紹介するセミナーを開催する(他者が主催するセミナー等との共催や議事の一部として実施
する形式でも構わない)
。
その際は、国や自治体のエネルギー・環境関連施策についても併せて情報提供を行うことによ
り、潜在的なニーズを開拓することに努める。
・実施回数:10回以上(開催地域の数は問わない)
・実施時期:当局と協議の上決定する
・集客目標:各回20名以上
・主な内容:①会場に係る事務手続き(会場の選定・借受け、連絡調整、会場借料の支払い等)
②セミナー開催に必要なマイク、パソコン、プロジェクター、スクリーン等の備品
手配
③外部講師を招聘する場合にあっては、講師の選定(必要に応じて当局が人選)、講
演依頼、連絡調整、謝金及び交通費の支払い等
④開催地自治体担当者との連絡調整
⑤議事次第の作成・印刷や、当局や講師等の用意する配布資料(A4判で延べ50
ページ程度を想定)の印刷、資料を封入する封筒(角2サイズ)の用意及びこれ
らの搬入
⑥セミナー開催の告知、集客及び事前の参加申込み受付、管理
⑦開催当日の会場準備、受付、講師接遇及び司会進行(各会場ともスタッフを2名
以上配置すること)
⑧必要に応じ、来場者に対する会場内外での誘導
⑨セミナー終了後の片付け
⑩当日来場者の集計(氏名、企業名、連絡先等)
⑪来場者アンケートの作成(A4判1枚程度を想定、内容については当局と協議の
上決定すること)、印刷、配布、回収及び集計
2)J-クレジット制度の普及に寄与する支援機関向けの研修会の開催
J-クレジット制度の普及(特に省エネルギー政策やカーボンフットプリントオフセットを活
用したオフセット制度など、諸制度と連携しての普及や、諸制度も含めワンストップで省エネ・
環境施策の活用を行うこと)を図るため、支援機関(商工会議所、産業支援センター、金融機関
等)や自治体の職員に対し有識者が講義を行ったり、参加者相互にディスカッションを行う研修
会を開催する。
・実施回数:3回以上(開催地域の数は問わない)
・実施時期:当局と協議の上決定する
・集客目標:各回15名以上
・主な内容:①会場に係る事務手続き(会場の選定・借受け、連絡調整、会場借料の支払い等)
②研修会開催に必要なマイク、パソコン、プロジェクター、スクリーン等の備品手
配
③外部講師を招聘する場合にあっては、講師の選定(必要に応じて当局が人選)、講
演依頼、連絡調整、謝金及び交通費の支払い等
④開催地自治体担当者との連絡調整
⑤議事次第の作成・印刷や、当局や講師等の用意する配布資料(A4判で延べ50
ページ程度を想定)の印刷、資料を封入する封筒(角2サイズ)の用意及びこれ
らの搬入
⑥研修開催の告知、受講申込み受付、管理
⑦開催当日の会場準備、受付、講師接遇及び司会進行(各会場ともスタッフを2名
以上配置すること)
⑧必要に応じ、来場者に対する会場内外での誘導
⑨研修会終了後の片付け
⑩当日受講者の集計(氏名、企業名、連絡先等)
⑪受講者アンケートの作成(A4判1枚程度を想定、内容については当局と協議の
上決定すること)、印刷、配布、回収及び集計
3)カーボン・オフセットの実施
民間企業等が主催するイベント等において、クレジットを活用して温室効果ガス排出量のオフ
セットを実施する。
・実施件数:15件以上
・オフセット総量:30トン-CO2(オフセット・イベントの実施件数は、クレジットの活用
先の開拓における目標達成件数に含めても構わない。)
・主な業務:①イベントの選定(当局と協議の上選定)
②イベント主催者との連絡調整
③当該イベントのオフセット実施に関する周知(イベント主催者と連携し、開催前
後に来場者やメディアに対して広報活動を行うことによりJ-クレジット制度の
認知度向上、地球温暖化防止へ向けた取組への意識向上等を図る)
④オフセット用として購入するクレジットの選定(当局と協議の上選定)
⑤オフセット証明書の作成
⑥オフセット用クレジット購入等に係る事務手続き
(7)事業遂行に係る広報及び体制整備等
・
(1)から(6)に関する外部からの問い合わせ等に対応する窓口を設ける(電話、FAX、電
子メールのいずれにも対応できるようにする)
。
・(1)から(6)に関する取り組みを紹介するためのホームページを開設する。(ホームページ
の開設期間は、契約締結後から平成28年3月31日までとする。)
・
(1)から(6)に関する取り組みの進捗状況について、概ね1月に1回程度当局に報告を行う
(報告の方法については当局と協議の上決定)
。
(8)報告書取りまとめ
本事業の成果について取りまとめた事業報告書(CD-R等の電子媒体1式)を作成する。
内容については、実施項目ごとに、当初の目標、目標達成に向けた計画と実際の取組内容、実
施結果、振り返り等を記載すること。その他は以下のとおり。
1)クレジットの創出者の発掘及びプロジェクト計画作成支援
・作成を支援したプロジェクト計画の概要(削減見込み量、実施スケジュール等)
・被支援者との打合せ記録
2)モニタリング報告書の作成支援
・作成を支援した事業の概要(クレジット認証見込み量等)
・被支援者との打合せ記録
3)クレジットの活用先の開拓
・実際にクレジットの償却を行ったことを証明する書類の写し(活用した事業者名や活用目的、
償却トン数等が記載されているもの)
4)地産地消を目指した地域ネットワークの形成
・「J-クレジット制度 地域ネットワーク連絡会議(仮称)
」の議事概要や実施状況の写真
5)国内クレジット制度からの移行手続支援
・移行手続を行った事業の概要(削減見込み量、実施スケジュール等)
・被支援者との打合せ記録
6)制度普及促進
・セミナーの議事概要、実施状況の写真、来場者リスト、アンケートの集計結果等
・オフセット・イベントにおけるオフセットの周知状況を示す写真
・オフセット・イベント実施時に作成した証明書の写し
7)事業遂行に係る広報及び体制整備等
・開設したホームページの一部(トップページ等)の画像
・当局への進捗状況報告履歴
3.事業実施期間
契約締結日~平成28年3月31日とする。
4.応募資格
申請書を提出できるのは、次の要件を全て満たす法人とします。応募資格及び要件を満たさない
者からの申請書は受理しません。
(1)日本に拠点を有していること。
(2)本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。
(3)本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ資金について十分な管理能力を有
していること。
(4)予算決算及び会計令第70条及び第71条の規定に該当しない者であること。
(5)経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成15・01・2
9会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。
5.契約の要件
(1)契約形態:委託契約(概算契約)
(2)採択件数:1件
(3)予算規模:17,000千円以内(消費税及び地方消費税含む)とする。
なお、最終的な実施内容、契約金額については、提案事業の内容、目標件数等を勘案して、関
東経済産業局と調整の上、決定する。
(4)成果物の納入:事業報告書の電子媒体1式を関東経済産業局に納入。
なお、電子媒体を納入する際、関東経済産業局が指定するファイル形式で納入すること。
(5)委託金の支払時期:委託金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払とする。
(6)支払額の確定方法:事業終了後、事業者より提出される実績報告書に基づき原則として現地調
査を行い、支払額を確定する。
支払額は、契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認められる費用の合計とする。こ
のため、全ての支出には、その収支を明らかにした帳簿類及び領収書等の証拠書類が必要となる。
また、支出額及び内容についても厳格に審査し、これを満たさない経費については、支払額の対
象外となる可能性もある。
6.応募手続
(1)募集期間
・公募開始日:平成27年4月9日(木)
・公募締切日:平成27年5月11日(月)(12時必着)
(2)説明会の開催
・開催日時:平成27年4月16日(木)10時~11時
・開催場所:さいたま新都心合同庁舎1号館 6階 共用研修室6-B
公募説明会への参加を希望する方は、下記連絡先へ、平成27年4月15日(水)12時まで
に電子メールにてご連絡ください。
・連絡先:[email protected](関東経済産業局資源エネルギー環境部資源エネルギー環
境課総合エネルギー広報室)
連絡の際は、電子メールの件名(題名)を必ず「平成27年度グリーン貢献量認証制度等基盤
整備事業説明会出席登録」とし、本文に「所属組織名」
「出席者の氏名(ふりがな)」
「所属(部署
名)」、「電話番号」、「FAX番号」、
「E-mail アドレス」を明記してください。なお、一の所属組
織から複数名出席することも可としますが、会場の関係で出席者数を調整する場合もあります。
(3)応募書類
1)以下の書類を一つの封筒に入れてください。封筒の宛名面には「平成27年度グリーン貢献量
認証制度等基盤整備事業 公募申請書」と記載してください。
・公募申請書(様式1)<正本1部、副本(コピー)6部>
・事業提案書(様式2、詳細説明資料含む)<正本1部、副本(コピー)6部>
・申請受理票(様式3)<1部>
・会社概要及び直近の過去3年分の財務諸表<正本1部、副本(コピー)6部>
・返信用封筒(長3サイズ・82円切手貼付)<1部>
2)提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しません。
なお、応募書類は返却しません。機密保持には十分配慮しますが、採択された場合には、
「行政
機関の保有する情報の公開に関する法律」
(平成11年5月14日法律第42号)に基づき、不開
示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する情報等)を除いて、情報公開の対象となりますの
でご了承ください。
3)応募書類等の作成費は経費に含まれません。また、選定の結果を問わず、事業提案書の作成費
用は支給されません。
4)事業提案書に記載する内容については、今後の契約の基本方針となりますので、予算額内で実
現が確約されることのみ表明してください。なお、採択後であっても、申請者の都合により記載
された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となることがあります。
(4)応募書類の提出先
応募書類は郵送・宅配便又は持参により以下に提出してください。
〒330-9715
埼玉県さいたま市中央区新都心1番地1 さいたま新都心合同庁舎1号館
関東経済産業局資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課 総合エネルギー広報室 原山 宛
※FAX及び電子メールによる提出は受け付けません。
※締切を過ぎての提出は受け付けません。郵送・宅配便の場合、配達の都合で締切時刻までに届
かない場合もありますので、期限に余裕をもって送付してください。
7.審査・採択について
(1)審査委員会
当局において、本事業を実施する事業者選定の審査を行う審査委員会(外部の第三者の有識者
等で構成)を設置し、別紙1の選定基準に基づき、本事業を実施する事業者を決定します。
(2)選定方法・実施事業者の採択
本事業の実施事業者(委託先)は、上記4.応募資格の要件を満たす者から提出された事業提
案書(別添様式参照)及び添付資料について、審査委員会において審査を行い、相対的に評価し
た上で、1者を選定します。
なお、審査にあたっては、必要に応じて別途ヒアリングの実施や追加資料の提出等を求める場
合もあります。
この審査委員会で選定した事業者をもって本事業の実施事業者(委託先)として採択します。
(3)採択結果の決定及び通知について
採択した申請者については、関東経済産業局のホームページで公表するとともに、当該申請者
に対してその旨を通知します。
8.契約について
採択された申請者は、国との間で委託契約を締結します。なお、採択決定後から委託契約締結ま
での間に、関東経済産業局との協議を経て、事業内容・構成、事業規模、金額等に変更が生じる可
能性があります。
契約書作成に当たっての条件の協議が整い次第、委託契約を締結し、その後、事業開始となりま
す。また、契約条件が合致しない場合には、委託契約の締結ができない場合もあります。
また、契約締結後、受託者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することがありますが、情報
の内容によっては、守秘義務の遵守をお願いすることがあります。
なお、委託先と再委託先が締結する契約においても、国との委託契約に準拠して契約を行ってい
ただくことになります。
9.経費の計上
(1)経費の区分
本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果の取りまとめに必要な
経費であり、具体的には以下のとおりです。
経費項目
Ⅰ.人件費
Ⅱ.事業費
①旅費
②会場費
③会議費
④謝金
⑤物品購入費
⑥オフセット関連費
⑦通信運搬費
⑧外注費
⑨印刷製本費
⑩補助職員人件費
⑪その他諸経費
Ⅲ.再委託費
Ⅳ.一般管理費
内容
事業に直接従事する者の直接作業時間に対する人件費。
※人件費については、原則として、別紙4の健保等級単価計算を用いるこ
と。
事業を実施するにあたって、事業に直接従事する者及び外部講師に支払
う旅費、日当、宿泊費。
事業(会議、セミナー)を行う際に必要な会場借料及び会場設営費等。
事業(会議、セミナー)を行う際に必要な茶菓料(お茶代等)。
事業を行うために必要な謝金(外部講師謝金等)。
事業を行うために直接必要な物品(当該事業のみで使用されることが特
定・確認できるもの。原材料及び消耗品費等(諸経費の中の一般管理費で
購入するものを除く。)
)の購入に要する経費。
オフセット・イベントに係るクレジット購入費や、証明書発行費用等に
要する経費。
事業を行うために必要な通信・運搬費・輸送料。
事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施することが出来
ないもの又は適当でないものの外注に要する経費。
※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印刷費、会
場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。)、翻訳費その他これに類す
るもの)については、この項目には計上せず他の適当な項目に計上する
こと。
事業で使用する資料等の印刷製本に関する経費。
事業に直接従事する補助職員(アルバイト等)に係る経費。
事業を行うために必要な経費等、委託業務遂行上必要であり、当局が認
めた費用。
事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施することが出来
ないもの又は適当でないもの(調査、工作物の作成、組立等及び大学、高
等専門学校、独立行政法人化した研究所、公設試験研究機関等からの技術
指導費等)の一部を委託するのに必要な経費
※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印刷費、会
場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。)、翻訳費その他これに類す
るもの)については、この項目には計上せず他の適当な項目に計上する
こと。
事業を行うために必要な経費の中で、証憑による照合が困難な経費(当
該事業とその他の事業との切り分けが困難なもの)について、契約締結時
において一定割合支払を認められる間接経費。
(上限10%以内)
具体的には、当該事業を行うために必要な家賃、水道光熱料、コンピュ
ータ使用料、回線使用料、文房具などの汎用的な消耗品等、当該事業に要
した経費として抽出・特定が困難な経費。
(これらにあっても事業の特定が
可能なものは、事業費に計上すること。)
(2)直接経費として計上できない経費
・建物等施設に関する経費
・事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什器類、事務機器
等)
・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費
・その他事業に関係ない経費
10.その他
本事業においては、支援対象者やセミナー等の会議や参加者等から、本事業に係る役務に対する
対価の徴収は行わない。
11.問い合わせ先
〒330-9715
埼玉県さいたま市中央区新都心1番地1 さいたま新都心合同庁舎1号館
関東経済産業局資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課総合エネルギー広報室
担当:原山、早瀬、高斉、大森
TEL:048-600-0355 FAX:048-601-1313
E-mail:[email protected]
以上