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基準寝具供給業務請負契約
仕様書
(平成 27 年 4 月 2 日)
国立研究開発法人
国立循環器病研究センター
Ⅰ
概要
1.目的
1.目的
本仕様書は、国立循環器病研究センター(以下、当センター又はセンターという)と受
注者が、国立循環器病研究センターの基準寝具供給業務(以下、本件業務という。)の実施
に関して、業務の確実な実施を確保する為、業務の詳細について定め、円滑な業務運営を
はかることを目的とする。
受注者は、当センター病院で使用する患者用寝具及び職員当直用寝具の供給・輸送・洗
濯・補修等を行う。
受注者は、当センターが基本方針に定めた「最善の医療を提供する」こと、及び(財)
日本医療機能評価機構の定める認定基準を達成している医療機関であることを認識し、セ
ンターの業務方針に協力しなければならない。
2.契約内容
2.契約内容
2-1.契約期間
自 平成 27 年 7 月 1 日
至 平成 30 年 3 月 31 日
*なお、当センターは平成 30 年度を予定日として建替・移転を行うことが決定しており、
本件業務についても契約期間の延伸又は縮減等の必要性が生じる可能性があるため特
に留意するとともに、当センターからの変更契約等の協議があった場合は誠実に対応
すること。
2-2.履行場所
国立研究開発法人国立循環器病研究センター
2-3.支払方法
①
入院患者用寝具の支払方法
契約単価 × [取扱患者数-(外泊日数+インキュベーター件数)
]
*
計算式中の「取扱患者数」及び「外泊患者数」
「インキュベーター件数」については、
センターが基準寝具を使用した月の翌月、速やかに受注者へ通知する。
② 当直寝具・外来寝具・リハビリ寝具・検査等寝具
契約単価 × 使用実績
2-4.予定数量
「別紙1 基準寝具実績表」参照
Ⅱ
基準寝具供給業務
1.基準寝具類
1.基準寝具類の
基準寝具類の内容
「別紙2 基準寝具仕様書」参照
2.基準寝具類の
基準寝具類の品質保持
2-1.寝具類の洗濯・補修頻度
寝具類の洗濯及び補修等については、下記に定める回数を厳守すること。
なお、洗濯回数の実績は「別紙3 寝具類洗濯実績」を参考に示す。
① 入院患者用寝具
品名
回数
洗濯・
洗濯・補修等の
補修等の基準
患者が入れ替わるごと
布洗濯
年1回以上
綿打直し、仕立直し
マットレスパット
患者が入れ替わるごと
洗濯、補修
包布・敷布・枕カバー
患者が入れ替わるごと及び 洗濯、アイロン仕上げ、補修
週1回以上必要に応じて
掛布団
患者が入れ替わるごと
布洗濯
年1回以上
チューブチップ入替・さらし干し
枕
ラバーシーツ・ドローシーツ 必要な患者へ必要に応じて
・タオルケット
②
洗濯、アイロン仕上げ、補修
当直寝具・外来寝具・リハビリ寝具・検査等寝具
品名
回数
洗濯、
洗濯、補修等の
補修等の基準
掛布団・敷布団
年1回以上必要に応じて
布洗濯、綿打直し、仕立直し
マットレスパット
年1回以上必要に応じて
洗濯、補修
包布・敷布・枕カバー
毎日
洗濯、アイロン仕上げ、補修
枕
年1回以上
布洗濯・チューブチップ入替・さ
らし干し
※当直寝具は各当直室で寝具交換を行うこと。検査等寝具は所定の場所へ補充
2-2.寝具類の洗濯・消毒・補修
①
寝具類の洗濯・消毒・補修等については、衛生的かつ清潔なものを、受注者の負担
においてセンターに提供するものとする。
②
汚染した寝具類等はその都度交換又は洗濯、補修等を行うものとする。
③
寝具類に血痕、のう、分泌物等の汚物が付着した場合も、その都度受注者において
予備洗濯を行い洗濯・補修等を行うものとし、センターにおいては予備洗濯は行わ
ない。
④
受注者は、使用済みの寝具類については、感染症予防の規定による消毒を行うもの
とする。
⑤
受注者は、④に定める消毒に当たっては感染症の予防及び感染症の患者に対する医
療に関する法律などの関係法令等に則り適切に実施すること。
なお、センターは感染の危険のある寝具類の洗濯を受注者へ委託する場合には、感
染の危険のある旨を表示した上で密閉した容器に収めるなど、他へ感染するおそれ
のないよう取り扱うこと。
⑥
寝具類の紐とれ、破れ、ほつれ、塵芥、糊の固まり等は事前に受注者が確認し補修
等を行い納入すること。なお、当該寝具が納入された後発見した場合は、直ちに交
換すること。
2-3.寝具類の交換基準
①
別紙1に示す寝具類の寸法は、常時使用する状態での寸法とするため、洗濯・プレ
ス・経年使用等により寸法が短くなった場合、生地が薄くなってきた場合、消耗が
著しい場合等は直ちに交換すること。
②
上記①以外であっても、センターが必要と判断した場合は直ちに交換を行うこと。
なお、受注者はセンターの指示にかかわらず積極的に交換に努め、良質な寝具類を
センターに提供するものとする。
3.基準寝具類
3.基準寝具類の
基準寝具類の運搬供給
運搬に要する器具は受注者の負担で用意し、センターの承認を受けること。
3-1.運搬供給業務の従事者
受注者は、寝具類の病棟への搬入及び搬出、不潔寝具類の消毒、その他基準寝具の業務
の円滑化を図るため、下記勤務日に注者の使用する職員を2名以上勤務させること。なお、
運搬供給業務のスケジュールは「別紙4 スケジュール例」を参考にすること。
勤務日 : 日曜日以外の全ての日
*
国民の祝日に関する法律に規定する休日を含む。なお 12 月 29 日~1 月 3 日の期間の
勤務日及び費用負担は別途センターと協議の上決定する。
3-2.中央倉庫から各病棟・外来・リハビリ・生理機能検査室への運搬
①
受注者は中央倉庫から各病棟等まで寝具類を輸送すること。
②
寝具類の定期交換は、各病棟の交換日の前日にリネン庫へ一定量を入れること。
③
不潔寝具については勤務日毎に回収し、同時にリネン庫の寝具数を確認して不足が
生じることのないように都度補充すること。特に日曜日は運搬業務従事者の勤務を
要さないため、土曜日の補充は十分に留意すること。
3-3.中央倉庫から当直室への運搬・ベッドメイキング
①
受注者は中央倉庫から「別紙5 当直室配置図」に示す当直室まで寝具類を輸送し、
ベッドメイキングを実施すること。
②
当直室から生じる不潔寝具について勤務日毎に回収すること。
4.その
4.その他
その他
4-1.センター施設の利用
①
センターは、受注者がこの業務を遂行するにあたって必要な中央倉庫(清潔・不潔寝
具倉庫)を受注者に無償で使用させる。位置は「別紙6 基準寝具倉庫」参照。
②
中央倉庫等、受注者がもっぱら使用する建物、工作物等については、善良な管理者
の注意をもって使用し、火気の使用についてはセンターの承認を受けること。
③
受注者は、事務所並びに機器等をこの業務遂行のためのみに使用するものとし、そ
れ以外の目的で使用してはならない。
④
受注者は、中央倉庫の使用について、センターの定める規則等を遵守すること。
4-2.寝具類の管理
①
受注者は中央倉庫に保管する寝具類について、損害保険の契約を行うこと。
②
寝具類には、いずれも標識をつけること。
③
寝具類の交換、受渡、保管等に関する伝票、帳簿等はすべて受注者の負担とし、そ
の様式 及び記入方法等は協議のうえ定める。
Ⅲ
受注者の責務
1.受注者
1.受注者・
受注者・従事者の
従事者の責務
本件業務受注者は下記事項を遵守すること。なお、下記事項は本仕様書に定める全ての
業務において受注者が遵守すべき事項を定めたものである。
1-1.守秘義務
①
受注者及び業務従事者は、本契約業務の遂行において知り得た秘密及び個人情報を
本契約業務の遂行以外の目的に使用し、漏洩してはならない。本契約期間終了後に
おいても同様とする。
1-2.業務の適正化・業務体制の確保
①
受注者及び業務従事者は、当センターの信用を失墜させる行為をしてはならない。
②
受注者及び業務従事者は、本件業務を遂行するに当たってセンターの機能等を十分
に熟知し、適正な患者サービスを担うこと。
③
受注者は、天災等により一時的に業務の遂行が困難になる事態に備え、本件業務が
滞ることの無いよう必要な措置を講じること。
1-3.施設の利用
①
受注者は、当センターが貸与した倉庫、控室など(以下、施設という)を善良な管
理のもと大切に使用し、契約終了後は直ちに返還すること。
②
受注者及び業務従事者は、貸与された施設を私有化しないこと。
③
受注者及び業務従事者は、貸与された施設の清潔保持・整理整頓に努め、火気につ
いて特に注意すること。
1-4.従事者の管理
①
受注者は、従事者の労働条件等において、労働基準法等の関係法令を遵守すること。
②
受注者は、従事者の施設内等での行為等全てについて責任を負う。
③
受注者は、従事者が故意又は過失により当センター又は第三者に損害を与えた場合
は、その損害賠償の責任を負う。
④
従事者の労働災害時の労災保険は、受注者の保険を適用する。
⑤
受注者は、センターで業務を行う従事者に対し業務に係る教育・研修を行うこと。
⑥
受注者は、センターで業務を行う従事者をセンターが実施する感染管理に係る教
育・研修に出席させること。
⑦
受注者は、業務の管理及び従事者の管理(健康管理・服務規律の保持等一切)、関係
部署との連絡調整、従事者の指導及び従事者が業務できない場合の措置を講じるこ
と。
⑧
受注者は、センターから、従事者の勤務状態不良等によりセンター運営に支障をき
たす恐れがある等の理由で従事者の変更を求められた場合は、誠実に協議に応じる
こと。
⑨
センター内でウィルス疾患の発症者があった場合には、院内感染防止の為に、従事
者の抗体価について確認する事があるので、その際には遅滞なく検査結果を提出す
ること。また、ウィルス抗体が陽性でない従事者は、感染症の蔓延を防止する為に
出勤出来ない場合もあるので留意すること。
1-5.従事者の義務
①
従事者は本業務を行うにあたり安全に注意すること。
②
従事者は常に清潔な制服を着用すること。制服は受注者が用意すること。
③
従事者は名札(写真付き)を着用すること。
④
従事者は、感染防止のためエプロン・ディスポ手袋・マスクを着用すること。
⑤
従事者は、業務に関係の無い場所には立ち入らないこと。
⑥
当センター敷地内での業務時間内における飲酒及び喫煙等についてはこれを禁止す
る。
⑦
従事者は、業務中に疑義が生じた時は、業務受託責任者を通じてセンターに連絡し
対応を協議すること。
1-6.業務の引き継ぎ
①
受注者は、センター及び前受注者と十分に協議を行い、円滑に業務を遂行するため
に必要な一切の準備を業務開始前に行い完了させること。
②
受注者は、契約の満了又は解除に伴い次の受注者に業務を引き継ぐ場合は、当セン
ターの運営に支障をきたさないよう、当センター及び次の受注者と誠実に協議し、
実務レベルでの十分な引継期間を設けて責任をもって引き継ぎを行うこと。
③
受注者は、引き継ぎに際し業務運用マニュアルを次の受注者に引き渡すこと。
④
引き継ぎに際し受注者に発生する経費等一切は本調達に含めること。
1-7.協議
①
この仕様書に定めのない事項が生じた場合、また不明な点が生じた場合等はセンタ
ーと受注者で協議し決定することとする。
2.再委託
2.再委託・
再委託・下請負について
下請負について
2-1.運搬供給業務の従事者
本仕様書Ⅱ3.に定める業務の再委託は禁止する。
2-2.基準寝具の洗濯業務
①
受注者は、本件業務で供給する基準寝具類の洗濯を原則として全て自社工場(系列
会社又は関連工場)にて行い、受注者の責任において品質管理に努めなければなら
ない。
②
受注者は、当センターの承諾を受けて、請け負った洗濯業務の一部のみ下請負する
ことができる。ただし、以下の条件を全て満たす場合に限られる。
ア
下請負先は最小限とすること。
イ
下請負を行う洗濯物の集配にかかる作業・費用は全て受注者の負担とすること。
ウ
集配は受注者が一括で行い、トラックを別便としないこと。
エ
洗濯方法・仕上方法・配送期限等、品質・仕様は全て本仕様書どおりとし、全て
受注者の責任において実施すること。
3.提出書類
3.提出書類
3-1.事前の提出書類
受注を希望する者は、下記の書類を入札の競争参加資格確認書類受領期限までに提出し
なければならない。
①
医療法施行規則第9条の14規定する標準作業書
②
医療法施行規則第9条の14に規定する業務案内書
③
クリーニング所適合確認済書の写し
④
衛生基準に合格していることの認定証(第3者の発行する水質検査結果等)
⑤
医療関連サービスマーク(寝具類洗濯)
⑥
過去3年間に内科・外科などの主要な診療科数 10 以上、病床数 400 以上の医療機関
で本件同様の業務の請負実績を証明する書類(契約書の写し等)
⑦
天災、その他何らかの事由により、当該業務を遂行することが困難となった場合に
備えてあらかじめ代行業者を定めていることを確認出来る書類(代行保証書等)
⑧
下請負を行う場合、下請先について①~④を証明する書類