仕様書(PDF:74KB)

平成27年度離島地域おこし団体活動支援モデル事業
仕様書
1.業務の目的
平成25∼26年度は,民間主体の支援体制(プラットフォーム)として「離島プロボノオフィ
ス(案)」の検討及び試験運用を行うとともに,甑島(薩摩川内市)・種子島(中種子町)な
ど6地域をモデル事業の実施地域として選定し,各離島で活動している地域おこし団体の抱え
る諸課題を解決するために地域外の人材による支援を行った。
また,県と市町村からなる検討会を実施し,モデル事業の状況把握のほか,プラットフォー
ムのあり方や次年度以降のモデル事業の検討を行った。
平成27年度は,引き続き離島地域においてモデル事業を実施するとともに,離島プロボノオ
フィス(仮)の試験運用を図りながら,多様な離島の地域づくりを促進するための持続可能な
プラットフォームのあり方を検討し,最終提案を行う。
2.業務の内容
(1)離島プロボノオフィス(仮)試験運用に関する業務
・
・
離島プロボノオフィス(仮)の試験的運営。
離島プロボノオフィス(仮)によるプロボノ人材の募集(首都圏など都市部(2箇所)
でのプロボノ募集説明会等人材発掘イベントの実施)と管理・サポート業務の運営。
(2)モデル事業の展開に関する業務
①
関係市町村と連携しながら,別紙「離島地域おこし団体等候補リスト」の団体が抱える
課題解決に向けたモデル事業の検討。
② 上記(1)を踏まえ,平成25年度及び平成26年度の「離島地域おこし団体活動支援モデル事
業業務報告書」で示した事例を参考に,地域活性化のためのモデル事業(2地域)の実施。
③ ②のモデル事業を行う際に,クラウドファンディングや企業のCSR活動などの活用。
④ 平成25∼26年度にモデル事業を実施した地域について,その後の展開や成果等のフォロ
ーアップ。
⑤ モデル事業により開発した商品のPR・販売などモデル事業の成果PRを行うイベント
の開催。
(3)離島プロボノオフィス(仮)の自立に向けた検討に関する業務
・
・
上記(1)∼(2)を踏まえ,離島プロボノオフィス(仮)を中心とした支援体制の検討。
持続可能なプラットフォームのあり方について検討し,平成28年度以降の具体的な運営
方法の提案。
(4)市町村検討会の設置・運営
本業務にあたっては,県及び離島関係市町村からなる検討会の設置・運営を行い,年3回
以上,進捗状況等について報告を行うとともに,持続可能なプラットフォームのあり方やプ
ロボノ活用の可能性等について離島関係市町村等からの意見を聴取する。
(5)離島地域おこしシンポジウム(仮称)の開催
平成25∼27年度に実施したモデル事業の成果報告及び他地域の事例等を踏まえ,プロボ
ノ活用の可能性やその魅力について考え,県民のプロボノに対する理解を深め,意識の高揚
を図るためのシンポジウムの開催。
(6)報告書の作成
・(1)∼(4)までの実績・検討結果を報告書としてとりまとめる。
・報告書:A4判カラー,約100頁,150部
・報告書(概要版):A4判カラー,約5頁,ワープロ印刷,1部
・報告書及び概要版に関する電子データ,1式
・提出期限:平成28年3月25日(金)
3.業務実施方法
業務の実施に当たっては,県離島振興課と緊密な連携をとって進めるものとする。
4.著作権
成果品(報告書及び概要版)一式の著作権は,鹿児島県に帰属するものとする。