水なし印刷のテクノロジーリーダーとして、平成 24年に世界初の水なしEcolUV印刷を開始した ヨシダ印刷㈱︵本社・石川県金沢市御影町19の1、 吉田克也社長︶。口上フー交換が高頻度なことやメ ンテナンスでの苦労、水帳が狭いことによる印刷品 質の不安定さなどから水あり印刷では難易度が高い 省電力UV印刷だが、水なし印刷ではこれらの問題 がないために比較的容易に立ち上がった。同社では 本社工場での運用成劫を受け、平成26年12則には東 京地区での製造拠点である江東潮見工場でも、既設 の水なし印刷専用菊全判4色印刷機に﹁EcojU Vシステム﹂を後付けし、垂直立ち上げに成劫して いる。 同社は明治39年創業で、 注目し出す前の平成4年か 野では、市場が環境配慮に 歴史と実績を持つ老舗印刷 を開始。社会の一丁ズに先 ら、金沢工場で水なし印刷 事業の基盤となる印刷分 会社。本社がある金沢市を 100年を優に超える長い 中心とした北陸3県のほ 色度転機、菊全判水あり/ 半裁水あり/水なし兼用4 UV5色ローター付機、菊 菊全判水なし専用Eco− ールという難しい要因がな にあたり、湿し水コントロ の方ペレーカてを育成する した平成20年。カラー印刷 工場で初めて4色機を導入 UV印刷ではなく、すゾン 印刷ではないので、通常の た。パッケージや厚紙への 間と置き場を解消したかっ り、インキ乾燥のための時 ってもたらされた効果は多 Eco−・UV印羽化によ している。 場では垂直立ち上げに成劫 ベースにして、江東潮見工 品質検査装置も同時に搭載 を見送ってきたインライン や精度低下があるため導入 だ、パウダーによる誤作動 械劣化の予防もできる。圭 ウダーを使用しないので機 年以上にわたり使うことが るのでその寿命は長く、1 いため加水分解を抑えられ 度についても、水を使わな さらに、口上フー交換頻 できる。 ウンにもつながっている。 水なし兼用2色度転機など 同社では今後、新たに確 した。これ圭では全ジョブ を目視検品していたが、今 岐にわたる。﹁これまでは は機械に任せている。目視 インキ乾燥待ちの時間を考 慮して納期の交渉をしなけ 立した水なしEco−UV 度UVインキの組み合わせ ればならなかった。それが 印刷技術をベースに、特殊 レスUVランプー灯と高感 で環境負荷が小さい″Ec 検品するのもインキ乾燥を く、かつ網点がシャープで o−UVシステム″を選択 待たなければならなかった 品質に優れていることか ら、本社工場で積み上げて 即乾するEco−UV印刷 汪東漸見工場では、菊全 きたノウハウや実績、経験、 化により、下版から納期ま をラインナップ。 判水なし専用Eco−UV した。即座にインキが乾燥 できるので大きなコストダ 4色機、菊半裁水なし専用 資機材を適用し、順調に立 するので、次工程へすぐに 紙や紙以外の原反への環境 ち上がった。 ので、この部分での時間や く。そして、この特別な技 を図った印刷に挑んでい 術をもって顧客にとってな 配慮型かつ他社との差別化 印刷で行うと、運用上のメ 省電力UV印刷を水なし くてはならない存在とな 労力、コストも大幅に削減 リットちとても多い。 提案していく。 り、モノ作り・コト作りを ジーリーダーという白負か ﹁水なし印刷のテクノロ まず、宵電力UV印刷で 質を安定させることが難し あるので、技術的な困難が は印刷時の水帳が狭く、品 できている﹂ ︵宮本課長︶ 5佐織、菊全判水あり/な し兼用2包皮転機、菊全判 UV印刷 速乾、短納期に対応 水なしEco いが、水なし印刷ではこの あってもそれをモチベーシ か、東京、大阪、京都に拠 での印刷・裂本作業の融通 ような問題が当然あるはず 回せて短納期に対応できる ちなく、色が安定してから そして平成26年12月、こ がきくようになり、スケジ ョンとして乗り越えてき 水あり2色灰転機などを取 ュールを組む上での柔軟性 は大ロットの仕事であって 駆けて環境配慮を志したこ と同社東京生産部印刷課の が生圭れた﹂と、同社東京 た。これまでに蓄積したノ とに加え、イン午の過乳化 o−UVシステム﹂を搭載。 宮本明課長はその効果を詰 ウハウと技術をもって、営 点を持ち、美術印刷、帳票、 ラー機はすべてEco−U ﹁Eco−UVシステ古 も濃度変化はほとんど起こ の4白檀に後付けで﹁Ec 良、裏付きなど、湿し水に V水なし仕様となってい らない。 り揃える。主力の菊全判カ ットなどの印刷品目をメー 起因するトラブル撲滅を目 生鹿部の羽息女健執行役員 による濃度不足や乾燥不 ンに営業するほか、Web は語る。 書籍、カタログ、パンフレ マネジメントシステムとい る。 業の引き出しや幅が広がっ 江東潮見工場での水なし ビMHTグラフィックテク 7日間で行わ 中心にわずか 採用では、イン午をけじめ 初めてだった金沢工場での 刷はおるかUV印刷自体が の。水なしEco−UV印 場での好実績を受けてのも が上が○、しかもインキ乾 ばずにできるため作業効率 ﹁即乾するので仕事を選 仕事でも活躍をしている。 後で表面加工を施すような が不要な加え、口上フーの の水まわりのメンテナンス なので水棒の親水処理など スについても、水なし印刷 ことができる。メンテナン な価値を上げている﹂ ︵今 生産部門だけでなく全社的 なしEco−UV印刷″は 案できるようになり、″水 なかった新しい可能性を提 になってお んどんタイト 究。そこで確立した技術を とした資機材の改良を研 ラブルが皆無になった。パ 燥やパウダーに圭つわるト 堆積もなく作業時間削減が ストリッピングやグレース 井健常務︶ 宮本課長 エンジニアを ﹁納期はど れた。 ノロジー㈱の ている。これ圭でにはでき の搭載作業は印刷機を工場 ︲ また、刷り出し損紙は数 に設置した圭圭で、リョー ︲ 十枚程度で本刷りを始める 江東漸見工場で水なし印 ︲ また、乾きにくい紙やブ る。 ︲ ロッキングしやすい絵柄、 指して採用した。現在、本 ︲ にそれを始めていた金沢工 社工場では、菊全判水なし ・ Eco−UV印刷化は、先 ったデジタルコンテンツな ! 刷をスカ丁トしたのは、日 ども手掛ける。 ことは大きな意味かおる﹂ 羽鳥執行役員 専用Eco−UV4色機、 今井常務 ︲ tに才、 第三三種郵便物a冠句 1台のCTPから水なし版と水あり版を出力している
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