Bizメール&ウェブ ビジネス利用者マニュアル

Bizメール&ウェブ ビジネス
利用者マニュアル
3.01版
更
更新日
2012/11/1
新
履
版数
歴
主な更新内容
2.2 版
■サービス名称を「Biz メール&ウェブ ビジネス」に変更
2013/7/29
2.3 版
■P7 Microsoft Internet Explorer バージョン変更
■P15 パスワードルールの変更
■P19 ウェブメール注意文言追記
■P28 ウェブメール(携帯対応)に関する注意文言修正
2014/6/5
2.4 版
■1.2 推奨ブラウザバージョンの更新
■3.4 メールソフトの設定のバージョンを Outlook2010 に更新
■4.5 カスタムメールフィルタ注意文言追記
2015/4/1
3.0 版
■基盤システムバージョンアップに伴う更新
2015/4/8
3.01 版
■誤記修正
-1-
は
じ
め
に
この度は、Biz メール&ウェブ ビジネスをご契約いただきまして、ありがとうございます。
本書「Biz メール&ウェブ ビジネス 利用者マニュアル」では、「Biz メール&ウェブ ビジネス」をご使用になる方を対象に、
セットアップの手順やご使用にあたっての留意事項などを説明しています。
■関連マニュアル
マニュアル名
説明
対象
利用者マニュアル(本書)
利用者向けセットアップマニュアル
利用者
メール設定ガイド
利用者向けメール設定マニュアル
利用者
■使用する用語
本書では、次に示す用語や略語を使用しています。
用語・略語
正式名称,フルスペルまたは用語の意味
本サービス
Biz メール&ウェブ ビジネス
本サーバ
Biz メール&ウェブ ビジネス サーバ
本マニュアル
Biz メール&ウェブ ビジネス利用者マニュアル
お客様ドメイン名
(EXAMPLE.JP)
ウェブを参照するときの URL やメールアドレスの"@"以降の部分に使用されます。
本書では、アカウントに付与されたドメイン名に対して「お客様ドメイン名」(EXAMPLE.JP)
と表記しています。
管理者
アカウントの管理者権限を持つユーザを指します。
本サービスでは、「ご利用のご案内」に記載のあるユーザ ID(管理者)が該当します。
管理者はユーザ登録や権限の付与ができます。
利用者
本サーバに管理者が作成した登録済みのユーザを指します。
メールソフト
パソコンなどのクライアント上で動作する、メール送受信のためのソフトウェアを指しま
す。
Microsoft Outlook や Windows Live Mail などがその一例です。
■使用する記号
記号
記号の意味
使用上の制限事項や特定条件での禁止事項など、注意が必要な記述を示します。
操作のポイントになる重要な内容や、補足事項を示します。
■参考情報
本書に関連する情報の参照先を、次に示します。
・ユーザサポート
http://www.ocn.ne.jp/hosting/support/mw2/index.html
-2-
クイックスタートガイド
本ページでは、本サービスのご利用に当たり、最低限必要な設定の流れを表しています。
初
期
設
定
(
必
須
)
ユーザ情報の取得
アカウント管理者から、利用者のユーザIDや
パスワードなどのユーザ情報を取得します。
初期設定
コントロールパネルにログインして、
利用者の初期設定を行います。
ウェブメールを
ご利用になる場合
メ
ー
ル
設
定
参照
11 サービスの概要
サービスの概要
参照
22 ユーザ環境の初期設定
ユーザ環境の初期設定
ウェブメールの設定
コントロールパネルからウェブメールの設定を行
います。
参照
3.1
3.1 ウェブメールの機能
ウェブメールの機能
メールソフトを
ご利用になる場合
メールソフトの設定
お手元のパソコンにてメールソフトの設定を行い
ます。
参照
3.2
3.2 メールクライアントソフト
メールクライアントソフト
ウェアの設定
ウェアの設定
ブラウザでファイルを
アップロードする場合
全てのファイル(ファイルマネージャ)の操作
コントロールパネルからファイルをサーバにアップ
ロードします。
参照
5.2
5.2 全てのファイルの使い
全てのファイルの使い
方
方
フ
ァ
イ
ル
操
作
ウェブ
FTPソフトでファイルを
アップロードする場合
共有ファイルの操作
FTPソフトを用いてファイルをサーバにアップロー
ドします。
参照
5.3
5.3 共有ファイルの使い方
共有ファイルの使い方
ウェブサイトを
公開する場合
コンテンツの公開
ウェブに公開するファイルをサーバにアップロード
します。
参照
7.2
7.2 コンテンツの公開
コンテンツの公開
運
用
開
始
●本書の他に「管理者マニュアル」をご用意しています。本書での設定が終了しましたら、オプ
ション機能やお客さまのご利用目的に合わせて、各種設定を実施してください。
-3-
目次
クイックスタートガイド............................................................ 3
1
3
コントロールパネル .................................................... 6
セットアップ開始に必要な情報 ............................... 7
コントロールパネルへのログイン/ログアウト ....... 8
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
ログインに必要な情報 .............................................. 9
ログイン方法 .............................................................. 10
コントロールパネルからのログアウト ................. 11
コントロールパネルの設定 .................................... 12
パスワード変更.......................................................... 14
メールの機能................................................................16
3.1
ウェブメール(Active!Mail) ....................................... 17
3.1.1
ウェブメールの概要 .......................................... 17
3.1.2
ウェブメールの開始(パソコンから) .............. 18
3.1.3
ウェブメールの終了(パソコンから) .............. 20
3.1.4
ウェブメールの開始(スマートフォンから) .. 21
3.1.5
ウェブメールの終了(スマートフォンから) .. 22
3.2
メールソフトの設定 ................................................... 23
4
受信メールの自動処理 .............................................29
4.1
メールの自動処理の概要 ...................................... 30
4.1.1
自動受信の概要................................................. 30
4.1.2
実行の順序 .......................................................... 31
4.2
自動返信 ..................................................................... 33
4.2.1
自動返信の概要................................................. 33
4.2.2
自動返信の操作手順(新規登録) .............. 34
4.2.3
自動返信の切り替えと解除 ........................... 36
4.3
メール転送 .................................................................. 37
4.3.1
メール転送の概要 ............................................. 37
4.3.2
メール転送設定の操作手順 .......................... 38
4.4
ホワイトリストとブラックリスト(メールセキュリティな
しの場合) ................................................................................... 40
4.5
カスタムメールフィルターエラー! ブックマークが定
義されていません。
4.5.1
カスタムメールフィルターの概要.................. 41
4.5.2
フィルターの設定手順 ...................................... 41
5
各種ツール....................................................................44
5.1
5.2
5.3
5.4
6
ウェブ機能(ウェブサイトを公開する方向け) ..... 59
7.1
ウェブ機能の概要 ..................................................... 60
7.2
コンテンツの公開 ...................................................... 61
7.2.1
ファイル転送 ........................................................ 61
7.2.2
サーバ内のディレクトリ構造 .......................... 62
本サービスの概要 ........................................................ 5
1.1
1.2
2
7
フォルダ構成の概要 ................................................ 45
ファイルの管理の使い方 ........................................ 46
共有ファイルの使い方 ............................................ 48
ファイルの復元の使い方 ........................................ 51
FTP によるファイル転送 ...........................................52
6.1
FTP ソフトのセットアップ ......................................... 53
6.1.1
設定項目 ............................................................... 53
6.1.2
設定の手順 .......................................................... 53
-4-
1 本サービスの概要
この章ではご使用いただける基本的な機能と概要について説明します。
-5-
1.1 コントロールパネル
本サービスでは、メール、FTP および ウェブを中心に、各種のサービスを提供します。
本サーバに登録された「利用者」(管理者権限を持たないユーザ)の皆さまには、これらのサービスの使用や設定変更な
どのために、「コントロールパネル」をご利用いただけます。
表示されるコントロールパネルは、利用者の方に付与されている権限によって、表示される内容が異なります。
次に示す画面は、メール、FTP およびウェブの権限を付与された利用者がログインした場合の、画面表示の例です。
コントロールパネルでは、次の機能が利用できます。
機能
説明
メール
「メール」の機能によるメールの送受信のほか、メール関連の設定変更のページと各種のメ
ール関連ツールを提供します。この項目は、「メール」の権限が付与された利用者にのみ、表
示されます。
各種ツール
サーバ上でのファイル管理の機能を提供します。この項目は「FTP」の権限を付与された利
用者にのみ、表示されます。
アカウント設定
すべての利用者に向け、コントロールパネルの表示設定やパスワード変更の機能を提供し
ます。
-6-
1.2 セットアップ開始に必要な情報
本サービスを利用するためには、管理者の方からログイン情報などを受け取り、セットアップ作業の実施が必要です。
セットアップ開始に必要な情報を、次に示します。
·
·
·
·
セットアップ手順(本マニュアル)
メール、コントロールパネル、FTP を利用するためのログイン情報 (ユーザ ID、パスワード など)
コントロールパネルの URL
メールアドレス、メールサーバ名(メールを使用する場合)
※管理者からの情報に不足点などがある場合は、管理者の方にご確認ください。
本サービスは、インターネットを経由して、各種のサービスを提供しております。
その為、本サービスをご利用頂く為には、インターネットとの接続に問題ない事が前提となります。
又、使用するコンピュータでは、次に示すウェブブラウザがインストールされ、動作していることが必要となります。
ウェブブラウザが動作する
クライアント環境
インターネットに接続し、ホームページを閲覧できる環境をご用意ください。
使用するコンピュータには、次の環境が必要です。
・Windows 7 / Windows 8.1
Internet Explorer version 11.0
Chrome version 37.0
FireFox version 32.0
・Mac OS X
Chrome version 37.0
FireFox version 32.0
Safari 7
※ 回線やインターネット接続等につきましては、お客様とご契約されておりますプロバイダーや接続業者様へお問い合
わせ下さい。
-7-
2 コントロールパネルへのログイン/ログアウト
この章では、コントロールパネルへの最初のログインと、そのときに必要なセットアップにつ
いて説明しています。
-8-
2.1 ログインに必要な情報
コントロールパネルにログインするためには、次の情報が必要です。
・コントロールパネルの URL
URL の例:https://XXXXX.bizmw.com/ControlPanel/
コントローパネルの URL は、管理者より通知されます。
・ユーザ ID とパスワード
本サービスを使用する利用者の方々に、原則として1名に1組の「ユーザ ID とパスワード」が付与されます。ユー
ザ ID とパスワードは、それぞれ英数字と英記号(半角のみ)で構成されています。
ユーザ ID とパスワードは、管理者の方が 本サーバに登録するものです。この情報が不明な場合には、お客様
内の管理者の方に ご確認ください。
-9-
2.2 ログイン方法
コントロールパネルにログインするための手順を、次に示します。
①
ブラウザを起動しコントロールパネルの URL にアクセスし、「ユーザ ID」と「パスワード」を入力し「ログイン」ボタンを
クリックします。
利用者でのログイン
「ユーザ ID」や「パスワード」が不明の場合や、ログインできない場合は、管理者の方にご確認くださ
い。
コントロールパネルにログインできない場合,次の確認が必要です。
・「大文字と小文字」や「よく似た文字」(数字のイチ(1)と小文字のエル(l)など)も含めて確認して入力
する。
②
ログインに成功すると、次の画面が表示されます。
- 10 -
2.3 コントロールパネルからのログアウト
コントロールパネルにからログアウトするための手順を、次に示します。
①
コントロールパネルよりログアウトする場合は、画面上のログアウトボタンをクリックします。
②
ログアウトされると、以下の画面が表示されます。
- 11 -
2.4 コントロールパネルの設定
コントロールパネルへのログインに成功した後、次に示すアカウント設定を行います。
①
コントロールパネルの画面の下側にある「アカウント設定」グループ内の「プロフィールの更新」をクリックします。
②
表示される「アカウントの設定 >> プロフィールの更新」の画面で、次の項目を修正します。
修正しましたら、「保存」をクリックします。
メッセージ「プロフィールが更新されました」が表示されると、設定は終了です。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
- 12 -
2.4 コントロールパネルの設定(続き)
<設定項目>
項目
説明
この欄を利用者の方が編集すると、管理者が利用する「ユーザリスト」の氏名欄に反映され
ます。
[1] 氏名
使用可能な文字種
文字数
・アルファベット半角・全角
・0 から 9 までの半角・全角数字
・記号の一部 - . _
1~128
[2] ログアウト
自動でタイムアウトする時間を設定します。
コントロールパネルで無操作のまま指定した時間を過ぎると、自動的にログアウトされま
す。
[3] タイムゾーン
世界の各国や各地方で定められた、地区ごとの標準時間帯のことです。
デフォルトで「アジア/東京」(日本標準時)が選択されています。
[4] 日付書式
[5] 時刻の書式
[6] 日付と時刻
[7] PCの
エンコード
日付や時刻の表示形式を指定できます。たとえば、「午後 7 時 10 分」を「7:10 PM」か「19:10」
に表示させるかを選択できます。
デフォルトのエンコードとは、コントロールパネルの「ファイル管理」機能でファイルを表示す
る場合のエンコードを選択する項目です。
通常は、そのままの状態でお使いいただくことをお勧めしますが、お客さま環境で必要なエ
ンコードが UTF-8 以外の場合には、管理者の方の指示にしたがい、この部分を変更してく
ださい。
- 13 -
2.5 パスワード変更
管理者から通知されたパスワードを、変更する手順を次に示します
①
「アカウント設定」グループ内の「パスワード変更」をクリックします。
②
表示される「アカウントの設定 >> パスワード変更」の画面で、次の情報を入力します。
入力し、[保存] をクリックすると、(特に問題がない場合には)メッセージ「パスワードが更新されました」が表示され
ます。
- 14 -
<設定項目>
項目
現在のパスワード
新規パスワード
パスワードの確認
説明
使用中のパスワードを入力します。
新しく使用するパスワードを入力します。
「新規パスワード」と同一のパスワードを入力します。
ここで変更したパスワードは,次のものに一括して適用されます。
・コントロールパネルのログイン時に用いるパスワード
・メールソフトでのメール送受信時のパスワード
・本サーバへの FTP ログイン時に用いるパスワード
<使用できる文字>
項目
文字数
要件
説明
8 文字以上 32 文字以下
半角の数字
半角の英字大文字(※)
使用可能な文字
半角の英字小文字(※)
半角の英記号
@#$%^*()_+=-&
※ 大文字と小文字は区別されます。たとえば、「大文字のA」と「小文字のa」は、別な文字の扱いになります。
パスワードには、英大文字、英小文字、数字、英記号をそれぞれ 1 文字以上含む必要が
あります。
パスワードの文字列は、次のように選択されるよう、お勧めします。
・辞書に載っている単語や固有名詞などは使用しない。辞書に載っている単語を含める場合には、
あえてスペルを誤る。
・メモを残さなくてよいように、自分では思い出しやすいものにする。
・同じフレーズを繰り返すなど、長さをより長くする。
- 15 -
3 メールの機能
この章では、本サービスが提供するメールサービスのうち、送受信をするための基本機能
について説明しています。
ここでは、ウェブを経由してメールの送受信をするための「ウェブメール」の機能と使用方法、
メールソフトを使用した送受信環境の設定手順を説明します。
この章の記述は、ユーザにメールの権限が付与されていることが前提です。
- 16 -
3.1 ウェブメール(Active!Mail)
3.1.1 ウェブメールの概要
本サービスでは、ウェブメールの機能を使用することによって、メールソフトを利用せずにメールの送受信ができます。
<ウェブメールの画面イメージ>
- 17 -
3.1.2 ウェブメールの開始(パソコンから)
ここでは,コントロールパネルから,ウェブメール(Active!Mail)にログインする手順を示します
①
コントロールパネルにログインし、「ウェブメール」のアイコンをクリックします
②
表示される Active!Mail の画面で,ユーザ ID とパスワードを入力し,「ログイン」をクリックします。
ここで入力するユーザ ID とパスワードは,コントロールパネルにログインするときのものです。
- 18 -
③
ログインに成功すると,次の画面が表示されます。
Active!Mail 機能や利用方法についてはオンラインヘルプを参照ください。
オンラインヘルプは,Active!Mail の画面右上側にあります
- 19 -
アイコンから起動できます。
3.1.3 ウェブメールの終了(パソコンから)
ここでは,起動中の Active!Mail の終了の手順を説明します。
①
Active!Mail の画面から、右上側にある [ログアウト] のボタンをクリックします。
④
Active!Mail からログアウトし,ログイン画面に戻ります。
- 20 -
3.1.4 ウェブメールの開始(スマートフォンから)
ここでは,スマートフォンを使用し,ウェブメール(Active!Mail)にログインする手順を示します
①
スマートフォンから,次の URL にアクセスします。
・https プロトコルを使用可能な機器の場合
URL:https://お客さまドメイン名/am_bin/slogin
・https プロトコルを使用できない場合
URL:http://お客さまドメイン名/am_bin/slogin
②
表示されるウェブメール(Active!Mail)のログイン画面で,次のものを入力し,「ログイン」をクリックします。
<入力項目>
③
ログイン ID
本サービスで作成したメールドレス(ユーザ ID)
パスワード
メールアドレスに対応したパスワード(ユーザ ID のパスワード)
次の画面が表示されると,ウェブメール(Active!Mail)へのログインに成功しています。
- 21 -
3.1.5 ウェブメールの終了(スマートフォンから)
ここでは,起動中の Active!Mail の終了の手順を説明します。
①
画面の右上にある,次の位置をクリックします。
②
表示される次の画面で,「ログアウト」をクリックします。
③
次の画面が表示されると,ウェブメール(Active!Mail)からのログアウトに成功しています。
- 22 -
3.2 メールソフトの設定
ここでは、Microsoft Office Outlook2010 を利用する場合の設定手順を示します。
それ以外のメールソフトの設定については「メール設定ガイド」をご確認ください。
お客様内の管理者の方から、下記以外の設定をするよう指示がある場合には、管理者の方の指示を優先してください。
①
Microsoft Office Outlook 2010 (以降「Outlook」と略す) を起動します。
②
「ファイル」をクリックし情報欄が出たら「アカウントの追加」をクリックします。
③
【自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)】を選択し、
【次へ】をクリックします。
- 23 -
3.2 メールソフトの設定(続き)
④
サーバの種類の画面が表示されますので、【インターネット電子メール】を選択し【次へ】をクリックします。
⑤
ここで、必要な情報を入力し「詳細設定」をクリックします。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
<設定項目>
Outlook の画面表示
内容
入力例
[1] 名前
メールの送信者欄に表示させる氏名
太郎
[2] 電子メールアドレス
管理者から指定されたメールアドレス
[email protected]
[3] アカウントの種類
【POP3】を選択
[4] 受信メールサーバ
お客さまドメイン名 ※1
EXAMPLE.JP
[5] 送信メールサーバ
お客さまドメイン名 ※1
EXAMPLE.JP
[6] アカウント名
ユーザ ID(メールアドレスの@より左の部分)
user01
[7] パスワード
ユーザ ID で設定したパスワード
XXXXXX
※1. サーバへのメールの送信およびメールの受信を暗号化してご利用の場合はコントロールパネルにアクセスす
る URL のドメイン「ユーザ ID(管理者).bizmw.com」を入力してください。
- 24 -
3.2 メールソフトの設定(続き)
本サービスのご利用開始当初は新サーバだけでなく、旧サーバにもメールが届く可能性が、
あるため、ご利用のメールソフトに 1 週間程度併用設定をして頂く必要があります。
設定方法につきましては下記 URL をご参照下さい。
http://www.ocn.ne.jp/hosting/order/shift/mail.html
⑥
【全般】タブをクリックし【メールアカウント】に任意のアカウント名を入力します。
メールアカウント名はアカウント表示で使用されます。
同名のメールアカウント名は設定できません。
Biz メール&ウェブ ビジネスのアカウントであることが分るように設定いただくことをお勧めいたします。
⑦
【送信サーバ】タブをクリックし【送信サーバー(SMTP)は認証が必要】にチェックを入れ、
【受信メール サーバーと同じ設定を使用する】を選択します。
- 25 -
3.2 メールソフトの設定(続き)
⑧
【詳細設定】のタブをクリックし、【送信サーバ(SMTP)】の欄を【587 】へ変更し【OK】をクリックします。
⑨
インターネット電子メールの設定画面へ戻りましたら、【次へ】をクリックします。
⑩
セットアップの完了画面が表示されますので、右下の【完了】ボタンをクリックして、設定は完了です。
- 26 -
3.2 メールソフトの設定(続き)
<暗号化してご利用になる場合>
管理者からの通知でサーバへのメール送信およびメール受信を暗号化してご利用の場合は、「このサーバは暗号化され
た接続(SSL)に必要」にチェックを入れます。
表を参考に各設定項目を入力し、【詳細設定】をクリックします。
[1]
[2]
[3]
設定項目
設定内容
[1]アカウントの種類
【POP3】を選択
[2]受信メールサーバ
ユーザ ID(管理者).bizmw.com
[3]送信メールサーバ
ユーザ ID(管理者).bizmw.com
【送信サーバ】のタブをクリックし、【送信サーバー(SMTP)は認証が必要】にチェックを入れ、
【受信メールサーバと同じ設定を使用する】を選択します。
- 27 -
【詳細設定】のタブをクリックし、 【このサーバは暗号化された接続(SSL)が必要】にチェックを入れ、
【受信サーバ(POP3)】の欄が【995】に変更されていることを確認します。
次に【送信サーバ(SMTP)】の欄を【587 】へ変更し、【OK】をクリックします。
- 28 -
4 受信メールの自動処理
この章では、メールの機能のうち、受信メールに対する自動処理の機能と使用方法につい
て説明しています。
- 29 -
4.1 メールの自動処理の概要
4.1.1 自動受信の概要
メールの自動処理とは、本サービスのユーザ宛に送信されたメールに対してサーバ内で自動的に実行される処理で
す。
この処理には、次のものが含まれます。
機能
説明
自動返信
該当のメールアドレス宛に送信されたメールを、その送信者に対して自動
的にメッセージを返信する機能です。
メール転送設定
該当のメールアドレス宛に送信されたメールを、そのまま他のアドレスに
転送する機能です。
ホワイトリストとブラックリスト
(メールセキュリティなしの場合)
条件に合致する場合に自動処理の一部を経由せず、受信箱やゴミ箱フォ
ルダにメールを配送します。
カスタムメールフィルタ
受信したメールが条件に合致する場合にフォルダへの振り分けや転送、
削除などの処理を自動的に実行するための機能です。
- 30 -
4.1.2 実行の順序
本サーバに到着したメールに対する、自動処理の実行順序を、次に示します。
- 31 -
4.1.2 実行の順序(続き)
<実行の順序>
①
本サーバでは、メールが到着すると初めに「メール転送設定」の設定状況を確認します。
転送するメールアドレスが設定され、かつ「メールボックスに転送されたメールのコピーを残さない」に指定されてい
る場合、メールを転送した後は次の処理に進まずに終了します。
「メール転送設定」がされていない場合や、転送先が設定され[メールボックスに転送されたメールのコピーを残す]
が設定されている場合には、次の処理に進みます。
②
「自動返信」の設定状況を確認します。
自動返信の設定が有効の場合には、該当の自動返信処理が実行されます。また自動返信設定が有効、無効に関
わらず、次の処理に進みます。
③
ホワイトリストを確認します。
メールの From のメールアドレスがホワイトリストに登録されている場合、メールは受信箱に保存されます。該当しな
い場合には、次の手順に進みます。
④
ブラックリストを確認します。
メールの From のメールアドレスがブラックリストに登録されている場合、メールはごみ箱に保存されます。該当しな
い場合には、次の手順に進みます。
⑤
カスタムメールフィルタの設定を確認します。
受信したメールは、カスタムメールフィルタの設定に従って自動処理が実行されます。
どの条件にも一致しない場合、メールは受信箱に保存されます。
なお、ウェブメール(Active!Mail)でフィルタ設定を実施している場合、ウェブメールを起動した時点で設定されたフ
ィルタが適用されます。
- 32 -
4.2 自動返信
4.2.1 自動返信の概要
自動返信機能は、メールが着信すると、メールの送信者に向けて、メッセージを返信します。
複数の自動返信メッセージを登録できますが、有効にできるのは、そのうちの1件だけです。
返信されたメールの件名には、先頭に「Auto-Reply」という文字列が追加されます。
たとえば、件名が「ご案内」というメールに対して自動返信した場合の件名は「[Auto-Reply] ご案内」
になります。
- 33 -
4.2.2 自動返信の操作手順(新規登録)
自動返信の新規登録の手順を、次に示します。
①
コントロールパネルにログインの後、画面左側のメニューから「メール」をクリックし、表示されるメニューから「自動
返信」のアイコンをクリックします。
②
「自動返信」の画面で「新規作成」ボタンをクリックします。
- 34 -
4.2.2 自動返信の操作手順(新規登録)(続き)
③
「自動返信の追加」の画面で「メッセージ名」と「メッセージの内容」を入力し「保存」ボタンをクリックします。
・ メッセージ名は、該当するメッセージの名前であり、自動返信の画面に表示されるものです。
実際に自動返信されるメッセージには、含まれません。
・ メッセージ内容は、自動返信されるメールの本文に使用されます。
④
自動返信の画面にメッセージが追加されます。
上記の手順で「保存」ボタンの代わりに「保存・次の作成」ボタンをクリックすると、引き続き自動返信の作成ができま
す。
- 35 -
4.2.3 自動返信の切り替えと解除
自動返信の機能では、登録済みのメッセージのうち、どれか1つを有効にできます。
右側にある「有効」をクリックすると、該当の自動返信メッセージが適用されます
自動返信機能を使用しない設定にするには、「自動返信を無効にする」をクリックします。
登録済みのすべてのメッセージで、状態が「自動返信 OFF」と表示され無効になります。
- 36 -
4.3 メール転送
4.3.1 メール転送の概要
メール転送設定とは、該当メールアドレス宛に送信されたメールを、そのまま他のメールアドレスに転送する機能のこ
とです。
機能の概要を、次に示します。
・ 着信したメールを指定した他のメールアドレスに転送します
・ 転送先には複数のアドレスを設定することもできます。登録できるアドレス数に制限はありませんが、快適に本サー
ビスをご利用いただくには、プランごとに推奨値を定めています。
具体的な値については、以下のページを参照してください。
推奨値:http://www.ocn.ne.jp/hosting/function/mw2/20.html
- 37 -
4.3.2 メール転送設定の操作手順
転送先アドレスの設定手順を、次に示します。
①
コントロールパネルにログインし、「メール転送設定」のアイコンをクリックします。
②
「メール転送設定」の画面で「新規作成」ボタンをクリックします。
③
「新規メール転送設定の作成」画面の「転送先:」の項目に、メールを転送させるメールアドレスを入力し「保存」ボ
タンをクリックします。
- 38 -
4.3.2 メール転送設定の操作手順(続き)
④
転送先のアドレスが設定され「メール転送設定」の画面内の「転送」の項目に該当のアドレスが追加されます。
上記の手順③で「保存」ボタンの代わりに「[保存・次の作成」ボタンをクリックすると、引き続き転送先のアドレスを入力
できます。
- 39 -
4.4 ホワイトリストとブラックリスト(メールセキュリティなしの場合)
ホワイトリストとブラックリストの機能は、オプションサービス「メールセキュリティ」を ご使用でない場合に限り有効になり
ます。
ホワイトリストに登録しますと、該当するアドレスからのメールを受信した場合、一部の自動処理を経由せず、受信箱に届
きます。逆にブラックリストに登録しますと、該当するアドレスからのメールを受信した場合、一部の自動処理を経由せず、
ゴミ箱フォルダに送られます。
<ホワイトリストへ追加>
<ブラックリストへ追加>
ホワイトリストとブラックリストで メールアドレスやドメインを指定する場合、該当するメールの「送信
者」のものを指定することが必要です。
ここで「送信者」とは、必ずしも該当するメールの"From"のアドレスではありません。
メールヘッダー内の"Sender"に指定されたものが該当します。
このため、特定のメールの送信者をリストに登録する場合には、メールヘッダーの確認が必要になり
ます。
ホワイトリストとブラックリストには、メールアドレス又はドメインを登録してください。
(登録例)
・メールアドレスの場合:[email protected]
・ドメインの場合
:example.jp(※サブドメインの場合:spam.example.jp)
- 40 -
4.5 カスタムメールフィルタ
4.5.1 カスタムメールフィルタの概要
カスタムメールフィルタとは、受信したメールに対して指定した条件に合致した場合にフォルダへの振り分けや転送、削
除などの処理を自動的に実行するための機能のことです。
本サービスで標準搭載のウェブメールでは、メールの権限を付与されたすべてのユーザが、カスタムメールフィルタの
機能を使用でき、複数の「フィルタ」を設定できます。
4.5.2 フィルタの設定手順
①
コントロールパネルにログインし、「カスタムメールフィルタ」のアイコンをクリックします。
②
「新規作成」ボタンをクリックします。
- 41 -
4.5.2 フィルタの設定手順(続き)
③
「条件」や「アクション」などを入力し「保存」ボタンをクリックします。
[1]
ル ー ル
は 上 か
ら
評 価 さ
れる
[4]
項目名
[1] フィルタ名
[2] 条件
説明
フィルタの名称を指定します。
条件を指定します。複数の条件を指定した場合、指定したすべての条件を満たした場合
にのみ、「アクション」が実行されます。
条件項目1:「本文」「差出人」「宛先」「Cc」「件名」
条件項目2:「次を含む」「次を含まない」「次で始まる」「次で始まらない」「空欄」
「空欄ではない」「次で終わる」「次で終わらない」「次の通り」「次ではない」
条件項目3:任意の文字列を入力
※日本語や全角文字、機種依存文字などは指定できません。
※大文字と小文字は区別されません。
[3] アクション
[4] 自動返信
④
指定した条件に該当する場合に自動処理の内容を指定します。ウェブメールで使用する
指定した「フォルダを選択」や「転送」「削除」の処理を指定できます。
※転送を指定した場合はメールボックスにメールのコピーを残さずに転送されます
指定した条件を満たした場合「アクション」の項目で指定した処理に加えて
自動返信を実行する事ができます。
本書「4.2 自動返信」で登録した処理を実行させることができます。
「カスタムメールフィルタ」の画面に、フィルタが追加されます。
「保存」ボタンの代わりに「保存・次の作成」ボタンをクリックすると、引き続き、フィルタを作成できます。
- 42 -
カスタムメールフィルタの条件に以下の半角記号を含む文字列を設定した場合には、記号の左側に
"\"(半角の円記号)を入力する必要があります。
"
"
"
"
"
."
+"
*"
["
]"
(ドット記号)
(プラス記号)
(アスタリスク)
(大括弧)
(大括弧)
設定例
文字列「biz.hosting」を指定する場合は、「biz\.hosting」と入力します。
文字列「biz*hosting」を指定する場合は、「biz\*hosting」と入力します。
※ お使いの機器によっては、"\"(半角の円記号)の代わりに "\" (半角のバックスラッシュ)が表
示されることがあります。
- 43 -
5 各種ツール
この章では、本サーバのディレクトリ構成の概要と、コントロールパネル上の「各種ツール」
グループの機能について、説明しています。
この章の記述は、ユーザに FTP の権限が付与されていることが前提です。
- 44 -
5.1 フォルダ構成の概要
この節では、FTP 権限が付与された利用者が、FTP を使用して本サーバにログインした場合のディレクトリ構成と各ディレ
クトリの役割について説明します。
この一覧に記載しているディレクトリやファイルを FTP 経由で変更や削除すると、コントロールパネルなどからのアクセス
時に予期せぬ動作をすることがあります。
利用者環境におけるディレクトリ構造の概要を次に示します。
├
│
│
│
│
│
│
│
│
│
└
mail/
├─
├─
├─
├─
├─
├─
├─
└─
.Drafts/
.Junk/
.Quarantine/
.Sent Items/
.Trash/
cur/
new/
tmp/
www/
└─ htdocs/
おもなディレクトリ
おもな機能
/mail
ユーザのメールフォルダ
/mail/new
ユーザの未読メールが保存されています
/mail/cur
ユーザの既読メールが保存されています
/mail/.Drafts
下書きメールフォルダ
/www
ユーザのウェブフォルダ
/www/htdocs
ユーザのウェブフォルダ(ウェブ権限)
この一覧に記載しているディレクトリやファイルに変更や削除を行った場合、システムが正常に動
作しなくなる事があります。
FTP やコントロールパネルからアクセスをする場合には、十分に注意してください。
- 45 -
5.2 ファイルの管理の使い方
「ファイルの管理」とは、コントロールパネルを経由して本サーバ内のファイルを管理する機能のことです。
このツールは、ファイルの作成や削除、圧縮や共有設定、バックアップからの復元など、ファイルに関する各種の管理機
能を提供します。
①
コントロールパネルにログインし、「ファイルの管理」のアイコンをクリックします。
②
「ディレクトリ閲覧時のコード」が UTF-8 であることを確認します。
ファイルの管理の機能を使用する場合、画面内の「ディレクトリ閲覧時のエンコード」の項目を
UTF-8 から変更しないでください。
この項目を変更すると画面表示に問題が発生することがあります。
- 46 -
5.2 ファイルの管理の使い方(続き)
③
「ファイルの管理」から使用できる機能の一覧を次に示します。
[1]
機能
[1] 作成関連機能
アップロード
説明
お客さまにてご用意いただいたファイルをサーバ上に保
存ができます。
ファイルの作成
ファイルを新規に作成します。
ディレクトリの作成
ディレクトリを新規に作成します。
[2] 一括編集機能
・削除
・圧縮
・共有
[3] 個別編集機能
・プロパティ
・コピー
・移動
・名前の変更
選択したディレクトリやファイルに対して、一括して処理が
できる機能です。
なお、「共有」の機能については「5.3 共有ファイルの使い
方」で、「ファイルの復元」の機能については「5.4 ファイルの
復元の使い方」で説明します。
ファイルごとに処理ができる機能です。
同一ディレクトリ内にディレクトリとファイルとで同一の名前を付与する事はできません。
また権限を持たないディレクトリやファイルの操作を行う事はできません。
- 47 -
5.3 共有ファイルの使い方
共有ファイルとは、本サービスに登録されたユーザ間で、ファイルを共有するための機能のことです。
この機能を使用すると、コントロールパネルの「ファイルの管理」の機能で複数のユーザ間でファイル共有が実現できま
す。
・ 本 サーバ上で FTP の権限を付与されたユーザは、ファイルの共有ができます。
・ 共有されたファイルは、ユーザやグループを制限した共有ではなく本 サーバの FTP 権限を付与された全てのユーザか
ら参照できます。
ここでは例としてユーザ名「user01」が「kyoyu」というディレクトリを作成し、共有の設定をします。
①
コントロールパネルにログインし「ファイル管理」のアイコンをクリックします。
②
画面の上にある「ディレクトリ作成」のアイコンをクリックします。
- 48 -
5.3 共有ファイルの使い方(続き)
③
「新規ディレクトリ名」にディレクトリ名を入力し「保存」をクリックします。
④
作成したディレクトリ名の左側にチェックを入れて「共有」ボタンをクリックします。
⑤
「選択された項目/ファイルを共有してもよろしいですか? ディレクトリ内のファイルもすべて共有されます」という
メッセージが表示されますので、「OK」をクリックします。
- 49 -
5.3 共有ファイルの使い方(続き)
⑥
ここまでの手順により、共有されたファイルが次の位置で参照できます。
共有ファイルのパス:/user01/kyoyo/(ファイル名)
- 50 -
5.4 ファイルの復元の使い方
本サービスでは、1日に1回 サーバ上のユーザ領域にあるファイルのバックアップを取得しています。「ファイルの復元」
の機能では、ユーザが指定したディレクトリやファイルをバックアップから復元をします。
「ファイル管理」の画面で、復元対象のディレクトリまたはファイルを選択し「ファイルの復元」をクリックしますと、この機能
が実行されます。
ファイルの復元では、指定したファイルやディレクトリを復元しますが、1 日 1 回のバックアップは深
夜帯(おおむね午前1時から午前5時まで)に実施されたデータが対象となります。
また、「ファイルの復元」画面では、復元する際のファイルについて指定することが出来ます。
「既存のファイルを上書きさせない」のチェックの有無については、以下の通りです。
・ 「既存のファイルを上書きさせない」にチェックがない状態で実行した場合
⇒取得済みのバックアップファイルが既存のファイルへ上書きを行います。
既存のファイルがバックアップのファイルと差分がある場合、バックアップデータにて上書きされる為、
更新部分が消えますのでご注意ください。
・ 「既存のファイルを上書きさせない」にチェックがある状態で実行した場合
⇒取得済みのバックアップファイルが既存のファイルへ上書きを行いません。
バックアップ上にあるデータのみファイルがある場合に限り、指定したファイルが復元されます。
上書きが実行された場合、元の状態(「ファイルの復元」を実行する直前の状態)に戻すことはでき
ません。実行する際は十分にご留意の上でご使用ください。
- 51 -
6 FTP によるファイル転送
この章では、FTP ソフトを使用して 本サーバにアクセスするための、環境設定の手順を説
明します。
ここでは、手順の説明のために、フリーソフトウェア「FFFTP」を取り上げています。
- 52 -
6.1 FTP ソフトのセットアップ
6.1.1 設定項目
設定に必要な項目を、次に示します。
・ サーバ名:
サーバ名は、本サービスでご利用のドメイン名を用います。
・ ログイン情報 (ユーザ ID、パスワードなど):
ユーザ ID は、コントロールパネルにログインする際に用いるユーザ ID、パスワードと同一です。
6.1.2 設定の手順
①
FTP ソフトをインストールして、ソフトを起動します。(ここでは、FFFTP バージョン 1.98d を使用します。)
②
FFFTP を起動し「接続」をクリックします。
※ 以下のように、FFFTP 起動時に「ホスト一覧」画面が立ち上がる場合は、手順④に進んでください。
- 53 -
6.1.2 設定の手順(続き)
③
「ホストの設定」をクリックします。
④
「新規ホスト」ボタンをクリックします。
- 54 -
6.1.2 設定の手順(続き)
⑤
各項目を入力します。
[2]
2]
[3]
[4]
[5]
本サーバにアクセスするために以下の情報を設定します。
FFFTP の設定項目
⑥
入力内容
入力例
[1] ホストの設定名
任意の文字列(画面に表示される設定 EXAMPLE.JP
名)
[2] ホスト名
(アドレス)
お客様ドメイン名
EXAMPLE.JP
[3] ユーザ名
使用するユーザ名
user01
[4] パスワード/パスフレーズ
使用するユーザ名に対応するパスワード XXXXXX
(「2.5 パスワード変更」で変更可能)
[5] ホストの初期フォルダ
ファイルの転送先
/www/htdocs
「拡張タブ」をクリックし「PASV モードを使う」にチェックがあることを確認します。
- 55 -
6.1.2 設定の手順(続き)
⑦
「高度タブ」をクリックし「LIST コマンドでファイル一覧を取得」にチェックマークがあることを確認して「OK」をクリック
します。
⑧
「暗号化」タブをクリックし、「FTPS(Explicit)で接続」と「FTPS(Implicit)で接続」のチェックを外し、[OK]ボタンをクリッ
クします。
- 56 -
6.1.2 設定の手順(続き)
⑨
「接続」ボタンをクリックします。
⑩ 「はい」ボタンをクリックします。※本画面は初回接続時のみ表示されます。
⑪
ローカルディレクトリとリモートディレクトリを変更します。
クライアント側(左側):ローカル環境(パソコン内など)の、コンテンツが格納されている場所
サーバ(右側):/www/htdocs/<ウェブエイリアス名>
次に示す画面の例では、「userfiles」が「ウェブエイリアス名」に該当します。
「userfiles」をダブルクリックします。
- 57 -
6.1.2 設定の手順(続き)
⑫
クライアント側(左側)でファイルを選択し、上向きの青い矢印をクリックすると、ファイルが転送され、サーバ(右側)
の画面に該当するファイルが表示されます。
⑬
ファイルのアップロードが完了しますと、サーバ(右側)に転送したファイルが表示されます。
- 58 -
7 ウェブ機能(ウェブサイトを公開する方向け)
ここでは、本サーバを使用して、利用者(管理者権限を持たないユーザ)がコンテンツを公開
するための手順を説明します。
- 59 -
7.1 ウェブ機能の概要
本サービスでは、ユーザに次の権限がすべて付与されている場合、管理者権限がなくてもウェブによるコンテンツの公開
ができます。
・ 該当するユーザに、FTP とウェブの権限が付与されていること
・ 該当するユーザの環境に、1つ以上の「ウェブエイリアス」が設定されていること。ウェブエイリアスとは、利用者がウ
ェブを公開するための領域のことです
付与されている権限や設定などについては、管理者の方にご確認ください。
- 60 -
7.2 コンテンツの公開
7.2.1 ファイル転送
作成したウェブコンテンツを公開するためには、作成したファイルをウェブサーバに転送する処理が必要です。
本サービスでは、次の2つの方法でファイルの転送ができます。
<コントロールパネル内の「ファイル管理」を使用する。>
「ファイル管理」では、ファイルを1つずつサーバに転送できますが、複数のファイルが一括して転送できないなどの
制約があります。
使用手順などについては、「5.2 ファイルの管理の使い方」を参照してください。
<FTP ソフトを利用する>
FTP ソフトでは、複数のファイルの一括転送などの多彩な処理が可能です。ただし、FTP ソフトの初期設定が必要
です。
セットアップ手順の例は、「6.1FTP ソフトのセットアップ」を参照してください。
- 61 -
7.2.2 サーバ内のディレクトリ構造
本サービスの利用者が FTP ソフトなどを使用してサーバにログインすると次のディレクトリ構造にアクセスできます。
/
├─ mail
└─ www
└─ htdocs
├─ <ウェブエイリアス1>
└─ <ウェブエイリアス2>
:
FTP ソフトなどでログインをしたときに、htdocs 以下にサブディレクトリがない場合、ウェブエイリアスが設定されていな
状態です。この場合には、お客さま内の管理者にご相談ください。
例えば、<ウェブエイリアス1> の下にコンテンツを格納すると、次の URL から参照できます。
http://www.example.jp/<ウェブエイリアス1>/
利用者が CGI スクリプトをアップロードする事はできません。
管理者のみ CGI スクリプトを「/cgi-bin/」にアップロードする権限があります。
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