国政だよりNO.219

2015 年 4 月 7 日
No.219
又市征治
国政だより
又市征治事務所
発行責任者
東
篤
富 山 市 下 新 町 8-16
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参議院で審議されている政府予算案に対する一般質疑が、4月2日に予算委員会
において行われました。又市征治議員は、アジア外交を中心に菅官房長官、岸田外
務大臣の見解を質しました。
戦 後 70年 談 話 の意 義 。21世 紀 懇 談 会 の役 割 について
又 市 議 員 は談 話 の意 義 、談 話 作 成 における21世 紀 懇 談 会
の役 割 について質 しました。
菅 官 房 長 官 は 、 談 話 に おいて日 本 が 今 後 、 ど のような世 界 を
作 ろうとしているのか、70年 の日 本 の歩 みが明 らかにされると答
弁 しました。懇 談 会 では、21世 紀 の世 界 のあり方 、日 本 の果 た
す役 割 を議 論 しても らい、 それ を踏 まえ て談 話 が 出 されると 答 弁
しました。
談 話 は世 界 の注 目 を集 めている。日 中 韓 の関 係 改 善 に貢 献 しなければならない
又 市 議 員 は、世 界 的 に談 話 が注 目 を浴 びていることを指 摘 するとともに、この間 、日 中 韓
関 係 が正 常 化 され ていない 中 、談 話 は関 係 改 善 に役 立 つものでなければならない、役 に 立
たないような内 容 なら、出 さないほうが良 かったということになりかねないと述 べ、見 解 を求 めま
した。
菅 官 房 長 官 は、大 戦 への反 省 、戦 後 の平 和 国 家 としての歩 み、今 後 の貢 献 について書 き
こむと答 弁 するのに止 まりました。
日 中 関 係 改 善 に向 けて、中 国 の懸 念 を払 しょくする必 要 がある
又 市 議 員 は、 中 国 は昨 年 の 日 中 外 相 会 談 で確 認 さ れ た4項 目 を、 日 本 側 が 遵 守 す る か
を見 守 っている。その中 心 は歴 史 認 識 の問 題 である。中 国 側 の懸 念 をどのように払 しょくする
のかが現 在 問 われているのではないかと、外 務 大 臣 の見 解 を質 しました。
これに対 し岸 田 外 務 大 臣 は、日 中 関 係 は改 善 に向 かっている。歴 史 認 識 については、歴
代 内 閣 の歴 史 認 識 を全 体 として継 承 することを中 国 に伝 えてある。これからも丁 寧 に説 明 し、
未 来 志 向 の関 係 を発 展 させる姿 勢 を示 していきたいと答 弁 しました。
日 本 と韓 国 の関 係 は変 化 したのか
さ ら に 又 市 議 員 は 、 外 務 省 の ホ ーム ペー ジに おけ る 韓 国 に つい ての 表 現 が 変 更 さ れ 、 韓
国 外 務 省 からコメントも出 されているが、変 更 した理 由 を質 しました。
外 務 大 臣 は、韓 国 は「民 主 主 義 、市 場 経 済 の国 」であるとの認 識 は変 わっていないとしつ
つ、従 来 、言 われていた「自 由 」について言 及 しませんでした。
最 後 に又 市 議 員 は、昨 年 のストックホルムでの日 朝 合 意 以 降 、関 係 に進 展 がないことを指
摘 し、日 本 としてどのように関 係 を改 善 していこうとしているのかを質 しました。