和歌山市地区避難計画策定支援委託業務仕様書 (業務名称) 第1条 本

和歌山市地区避難計画策定支援委託業務仕様書
(業務名称)
第1条 本業務の名称は「和歌山市地区避難計画策定支援委託業務」とする。
(適用)
第2条 本仕様書は和歌山市(以下「発注者」という。
)が実施する和歌山市地区避難計画
策定支援委託業務(以下「業務」という。)に適用する。本仕様書に記載なき事項または
疑義が生じた場合については、発注者と受託者が協議を行い、発注者の指示に従うもの
とする。
(目的)
第3条 平成25年3月に和歌山県が公表した「南海トラフ巨大地震の津波浸水想定」に
おいて津波の到達が想定される地域では、迅速な住民の避難が求められる。そのため各
地域事情を踏まえた地区避難計画を策定することが望ましい。本事業では津波の浸水が
想定される別紙記載の32地区において、各地区の地域事情に応じた地区避難計画を策
定するため、津波に関するシミュレーション動画の作成等の支援を行うことを目的とす
る。
(履行期間)
第4条 本業務の履行期間は、契約締結日から平成28年3月31日までとする。
(関係法令等)
第5条 受託者は、本業務を実施するにあたり、本仕様書、契約書のほか、次に掲げる法
令等を遵守するものとする。
(1) 災害対策基本法
(2) 災害救助法
(3) 水防法
(4) 防災基本計画
(5) 津波防災まちづくりの計画策定に係る指針
(6) 津波避難対策推進マニュアル検討報告書
(7) 和歌山県地域防災計画
(8) 和歌山市地域防災計画
(9) その他関係法令等
(提出書類)
第6条 受託者は、業務の着手、完了にあたり、次に掲げる書類を提出するものとし、変
更が生じた場合は、その都度報告するものとする。
1 業務着手時
(1)業務着手届
(2)実施計画書
(3)業務工程表
(4)管理者及び担当者の選任届及び各人の経歴書
(5)その他発注者が指示する関係書類
2 業務完了時
(1)業務完了届
(2)業務成果引渡書
(3)その他発注者が指示する関係書類
(工程管理)
第7条 受託者は発注者に業務の進捗状況を綿密に報告するとともに工程に変更が生じた
場合は、工程表を提出し、発注者と協議しなければならない。
(管理者及び担当者)
第8条 受託者は、業務の円滑な進捗を図るため、十分な人員を配置することとする。
(参考資料の貸与)
第9条 受託者が業務を履行するために必要な関係資料を所定の手続きによって貸与する
が、受託者は貸与品について責任をもって保管し、取扱に十分注意するものとする。ま
た、受託者は貸与された資料等について作成後、速やかに返却するものとする。
(関係機関との協議)
第10条 受託者は、本業務を進める上で生じた関係機関との協議については、誠意をも
ってこれにあたり、この内容を速やかに発注者に報告するものとする。
(関係官公庁等への手続き等)
第11条 業務遂行のために必要な関係官公庁その他の機関に対する諸手続きは、受託者
の責任において迅速に処理するものとする。なお、これに関わる経費等は受託者の負担
によるものとする。
(成果品の帰属)
第12条 この業務に関する成果物の所有・使用及び公表等に関する一切の権利は、市に帰
属するものとする。ただし、受託者が文書による市の承諾を得た場合は、これを利用す
ることができる。また、市又は受託者がそれぞれの有するノウハウ及び両者共同で開発
した新たなノウハウを他に流用し、又は第三者に提供しようとするときは、事前に文書
により相手方の承認を得なければならない。
(津波に関するシミュレーション動画の複製及び貸与)
第13条 この業務で作成した成果品の中の津波に関するシミュレーション動画に関して
市は動画の複製及び第三者へ貸与する権利を有する。
(業務概要)
第14条 本業務は次に掲げるとおりとする。
1 ワークショップに向けた資料の作成等
ワークショップを開催するために、以下の業務を行う。
(2)、
(3)の図面の縮尺
については別途指示する。
(1) 津波に関するシミュレーション動画の作成
ア
和歌山県の作成した津波浸水シミュレーション動画を基に、和歌山市を
3か所程度に分割し縮尺を大きくする。
イ
避難先の場所や円で表した避難先への避難可能距離などの情報を、都市
計画図や航空写真などの静止画上に載せ、その上にアで作成した動画を
重ねてシミュレーション動画を作成する。
(2) DIGで使用するための避難場所や避難経路が載った記入用のA0の図面
を32地区毎に、ワークショップでのグループ数に応じた枚数作成する。
(3) 対象地区の津波の浸水状況を確認するためのA1の図面を32地区毎に、ワ
ークショップでのグループ数に応じた枚数作成する。
(4) 当市がワークショップを開催するにあたりどのような支援を行えるかを提
案すること。
2 地区避難計画書の作成
地区避難計画書を作成するために、当市がワークショップを開催する際に、対象
地区32地区それぞれに1名以上職員を派遣すること。
(成果品)
第15条
(1) 業務結果報告書(地区避難計画書、業務実施報告書、
各種会議資料及び議事録等)
:2部
(2) 地区避難計画書(ワークショップの内容を反映したもの)
:32地区各10部
(3) 津波に関するシミュレーション動画(和歌山市の
:DVD5本
情報ネットパソコンで再生できること)
(4)
(1)
、
(2)の電子データ
:2部
(その他特記事項)
第16条
(1)業務実施に際して、市担当者と緊密な連絡を取り合い、作業を進めること。
(2)業務に係る打合せは適宜実施すること(記録作成は必要に応じて行うこと)。
(3)その他業務履行期間内に生じた疑義、問題点等については、その都度打合せを行い、
迅速な対応に努めること。
(4)受託者は、事業実施に関する帳簿及び書類を備え、これを整理しておくとともに、
委託事業の完了の日の属する年度の翌年度から5年間保存しなければならない。
(5)ワークショップで使用する図面、津波に関するシミュレーション動画および地区避
難計画書は随時引き渡すものとする(図面等の引き渡しの順番については別途指示す
る)
。
別紙
地区避難計画対象地区一覧
1.本町
2.城北
3.広瀬
4.雄湊
5.大新
6.新南
7.吹上
8.砂山
9.今福
10.高松
11.宮
12.宮北
13.四箇郷
14.中之島
15.芦原
16.宮前
17.湊
18.野崎
19.三田
20.松江
21.木本
22.貴志
23.楠見
24.岡崎
25.西脇
26.安原
27.有功
28.加太
29.雑賀
30.雑賀崎
31.和歌浦
32.田野