賃貸借契約(PDF:129KB)

【 総 則 】
第1条 受注者は、表記物件を発注者の指定する日時までに、別紙仕様書
等に基づき、発注者の指定する場所に搬入しなければならない。
2 受注者は、物件の搬入にあたって、その品質、形状、寸法等について
は、すべて発注者の定める規格、仕様書、図面または見本等により搬入
しなければならない。
3 搬入搬出に要する費用は、すべて受注者の負担とする。ただし、仕様
書等において別に定めた場合はこの限りでない。
4 受注者は、指定期日までに搬入できない理由が生じたときは、すみや
かにその理由及び影響日数等を詳記して発注者に届け出なければなら
ない。
【 検 査 】
第2条 搬入した物件は、発注者の定める検査に合格したものでなければ
ならない。検査に要する費用及び検査のため変質変形または消耗毀損し
たものに係る損失は、すべて受注者の負担とする。ただし、特殊の検査
を要するものはこの限りでない。
2 受注者は、発注者の指定する日時及び場所において、検査に立会わな
ければならない。検査に立会わない場合は、受注者は、検査の結果につ
いて異議の申し立てができない。
【検査不合格の場合】
第3条 受注者は、搬入した物件の全部または一部が検査に合格しないと
きは、すみやかに不合格となった物件を引き取り、代品を搬入しなけれ
ばならない。
【遅延違約金】
第4条 受注者は、指定期限内に物件の搬入を完了しないときは、延滞日
数に応じ、契約金額に政府契約の支払遅延防止等に関する法律(昭和2
4年法律第256号)第8条第1項の規定に基づき、財務大臣が決定す
る率(年当たりの割合は、閏(じゅん)年の日を含む期間についても、
365日当たりの割合とする。)を乗じて得た金額を遅延違約金として、
発注者に納付しなければならない。
2 前項の規定により計算した違約金の額が100円未満であるときは、
違約金を支払うことを要せず、その額に100円未満の端数があるとき
は、その端数を切り捨てる。
3 前各項の違約金徴収日数の計算については、検査に要した日数を算入
しない。
【請求・支払い】
第5条 受注者は、契約履行後でなければ代金を発注者に請求することが
できない。ただし、仕様書等により別に定めた場合はこの限りでない。
2 発注者は、受注者より適法な支払請求書を受理した日から30日以内
に発注者の指定する金融機関において支払う。
3 発注者は、第2項の期間内に代金を支払わないときは、受注者に対し
延滞日数に応じ、契約金額に政府契約の支払遅延防止等に関する法律
(昭和24年法律第256号)第8条第1項の規定に基づき、財務大臣
が決定する率(年当たりの割合は、閏(じゅん)年の日を含む期間につ
いても、365日当たりの割合とする。)を乗じて得た金額(100円
未満の端数があるとき又は100円未満であるときは、その端数金額又
はその全額を切り捨てる。)として支払う。
【事 情 変 更】
第6条 契約締結後において、天災事変その他の不測の事件に基づく経済
情勢の激変により契約内容が著しく不適当と認められるにいたったと
書
類
きは、その実情に応じ、発注者または受注者は、相手方と協議のうえ、
契約金額、契約期間その他の契約内容を変更することができる。
【協議による変更・解除】
第7条 発注者は、必要があるときは、受注者と協議のうえ、この契約の
全部若しくは一部を変更、中止または解除することができる。
2 前項または第6条の規定により契約内容を変更する場合において、契
約金額に増減を生ずるときは、その増減の割合に応じて契約保証金の額
を変更する。
3 前項の規定により契約保証金の額を変更したときは、発注者は、その
差額を納入させ、または返還する。
4 受注者は、次の各号のいずれかに該当する場合は、発注者と協議のう
え、この契約を解除することができる。
(1) 第1項の規定により、発注者が物件の搬入を中止させ、または中
止させようとする場合に、その中止期間が3月以上におよぶとき、
または契約期間の3分の2以上におよぶとき。
(2) 第1項の規定により、発注者が契約内容を変更する場合に、契約
金額が2分の1以下に減少するとき。
【発注者の解除権】
第8条 受注者が次の各号のいずれかに該当する場合は、発注者は、何ら
催告を要さずに契約を解除することができる。
(1) 受注者の責に帰する事由により期間内に契約を完了しないとき、ま
たは完了の見込みが明らかにないと発注者が認めるとき。
(2) 受注者またはその代理人若しくは使用人が契約の締結または履行に
当たり、不正な行為をしたとき。
(3) 受注者またはその代理人若しくは使用人が正当な理由がなく、発注
者の監督または検査の実施に当たり、その職務の執行を妨害したとき。
(4) 受注者が地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条
の4第1項の規定に該当すると判明したとき。
(5) 受注者の責に帰すべき事由により、この物件が滅失または毀損し、
使用不能となったとき。
(6) 破産手続開始、民事再生手続開始又は会社更生手続開始その他これ
らに類する手続開始の申立ての事実が判明したとき。
(7) 前各号のほか、この契約に違反し、その違反により契約の目的を達
成することができないと認められるとき。
(8) 受注者が契約の解除を申し出たとき。
2 前項の規定により契約が解除されたときは、契約保証金は発注者に帰
属する。ただし、正当な理由によって契約の解除を申し出た場合は、発
注者は、本項を適用しないことがある。
3 受注者が契約保証金の納付を免除されている場合において、第1項の
規定により契約が解除されたときは、受注者は、契約金額(履行部分が
ある場合は、契約金額から履行部分の代金を控除した金額とする。
)の
100分の10に相当する額を違約金として発注者に支払わなければ
ならない。ただし、正当な理由によって契約の解除を申し出た場合は、
発注者は、本項を適用しないことがある。
4 受注者は、この契約が解除されたときは、受注者の負担により、すみ
やかに物件その他の機材等を引き取らなければならない。
5 第1項の規定により契約が解除された場合において、発注者に生じた
損害を、受注者は賠償する責任を負う。
【談合その他不正行為による発注者の解除権】
第8条の2 発注者は、受注者がこの契約に関して次の各号のいずれかに
添
付
位
置
該当したときは、契約を解除することができる。
(1) 公正取引委員会が、受注者に違反行為があったとして私的独占の禁
止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独
占禁止法」という。)第49条に規定する排除措置命令(排除措置命令
がなされなかった場合にあっては、同法第62条第1項に規定する納付
命令)が確定したとき(当該排除措置命令又は納付命令に対する処分の
取消しの訴えが提起されたときを除く。
)。
(2) 受注者が、公正取引委員会が受注者に違反行為があったとして行っ
た排除措置命令又は納付命令に対し、処分の取消しの訴えを提起し、当
該訴えについて請求棄却若しくは訴えの却下の判決が確定したとき、又
は受注者が当該訴えを取り下げたとき。
(3) 受注者(受注者が法人の場合にあっては、その代表者または代理人、
使用人その他の従業者)が刑法(明治40年法律第45号)第96条の
6または同法第198条の規定による刑が確定したとき。
2 前条第2項の規定は、前項の規定による解除の場合に準用する。
【暴力団等反社会的団体排除に関する発注者の解除権】
第8条の3 発注者は、受注者(受注者が共同企業体であるときは、その
構成員のいずれかの者。以下本条において同じ。)が次の各号のいずれ
かに該当するときは、契約を解除することができる。この場合には、何
ら催告を要しないものとする。
(1) ア 法人の役員等(受注者が個人である場合にはその者を、受注者が
法人である場合にはその役員又はその支店若しくは営業所の代表
者をいう。以下この号において同じ。)若しくは使用人が、暴力団
員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年
法律第77号)第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団員で
なくなった日から5年を経過しない者)であるとき、又は暴力団員
が経営に実質的に関与していると認められるとき。
イ 法人の役員等が、無差別大量殺人行為を行った団体の規制に
関する法律(平成11年法律第147号)に定める無差別大量殺
人を行った団体又はこれら団体の支配若しくは影響の下に活動
しているものと認められる団体の構成員及び関係者であるとき。
ウ 法人の役員等が、日本国憲法施行の日以後において、日本国
憲法又は日本国憲法の下に成立した政府を暴力で破壊すること
を主張する政党その他の団体の構成員及び関係者であるとき。
(2) 自社、自己若しくは第三者の不正の利益を図り、又は第三者に損害
を加える目的をもって、反社会的団体(暴力団員による不当な行為の
防止等に関する法律第2条第2号に規定する団体、日本国憲法施行の
日以後において、日本国憲法又は日本国憲法の下に成立した政府を暴
力で破壊することを主張する政党その他の団体及び無差別大量殺人
行為を行った団体の規制に関する法律に定める無差別大量殺人を行
った団体をいう。以下同じ。)の威力又は関係者を利用するなどして
いるとき。
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書
類
添
(3) 反社会的団体の関係者に対して資金等を供給し、又は便宜を供与す
るなど積極的に反社会的団体の維持、運営等に協力し、若しくは関与
しているとき。
(4) 反社会的団体又はその関係者との交際や会合に同席するなど社会
的に非難されるべき関係を有しているとき。
(5) 反社会的団体又はその関係者であることを知りながら、これを不当
に利用したり、実際には反社会的団体と関係ないがその威を借りるた
めに反社会的団体の名を騙るなどしているとき。
(6) 再委託又は資材、原材料の購入契約その他の契約に当たり、その相
手方が本項第1号から前号までのいずれかに該当することを知りな
がら、当該者と契約を締結したと認められるとき。
(7) 受注者が、本項第1号から第5号までのいずれかに該当する者を再
委託又は資材、原材料の購入契約その他の契約の相手方としていた場
合(本項第6号に該当する場合を除く。)に、発注者が受注者に対し
て当該契約の解除を求め、受注者がこれに従わないとき。
2 発注者は前項の規定によりこの契約を解除したときは、これによって
受注者に損害が生じても、その責めを負わないものとする。
3 第1項の規定により契約が解除された場合において、発注者に生じた
損害を、受注者は賠償する責任を負う。
4 第1項の規定により契約を解除したときは、契約保証金は発注者に帰
属する。
5 受注者が契約保証金の納付を免除されている場合において、第1項の
規定により契約が解除されたときは、受注者は、契約金額(履行部分が
ある場合は、契約金額から履行部分の代金を控除した金額とする。
)の
100分の10に相当する額を違約金として発注者に支払わなければ
ならない。
6 第1項1号から6号に該当するおそれがあると認めるときは、受注者
は、発注者が受注者の役職員の個人情報について、警視庁等に対して情
報提供又は照会することに関して同意するものとする。
【損 害 賠 償】
第9条 受注者は、契約の履行に際し施設等の全部または一部に損害を与
えたときは、受注者の負担において原状に回復するとともに、これによ
って発注者に生じた損害を賠償する責任を負う。
2 受注者は、契約の履行に際し第三者に損害を与えたときは、その損害
を賠償する責任を負う。
【談合その他不正行為に係る損害の賠償】
第9条の2 受注者は、この契約に関して、第8条の2第1項各号のいず
れかに該当したときは、発注者が契約を解除するか否かを問わず、かつ、
発注者が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、賠償
金として、契約金額の100分の10に相当する額を発注者の指定する
期間内に支払わなければならない。ただし、次の各号に掲げる場合は、
この限りでない。
(1) 第8条の2第1項第1号及び第2号のうち、排除措置命令又は納付
命令の対象となる行為が、独占禁止法第2条第9号に基づく不公正な取
引方法(昭和57年6月18日公正取引委員会告示第15号)第6項で
規定する不当廉売の場合
(2) 前号に掲げるもののほか、第8条の2第1項第1号及び第2号のう
ち、排除措置命令又は納付命令の対象となる行為が発注者に金銭的な損
付
位
置
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害を生じさせるものでないことを受注者が立証し、発注者において特に 第18条 受注者は、発注者の発行する発注書等の指定期日までに、指定
認める場合
の場所に物件を搬入する。
(3) 第8条の2第1項第3号のうち、受注者が刑法第198条の規定に 2 受注者は、代金の請求については、検査終了後、1ヶ月分をまとめて
よる刑が確定した場合(受注者について刑法第96条の6の規定にも該
翌月10日までに発注者に請求する。ただし、仕様書等において別に定
当するとして刑が確定した場合を除く。
)
めた場合はこの限りでない。
2 前項の規定は、この契約による履行が完了した後も適用するものとす 3 第4条の「契約金額」は、「発注金額(契約単価に発注数量、消費税
る。
率を乗じて得た額をいう。ただし、契約単価が消費税込の場合は、消費
3 第1項の規定は、発注者に生じた実際の損害額が同項に規定する賠償
税率を除く。)」と読み替える。
金の額を超える場合においては、超過分につき賠償を請求することを妨 4 第8条、第8条の3、第9条の2の「契約金額」は、「発注予定金額
げるものではない。
(契約単価に発注予定数量、消費税率を乗じて得た額をいう。ただし、
【保証金の返還】
契約単価が消費税込の場合は、消費税率を除く。)」と読み替える。
第10条 発注者は、受注者の請求に基づき、契約保証金の全部または一
部を代金の支払いのときに返還する。
発注者と受注者は、本書2通を作成し、それぞれ記名押印のうえ、その1
2 前項の規定にかかわらず、第8条第2項の規定により契約が解除され 通を保有する。
た場合において返還すべき契約保証金があるときは、発注者は、受注者
の適法な支払請求書を受理した日から起算して30日以内に返還する。
ただし受注者は、第8条第4項に定める物件等の引き取りが完了するま
では、契約保証金の返還を発注者に請求することができない。
3 契約保証金に対しては、その受入期間につき利息を付さない。
【 相 殺 】
第11条 発注者は、この契約において、受注者から取得する金銭がある
ときは、受注者に支払うべき代金または返還すべき契約保証金と相殺し、
なお不足を生じるときは、更に追徴する。
【権利義務の譲渡・担保の禁止】
第12条 受注者は、この契約から生じる権利義務を第三者に譲渡し、ま
たは担保に供することができない。ただし、発注者の承諾を得た場合は
この限りでない。
【秘 密 保 持】
第13条 受注者は、この契約によって知り得た秘密を他に漏らしてはな
らない。足立区個人情報保護条例の対象とする個人情報を取扱う契約に
ついては、別紙の定めに従うものとする。
【情報通信の技術を利用する方法】
第14条 この契約書において書面により行われなければならないこと
とされている請求、通知、報告、申出、承認及び解除は、法令に違反し
ない限りにおいて、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信
の技術を利用する方法を用いて行うことができる。ただし、当該方法は
書面の交付に準ずるものでなければならない。
【信 義 則】
第15条 受注者は、信義を重んじ、誠実にこの契約を履行しなければな
らない。
【疑義の協議】
第16条 この契約条項及び仕様書等の解釈について疑義を生じたとき、
またはこの契約条項若しくは仕様書等に定めのない事項については、発
注者受注者協議のうえ定める。
【足立区契約事務規則の遵守】
第17条 受注者は、この契約条項のほか足立区契約事務規則を遵守しな
ければならない。
【単価契約の場合】