第 53号 - 日本病院会

‘
メ
4
医 政 発 03 3 1第 53号
平 成 27年 3 月 3 1 日
各都道府県知事殿
厚生労働省医政局長
(公印省略)
地域医療構想策定ガイドライン等について
地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等
に関する法律(平成 26年法律第 83号。以下「医療介護総合確保推進法」という。
)の施行に伴い、平成 27年度以降、都道府県は、医療計画において地域医療構想
に関する事項を定めるものとされ、また、診療に関する学識経験者の団体その他
の医療関係者、医療保険者その他の関係者との協議の場(以下「地域医療構想調
整会議」という。)を設け、地域医療構想、の達成を推進するために必要な事項に
ついて協議を行うもの等とされている。
これを受け、
「地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」において、
地域医療構想策定ガイドライン、地域医療構想調整会議の設置・運営に関する事
項等について検討が行われてきたが、今般、この検討結果を踏まえ、全国的に標
準と考えられる手続等をまとめたものとして「地域医療構想策定ガイドライン」
(別添 1)を定めたところである。
併せて、
「地域医療構想策定ガイドライン」を踏まえつつ、医療介護総合確保
推進法の施行に伴う所要の改正を行うため、医療提供体制の確保に関する基本方
。 J
j
l
j添 2)により、医
針の一部を改正する件(平成 27年厚生労働省告示第 198号
9年厚生労働省告示第 70号)を本日改
療提供体制の確保に関する基本方針(平成 1
正し、本年 4月 1日から適用することとしたところである。
貴職におかれては、全国的な標準である「地域医療構想策定ガイドライン」を
参考に、医療提供体制の確保に関する基本方針に即して、かつ、地域の実情に応
じて、地域医療構想、の策定を含む医療計画の策定・変更を行うとともに、本通知
の内容について管下の指定都市、保健所設置市、特別区、医療機関、関係団体等
に対して周知するようお願いする。
なお、医療計画制度の全体像については、
「医療計画について J (平成 24年 3
・
'
、
ー
月3
0日付け医政発 0330第 2
8号)の別紙「医療計画作成指針」により既に通知して
おり、また、医療介護総合確保推進法の施行に伴う政省令等の改正内容等につい
ては、
「「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律
の整備等に関する法律Jの一部の施行について(平成 27年 3月 3
1日付け医政発 0
3
3
1第 9号)」により別途通知するので、地域医療構想、の策定を含む医療計画の策
定・変更等に当たっては、本通知と併せて参考とされたい。
‘・
,
ー
臣回
0 医療提供体制の確保に関する基本方針(平成十九年厚生労働省告示第七十号)
(傍線の部分は改正部分)
改正後
第一
|
改正前
医療提供体制の確保のため講じようとする施|第一 医療提供体制の確保のため講じようとする施
策の基本となるべき事項
策の基本となるべき事項
一
一 医療提供体制の確保のため講じようとする施
医療提供体制の確保のため講じようとする施
策の基本的考え方
策の基本的考え方
医療は、我が国社会の重要かつ不可欠な資産で
医療は、我が国社会の重要かっ不可欠な資産で
あり、医療提供体制は、国民の健康を確保するた
あり、医療提供体制は、国民の健康を確保するた
めの重要な基盤となっている。
めの重要な基盤となっている。
また、医療は、患者と医療提供者との信頼関係
また、医療は、患者と医療提供者との信頼関係
を基本として成り立つものである。患者や国民に
を基本として成り立つものである。患者や国民に
対して医療サービスの選択に必要な情報が提供
対して医療サービ、スの選択に必要な情報が提供
されるとともに、診療の際には、インフォームド
されるとともに、診療の際には、インフォームド
コンセント(医師・歯科医師等が医療を提供する
コンセント(医師・歯科医師等が医療を提供する
に当たり適切な説明を行い、患者が理解し同意す
に当たり適切な説明を行い、患者が理解し同意す
ること)の理念に基づき、医療を受ける主体であ
ること)の理念に基づき、医療を受ける主体であ
る患者本人が求める医療サービスを提供してい
る患者本人が求める医療サービスを提供してい
く、という患者本位の医療を実現していくことが
く、という患者本位の医療を実現していくことが
重要である。安全で質が高く、効率的な医療の実
重要である。安全で質が高く、効率的な医療の実
現に向けて、患者や国民が、その利用者として、
現に向けて、患者や国民が、その利用者として、
また、費用負担者として、これに関心を持ち、医
また、費用負担者として、これに関心を持ち、医
療提供者のみに任せるのではなく、自らも積極的
療提供者のみに任せるのではなく、自らも積極的
かつ主体的に医療に参加していくことが望まし
かっ主体的に医療に参加していくことが望まし
く、そうした仕組みづくりが求められる。
しそうした仕組みづくりが求められる。
さらに、医療は、周産期医療、小児医療(小児
さらに、医療は、周産期医療、小児医療(小児
救急医療を含む。以下同じ。)から始まり、ム生
救急医療を含む。以下同じ。)から始まり、経丞
2量経墜監における医療まで、人生の全ての過程
塑における医療まで、人生の全ての過程に関わる
に関わるものであり、傷病の治療だけではなく、
ものであり、傷病の治療だけではなく、健康づく
健康づくり等を通じた予防や、慢性の症状を持ち
り等を通じた予防や、慢性の症状を持ちながらの
ながらの継続した介護サービスの利用等様々な
継続した介護サーピスの利用等様々な領域と関
領域と関わるものである。また、医療の提供に際
わるものである。また、医療の提供に際しては、
しては、医療分野や福祉分野の専門職種、ボラン
医療分野や福祉分野の専門職種、ボランティア、
ティア、家族その他様々な人が関わってくること
家族その他様々な人が関わってくることから、医
から、医療提供者は、患者本位の医療という理念
療提供者は、患者本位の医療という理念を踏まえ
を踏まえつつ、医師・歯科医師とその他の医療従
つつ、医師・歯科医師とその他の医療従事者がそ
事者がそれぞれの専門性を発揮しながら協力し
れぞれの専門性を発揮しながら協力してチーム
てチーム医療を推進していくことはもとより、地
医療を推進していくことはもとより、地域におい
域において、患者の視点に立った医療提供施設
て、患者の視点に立った医療提供施設(医療法(
(医療法(昭和二十三年法律第二百五号。以下
昭和二十三年法律第二百五号。以下「法j という
.
.
f
法」という。)第一条の二第二項に規定する医
。)第一条の二第二項に規定する医療提供施設を
療提供施設をいう。以下同じ。)相互間の機能の
いう。以下同じ。)相互間の機能の分担及び業務
分担及び業務の連携を確保するための体制(以下
の連携を確保するための体制(以下「医療連携体
「医療連携体制」という。)の構築にも積極的に
制」という。)の構築にも積極的に協力していく
ことが求められる。
協力していくことが求められる。
国及び都道府県は、このような理念に基づき、
国及び都道府県は、このような理念に基づき、
少子高齢化の進展や医療技術の進歩、国民の意識
少子高齢化の進展や医療技術の進歩、国民の意識
の変化等も踏まえながら、安全で質が高く、効率
の変化等も踏まえながら、安全で質が高く、効率
的な医療を提供するための施策に積極的に取り
的な医療を提供するための施策に積極的に取り
組むことが重要である。
組むことが重要である。
医療に対する患者や住民の意識、また、医療提
医療に対する患者や住民の意識、また、医療提
供体制の現状は、都道府県により、あるいは各都
供体制の現状は、都道府県により、あるいは各都
道府県内においても都市部とそれ以外の地域と
道府県内においても都市部とそれ以外の地域と
では、大きな違いがあることから、具体的な施策
では、太きな違いがあることから、具体的な施策
を講ずるに当たっては、それぞれの地域の状況や
を講ずるに当たっては、それぞれの地域の状況や
ニーズに十分配慮していかなければならない。
l
ニーズに十分配慮していかなければならない。
また、人口の急速な高齢化や社会構造の多様
また、人口の急速な高齢化や社会構造の多様化
化・複雑化が進む中で、疾病の構造が変化し、が
・複雑化が進む中で、疾病の構造が変化し、がん
ん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病等の生活習慣
、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病等の生活習慣病
病や精神疾患が増加している中、生活の質の向上
や精神疾患が増加している中、生活の質の向上を
を実現するため、特に、がん、脳卒中、急性心筋
実現するため、特に、がん、脳卒中、急性心筋梗
梗塞、糖尿病及び精神疾患に対応した医療連携体
塞、糖尿病及び精神疾患に対応した医療連携体制
制の早急な構築を図ること、地域における医療提
の早急な構築を図ること~与i玉、地域における
供体制の確保において重要な課題となる救急医
医療提供体制の確保において重要な課題となる
療、災害時における医療、へき地の医療、周産期
救急医療、災害時における医療、へき地の医療、
医療及び小児医療並びに居宅等における医療(以
周産期医療及び小児医療並びに居宅等における
下「在宅医療j という。)に対応した医療連携体
、う。)に対応した医
医療(以下「在宅医療」と u
制の早急な構築を図ること、さらには人口の急速
療連携体制の早急な構築を図るよよ主必室主左
な高齢化に伴って医療需要の増加が見込まれる
ゑ
。
中、地域における病床の機能の分化及び連携並び
に在宅医療を推進し、将来の医療需要に対応した
適切な医療提供体制の早魚な構築争図ることが
必夏主主主主。
二
医療提供体制の確保に関する固と都道府県の
役割
役割
(
略
)
(
略
)
第二
二 医療提供体制の確保に関する固と都道府県の
医療提供体制の確保に関する調査及。噺究に
関する基本的な事項
第二 医療提供体制の確保に関する調査及び研究に
関する基本的な事項
(
略
)
(
略
)
第三 医療提供体制の確保に係る目標に関する事項
−H
標設定に関する基本的考え方
(
路
)
第三 医療提供体制の確保に係る目標に関する事項
目標設定に関する基本的考え方
(
略
)
二
二
目標設定に関する固と都道府県の役割
1 五疾病・五事業に係る目標設定
目標設定に関する国と都道府県の役割
1 玉疾病ー玉事業に係る目標設定
都道府県は、本基本方針に基づく医療計画の
都道府県は、本基本方針に基づく医療計画の
見直し後五年聞を目途に、五疾病・王事業及び
見直し後五年間を目途に、五疾病・五事業及び
当該都道府県における疾病の発生の状況等に
当該都道府県における疾病の発生の状況等に
照らして特に必要と認める医療について、地域
照らして特に必要と認める医療について、地域
の実情に応じた数値目;擦を定める。
の実情に応じた数値目標を定める。
その際には、都道府県計画、都道府県介護保
その際には、都道府県がん対策推進計画、都
険事業支援計画、都道府県がん対策推進計画、
道府県介誇保険事業支援計画、都道府県障害福
都道府県障害福祉計画等「筆主その他医療提
主主註直主ζ」「室主 その他医療提供体制の確
供体制¢確保に関する重要事項 j に掲げる方針
保に関する重要事項」に掲げる方針等に定めら
等に定められる目標等を十分勘案するものと
れる目標等を十分勘案するものとする。
する。
都道府県は、数値目標の達成状況について、
都道府県は、数値目標の達成状況について、
少なくとも五年ごとに調査、分析及び評価を行
少なくとも五年ごとに調査、分析及び評価を行
い、必要があるときは、都道府県はその医療計
い、必要があるときは、都道府県はその医療計
画を変更するものとする。
画を変更するものとする。
国は、都道府県に対して、医療提供体制の確
国は、都道府県に対して、医療提供体制の確
保に向けた実効性ある施策が図られるよう支
保に向けた実効性ある施策が図られるよう支
援するものとする。
援するものとする。
2 在宅医療に係る目標設定
2 在宅医療に係る目標設定
じ
エ
都道府県は、在宅医療に係る旦星ζ 2
第四
都道府県は、在宅医療に係る旦盤主主生益還
昼、五疾病・五事業に係る目標の設定と同様の
金ζ昼、五疾病・五事業に係る目標の設定と同
考え方に基づき、数値目標の設定並びに数値目
様の考え方に基づき、数値目標の設定並びに数
標の達成状況の調査、分析及び評価等を立ユ主
値目標の達成状況の調査、分析及び評価等を丘
企よ主ゑ。
三よ主亙益三
医療提供施設相互間の機能の分担及び業務の
ρ
第四
医療提供施設相互聞の機能の分担及び業務の
連携並びに医療を受ける者に対する医療機能に関
連携並びに医療を受ける者に対する医療機能に関
する情報の提供の推進に関する基本的な事項
する情報の提供の推進に関する基本的な事項
医療連携体制の基本的考え方
(
略
)
(
略
)
一 五疾病・五事業の医療連携体制の在り方
(
略
)
ー
医療連携体制の基本的考え方
一 五疾病・玉事業の医療連携体制の在り方
(
略
)
在宅医療に係る医療連携体制の在り方
一 在宅医療に係る医療連携体制の在り方
在宅医療に係る医療連携体制については、次に
在宅医療に係る医療連携体制について墨遼註
掲げる機能に即して、地域の医療提供施設の医療
画に定める場合には、次に掲げる機能ピ却して、
機能を明示することにより、患者や住民に対し、
地域の医療提供施設の医療機能を明示すること
分かりやすい情報提供の推進を図る必要がある。
により、患者や住民に対し、分かりやすい情報提
供の推進を図る必要がある。
1・
2
(
略
)
四 救急医療等確保事業に関する公的医療機関及
1 ・2
(
略
)
四 救急医療等確保事業に関する公的医療機関及
,
・
B
、
J
び社会医療法人の役割
び社会医療法人の役割
(
略
)
(
略
)
五薬局の役割
、
五薬局の役割
(
略
)
六
(
略
)
医療機能に関する情報の提供の推進
六
医療機能に関する情報の提供の推進
患者や住民が医療の適切な選択や受診を行う
都道府県は、法第六条の三第一項及び医薬品、
ことができるよう、都道府県は、法第六条の=第
医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に
一項及び医薬品、医療機器等の品質、有効性及び
関する法律第八条の二第一項を通じて把握した
安全性の確保等に関する法律第八条の二第一項
医療提供施設の情報について、患者や住民に分か
を通じて把握した医療提供施設の情報について、
りやすく明示することが必要である。
患者や住民に分かりやすく明示することが必要
である。
さらに、都道府県は、それぞれの地域の実情に
さらに、都道府県は、それぞれの地域の実情に
応じて、任意の情報の把握の方法やより効果的な
応じて、任意の情報の把握の方法やより効果的な
情報提供の在り方等を検討することが必要であ
情報提供のゑ旦玄等を検討することが必要であ
る
。
る
。
七医療の安全の確保
七医療の安全の確保
(
略
)
(
略
)
筆主地域医療構想に関する基本的な事項
一
地域医療構想に関する基本的考え方
平成三十七年にいわゆる「団塊の世代Jが全て
七十五歳以上となる超高齢社会を迎え、医療需要
が増加する宜主患者に応じた質の白い医療を効率
的に提供する体制を確保するため、地域における
病床の機能の分化及び連携を推進し、各病床の機
能の区分に応じて必要な医療資源を適切に投入
しミ患者の早期の居宅等への復短を進めるととも
に=退院後の生活を支える在宅医療及び介護サー
ピスの充実を図ることが必要である 2 こ 2した観
点から、地域医療構想は、地域における病床の機
i及び連携並びに在宅医療を推進するた
能の分ι
め、構想区域ごとの平成三十七年における病床数
の必要量を含む医療提供体制に関する構想及び
当該構想、の達成に向けた病床の機能の分化及び
連携の推進に関する事項として医療計画に定め
るものである
n
地域医療構想に定める平成三十七年における
医療提供体制は、急性期から、回復期、慢性期通
在宅医療・介護に至るまで切れ目なく 3 また過不
足なく提供される体制の確保であり、地域医療全
体を見据えた上で、医療計画に定める五疾病・五
事業及び在宅医療に係る目標及び医療連携体制、
(新設)
医療従事者の確保等の事項も踏まえて宗める必
要がある内また、地域医療構想の中で示す医療提
供体制の課顕や目指すベ昔話主については、市町村
が中心となって進める地域伺梧ケアシステム(地
域における医療及び介識の総合的な確保の促進
に関する法律(平成元年法律第六十四号の以下「医
療介護総合確保法!という内)第二条第一項に規
定する地域伺括ケアシステムをいう J の構築に
資するよう、同法に定める総合確保方針を踏ま
え、同法に宣言める都道府県計画並びに介諮保険法
(平成九年法律第百二十三号)に定める都道府県
介誇保険事業支援計画及び市町村介諮保険事業
計画との整合仲にも留意しつつ、定める必要があ
ゑL
二地域医療構相に関する国ど都道府県の役割
平成三十七年において愚者の状態に応じた質
の高い医療を効率的に提供する体制を確保する
ため‘都道府県においては、地域の医療需要の将
来推計、法第三十条の十三第一項の規定による報
告(以下「病床機能報告|という o
l等の活用に
より、地域医療構想を策定し、これに基づき、地
域における病床の機能の分化及び連携並びに在
宅医療を推進していくことが必要である内
国は、地域医療構綿の策定等に必要な情報の整
備や都道府県職昌等に対す石研修など、都道府県
の取組を支援するものとする。
筆t
i
. 地域における病床の機能の分化及び淳携並び| (新設)
に医療を受ける者に対する病床の機能に関する情
報の捧供の推進に関する基本的な事項
一
地域における病床の機能の分化及び連携の基
杢飽主主左
地域における病床の機能の分化及びi
車携につ
いては、地域の医療機関の自宇的な取組及び医療
機関相互の協議により推進していくことが前提
となる内このため、都道府県は、構想区域等ごと
に法第三十条の十四に基づき、診療に関する学識
経験者の団体その他の医療関係者、医療保険者そ
の他の関係者左の協議の場を設け、関係者との連
携を図りつつ、必要な事項について協議を行うこ
とが必要である その際、病床機能報告等を基に、
n
地域における病床の機能の現状等及び平成三十
七年における病床数の必要量争比較しつつ、地域
.
における癌床の分化及び連携における課題を分
析することが求められる霊また、都道府県は、医
療介護総合確保法に基う、く地域医療介護総合確
保基金の活用等により、医療機関の自主的な取組
を推進することが必要である g
国は、都道府県の地域医療構想の達成に向けた
取組を支援するとともに、地域における病床の機
能の分化及び連携を更に実効性あるものとする
ため当今後、病床機能報告の在り方を検討し、地
域の医療需要に円滑に対応できる人員配置等を
調えることの検討を進めるもの左する♀
一 病床の機能に関する情報の提供の推進
患者や住民が医療の適切な選択や受診を行う
ことができるよう、都道府県は、病床機能報告を
通じて把握した病院又は診療所であって一般病
床又は療養病床を有するものの病床の機能の惰
報についてミ患者や住民に分かりやすく明示する
ことが必要である。
さらに、都道府県は、それぞれの地域の実情に
応じて、より効果的な情報提供の在り方等を検討
することが必要である。
b
. 医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療
筆主医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療 筆l
従事者の確保に関する基本的な事項
従事者の確保に関する基本的な事項
一
一
医療従事者の確保に関する基本的考え方
医療従事者の確保に関する基本的考え方
医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の医療従事
医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の医療従事
者については、将来の需給動向を見通しつつ養成
者については、将来の需給動向を見通しつつ養成
を進め、適正な供給数を確保するとともに、地域
を進め、適正な供給数を確保するとともに、地域
的な偏在や診療科聞の偏在への対応を進めるこ
的な偏在や診療科関の偏在への対応を進めるこ
とが必要である。その際、医療提供施設相互間に
とが必要である。その際、医療提供施設相互聞に
おける医療連携体制を構築する取組自体が偏在
おける医療連携体制を構築する取組自体が偏在
解消への対策になること、また、都道府県が中心
解消への対策になること、また、都道府県が中心
となって地域の医療機関へ医師を派遣する仕組
となって地域の医療機関へ医師を派遣する仕組
みを再構築することが求められていることを踏
みを再構築することが求められていることを踏
まえ、都道府県においては、法第三十条の二十三
まえ、都道府県においては、法第三十条の十二第
筆二重に基づ、き、特定機能病院、地域医療支援病
二塁に基づき、特定機能病院、地域医療支援病院
院、公的医療機関、臨床研修病院、診療に関する
、公的医療機関、臨床研修病院、診療に関する学
学識経験者の団体、社会医療法人等の参画を得て
識経験者の団体、社会医療法人等の参画を得て、
、医療従事者の確保に関する事項に関し必要な施
医療従事者の確保に関する事項に関し必要な施
策を定めるための協議を行い、そこで定めた施策
策を定めるための協議を行い、そこで定めた施策
を公表し実施していくことが必要である。
を公表し実施していくことが必要である。
特に地域の医療機関で医師を確保するために
特に地域の医療機関で医師を確保するために
弓
は、地域の医療機関による医師、看護師等の医療
は、地域の医療機関に勤務する医師のキャリア形
f
与
従事者の自ギ的な勤務環境争改善する活動を支
成に係る不安の解消に向けて、大学等の関係機関
量主ゑ盈担金地域の医療機関に勤務する医師の
と緊密に連携しつつ、医師のキャリア形成支援と
キャリア形成に係る不安の解消に向けで、大学等
一体的に地域の医療機関の医師の確保を支援す
の関係機関と緊密に連携しつつ、医師のキャリア
る取組が坐塁手主旦、都道府県においては、盟盛
形成支援と一体的に地域の医療機関の医師の確
医療支援センタ一等の組織を設置するとともに、
保を支援する取組が必要となるご左から、都道府
必要な施策について地域の医療関係者等と協議
県においては、法第三十条の二十ーに規定する勤
の上で推進していくことが必要である。
務環境改善支援センタ一、法第三十条の二十五に
規定する地域医療支援センター等の組織を設置
するとともに、必要な施策について地域の医療関
係者等と協議の上で推進していくことが必要で
ある。
一 医療従事者の資質向上に関する基本的考え方
(
略
)
二
医療従事者の資質向上に関する基本的考え方
(
略
)
筆ム 医療計画の作成並びに医療計画における目標|盆卒医療計画の作成並びに医療計画における目標
及び施策の達成状況の評価等に関する基本的な事
及び施策の達成状況の評価等に関する基本的な事
項
項
一
医療計画の作成に関する基本的な事項
都道府県の医療計画の作成に当たっては、「第
二
医療提供体制の確保に関する調査及び研究
一
医療計画の作成に関する基本的な事項
都道府県の医療計画の作成に当たっては、
「第二
医療提供体制の確保に関する調査及び研究に関す
に関する基本的な事項Jの観点を踏まえた医療機
る基本的な事項」の観点を踏まえた医療機能調査を
能調査を通じて把握される情報を基礎として行
通じて把握される情報を基礎として行う必要があ
う必要がある。
る
。
五疾病・五事業に係る数値目標については、都
道府県において、「第三
医療提供体制の確保に
玉疾病・玉事業に係る数値目標については、都道
府県において、
「第三
医療提供体制の確保に係る
係る目標に関する事項Jで示した方針に即して、
目標に関する事項Jで示した方針に即して、かっ、
かっ、評価可能な具体的なものとすることが必要
評価可能な具体的なものとすることが必要である。
である。
また、在宅医療に係る数値目標については、慢
また、在宅医療に係る数値目標を定める場合には
性期機能を担う病床との一体的な整備という視
、五疾病・五事業と同様の考え方に基づくものと主
皇民主主.
'
.
2
:
2
、五疾病・玉事業と同様の考え方に
ゑよ主室生ゑ。
基づくものとすることが必要である。
その際には、医療機能調査を通じて把握された
その際には、医療機能調査を通じて把握された情
情報に基づく地域の医療提供体制り課題を踏ま
報に基づく地域の医療提供体制の課題を踏まえた
えた数値目標とし、その数値目標を達成するため
数値目標とし、その数値目標を達成するために必要
に必要な施策も併せて盛り込むことが必要であ
な施策も併せて盛り込むことが必要である。
る
。
五疾病・五事業に係る医療連携体制について
は、都道府県において、「第四
医療提供施設相
五疾病・玉事業に係る医療連携体制については、
都道府県において、
「第閉
医療提供施設相互間の
互間の機能の分担及び業務の連携並びに医療を
機能の分担及び業務の連携並びに医療を受ける者
受ける者に対する医療機能に関する情報の提供
に対する医療機能に関する情報の提供の推進に関
の推進に関する基本的な事項Jで示した方針に即
する基本的な事項」で示した方針に即しており、か
,・
しており、かっ、患者や住民に分かりやすい具体
つ、息者や住民に分かりやすい具体的なものとする
的なものとすることが必要でエある。
ことが必要である。
また、在宅医療に係る医療連携体制について
佳、五疾病・玉事業と同様の考え方に基づくもの
とすることが必要である。
また、在宅医療に係る医療連携体制について定め
ゑ量全ι
豆、五疾病・玉事業と同様の考え方に基づ
くものと土るよ~る。
地域医療構想については、都道府県において、
」室五地域医療構想に関する基本的な事項j で
持者や住民に
示した考え方に即しており、かつ、 E
分かりやすい具体的なもの左することが必要で
主五』
地域における病床の機能の分化及び連携の推
進については、「第六地域における病床の機能|
)
の分化及び連携並びに医療を受ける者に対する
病床の機能に関する情報の提供の推進に関する
基本的な事項|に即しており、具体的な施策を明
示することが重要であるの
医療従事者の確保については、「室主医師、
医療従事者の確保については、
「筆互医師、歯
歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療従事者の
科医師、薬剤師、看護師その他の医療従事者の確保
確保に関する基本的な事項j に即しており、具体
に関する基本的な事項Jに即しており、具体的な施
的な施策を明示することが重要である。
策を明示することが重要である。
一般病床及び療養病床に係る基準病床数の算定
一般病床及び療養病床に係る基準病床数の算
定については、地理的条件等の自然条件や交通事
については、地理的条件等の自然条件や交通事情等
情等の社会的条件、患者の受療動向等を考慮し
の社会的条件、患者の受療動向等を考慮して、一体
て、一体の区域として入院に係る医療を提供する
の区域として入院に係る医療を提供する体制の確
体制の確保を図る地域的な単位(以下「三次医療
保を図る地域的な単位(以下「二次医療圏」という
箇J という。)ごとに行うものであるが、玉疾病・
。)ごとに行うものであるが、五疾病・五事業及び
玉事業及び在宅医療それぞれの医療提供体制の
在宅医療それぞれの医療提供体制の確保について
確保については、必ずしも一律に二次医療圏ごと
は、必ずしも一律に三次医療圏ごとの計画を作成す
の計画を作成するのではなく、必要に応じて、患
るのではなく、必要に応じて、患者の受療動向等の
者の受療動向等の地域の実情に応じた計画を作
地域の実情に応じた計画を作成することに留意す
成することに留意する必要がある。その際、既存
る必要がある。その際、既存の医療提供施設の医療
の医療提供施設の医療機能を明確に患者や住民
機能を明確に患者や住民に示すこ主に重点を置く
に示すことに重点を置くことが重要である。
ことが重要である。
二
目標及び施策の達成状況の評価等に関する基
本的な事項
二
目標及び施策の達成状況の評価等に関する基
本的な事項
施策の達成状況に関する評価については、都道
施策の達成状況に関する評価については、都道
府県は、設定した数値目標を基に、施策の達成状
府県は、設定した数値目標を基に、施策の達成状
況を検証するとともに、その結果等を患者や住民
況を検証するとともに、その結果等を患者や住民
に公表し、次の医療計画の見直しに反映させるこ
に公表し、次の医療計画の見直しに反映させるこ
とが求められる。
とが求められる。
また、数値目標及び施策の進捗状況等の評価に
また、数値目標及び施策の進捗状況等の評価に
ついては、評価を行う組織(都道府県医療審議会
ついては、評価を行う組織(都道府県医療審議会
等)や時期(原則として一年ごと)を明らかにし
等)や時期(原則として一年ごと)を明らかにし
た上で定期的に評価を行うとともに、その結果等
た上で定期的に評価を行うとともに、その結果等
を患者や住民に公表し、五年間の計画期間内であ
を患者や住民に公表し、五年間の計画期間内であ
っても、必要に応じて施策を見直すことが重要で
っても、必要に応じて施策を見直すことが重要で
ある。
ある。
筆1
h その他医療提供体制の確保に関する重要事項
筆主その他医療提供体制の確保に関する重要事項
医療計画及びこれに基づく具体的な施策を定
医療計画及びこれに基づく具体的な施策を定
めるに当たっては、健康増進法(平成十四年法律
めるに当たっては、健康増進法(平成十四年法律
第百三号)等医療関係各法等の規定及び次の方針
第百三号)等医療関係各法や介諮保険法(平成九
等に配慮して定めるよう努めなければ盆ム主どL
年法律第百二十三号)等の規定及び次の方針等に
また、医療介護総合確保法に定める総合確保方針
配慮して定めるよう努めなければ主主主どιー
及び都道府県計画並びに介譜保険法に定める某
道府県介護保険事業支援計画との
本指針及ひ湘l
整合性の確保を図らなければならない内
1 健康増進法に定める基本方針及び都道府県健
康増進計画
1 健康増進法(平成十四年法律第百三号)に定め
る基本方針及び都道府県健康増進計画
2 高齢者の医療の確保に関する法律(昭和五十七
2 高齢者の医療の確保に関する法律(昭和五十七
年法律第八十号)に定める医療費適正化基本方針
年法律第八十号)に定める医療費適正化基本方針
道府県医療費適正化計画
及て瑚l
及び都道府県医療費適正化計画
3 がん対策基本法(平成十八年法律第九十八号)
3 がん対策基本法(平成十八年法律第九十八号)
に定めるがん対策推進基本計画及び都道府県が
に定めるがん対策推進基本計画及び都道府県が
ん対策推進計画
ん対策推進計画
4 歯科口腔保健の推進に関する法律(平成二十三
年法律第九十五号)に定める基本的事項
(削る)
4 歯科口腔保健の推進に関する法律(平成二十三
年法律第九十五号)に定める基本的事項
5 介護保険法(平成九年法律第百二十三号)に定
める基本指針及び都道府県介護保険事業支援計
直
立障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支
立障害者の日常生活及び社会生活を総合的に,支
援するための法律(平成十七年法律第百二十三
援するための法律(平成十七年法律第百二十三号
号)に定める基本指針及び都道府県障害福祉計画
)に定める基本指針及び都道府県障害福祉計画