同友会便り - 大潟村同友会

株式会社 大潟村同友会
編集責任者 鈴木貫示
第 号
217
4月を迎え、ここ大潟村 もいよいよ春真っ盛り と
な ってまいりました。まだ 肌寒い日もありますが 、
先 月はもっと寒い日もあり ました。そんな寒い中 、
農 家は戸外でどんな仕事か ら始めるのでしょうか 。
今回はそんな話題です。
状況を迎えていま
す。量は二千リッ
トルのフレコンが
本程 度 。 本 来 で
あればそろそろ育
苗用の床土を運び
入れないといけな
いのですが、とに
かくこの籾殻を何
とかしないと何も
できない事態に陥っ
ています。
籾殻は毎年暗渠
として圃場に戻し
て いる ので す が、 その 作
業 を行 うに は 田ん ぼが 乾
い てい るこ と が条 件と な
り ます 。と こ ろが 今年 の
月は なか な か天 候に 恵
ま れず 晴れ が 続か ない た
め 、田 んぼ が なか なか 乾
か ない 状況 が 続い てい ま
す 。か とい っ てそ のま ま
に して おく 訳 にも いか ず
無 理矢 理作 業 を始 めま し
た 。・ ・・ 結 果、 作業 機
械を壊してし まいました。
︵泣︶
この 文を 書 いて いる 現
在、部品が届くことを待っ
て いる 所で す 。気 温は 高
く 推移 して い るの で今 年
の 春は 早い と 実感 して い
る 中で 足踏 み して いる の
70
3
こ の文 章が 皆 様に 読ま
れ る 頃に は春 作 業も 本番
に な って いる こ とか と思
い ま す。 農業 の 環境 がい
ろ い ろと 不安 定 な中 では
あ り ます が、 そ んな 中で
も お 客様 に満 足 して もら
え る よう なお 米 を今 年も
作 っ てい くた め に、 子ど
も に 負け ない よ うに 、今
年もがんばって参ります。
︵藤原宏之︶
0120−041582
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と強く感じています。
我 が家 の場 合 、昨 年秋
か ら 建て 替え を 始め てい
た 、 育苗 用の ビ ニー ルハ
ウ ス の構 築が 、 今春 最大
の仕事です。
古 いハ ウス は 夏の 間に
業 者 さん にお 願 いし て撤
去は済ませておりました。
そ の 古い ハウ ス を建 てた
の が もう 四半 世 紀も 前の
話 で 、私 の頭 の 中は 浦島
太 郎 のよ うな 状 態な ので
す 。 よそ のハ ウ スを 参考
に し たり 、話 を 聞か せて
も ら った り、 だ いた いの
構 造 は理 解し た つも りで
も、上手にきれいに建て
鈴 木家の場合
が 歯が ゆ いで す。 な かな
か 思う よ うに 行か な いの
は毎年のことですね。
残念 な 話だ けで は なく
我 が家 に はち ょっ と うれ
し い話 も 。こ の春 か ら我
が 家の 下 の子 も小 学 年
生 にな り ます 。 月 に所
属 して い る大 潟村 剣 道ス
ポ ーツ 少 年団 の 年 生を
送 る会 が あり まし た 。そ
の 会の 中 、次 期キ ャ プテ
ン の発 表 があ り我 が 子が
次 期キ ャ プテ ンと 指 名さ
れ まし た 。そ んな に 体も
大 きく な く、 親と し ては
ち ょっ と 心配 な所 も ある
の です が 、練 習の 際 には
大 きな 声 を出 して い る姿
を見てが んばっているな、
おおがたむらのよいごはんに
よいおこめでごはん
藤 原 家 の場 合
秋 田 県の 二〇 一 五年 の
冬は 内 陸部 には た くさ ん
の雪 が 降っ たの で すが 、
沿岸 部 は平 年よ り も雪 の
少ない冬でした。
大潟 村は 沿岸 部 にあ り
ま すの で今 年の 冬 は本 当
に 雪が 少な く、 平 年は 自
宅 前の 雪を 何度 も 排雪 場
所 に運 ぶの です が 、今 年
は 一回 だけ で済 み 、と て
も過ごし や
すい冬で し
た。その 分
平年はで き
ない冬場 の
籾すり、 出
荷の作業 も
でき農作 業
としては 順
調に進ん だ
冬でした。
その結果、
いつもの 倍
以上の籾 殻
が田んぼ の
小屋の中 に
あるとい う
ハクチョウの群れも北の空へ帰って行
きます。また来年…。
6
秋田県南秋田郡
大潟村南1−33
〒010-0444
同友会便り
0185−45−2093
FAX
0185−45−2489
電話
3
6
FAX
0120−410558
電話
H25.10.25撮影
作業風景
平成27年4月1日
もうすぐ完成♪
られるかと いえば、決 してそ
んなことはないのでして⋮
まあきれ いに建てた からと
いって、良 い苗ができ るとい
う保証もな いわけだし 、こん
なもんでいいか的な作業になっ
てますね︵笑︶。
不安であり ましたが、 3月終
盤、ほぼ完 成しており ます。
改めて振り 返ってみれ ば、頭
を悩ませな がらも大き な模型
を造ってい るような気 分で、
楽しんでし まったのも 事実で
す。あとは 良い苗がで きてく
れればと願 うのみ。育 苗の季
節が楽しみです。︵鈴木貫示︶
理として﹁ きりたんぽ ﹂を料
理屋さんで頂きました。
それから 何十年、デ パート
の食品売り場で﹁きりたんぽ﹂
を見掛けて 何回か求め たこと
もあります が、その都 度、似
て非なる食 品でもう買 うのも
2015年4月
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3 4
8 9 10 11
5 6 7
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
2015年5月
日 月 火 水 木 金 土
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
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けど、味 噌をつけて 焼いて食
べる味噌 たんぽとい う食べ方
もありま す。信州の 五平餅な
どと同様 な山の神信 仰の食習
俗だったそうですよ。
飯田様 、お便りど うもあり
がとうご ざいました 。秋田の
食べ物を 喜んで頂い て何より
でした。 またお便り お寄せく
ださい。
︵鈴木貫示︶
今月・来月の休業日は右の色つき部分となります。
休業日のご注文は留守番電話・FAX・インターネットにて受け付けております。
尚、休業日中にご注文頂いたお荷物は、翌営業日に弊社からの発送となります。
休業日のお知らせ
やめました。
で もお宅様か ら届く﹁き り
たん ぽ﹂は本物 ︵?︶で、 懐
かし く幼い頃を 思い出しな が
ら美味しく頂いております。
と のお便りで す。きりた ん
ぽお楽しみ頂けたようですね。
さ て、きりた んぽの語源 に
は諸 説あります が、槍のさ や
のこ とを﹁たん ぽ﹂といい 、
その 形に似てい ることと、 そ
れを 切って鍋に 入れること で
﹁切 りたんぽ﹂ となった、 と
いうのが主流の説のようです。
も ともと﹁た んぽ﹂とい う
言葉 自体には、 綿を丸めて 革
や布 で包んだも の、という 意
味が あり、拓本 を作るとき に
墨を 叩く道具も 、日本刀を 手
入れ するときに ポンポンと 叩
く道具も﹁たんぽ﹂です。
き りたんぽは 鍋が有名で す
eメールアドレス [email protected]
同友会ホームページ http://www.okome.jp
は しごを登った り降りた り
して いるうちに膝 を痛めた り
する のはまだご愛 敬。最大 の
敵は 天気でした。 3月に入 っ
てか らも強風が吹 いたり、 吹
雪に 襲われたり、 たびたび 作
業は中断を迫られます。
こ んなことで春 作業に間 に
合う んだろうかと 、はなは だ
さ て今回は少々 以前にい た
だい たものになり ますが、 埼
玉県 川口市の飯田 様からの お
便りをご紹介します。
私 は戦前、小学 校一年か ら
三年 程、仙台に居 たことが あ
りま す。その頃秋 田の郷土 料
大潟村にもようやく春の訪れが見えてき
ました。村の名所の一つ、桜並木の蕾が膨
らんできたのです。
一年に一度、大潟村で渋滞が起こるので
すがこの桜が満開の頃、一斉に咲いた花に
見とれてしまい、車のスピードを緩め渋滞
するのもわかる気がします。(くれぐれも
事故には注意!)
日本気象協会の開花予想では4月中旬(秋
田県)、いつもの年より少し早いようです。
私達農家は代掻きなどの農作業等忙しく
しており、お花見という訳には中々いかな
いものですが、朝夕の圃場への行き来には
チラリと見える桜が毎年の楽しみとなって
おります。
(菅原広隆)
同友会便り第217号
平成27年4月1日発行