【参考−1】 北陸地方の地域特性 ①人口・・・歯止めのかからない人口減少、少子高齢化 北陸地方では、人口が減少している都市が多く(68%)、全国平均以上の人口 増が見られる市は5都市のみである。 また、今後の予測においても、全国の傾向を下回るペースで人口減少が想定さ れ、高齢化率のさらなる上昇など、人口減少・少子高齢化が懸念される。 ②DID・・・空洞化の続く DID DID 面積は全国と同様増加しているものの、人口密度は減少を続け、全国平均 を下回る人口密度となっている都市が 94%を占めるなど、DID の空洞化が顕著に 表れている。 ③産業・・・懸念される地域の活力低下 商業については、商業販売額の増減率が全国平均よりも減少している都市が多 く、地域の活力低下が懸念されている。特に人口1人当たりの年間商品販売額 は、新潟市・富山市・金沢市以外は全国平均を下回っている。 ④交通・・・自動車依存の強い交通状況 北陸地方の移動手段は、自動車利用の割合が約7割にのぼるなど、クルマ依存 である傾向は、県庁所在都市以外の都市で特に顕著である。 ⑤住宅・・・・持ち家率が高い北陸地方、空き家率が高い石川県の都市 北陸地方では、持ち家率が全国平均よりも高く、特に富山県の持ち家率が高 い。また、石川県では特に空き家率が高いなどの状況がみられている。 ⑥地価・・・バブル期以降も続落する地価 バブル期以降、全国では地価は持ち直しの傾向にあるものの、北陸地方では下 落が続いており、特に県庁所在都市などにおいても、持ち直し傾向はみられてい ない。 ⑦気候・・・全域が豪雪地帯に指定される多雪地域 北陸地方は全域が豪雪地帯に指定されている多雪地域であり、冬期の雪の影響 が大きい地域である。また、その中でも新潟県は特に多雪地域として挙げられ る。 ⑧財政・・・深刻な財政状況 財政力指数について、全国の類似都市を下回る都市がほとんどであり、北陸の 市町の財政力は厳しい状況にあることがうかがえる。 参考‐2 47.4% 28.4% 31.8% 31.8% 31.9% 34.7% 35.4% 35.9% 36.5% 37.4% 37.5% 37.5% 37.8% 39.1% 39.3% 39.7% 39.8% 39.9% 40.2% 40.4% 41.0% 41.0% 41.1% 41.2% 41.8% 42.1% 43.7% 45.0% 南砺市 上市町 佐渡市 胎内市 49.7% 67.2% 68.8% 58.7% 60.9% 61.2% 61.5% 61.8% 62.8% 62.9% 63.5% 63.5% 66.2% 66.5% 66.5% 56.3% 48.0% 51.9% 52.3% 54.4% 45.7% 71.4% 72.6% 74.0% 74.3% 75.2% 75.9% 77.2% 68.8% 56.5% 82.5% 佐渡市 糸魚川市 78.8% 113.2% 108.1% 110.6% 102.2% 98.9% 99.7% 101.5% 101.7% 97.6% 95.1% 96.7% 97.2% 97.3% 91.5% 92.9% 89.6% 80.2% 80.3% 81.0% 82.6% 83.0% 83.7% 83.8% 86.1% 87.0% 88.0% 75.8% 117.0% 116.7% 105.9% 89.8% 71.7% 119.2% 117.0% 97.9% 78.9% 80% 十日町市 羽咋 市 氷見市 魚津市 射水市 輪島市 魚沼市 滑川市 三条市 燕市 五泉市 七尾市 加茂市 加賀市 小松市 30% 加茂市 50% 南砺市 村上市 妙高市 氷見市 魚沼市 胎内市 60% 小千谷市 五泉市 小矢部市 輪島市 上市町 魚津市 南砺市 上市町 佐 渡市 胎内市 黒部市 妙高市 羽咋 市 糸魚川市 七尾市 滑川市 魚 津市 上越市 高岡市 氷見市 射 水市 柏崎市 小松市 燕市 加 賀市 魚沼市 小矢部市 富 山市 南魚沼市 五泉市 阿賀野市 小千谷市 十日町市 輪島市 村上 市 加茂 市 白山市 三条市 見附市 新発田市 長岡市 新 潟市 参考‐3 黒部市 高岡市 51.4% 三条市 40% 上越市 羽咋市 小矢部市 糸魚川市 十日町市 阿賀野市 上越市 見附市 新発田市 白山市 村上市 金沢市 長岡市 柏崎市 50.8% 南魚沼市 高岡市 91.6 阿賀野市 柏崎市 89.9% 100% 黒部市 長岡市 70% 新発田市 燕市 見附市 射水市 小松市 滑川市 富山市 妙高市 小千谷市 50% 富山市 加賀市 80% 金沢市 金沢市 全国 0% 七尾市 60% 南魚沼市 70% 新潟市 80% 白山市 全国 0% 新潟市 90% 61.9% 150.4% 160% 56.4% 0% 全国 100% 114.4% 120% 87.6% 140% 67.6% 1.人口の推移 ○32/37 都市(86%)において人口増減率(2010 年/1975 年)が全国平均より悪化し ているなど、人口減少が顕著にみられる。 人口減少率の比較((2010 年)1975 年を 100 として計算) 人口減少率の比較((2010年)1975年を100として計算) 60% 40% 20% 出典:国勢調査(S50∼H22) 2.DID内における人口密度の推移 ○31/33 都市(94%)において DID 内の人口密度の推移(2010 年/1975 年)が全国平 均を下回っており、まちなか区域の空洞化の進行がうかがえる。 DID 人口密度の推移((2010 年)1975 年を 100 として計算) 40% 30% 20% 10% 出典:国勢調査(H22) 3.DID内の人口密度の比較 ○DID 内の人口密度は、全ての都市において、全国平均を下回っている。 人口密度の比較(DID 内、人/ha) 20% 10% 出典:国勢調査(H22)
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