登別市事業所開設費補助金交付要綱 (目的) 第1条 この補助金は、市内

登別市事業所開設費補助金交付要綱
(目的)
第1条
この補助金は、市内で新たに事業活動を行うため、起業や新分野への進出を行う
者に対し、事業所の開設に係る経費の一部を予算の範囲内において補助することにより、
市内経済の活性化を図ることを目的とする。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ次に定めるところ
による。
(1)事業所とは、店舗、事務所、その他事業の用に供する拠点をいう。
(2)新たに事業活動を行うとは、次のいずれかに該当するものをいう。
ア 事業を営んでいない個人が所得税法(昭和40年法律第33号)第229条に規
定する開業の届出により行うもの
イ
事業を営んでいない個人が新たに法人を設立して行うもの
ウ 既に事業を営んでいる個人又は法人から事業を承継して行うもの
エ 既に事業を営んでいる個人又は法人が現在の事業所を継続しつつ、新たな事業所
を設け行うもの
オ 個人が現在の事業の全部又は一部を継続して実施しつつ、新分野で事業を行うも
の
カ
法人が現在の事業の全部又は一部を継続して実施しつつ、新分野で事業を行うも
の
(3)新分野とは、統計法(平成19年法律第53号)第28条の規定により統計基準とし
て定められた日本標準産業分類において、現に営んでいる事業が属する中分類の業種
区分以外の中分類の業種区分に該当する分野をいう。
(4)事業所を開設した日とは、営業を開始した日をいう。
(補助対象者)
第3条
補助金の交付の対象となる者(以下「補助対象者」という。)は、市内において新
たに事業活動を行う個人又は法人であって、次に定めるすべての要件を満たしている者
とする。
(1)登別商工会議所、地域の飲食店組合又は商店会等の団体に加入する者であること。
(2)補助金の交付を申請する時点において、納期の到来した市税等について完納してい
る者であること。
(3)登別市暴力団の排除の推進に関する条例(平成26年条例第22号)第2条第1号
から第3号に規定する暴力団、暴力団員、暴力団関係事業者でないこと。
(4)風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)
第2条第1項に規定する風俗営業又は同法第2条第5項に規定する性風俗関連特殊営
業を行う者でないこと。
(5)インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律
(平成15年法律第83号)第2条第2項に規定するインターネット異性紹介事業を
行う者でないこと。
(6)政治資金規正法(昭和23年法律第194号)第3条第1項に規定する政治団体又
は同法第3条第2項に規定する政党でないこと、又は政治活動を目的とした事業を行
う者でないこと。
(7)宗教法人法(昭和26年法律第126号)第2条に規定する宗教団体でないこと、
又は宗教活動を目的とした事業を行う者でないこと。
(8)既にこの要綱に基づく補助金の交付を受けた者でないこと。
(補助対象事業)
第4条
補助金の交付対象となる事業(以下「補助対象事業」という。)は、次に定めるす
べての要件を満たす事業とする。
(1)2年以上の経営が見込まれ、原則、交付決定の日から6月以内又は交付決定の日の
属する会計年度の2月末日のいずれか早い日までに事業所を開設することが見込まれ
る事業
(2)補助対象者が、建設業法(昭和24年法律第100号)別表第1に規定する業を営
む市内に本社又は支社を有する法人又は個人を利用して事業所の新築、改造、改装等
を行う事業
(3)本市から直接又は間接に他の補助金の交付又は課税免除を受けていない事業。ただ
し、登別市商店街活性化事業補助金交付要綱第2章に規定する空き店舗活用事業補助
金についてはこの限りでない。
(4)本要綱の規定に基づく補助金の交付の対象となる経費(以下「補助対象経費」とい
う。)に係る工事に着手する前の事業
(補助対象経費等)
第5条
補助対象経費は、建物の新築、改造、改装に要する経費及び建物と一体となって
機能する設備費とする。
2
補助金の額は、補助対象経費の2分の1以内とし、20万円を上限に予算の範囲内に
おいて交付する。ただし、補助金の額に1,000円未満の端数が生じた場合にはこれ
を切り捨てるものとする。
(補助金の交付申請)
第6条
補助金の交付を受けようとする者は、市長が別に定める期日までに、登別市事業
所開設費補助金交付申請書(別記様式第1号)に関係書類を添え、市長に申請しなけれ
ばならない。
(補助金の交付決定)
第7条
市長は、前条の申請があったときは、その内容を審査し、適正と認めるときは、
登別市事業所開設費補助金交付決定通知書(別記様式第2号)により補助金の交付決定
を行うものとする。
2
市長は、補助の交付が適当でないと認めたときは、補助金の不交付決定を行い、申請
者に登別市事業所開設費補助金不交付決定通知書(別記様式第3号)によりその旨を通
知する。
(事業内容の変更等)
第8条
補助金の交付決定を受けた者(以下「交付決定者」という。)は、補助対象事業の
内容を変更しようとするときは、登別市事業所開設費補助金変更承認申請書(別記様式
第4号)により、市長の承認を受けなければならない。 ただし、補助対象事業の内容の
変更が軽微であって、補助対象事業に要する経費に著しい変更を及ぼさない場合はこの
限りでない。
2
市長は、前項の申請があったときは、その内容を審査の上、登別市事業所開設費補助
金変更審査結果通知書(別記様式第5号)により交付決定者に通知するものとする。
(事業の中止又は廃止)
第9条
交付決定者は、補助対象事業を中止又は廃止しようとするときは、登別市事業所
開設費補助金中止(廃止)承認申請書(別記様式第6号)により市長の承認を受けなけ
ればならない。
2
市長は、前項の申請があったときは、その内容を審査の上、適正と認めたときは、登
別市事業所開設費補助金中止(廃止)審査結果通知書(別記様式第7号)により交付決
定者に通知するものとする。
(実績報告)
第10条 交付決定者は、事業所を開設した日から30日以内に登別市事業所開設費補助
金実績報告書(別記様式第8号)に必要書類を添えて、市長に報告しなければならない。
2
市長は、前項の報告があったときは、その内容を審査の上、補助金交付額を確定し、
登別市事業所開設費補助金額確定通知書(別記様式第9号)により交付決定者に通知す
るものとする。
(補助金の請求)
第11条 交付決定者は、登別市事業所開設費補助金額確定通知書を受理した後、速やか
に登別市事業所開設費補助金交付請求書(別記様式第10号)に必要書類を添えて、市
長に提出するものとする。
(取得財産等の管理及び処分等)
第12条 補助金の交付を受けた者は、補助対象事業により取得し、又は効用の増加した
財産(以下「取得財産等」という。)の管理に当たっては、補助対象事業の完了後におい
ても、善良な管理者の注意をもって管理するとともに、補助金の交付の目的に従って効
率的な運用を図らなければならない。
2
補助金の交付を受けた者は、補助対象事業の完了の日の属する年度を含む2年間は、
原則、取得財産等の処分をしてはならない。ただし、登別市事業所開設費補助金財産処
分等承認申請書(別記様式第11号。以下次項において「申請書」という。)を市長に提
出し、承認を受けた場合はこの限りでない。
3
市長は、前項ただし書の規定により申請書の提出があったときは、その内容を審査の
上、登別市事業所開設費補助金財産処分等審査結果通知書(別記様式第12号)により
補助金の交付を受けた者に通知するものとする。
(書類の整備)
第13条 補助金の交付を受けた者は、補助対象事業に係る収入及び支出を明らかにした
帳簿等の証拠書類を整備し、補助金の交付を受けた日の属する会計年度の翌年度から起
算して5年間保管しなければならない。
(報告及び調査)
第14条 補助金の交付を受けた者は、補助対象事業の完了の日の属する年度を含む2年
間、各年度終了の日から30日以内に市長に事業所の経営状況等を報告するものとする。
2
市長は、特に必要と認めた場合には、補助金の交付を受けた者に対して、必要な調査
を行うことができるものとする。
(交付決定の取消し及び補助金の返還)
第15条 市長は、交付決定者又は補助金の交付を受けた者が次の各号のいずれかに該当
するときは、補助金の交付の決定を取り消し、既に補助金を交付しているときは、期限
を定めて補助金の返還させることができる。
(1)補助金の交付の条件に違反したとき。
(2)事業施行方法等が不適当と認められるとき。
(3)申請等に不正の行為があると認められるとき。
(4)前各号に掲げるもののほか、市長が特に必要があると認めたとき。
2
市長は、第12条第2項の規定により取得財産等を処分したときは、交付した補助金
の全部又は一部の返還を請求することができる。
(その他)
第16条 本要綱に定めるもののほか、必要な事項は市長が定める。
附 則
この告示は、平成27年4月1日から施行する。