平成27年下呂市農業委員会第1回総会議事録 開催日時 開催場所 出席

平成27年下呂市農業委員会第1回総会議事録
開催日時
平成27年1月23日(金) 午後3時30分~午後4時50分
開催場所
下呂市役所 萩原庁舎 大会議室
出席委員
1番 野村一郎
2番 熊﨑 博
3番 松嶋光秋
4番 小畑和明
6番 栃井利夫
7番 星屋悦雄
8番 日下部道男
9番 河村利明
10番 金森茂俊
12番 金山文秀
13番 嶋田 浩
14番 金子平和
15番 中川恭子
16番 熊﨑幸夫
17番 熊﨑則彦
18番 林 忠和
19番 中川元宏
20番 日下部俊雄
21番 桂木寛明
22番 山下康子
23番 二村 明
24番 小池利成
25番 藤澤善幸
欠席委員
5番 河村重樹
11番 髙木康則
議事日程
第1 会長あいさつ
第2 議事録署名者
第3 議事
議事 1号 農地法第4条の規定による許可申請について
議事 2号 農地法第5条の規定による許可申請について
議事 3号 農業経営基盤強化促進法に基づく農地利用集積計画の承認について
議事 4号 農地中間管理事業の推進に関する法律に基づく農用地利用配分計画
案の意見決定について
議事 5号 農業委員会委員選挙人名簿登載申請者の意見決定について
第4 その他
平成27年度 農業委員会開催日程(案)について
会議の概要
事務局
開催に先立ち、農業委員会法に基づき、全農業委員数 25名
本日の出席数 23名 本日の欠席数 2名 で過半数の委員が出席していますので、
この会は成立することを申し添えます。
事務局
只今から、第1回下呂市農業委員会を開催いたします。
それでは、会長よりご挨拶いただきます。
【会長あいさつ】
会長
それでは只今から審議に入らせていただきます。
審議に先立ちまして、本日の議事録署名委員を指名いたします。
会長
15番
中川 恭子
委員
16番
熊﨑 幸夫
委員 にお願いいたします。
議案第1号、農地法第4条第1項の規定による農地転用許可申請書の審議について、
別紙のとおり許可申請が提出されましたので意見を決定したく提案いたします。事務局
説明をお願いします。
事務局
議案第1号
農地法第4条の規定による許可申請書について説明させていただきま
す。
今回の申請内容については、一般個人住宅への転用1件提出されています。
面積については、田で181㎡の転用面積となります。
番号1については、転用理由は、自宅に隣接する申請地を一体的に住宅敷地として利
用したいため転用許可を求めるものであります。
農地区分は、中山間地域等の未整備の小規模農地であることから、第2種農地に該当
すると判断されます。
一般基準として転用の確実性が認められ、申請地は、原野・農道・5条№2申請地・
宅地に囲まれており、被害の恐れはないものと思われます。
以上、農地法第4条申請1件について審議をお願い致します。
会長
ただいま事務局より説明がございました農地法第4条申請1件につきまして、担当委
員さんより状況説明をお願いいたします。
4番
1番の場所は、宮地の信号交差点から3.5km程乗政地内に入り、県道から右手に
50m程の所です。平成元年ごろに田ではなくなっており、車庫、庭木等が植えられて
いるような状態です。周囲に影響の及ぶ所ではありませんし、本人も農地とは知らずに
行ってしまったと始末書を添付の上申請されております。よろしくお願いします。
会長
状況説明が終了いたしました。ただいまの案件についてご意見、ご質問がございまし
たらお願いいたします。
会長
ご意見、ご質問がないようですので裁決を取ります。
農地法第4条申請について、原案の通り決するにご異議ない方の挙手を求めます。
【全員挙手】
会長
会長
ご異議ないものと認め、原案の通り承認いたします。
議案第2号、農地法第5条第1項の規定による農地転用許可申請書の審議について、
別紙のとおり許可申請が提出されましたので意見を決定したく提案いたします。事務局
説明をお願いします。
事務局
議案第2号
農地法第5条の規定による許可申請書について説明させていただきま
す。
今回の申請内容については、所有権の移転1件、使用貸借権の設定2件、合計して3
件提出されています。
用途については、すべて一般個人住宅への転用となります。
面積については、すべて畑で223㎡の転用面積となります。
番号1については、転用理由は、父から申請地を借り受け、住宅敷地として利用した
いため転用許可を求めるものであります。
農地区分は、中山間地域等の未整備の小規模農地であることから、第2種農地に該当すると
判断されます。
一般基準として転用の確実性が認められ、申請地は、法定外公共物・雑種地・宅地に
囲まれており、被害の恐れはないものと思われます。
番号2については、転用理由は、自宅に隣接する申請地を譲り受け、住宅敷地として
利用したいため転用許可を求めるものであります。
農地区分は、中山間地域等の未整備の小規模農地であることから、第2種農地に該当
すると判断されます。
一般基準として転用の確実性が認められ、申請地は、宅地・4条№1申請地・農道に
囲まれており、被害の恐れはないものと思われます。
番号3については、転用理由は、借家住まいのため、義父から申請地を借り受け、住
宅を建築したいため転用許可を求めるものであります。
農地区分は、中山間地域等の未整備の小規模農地であることから、第2種農地に該当
すると判断されます。
一般基準として転用の確実性が認められ、申請地は、山林・畑・宅地に囲まれており、
畑については所有者から承諾を得ており問題はないものと思われます。
以上、農地法第5条申請3件について審議をお願い致します。
会長
ただいま事務局より説明がございました農地法第5条申請3件につきまして、順次、
担当委員さんより状況説明をお願いいたします。
14番
1番の場所は、上呂地内、御食事処 以和喜の線路向かい辺りとなります。現在建物
が建っておりますが、平成元年に貸付人が母屋を新築された際の仮住まいとしたものが
残っております。この度、そこを息子さんが借受けて住宅を新築されるということで、
始末書添付され申請されるものです。周囲も問題はありませんのでよろしくお願いしま
す。
4番
2番の申請地は、先ほどの4条1番の案件と一体利用されるものです。譲渡人と譲受
人は甥と叔父の関係です。譲渡人の父の代から既に譲渡しはしていたものを、改めて登
記をされるということです。畑であった所ですが、農地であるという認識がなかったた
め、現状は庭のような形となっています。始末書を添付され申請されております。周囲
への影響もなく、問題は無いかと思います。よろしくお願いします。
18番
3番は、主要地方道 宮萩原線を高山へ向かって進み、山之口の集落が端になる辺り
です。借受人は義父から申請地を借受け、住宅を建築し一家でこちらに住まわれたいと
いうことです。山之口地区にとって定住人口が増えることとなり、良い事ではないかと
思われます。隣接農地の方の承諾も得られております。よろしくお願いします。
会長
状況説明が終了いたしました。ただいまの案件についてご意見、ご質問がございまし
たらお願いいたします。
会長
ご意見、ご質問がないようですので裁決を取ります。
農地法第5条申請について、原案の通り決するにご異議ない方の挙手を求めます。
【全員挙手】
会長
ご異議ないものと認め、原案の通り承認いたします。
会長
議案第3号、農業経営基盤強化促進法に基づく農地利用集積計画の承認について、農
業経営基盤強化促進法第18条第1項の規定に基づき、別紙のとおり申請が提出されま
したので意見を決定したく提案します。事務局説明をお願いします。
事務局
議案第3号
農業経営基盤強化促進法に基づく農地利用集積計画の承認について説
明させていただきます。
この議案第3号と次に審議します議案第4号は、今年度から始まりました「農地中間
管理事業」に関連する議案であるため、初めに事業内容と取り組み状況について説明さ
せていただきます。
事業内容については、農地中間管理事業は、耕作を続けることが難しく農地を貸した
い出し手と、規模拡大または効率化を図りたい受け手の情報を公的機関がとりまとめる
ことにより、面的にまとまった形で貸し借りが行われるよう仲介する、新たな農地の貸
し借りの仕組みとなります。
次に取り組み状況については、岐阜県では、一般社団法人岐阜県農畜産公社が農地中
間管理機構の指定を受け、平成26年4月1日から中間管理事業に関する業務を開始し
ております。
受け手につきましては、農地中間管理機構の公募により、県内で572経営体が登録
され、うち下呂市内では12経営体が登録されています。
出し手につきましては、昨年より桜洞地区で土地所有者3名より農地貸付希望申込が
あり、市において受け手・出し手のマッチング交渉を行いました。その後、平成27年
1月5日付けで農地中間管理機構より農地の借受けが決定したことにより、当議案にお
いて、農地中間管理権の取得のための農地利用集積計画を審議するものであります。
それでは議案書をもとに説明させていただきます。
今回の申請内容は、賃借権の設定4件提出されています。
面積は、田で6,707㎡、畑で4,195㎡、合計して10,902㎡の集積面積
となります。
番号1から番号3については、申請地は農振農用地が7筆・農振農用地外が9筆とな
ります。平成27年4月1日から平成37年3月31日までの10年間の施設野菜(ト
マト)による賃貸借権の設定となります。
番号4については、申請地はすべて農振農用地であります。平成27年4月1日から
平成37年3月31日までの10年間の水稲による賃貸借権の設定となります。
以上のことから、番号1から番号4については、農業経営基盤強化促進法第18条第
3項の各要件を満たしていると考えます。
以上、農地利用集積計画の承認4件について審議をお願い致します。
会長
ただいま事務局より説明がございましたが、この案件についてご意見、ご質問がござ
いましたらお願いいたします。
4番
ここで設定されている賃借料と、中間管理事業の経営転換協力金は別のものというこ
とか。
事務局
別のものです。賃借料は賃借料として、協力金は協力金として別個となっています。
4番
経営転換協力金は、たとえば 10a~50aの枠の中で、面積によって額は変わるのか。
また、地域で一定の農地集積率が無いともらえないとも聞いたがどうなのか。
事務局
経営転換協力金は3区分それぞれの中で一定です。どの面積区分に入るかで決定され
ます。集積率が関係するのは、地域集積協力金というものになります。これについては、
市で進めている、集落営農との組み合わせで取り組むことになろうかと思います。
25番
経営転換協力金がもらえる、もらえないの差は面積条件を満たしていてもあるのか。
事務局
今回の場合、貸付希望者3名のうち1名は現時点で対象外となっていますが、基本的
にはこの協力金は担い手に農地を出して離農することが条件となるためです。今回を例
にしますと、貸付け予定の田以外にもまだ自作地の田を残される形になるため、1名は
条件を満たさないことになります。
会長
他にはございませんか。
ご意見、ご質問がないようですので裁決を取ります。
農業経営基盤強化促進法に基づく農地利用集積計画について、原案の通り決するにご
異議ない方の挙手を求めます。
【全員挙手】
会長
ご異議ないものと認め、原案の通り承認いたします。
会長
議案第4号、農地中間管理事業の推進に関する法律に基づく農用地利用配分計画案の
意見決定について、農地中間管理事業の推進に関する法律第19条第3項の規定に基づ
き、市長より農用地利用配分計画案の意見照会がありましたので意見を決定したく提案
します。事務局説明をお願いします。
事務局
議案第4号
農地中間管理事業の推進に関する法律に基づく農用地利用配分計画案
の意見決定について説明させていただきます。
先ほど、農地の出し手から農地中間管理機構への農地中間管理権取得について承認い
ただきましたが、今度は、農地中間管理機構から受け手に農地を貸すにあたり、市長よ
り農用地利用配分計画案の意見照会があったため、農業委員会の意見を求めるものであ
ります。
それでは議案書をもとに説明させていただきます。
農用地利用配分計画案の左部分については、先ほど承認いただきました農地の状況が
記載されています。右部分が配分計画案となっています。
番号1から番号8の借受者については、県外出身の新規就農者となります。平成26年
度は指導農業士のもとで研修をし、平成27年6月1日付けで就農し、トマトを栽培す
る予定であります。権利設定については、平成27年4月1日から平成37年3月31
日までの10年間の賃貸借権の設定であります。受け手の選定理由については、「新規
就農者への配慮」
、
「地域農業の発展」ということでマッチングをかけております。
続きまして番号9番から番号16の借受者については、県内の当市外出身の新規就農
者となります。平成26年度は指導農業士のもとで研修をし、平成27年6月1日付け
で就農し、トマトを栽培する予定であります。権利設定については、平成27年4月1
日から平成37年3月31日までの10年間の賃貸借権の設定であります。受け手の選
定理由については、
「新規就農者への配慮」、「地域農業の発展」ということでマッチン
グをかけております。
続きまして番号17番から番号18の借受者については、下呂市の認定農業者であり
地域の担い手として活躍されています。権利設定については、平成27年4月1日から
平成37年3月31日までの水稲による10年間の賃貸借権の設定であります。受け手
の選定理由については、
「隣接して農業経営を営んでいる担い手」ということでマッチ
ングをかけております。
次に今後のスケジュールについて説明します。
農業委員会で意見決定後に、市より農地中間管理機構に対し農用地利用配分計画案を
提出します。農地中間管理機構において農用地利用配分計画が定められ、岐阜県に対し
承認申請されます。岐阜県において農用地利用配分計画の公告・縦覧が行われ、その後
認可されることとなっています。
以上、農用地利用配分計画案の意見決定について審議をお願い致します。
会長
ただいま事務局より説明がございましたが、この案件についてご意見、ご質問がござ
いましたらお願いいたします。
19番
差し支えなければ3名の年齢をお聞きしたい。
事務局
2名の新規就農者はそれぞれ20代半ば、30代後半です。認定農業者の方は50代
です。
会長
今後、高齢により耕作できないので借りてもらいたい、というような話が多く出てく
ると考えられます。条件の良くない所は必ずしもこの中間管理機構が受け皿になるとい
うわけではありませんが、まずは農務課に話をつないでもらえればと思います。
会長
ご意見、ご質問がないようですので裁決を取ります。
農地中間管理事業の推進に関する法律に基づく農用地利用配分計画案について、原案
の通り決するにご異議ない方の挙手を求めます。
【全員挙手】
会長
ご異議ないものと認め、原案の通り決定いたします。
会長
議案第5号、農業委員会委員選挙人名簿登載申請書の意見決定について、農業委員会
等に関する法律施行令第3条第2項の規定に基づき、平成27年1月1日現在における
選挙人名簿への登載申請があったものについて意見を決定したく提案します。事務局説
明をお願いします。
事務局
議案第5号
農業委員会委員選挙人名簿登載申請書の意見決定について説明させて
いただきます。
選挙人名簿については、農業委員会等に関する法律施行令第3条第2項に基づき、平
成27年1月1日現在において、農業委員会委員選挙人名簿への登載申請があったもの
について、選挙権の有無に関する農業委員会の意見を決定するものであります。
平成27年の選挙人名簿については、昨年より各地区の農事改良組合を通じ申請書を
配布しましたが、この度、選挙人名簿の取りまとめが完了したことから、意見決定をし、
市選挙管理委員会に送付したいと考えます。
(資料に基づき説明)
これより時間をとりまして、各地区別の選挙人名簿を回覧致しますので、担当地区の
選挙人名簿を確認していただきますようお願いします。
【約10分間 担当地区ごと名簿を確認】
会長
ただいま回覧しました選挙人名簿について、ご意見、ご質問がございましたらお願い
いたします。
会長
ご意見、ご質問がないようですので裁決を取ります。
平成27年農業委員会委員選挙人名簿登載申請書について、原案の通り決するにご異
議ない方の挙手を求めます。
【全員挙手】
会長
ご異議ないものと認め、原案の通り決定し、市選挙管理委員会に送付します。
会長
以上で本日の案件について審議を終了しますが、事務局より協議事項があります
のでご意見伺いたいと思います。事務局説明をお願いします。
事務局
平成26年度農業委員会開催日程(案)について説明させていただきます。
この度、県及び農業会議より、平成27年度の農地法申請書提出期限と常任会議員会
議の日程が決定したことにより、下呂市農業委員会開催日程(案)を別紙の通り設定さ
せていただきました。
以前からの申し合わせにより、日にちの設定にあたっては、毎月25日前後の開催を
基本に設定しています。会場及び時間については、基本的に、萩原庁舎3階大会議室に
おいて午後2時から開催するものとし、年2~3回は他地域にて開催するものとしま
す。
本日、開催日程(案)を承認していただき、承認後は、市内の行政書士など関係者や
下呂市ホームページにおいて広く周知して参りますので、ご承認願います。
会長
ただいま事務局より説明がございました開催日程(案)について、このとおりとして
よろしいでしょうか。
【異議なしの声】
会長
開催日程(案)のとおり総会を開催することといたします。
会長
その他ございましたらお聞きいたします。
ご意見が無いようですので、以上をもちまして、第1回 下呂市農業委員会を閉会し
ます。
16時50分 閉会
本日の会議につき、相違ないことの証に署名する。
下呂市農業委員会
15番
16番