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宍粟市財務会計
宍粟市財務会計システム
財務会計システム更新業務
システム更新業務仕様書
更新業務仕様書
1. 事業の概要
現行の財務会計システム(以下「現システム」という。)の更新時期を迎えるにあ
たり、経年的な費用の削減と、安定的な運用管理を実現するため、別途構築する仮
想サーバー上で稼働する新たな財務会計システム(以下「新システム」という。)の
導入を行う。
事業の実施にあたっては、システム構築等を事業者に発注することとする。
受注した事業者(以下「受託事業者」という。)は、新システムが円滑かつ支障な
く適正に導入できるよう、宍粟市財務会計システム更新業務(以下「本業務」とい
う。)を行うものとし、宍粟市財務会計システム更新業務仕様書(以下「本仕様書」
という。)の要求事項を満たすものとする。
2. 新システムの前提条件
2-1 新システムの基本方針
Web 技術により構築されたシステムとし、クライアントに新システム専用の
プログラムを組み込まなくても、Internet Explorer 及び Adobe Reader をイン
ストールすれば、新システムの端末として利用できるものであること。
2-2 ソフト要件
近畿地方、岡山県もしくは鳥取県内の地方自治体での稼働実績を持つパッケー
ジソフトとし、個別機能範囲として、下記の機能を有することとする。
ア
共通管理: 科目、所属、職員の管理を行う機能
イ
予算編成: 予算要求、予算査定、予算管理等を行う機能
ウ
予算執行: 歳入、歳出、歳計外、債権債務者、出納管理等を行う機能
エ
決
オ
備品管理: 備品の登録から、所管替・廃棄・売却までの管理等を行う機能
算: 決算統計を行う機能
2-3 システム環境
LAN 環境・通信回線環境およびクライアント環境は既設のものを利用する
こととする。既設環境での安定稼働が困難な場合は、安定稼働に必要となるハ
ード、ソフト(ミドルウェア、データベースソフト等)を見積価格に含むものと
する。
接続予定クライアント数:700 台
2-4 サーバー環境
新システムは、宍粟市(以下「本市」という。)の庁内ネットワークに別途
構築する仮想サーバー(VMWare 平成 27 年 7 月頃構築完了予定)上に導入する
こと。OS の初期セットアップ及び IP アドレス等のネットワーク基本設定に
ついては、本市が実施し受託事業者へ引き渡すものとする。
企画提案書には、新システムの稼働に必要なリソース(OS、CPU、メモリ、
HDD)等、必要なソフトウェアを記載すること。
サーバーOS は、当市が保有する WindowsServer2012 及び RedHatLinux7.0
のライセンスを用いることは可とする。その他の OS を使用する場合は、受託
事業者が調達すること。
なお、WindowsServer2012 を用いる場合は、CAL は当市より提供する。
参考:仮想サーバースペック(財務会計システム割当分)
DB サーバー(1 台)
CPU:Intel Xeon 2.7GHz (2 コア)
メモリ:8GB
HDD:300GB
AP サーバー(1 台)
CPU:Intel Xeon 2.7GHz(2 コア)
メモリ:8GB
HDD:146GB
3. 新システムの機能要求に対する回答
新システムの機能要求は、別紙「詳細機能仕様書」を参照すること。
新システムの機能要求に対する回答は、詳細機能仕様書の「標準機能」
「カスタマ
イズ」「対応不可」「代替案」の区分により行うこと。なお、
「カスタマイズ」「代替
案」とする場合は、対応の詳細を記載した資料を提出すること。
4. 導入スケジュールの提案
稼働スケジュールは下記の通りとする。
予算編成:平成 27 年 10 月 1 日
その他執行業務及び決算業務を含む全て:平成 28 年 4 月 1 日
年度途中での切り替えとなるため、安全に移行できる導入スケジュールを提案す
ること。
5. ネットワーク環境
ネットワークは現行の宍粟市庁内 LAN を経由した運用とする。
ネットワークの回線速度 100Mbps で安定稼働すること。
6. クライアント環境
OS は Windows Vista、Windows 7 に対応していることとし、Windows 7 以降の
最新のバージョンに対応できるものとすること。Internet Explorer8.0 及び Adobe
Reader9 での動作を保証すること。
またそれぞれ最新のバージョンに対応すること。
7. データ移行
新システムの稼働に必要なデータの移行を行うこと。ただし、伝票データは移行
の対象外とする。
現システムのデータは、CSV 形式または EXCEL 形式で提供する。
受託事業者は、本業務への支障がないよう、現システム業者との調整を十分に行い、
慎重にデータ移行を実施すること。データは、受託事業者決定後の打ち合わせ時に
提示するものとする。
新システムが有するデータ移行に関する機能の詳細を企画提案書に記載すること。
8. セキュリティ要件
ウィルス感染に備えて、ウィルス対策ソフトの導入等のセキュリティ対策を施す
こと。また、詳細を企画提案書に記載すること。
9. 操作研修
管理者及び一般職員向けの研修を実施すること。研修会場は本市が用意する。新
システムの運用に支障のないよう、各研修は新システム稼働前に実施すること。
9-1 管理者研修
新システムの操作説明を管理者向けに実施すること。
2 時間 1 回 受講者 10 名程度
9-2 一般職員研修
新システムの一般職員向け研修を下記のとおり実施すること。
予算編成系業務:1 回 1 時間
4 回 受講者 40 名
予算執行系業務:1 回 1 時間
4 回 受講者 40 名
10. 運用・保守対応の提案
新システムの安定稼働に伴うサポート、障害発生時の対応、その他問い合わせ対
応について提案すること。特に次の各項目について、具体的な提案を行うこと。
・仮想サーバー側との責任分界点を明確にした迅速なトラブル対応ができる運用
ルール
・新システムの安定稼働を確保するための運用体制
・障害発生時の対応方法等の保守体制
11. マイナンバー対応の提案
新システムの標準機能により実現できるマイナンバー対応の詳細、カスタマイズ
により実現できるマイナンバー対応の詳細をそれぞれ企画提案書に記載すること。
また、人事給与システム等その他のシステムとの連携により実現できるマイナン
バー対応があれば、企画提案書に詳細を記載すること。
12. バックアップ対応の提案
データのバックアップ対応について、提案すること。また、対応にあたって別途
ハードウェアの導入が必要な場合は、企画提案書に詳細を記載すること。
13. その他
本仕様書に定めのない事項については、本市と協議の上、導入するものとする。